『音楽寸評』

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赤い髪のエイリアン3

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高3の年に、学祭の「演奏コン」で、俺はバンドを組みました。
サッカー部3人と軽音1人の4人構成で、
hideの音に出会うきっかけになった思い出深い曲、「ROCKET DIVE」を演奏しました。


簡単に思えたギターソロがなかなか出来ず、滅茶苦茶苦労し、
メンバー同士で小競り合いも絶えず、
途中「ever free」に変更したけど、ドラムテクの問題等で挫折・・・
ギリギリで「ROCKET DIVE」に戻すも、時間が差し迫ってバタバタしまくり・・・


本当どうなることかと思ったけど、何とか当日は演りきってギリで入賞も出来ました(泣)
俺にとって最初で最後のステージデビュー。


気の合う仲間と「バンド」で音を鳴らすのって、本当気持ちよかった。
俺のギター、hideのソレには遠く及ばない出来だったけど、

hideと同じようにステージ演奏を体感出来たことが何か嬉しかったし、
実際にやってみて、
X時代もソロ時代も、この学祭アリーナの100倍以上の会場をいつも一杯にしてたんだって感じて、
「トップミュージシャン」なんだと改めて尊敬したりもしました。





その後、俺は受験をして、浪人して、
一年後、晴れて大学生になって、今は3年坊。


100組近いたくさんのアーティストを知るようになって、
その中には当然、活動休止&桜井さんの小脳梗塞などの紆余曲折を経て復活したミスチルも含まれてるから、
中学の時のように「寝ても覚めてもhide」という事は無くなりました。


それでも、現在に至るまで、
「hideを聴かない」月日というのはありません。
例えその日CDを聴いていなくても、
毎日、頭の中で彼の音楽は鳴ってるような気がします。




・・・hide。


ここまで書いてきたこの記事ですが、
タイトルの「赤い髪のエイリアン」、これはhideの事です。


彼の死から1年後にリリースされたトリビュートアルバム「SPIRITS」
それに参加した布袋寅泰さんがセレクトした曲は、「ROCKET DIVE」


前述の清春「Beauty & Stupid」バリに、本当ハマりまくりなチョイスでした。

そのHOTEI版「ROCKET DIVE」のラスト・・・。
彼は、hideに向けて詩を付け足していたのです。


「さらば 赤い髪のエイリアン」
「君の作ったロケットに 愛を込めて アディオース」
「アディオース」
「アミーゴ」
「アディオース・・・」


短いながら、HOTEI流の「リスペクト」がひしひしと感じられて、
やっぱり泣きそうになった・・・。



ピンクの髪を逆立てて、
「エイリアン」みたいなヴィジュアルメイクをしていた、ギタリストhide。



死んで8年が経つ今も、彼が多くの人に愛され続けてるのはどうしてだろう。

もちろん、何年経ってもその時代の若い人に支持される、hideの音楽の良さがあるからだとは思う。
何より、俺もそれに魅かれた一人だから。


でも、それ以上に、
メロディーや、詩や、パフォーマンスや、
生前の彼の活動から滲み出てる人柄みたいなものも、きっとあるんだと思います。


A先輩やKが聞かせてくれたエピソードやビデオ、
それにPCを手に入れてから、ネットを介して知ったエピソード。

それらを通して、
hideの、ファンに対する優しい心を知りました。




「X」は、92年に初の紅白出場を果たしました。
「うるさいヴィジュアル系」というイメージを乗り越えて、
世間がXを評価してくれるようになった矢先のことです。

当時、メンバー内では紅白出場に賛否両論があったみたいです。
でも、HIDEは言った。
「紅白には出よう」
「紅白に出れば、Xもメジャーに評価してもらえる」
「そうすれば、何より俺たちのファンが、もう肩身の狭い思いをしなくてすむ」




ファンの方々の間ではとても有名な話だそうですが、こんなエピソードもあります。
これは高校の時に見た「知ってるつもり?!」つう番組と、
「がんばんだぞ。」という、ある本を読んで知りました。


