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テーマ 力学の真髄 般若心経に学ぶ
今年もバンクーバーダウンタウンにある矢野アカデミーを会場に大槻教授のサイエン スカフェが始まった。初回の今日集まったメンバーは常連メンバーを中心に新人女性 2名が加わり先生を入れて総勢10名と正にカフェの雰囲気が漂う和やかな物となりました。
メンバーの多くが物理に弱いことを考慮して、一回目のテーマは誰でもが知っている ニュートン力学の真髄を17世紀のドイツ哲学者ライプニッツが提唱した充足理由 律、更に般若心経に書かれた「色即是空」に表されている宇宙を貫く法則に絡めて説 明されました。 特にニュートン力学は相対性理論の近似解であるとか、量子力学に 対比して古典力学と言った評価が巷に散見されるが、相対性理論は等価原理(慣性質量と重量質量およ
び運動加速度と重力加速度は区別出来ない)のに基づき考えられた物であり、量子力 学を含めて今の力学において行われている様にちからFを使わず、運動量とエネル ギーに着目して考えればニュートン力学が教える三法則(慣性の法則、運動方程式、 作用反作用の法則)は決して近似解では無く全く正しい物理法則であると断言された。 このあたりの事は先生の著書 「相対性理論の視点」に詳しいとの事である。 今日の話は光速不変の原理から導かれた相対性理論に対して、光速を考慮していない ニュートン力学はあくまで近似的なものであると認識していた自分にとっては、聞い ていた時は判ったような気になっていたが、いざ第3者に説明しようとすると些か心 許ないので後は先生に加筆願うことにします。 詳しい説明の前に今NHKの人気番組{チコちゃんに叱られる}風に 地球は何故太陽の周りを公転しているの、何故ニュートンの三法則 が成り立つのかの等の問いが皆に向けられた。
法則は知っていても何故と聞かれれば??? 返答に窮しているメンバーに対する先生の回答が文頭に書いた「充足理由律」と「色 即是空」の哲学原理を用いての説明でした。 今日の冒頭に全員にプリントが配られた。 内容は仏陀と充足理由率に関する物。 そして切り出されたのが、先生が客員助教綬として赴任されたストラスブール大学で は教育の基本は人間の基本を研究する「哲学と芸術」とされていた事。更に西洋では どこでも哲学の重要性が認識されていた事。一方日本では哲学、芸術は文系とされ、 理系の必修科目には入っていない。これが応用研究の分野では数々の実績を上げてい る日本だが、基本原理や、全く新しい発想がなかなか出て来ない理由かと思う。との 見解が示された。 又話しの繋ぎに朝永博士の紹介状を持って、シュレジンガー-の愛弟子に教えを乞う ため、船と鉄道を乗り継いで1カ月をかけてウイーンまで行ったが、行き違いになり 結局会えず終わった事、旅費を稼ぐためにシベリア鉄道の旅の様子を当時の毎日新聞 文芸欄に掲載した等、興味深い話を伺っている内に、予定の一時間が経過。その後主 催者矢野校長の奥さん手作りのお稲荷さんや、メンバーからの差し入れのお菓子を頂 きながら質疑応答が行われた。話題は宇宙の始まりや終わりに絡んで、ダークマター やダークエネルギー、量子揺らぎ、量子が活躍する複素空間と我々が存在する3次元 空間と接点等、ニュートン力学を離れてかなり難解な物まで飛び出し予定の2時間を かなりオーバーして3時半過ぎに終了した。 河田 |

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古典力学が相対性理論に近似解ではなく、量子論の反対でもないんですね。
2019/6/24(月) 午前 8:05 [ ウイーン ]