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生させた『制動X線』によって行われている。この場合 数十日かけて72グレイもの照射を行うから正常細胞への ダメージも半端じゃない。 X線ではなくベータ線や粒子線による治療もあるがこれ も正常細胞にダメージを与える。しかし最近ではアルファ 崩壊する同位元素をがん細胞のみに取り込ませ、これによっ てそのがん細胞のみを死滅させる高度な放射線治療法が注 目を集めている。しかしこの場合、放射線同位元素は加速 器などでその日、または数日前に作らなければならない。 同位元素の半減期が数時間から数日だからである。 それならいっそのこと、その同位元素を体の中で、その 場で作れないのか。それができるようになったのだ。それ が今話題の『ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)』である。 BNCTは、腫瘍細胞に取り込まれたほう素10Bと中性子 との核反応により発生する粒子線(アルファ線、7Li粒子) によってがん細胞を死滅させる。用いられる中性子はほう 素10Bとの反応が大きな熱中性子をはじめとする低エネルギー の中性子である。この中性子は主に原子炉や加速器で作る。 がん治療病院ごとに原子炉を設置することは不可能だか ら小型の加速器を使うことになる。最近はこの種の小型加 速器の研究開発が進んでいる。残念ながらこの場合、中性 子は体の中に6cmぐらいしか入らない。そのため体の深 部にあるがんまでは到達しない。つまりこの治療は皮膚が ん、脳腫瘍の一部しか治療できない。 しかし将来中性子のエネルギーを増大させあらゆるがん の治療に適用されるようになるであろう。そうなればBN CTは究極のがん治療法となるであろう。『がんで人は死 なない』という日は間近である。 -- |

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