世界に数十例しか症例の無い、難病に侵された女の子。
彼女の願いは「hideに会いたい!」というもの。


当時、トップアーティストの一員であったにも関わらず、hideはそれを快諾し、
彼女を大晦日のライヴに招待しました。


彼女とhideの交流は、その夜で終わることはありませんでした。
その後、二人はプライベートでメールのやり取りを初め、

一時、彼女が危篤に陥ったことを知ると、
予定を全てキャンセルして病院までタクシーを飛ばしたのだそうです。

彼女の名前の頭文字を取って「MISERY」という曲を作ったのも、その頃だとか。
音楽人hideが、一人間としてファンに書き記した、とてもいい曲です・・。


そんな折、
「俺一人でどうにか出切るとは思ってねえが、これがきっかけになれば・・」
と、hideは骨髄のドナー登録を行いました。


しかし、どこから嗅ぎ付けたのがマスコミが大挙して押し寄せ、
記者会見を行わざるを得ない状況になってしまった。

この時のhideは、凄く不機嫌だったそうです。


会見終了後、控え室に戻ったhideは
「・・これじゃ、まるで売名行為じゃねえか!」とマネージャーである弟さんをぶん殴り、暴れた。


そうまでして守ろうとしたファンの彼女との静かなやり取りは、彼の死の直前まで続きました。
(彼女は、今も元気に暮らしていると知りました。)





「Xのライヴに来られない地方のファンもいるだろう」と、
ソロ時代のhideは地方公演を積極的に行い、
「ライヴに来られない人たちのために」と、
決して出好きではないにもかかわらず、Mステなどの民放の音楽番組にも頻繁に出演しました。



ファンの出費を考え、
現在とは違い、ビデオともなると1万円近くにもなったアーティストグッズを常に低額に設定したり、

「開ける時にも楽しませたい」と考え、
CDやビデオに度々特典を封入したり、




俺が見聞きしたこのようなエピソードには、
もしかしたら幾分の誇張が含まれているのかもしれません。

けれど、生前の彼の活動や、ライヴパフォーマンスを見ていると、
きっと彼はそういう人だったのだと思います。




人として、とても温かい人なのに、
それを「凄い」と褒められるのが嫌いで、

こっそりと行っている彼なりの小さい優しさが讃えられたり、取り上げられたりすると、
ふてくされたり、暴れたり・・不器用な態度しか出来ないhide。


どんなに有名になっても、
ファンを楽しませ、愛する事を決して忘れなかったhide。


「カッコいいんだけど、かわいい」
いつかKが言った言葉ですが、今なら少し分かる気がします。


クールに笑みを浮かべて、曲を発表するたんびに
「ほらよ、スゲェだろ、聞きな」
っつう表情で歌ってる。

けど、合間にうつむいて笑いながら、
「こんなんですけど・・・もしよかったら、どうぞ」
っつうような表情をしてたりする。


自信たっぷりなはずなのに、どことなくシャイで、
そして温かいギタリスト、hide。


ファンの方の多くが、彼の事を
「hideさん」でも「hide」でもなく、
「hideちゃん」と呼ぶのは、そういう「人懐っこさ」によるものなんだと、俺は思います。





・・・hideちゃん。

俺にとって、あなたは何でしょうか?
「アーティスト」
「ギタリスト」
「ミュージシャン」

どれも合ってるけど、どれもちょっと違う気がします。
そう思って、少し考えてたら、
すぐにピッタリな言葉が浮かびました。


あなたの事が書きたくて、3つも長々ダラダラと書いてきたけど、
自分の気持ちを半分も書ききれた気がしない。
巧く書けない自分が、本当にくやしいです・・。


願いが叶うんであれば、
もっと昔からファンになって、
あなたやXをライヴ会場で見てみたかった。


生前の活動やエピソードを知っても、
「〜だったそうです」としか書きようがないのが、凄いはがゆい・・。


でも、本当に「遅まきながら」だけど、
あなたの凄さ、優しさを知れただけでもよかった、って思うことにします。


あなたと同時代に生まれて、
その音楽や人柄にほんの少しでも触れられた事は、俺の幸せです。


あっちでもタバコ吸って、しこたま酒飲んで、
また暴れてやんちゃしてますか??


今でも歌ってくれていますか??


