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この太陽光発電に実現すれば世界中から原発は無くなる
と前回書いたらたくさんの方々から反響があった。そこで もっと詳細にペロブスカイト型太陽光電池について説明し よう。 この太陽光電池を発見、発明したのは桐蔭横浜大学教授 の宮坂力教授である。彼は早稲田大学理工学部応用化学卒 で、私の教え子のはずだ。東大大学院から一時民間会社に 勤めた。もちろん『太陽光電池』はシリコンを使うので、 この分野は半導体の分野で、宮坂教授は 元々太陽光電池の 専門家ではない。この『専門家でない』点が重要だったのだ。 しかも勤務先は横浜。横浜では環境関連の先進的なベン チャー企業には補助金を出す制度がある。そこで桐蔭横浜 大学の意向もあって宮坂さんが中心となって効率よい太陽 光電池を作るためのベンチャー株式会社を立ち上げた。 何しろこれまでのシリコンを使う太陽光電池は作成工程 が複雑で製造コストがかかり過ぎる。このため原発の発電 原価の2倍以上になってしまう。しかもシリコンは元々金属 に近いから重量も重く、それを載せる架台の構造も頑丈な ものでなければならず、それだけコストはかかるのだ。 宮坂教授はシリコンをまったくあきらめた。軽くて安価 に製造できて、なおかつ半導体に近いものは何か。そこで 目を付けたのが『強誘電体』であった。強誘電体はチタン 酸バリウムBaTiO3が有名である。これはチタンTi、バリウ ムBa、酸素Oの3種の原子が体心立方体を成し側面の正四角 形の中心にも原子がある構造である(図)。これが『ペロ ブスカイト構造』なのだ。 正四角体の中心にある金属原子の電子は半導体のような 『バンド構造』をなす。ここに外部から光が入れば電子と 正孔(バンドの穴=プラスの電子のようなもの)が発生、 これがプラス極とマイナス極に集まる。これが電池。 ペロブスカイト太陽光電池はすでにシリコン半導体と同 じ程度の発電効率に達している。一方、その製造は塗料を 『塗るだけ』と言われるから簡単である。ただ一つ問題な のはその耐久性である。年々耐久性は伸びているが数年が 『いいとこ』と言われシリコン半導体系の30年とは桁違 いである。 すでにメーカーは製品発売をめざしているので耐久性は 格段に伸びて行くであろう。宮坂教授は『論文引用回数で 世界一』であり、そのため賞を与えられた。ノーベル物理 学賞、ノーベル化学賞も近づいている。 - (ウィキペディアより引用 ペロブスカイト構造) |

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