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(上)先日のスーパームーン
 科学史の教えることによれば、ここ3世紀に間に、1世
紀ごとに1個ぐらいの割合で『絶望的な不可知』事象が現
れる。例えば19世紀にはマイケルソンーモーレーの『高
速度不変』の観測があった。20世紀は『加速膨張宇宙』
である。21世紀は始まったばかりだが、人工知能の感情
問題となるであろう。
 20世紀が残してくれた膨張加速宇宙の観測は『ダーク
エネルギー』という反重力の存在をしそするが、果たして
その謎は21世紀末までに解明されてゆくであろうか。こ
れに関連しては『ダークマター』の問題もある。
  ダークマター、つまり暗黒物質は宇宙の大規模構造の形
成と進化を説明するためには現在宇宙で観測された物質よ
り極端に多くの質量が必要とされることから導入された謎
の天体物質である。これは宇宙全体の26.8%と推定さ
れているのだ。
 先に述べたダークエネルギーは加速膨張を担うもので反
重力と考えられアインシュタインの『重力定数』の間違い
によるものか、新たな未知の『素粒子』として仮定されて
いる『クインテッセンス』なのか。さっぱりわからない。
 しかし『分からない』ではすまされない。このダークエ
ネルギーはなんと全宇宙の68.3%を占めるというのだ。
つまりわれわれの知識のダークは90%以上なのだ。物理
学者よ、分かったつもりになるな!90%以上が分からな
いもの、というならほとんど分かったものなどないのでは
ないか!
 しかし物理学の名誉のために弁解しておこう。この世は
『90%以上は未知』ということが分かったこと、そのことこそ大いなる進歩なのだ。

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