あなたの様なギタリストになりたくて、曲を聞き始めました。
でも、少しずつ曲を聴いて、
少しずつ知っていくうちに、
あなたの様な人になりたいと思うようになりました。


人を愛して、そして人に愛される。
書くのは簡単だけど、とても難しい事。
でも、そんな人に、俺はなりたい。


こうやって静かに思い出してると、やっぱり泣きそうです・・


何十回も、何千回も、何万回も、
これから先、「hideの音楽」を聴いていくと思う。


時には無性に寂しくなることもあるだろうけど、
「生きる」メッセージを発信し続けたhideに恥じないように、前に前に、進みますね。



hideちゃん。


いつまでも、これからもずっと、


あなたは、俺の「ヒーロー」です。




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(おしまい)

赤い髪のエイリアン2

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これ以上長く書くのはキツいので大幅に割愛しますが、
半年近くをかけて、「DAHLIA」「Singles」「Jealousy」「BLUE BLOOD」と聴き込んでいって、
同時に「破滅へ向かって」「DAHLIA TOUR FINAL」のビデオも観ることが出来ました。


大袈裟な言い方ですが、素直に言います。

これでもう完全に惚れちまった・・。

hideに、というのももちろんですが、Xにです。




バラードの、思わず「何でこんな曲が書けるんだろ」って言ってしまいそうなくらいのキレイさ。
そしてHR(ハードロック)曲のパフォーマンスと「ズバ抜けた」完成度。
まさにヴィジュアル系の先駆者って感じの、ド派手なメイク。
だけどカッコよくて、茶目っ気たっぷりなステージ。
合間にKに聞かせてもらった、彼らの様々な暴走や爆笑「事件」エピソード、などなど。


どれを取っても、当時の俺が見た事のないバンドでした。
存在感もそうだけど、
「テクニックで言ったら、日本最高のバンドだ!」と思いました。


ズバ抜けたテクニックなら、「Silent Jealousy」
バラードなら、「Say Anything」(俺はEndless Rainよりもこっちです)。
で何より、ノリなら「紅」、そして「X」(一度観客の皆と一緒にXジャンプやってみたかった・・・)。



昔のX関連の記事で、
「天才級のメンバーがいるバンドは日本にも結構いると思います。
でも、そういうメンバーが5人揃ったバンドは、俺はX以外知らないです・・」
て書いた記憶があるけど、今でもそう思っています。


凄い、本当に凄い5人(TAIJI含めると6人)なのに、気取った風がまるで感じられない。
神経質なまでの作品に対するこだわりと、
それと同じくらいの、気合たっぷりのファンサービス精神。
いつもそんな雰囲気が感じられるバンドでした。



そんな最強メンバーの中で、YOSHIKIバリに一際目立った格好をしていた男。
リズム隊だけど歌えて、作詞も作曲も出来て、
すっごい愛嬌たっぷりにステージを走り回ってたのが、HIDEでした。



A先輩やKに借りたあらゆるものを観て、聴いた後、
俺は今さらながらに、彼の事を「大好き」になっていました。




それからというもの、
A先輩は受験間近でもう俺にhideの話をするどころではなくなっちまったのですが(汗)、
代わりにKが日頃からいろんな話を聞かせてくれました。



そんな時、KがあるCDとビデオを貸してくれたんです。
CDは、シングル「TELL ME」「Hi-Ho」「Beauty & Stupid」
X時代にソロ「hide」として活動してた頃の曲です。
それとMステとポップジャムでの「ROCKET DIVE」演奏と、
「TELL ME(2000ver)」のPVの入ったビデオでした。


ケーブルテレビで流れた「TELL ME」をすかさずビデオに撮って、
何度も見たんだけど、どうしてもあたしは泣いちゃう。
暇なときにでも見てみてね。
と言われ、その日のうちに見ました(笑)。



テレビに出演する、生前のhideがいました。
Mステでタモさんとしゃべってる時も、何かだるそうな表情で(笑)。
でもボソボソとしゃべりながら、キチンと静かな「笑い」を入れる。


ライヴでの暴れっぷりとは全然印象違うけど、
おそらくこっちが「地」っぽいこのキャラも凄い良いです。



それとは打って変わって、演奏時はやっぱ暴走してました。
両手を振り回してステージを飛び跳ねてます。
何かもう、背中に羽でもくっついてんのか!?ってぐらいに(笑)。


ポップジャムの「ROCKET DIVE」演奏では、
客席に向かって、のっけから「オハヨウゴザイマスッ!!」とシャウトしたりもして。



そんで・・・
最後に「TELL ME(2000ver)」のPVを見ました。
さっきまでテレビに映る姿を見て興奮しっぱだったのに、
今までもライヴ映像とかは見てきてたのに、


PVの前奏が始まった途端に、
何かボロボロ泣けてきて・・・


hideを聴き始めて3年近くになって、初めて、
「ああ、この人はもう本当にいねえんだ・・・」
「今さら会いたくなっても、もう二度と会えねえんだ・・・」
と実感したんです。



PVは、内容が過去のPVとライヴ映像が組み合わさったような作りになっていて、
画面の中ですっごい楽しそうに笑ってるんですよ、hideが。


結局、PV終わってもギター握ったまま数分間、男泣きです。
後にも先にも、生まれてこのかたアレ以上号泣したことって本当に無いです。




Kから借りたCDに至っては、本当カッコいい・・!
「カッコいい」しか言えない自分の語彙力の無さが、ホントに嫌だ・・。


「ベタ褒めすんのは、単にhide好きだから、ってのもあるんじゃないの??」
って言われると、確かに半分はその通りかもしれません。


hideのソロ曲は、彼が歌ってなかったらその半分も魅力が発揮されないと思うし。
(清春がカバーした「Beauty & Stupid」などは除きます。アレは凄いハマり役だった・・)


でも、それはクオリティーの低い曲が、hideっつう有名人に歌われてるからまだマシに聴こえる、
という意味では決してありません、決してね。


本体の「X」というバンドが存在する中で、合間のソロ活動でよくここまでの曲を・・・
って感じてしまうくらい、恐ろしくクオリティーが高いです。
一度聴いてもらえば、分かってもらえると思います。


誰でも一緒に口ずさめそうな曲、たくさんあるけど、
完璧に「操縦」出来るのはhideしかいないなぁ、と、つくづく感じます。




「ハ〜イホ〜♪」って、何ともタリラリラ〜ンな雰囲気を歌ってたかと思えば(「Hi-Ho」)、
エッジの効いた「Beauty & Stupid」の様な「必殺」を持ち出してくる。
持ち出して来たかと思えば、締めの「あはは〜」って歌詞で、落としてくる。


「ROCKET DIVE」でステージ中をすっ飛んでたと思えば、
遠くを見つめて歌う「TELL ME」で、キレイに曲を走らせてく。



「X」のYOSHIKIが、ロックとクラシックの融合を目指してたんだとしたら、
hideはもしかしたらソロで、ロックとポップの融合を目指してたのかもしれない。
いや、っつうよりもあらゆる「ジャンル」の境界を、失くしたかったのかも・・。



いろんな顔を持ってるけど、自分の真ん中に芯を持ってる人。
一回聴いただけで「あ、コレhideだ」と分かるけど、どれとも似ていない「個性」を曲それぞれに吹き込める人。


たくさんのリスナーに対して、
「モデル」になり、「ミュージシャン」になり、そして「エンターティナー」になれる人。
俺の、憧れ。


それが彼、hideです。




高2か3の頃、一度Kとこんな話をした事があります。


「Xでダントツで人気があったのはYOSHIKIだけど、一番好かれてたのはHIDEだったのかも、て思う」
とKが言って、俺は何気に訳を聞きました。


「遠巻きに見るとおっかないくらいのオーラがあるけど、人懐っこい性格が滲み出てる感じがするから」
「カッコいいのに、かわいいから」
「・・矛盾してるけどねぇ・・(笑)」
Kは、確かそんな事を言ってた。



それを聞いて、今でも何でかよく分からないけど、俺は言いました。
死んで「hide人気」が再燃してからファンになって、
人づてに昔の曲を聴いて、
「アレがいい」だの「コレがかっこいい」だの、「コレ聴いて泣いた」だの、
生前のhideもXも知らないくせにほざいてる俺みたいな「超ミーハー」は、
hideや昔からのファンからしたら、すんげえムカつくのかな・・・って。



したらKは「・・かもね(笑)」って言った(汗笑)。
けど、すぐに「んでも・・」って付け加えました。

「んでも、あたしもミーハーみたいなもんだったけど、
hide生きてたら、ファン歴とかライヴ回数とか、そんなのはあの人たぶん気にしなかったと思う。
曲を聴いて、笑ったり感動したりしてくれたら、素直に喜んでくれたんじゃないかな」
「hideはきっと、そういう人だよ」



hideから言われた訳でもねぇのに、何かすごい救われた気分になった。
こんな俺でも「ファンです!」つっていいんだ・・
そう思えたのが、何か泣きそうなくらいメチャクチャ嬉しかったんです。


赤い髪のエイリアン1

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日数が少し経ってしまいましたが、
今週の5月2日は、hideの9回忌でした。
(亡くなった年が1回忌になるのだそうですね)



hide・・・と聞いてピンを来る人はどれくらいいるのでしょうか?
「XのHIDE」と聞けば分かりますか??


もしかしたら、最近の中高生くらいだと、
ほとんどの人がhideと言われても、あるいは「X JAPAN」と言われても、知らないのかな。


今日はhideについて語ろうと思います。
「XのHIDE」「ソロのhide」、好きな曲は本当に「数え切れない」ほどあるのですが、
それらを加えたら、到底この記事の分量にまとめられません。
なので、今日はhideについて俺が思っている事を中心に書きます。


「hide知らない」という人。
うまく書ける自信ありません、けど、よかったら読んでいってくれると嬉しいです。




俺が「hide」を知ったのは、98年。中1の時です。
前年に彼が所属していた伝説のバンド「X JAPAN」が解散をして、
この年、98年の初めからソロ・プロジェクト「hide with spread beaver」として活動をしていた頃でした。


あの頃の俺は、「やっと」音楽やCDというものに興味を持ち出して、
初めて買ったMr.Children「名もなき詩」を通して、ミスチルにハマりだしていた感じです。


「X JAPAN」と言われても、
紅白で前に観たような気がしないでもない、観たっけ?・・・という程度。
なので、「X解散」というニュースも、当時どこかで目にはしていたのかもしれませんが、
頭には入っていなかったと思います。


「そんな事」よりも、中1の俺にとっては、
やっと何曲か曲を覚えたミスチルが活動を休止してしまっている事の方が、よっぽど深刻でした。




98年初め。

「hide with spread beaver」の「ROCKET DIVE」という曲のPVを、どっかの音楽番組で観ました。
大勢のメンバーを従え、両手を背中に回して歌うhide。
当時の俺にはカッコいいというより衝撃的だった、ピンク色の髪の兄ちゃん。


これが、俺とhideの出会いです。
大袈裟だけど・・。


「スピードフリィークス!ベベ!ロケッダイッ!!」
このサビを聴いて、純粋に「いい曲だなー」と思いました。
でも同時に当時の俺は、見た目や雰囲気を見て、
「これからも聴き続けたい」っていうアーティストではねぇな、とも思っていました。




その年の5月。

彼は突然逝ってしまった。
このニュースはよく覚えてます、とにかく連日流れてたっけ。
俺はこの一連の報道で、初めてhideがX JAPANのメンバーだった事を知りました。


告別式も凄かったように思います。
「後追い自殺も深刻化していて・・・」
「告別式には、X JAPANのメンバーも参列して・・・」
「延べ○万人の参列者が・・・」
さっきも書いたけど、本当に「連日」どっかのチャンネルでこんなコメントが流れてました。


でも別に、特別な気持ちは全く湧かなかった。
「hideさんて人、観たことあるけど死んだの?」
「Xって凄いバンドだったの?」
「hideも凄い人だったの?」


Xというバンドの、hideというギタリストの何が「凄い」のか分からなかった。
別に、当時は知ろうとも思いませんでした。




その直後に立て続けにリリースされたシングル「ピンクスパイダー」、そして「ever free」
意外にも、これも「あれ、また何かいい曲だなぁ」って思ってた。
けど、特に買うには至らず・・。




そんな俺が、遂にhideの音楽に目覚めたきっかけが、アルバム「Ja, zoo」です。
これまでにリリースされた「ROCKET DIVE」「ピンクスパイダー」「ever free」
それに、死後残された彼の音源を元に完成したシングル「HURRY GO ROUND」
これら4曲が含まれてる、「hide with spread beaver」最初で最後のオリジナルアルバム。


どの曲も「結構いい」と思いながらも、どの曲も買ってなかった俺は、
これを機に「Ja, zoo」だけ買ってみることにしました。


・・・本当に良かった。




スピード感のある曲をほとんど聴いたことのなかった俺には、純粋に「ROCKET DIVE」がカッコよかったし、
従来俺が「hide」という人に抱いてたイメージ通り、でももっと深い「ピンクスパイダー」にはただただ圧倒されました。
それでいて、そういうイメージとはまるで違う、切なくて悲しくて優しい「HURRY GO ROUND」に聞き入り、
何より「ever free」の歌詞と疾走感には、「惚れて」しまった・・。




聴き終わったら、リピートして、またリピートして・・。
ミスチル以外の音楽をほとんど聴いたことがない、
ギターに触ったことすらない、
そんな中坊が歌詞カード片手に、カタコトで「ever free」を熱唱する姿は、すごい滑稽かもしれん。


けど聴いていて、歌っていて、本当に気持ち良かった。本当に・・。




音楽を「知る」きっかけを与えてくれたのが「Mr.Children」だとするなら、
音楽を「やる」きっかけを俺に与えてくれたのは、hideです。




中3の時に、俺はギターを買いました。
弾けもしないくせに、hideのような「カッコいい」ギタリストに憧れて、
「ever free」や「ROCKET DIVE」のような「カッコいい」曲を弾いてみたくて、
生まれて初めて楽器専門店に行きました。


エレキが欲しかったけど、中坊の身分ではちょっと高かった。
仕方なくアコギにしたけど、「Martin」も俺にはやっぱ少し高くて。
結局、「Morris」の一番安いのを一本買ったんです。



教則本を買って、hideのスコア本も買って、
我流で練習の繰り返し。
あっという間に指先がイカれて、しばらく弦を押さえられなくなって・・。
で、治ったらまたイカれて。


これを何度も繰り返してるのに、一向にコードが上達しない(特に「F」)。
その度に、投げ出しそうになった・・。
そんな時は、ミスチルの「手紙」や「独り言」といった、コード進行が極端に少ない曲を弾いて、
何とか自信を付けたりもしました。




時は流れて。

2000年。高校に入った俺は、中学と同じくサッカー部に入り、
そこである先輩と仲良くなりました。


すっごいhideが好きで、Xも好きで、とにかく音楽に滅茶苦茶詳しい先輩。
入部したての頃、
クールダウン中に「1年の奴らの話聞いてたけど、音楽好きなん??」
って聞かれて、
「一番好きなのはミスチルだけど、hideに憧れてギターを買いました!」
と答えた。
今でも覚えてる最初の会話です。



「hide」という言葉が出た事に食いついたらしく、いろんな話をしてくれました。
でもすぐに気づいたらしいです、俺のファン歴が「もの凄く」浅い事が・・。


だってそうですよね??


好きな曲は?・・・「ROCKET DIVE」と「ever free」。
hideの事は?・・・死んだこと以外はよく知らない。
Xはどの曲が好きだ?・・・「フォ〜エバラ〜ブ」て曲以外はほとんど知らない。


こんな程度なのに「大好きだ!」ってわめいてたんですから。
んでも先輩は笑って「だよな、フツーやっぱ知らないよなぁ・・」と言ってくれました。




ちょうどその年、同じ1年で女子マネ入部した女がいました。
その子もhide&Xが好きな子でした。


練習後や部活外で会ったりした時は、2人がhideやXの話をしているのをよく聞いたもんです。
俺は、直接買った彼のCDは「Ja, zoo」だけだったし、
生前の彼の映像も、ほとんど見ていませんでした。
「hide with spread beaver」以前の彼の活動も、ほとんど知りません。



「Ja, zoo」の歌詞カードに少しだけ載っているhideの写真が、いわばたった一つの写真集で、
「Ja, zoo」に入っている曲だけが、当時の俺の知っているhideの「全て」でした。




だから、↑の先輩(A先輩とします)と女子マネ(Kちゃんとします)が、
たまにX、そしてhideの話をしているのを聞くのが、すごい楽しみになってた。
俺の知らない、いろんなhideが知れたからです。


最初は2人も苦労したみたいだけどね(笑)
何故って、hideを語るには決して外せないXの曲を、ほとんど俺は知らなかったから。


俺「フォ〜エバラ〜ブ、ってあった・・・よな??」
K「うん、Forever Love(笑)、あとは?」
俺「・・・・タラ〜ララ〜♪・・みたいなやつ」
A「ああ、たぶんそれRusty Nail(笑)あとは?」
俺「もう、ない・・・泣」
A&K「・・・・・・」


結局、俺がXの曲でかろうじで知ってたのは、その2曲だけでした・・。




その後、どうしてもその「X」なるバンドの曲が聴いてみたい!、っつう俺の希望で、
A先輩が貸してくれたのが「DAHLIA」というアルバム。
少し遅れてKが貸してくれたのが「X Singles」



そして・・・

こっから、俺はA先輩とKの2人からもの凄い勢いでCD&VIDEO(当時DVDはまだ無かった)を借りていく日々が始まります。
というのも、CDを聴く度に同じく「もの凄い」勢いでXに惹かれていく俺がいたからですが・・。

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衝動

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「衝動」


長い夜に目覚めて

青白い部屋の中 不意に大事な何かを傷つけたくなる

暗闇のfreedom


扉の前で立ち尽くす ちっぽけな背中に気づいて欲しい


僕にも誰かを愛せると その手を重ねて知らせて

あなたの温もりがくれる 衝動


真実ばかり追いかけて 揺れ動くeveryday

強がる自分の中身も まるっきり謎だらけ

燃え上がるfreedom


鋼の様な絆だけが 凹んでく心を踏ん張らせる


僕にも何かを変えられる さりげない言葉で囁いて

あなたの声が明日への 衝動


誰もが無限の可能性を抱きしめて 生まれてきたんでしょう? ねえ


僕にも誰かを愛せると その手を重ねて知らせて

希望とは目の前にある道 何処かに行けると信じよう

あなたの全てが僕の 衝動


go for it, go for it 愛情こそが衝動

go for it, go for it 愛情こそが衝動

yeah!!



当ブログ初登場、「B'z」ですっ!!
いきなりですが、大好きですB'z♪

個人的にTOP5を挙げさしてもらうならば、
1.love me, I love you(イイ!)
2.ALONE(イイ!)
3.RING(イイ泣)
4.Real Thing Shakes(かっこいい♪)
5.恋心 −KOI-GOKORO−(笑)

一位獲得枚数の歴代一位記録を未だに更新中の、
40を超えてるとは思えない現役バリバリの、
稀有な歌唱センスとギターテクに恵まれた二人の、
モンスターデュオ、それが「B'z」ですな♪(修飾句が長い・・笑)


今日はそんな彼らの最新シングル「衝動」を紹介しました♪
いいですねぇ、この曲。
「しょぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どぉっ!!!」
いいじゃないですか、ねぇ笑??

何となくツタヤで借りたんだけど、今ちょっとヘビーローテーションです♪
CMで初めて聴いた時、
どうやってあの「しょ〜〜〜〜どぉっ!」に音を繋げてくるのかと思ったら、
上手い事流れてる、うん♪

全体的には「愛のバクダン」に似てる??って思うけど、そんな事気にしない。
俺の中では、B'zの曲は「聴く」のと「体感する」に分けられてて、今回は間違いなく後者。
詩がどうの、メロディーがどうの、じゃなしに、
「聴いてて気持ちいい」と思えれば十分って曲ですね、「衝動」♪


「体感」系の曲をやらせたら、まず失敗のないバンドB'z。
センスの為せる業なのか、そういう作り方の要領を得てるんかは知らんけど、
安心して聴けるのが、さすがロックの大御所ですな。

稲葉さんの高音、そんでその後に続く跳ね返り(「ぇあっ!!」とか笑)
・・・大好きです。
でもコレのせいでカラオケでは大っ嫌いです・・泣

今回は抑え目?だけど、松本さんギターさすがに切れてます♪
「衝動」のあのコード進行で、まだ余力がある感じなのがマジで凄い。
さすが、TAKモデルが作られたアーティストだわ♪


余談ですが、ジャケットやPVに登場する題字は、
新進気鋭の書道家、武田双雲先生の書だそうな♪

さてさて、まだ聴いてない人はぜひぜひ聴いてみてくださいねっ
それでは最後にご唱和ください!

せぇ〜の

「しょぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どぉっ!!!」

・・・なんだ、この終わり方(笑)

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