中学受験生ママの葛藤

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ランゼの受験が終わって早くも3ヶ月が過ぎた・・・。だらだらと悩んでいたこのブログ・・・。このたび思い切って終了することにした・・・ (どう考えてもタイトルからしてもうおかしいし・・・
 
そこでランゼと共に歩んだ受験勉強生活を振り返ってみたい・・・。以前書いた内容と重複するかもしれないが・・・。
 
受験を終えて実感したこと。たくさんたくさんあるが、一番重要な事は「子供の偏差値」「志望校」のことだろう。そもそもそれぞれのご家庭が中学受験をするに至るきっかけとは一体何か・・・。色々あるとは思うが、その中で一番大きなウェイトを占めているのはそのお子さんが「優秀」であるからではないかと思う。個人の感じ方は色々だが、もし学校のクラスの中で常に成績が平均を下回り、お世辞にも「頭が良い」とは言えない場合、敢えて「受験させよう」と思われるご家庭がどれだけあるか・・・。よほど裕福なご家庭でどんな学校でも「私立」という場合ももちろんあるとは思うが、それは少数派ではないかと、個人的には思う・・・。
 
そんな中・・・娘のランゼはどうだったかというと・・・平均より若干上(かな)・・・程度だった・・ ははは・・・。そして世間一般の同世代サラリーマン家庭の平均年収(と、たまにTVでやっている額)を大幅に下回る家庭だ。(私のパートで何とか塾代・学費を支えている状態)更に当然の事ながらモーリも私も中学受験は経験がない。そしてそして、受験など考えた事もなかった私達は5年生になるまで、ランゼに勉強らしい勉強はさせた事が・・・一度も・・・ない・・・。(公文やちゃれんじなどなども・・・)
 
では、なぜそんな我が家が「受験」という未知の世界・秘境に足を踏み入れる事にしたかというと・・・色々ある・・・。
 
一人っ子のランゼは見た目からは想像もできないが、結構繊細・・・ 男子にはちょっかいを出され、あるいじめっ子女子には目をつけられ、その子達と中学まで一緒という事を嫌がっていた。親から見れば、その男子達は女子に興味を持ち始め、注意をひきたくてあれこれやっているのだとのだと分かるし、そのいじめっ子女子にしても、確かにタチは悪かったが、その子以外とは仲良くできていたので何とかなるかも、と思ってはいたのだが、本人にとっては結構苦痛だったようだ・・・。(それでも行きたくないと言った事は一度もなかったが)
 
そして、勉強習慣ができれば、と思って数ヶ月個別指導塾に通わせていたのだが、集団塾へ移ってみたい・・・そして受験してみたい・・・とランゼが言いだした事・・・。 などなど・・・
 
結局、一人っ子のランゼは、これから先私達に何かあっても一人で生きて行かなければならない。そのために、必要最低限の学力と女性としての「教養」を身につけさせたいという私達夫婦の願いもあったため、受験戦争を始めることとなった・・・。更に付け加えるならば、ランゼを溺愛するモーリの「男子に近づけないために女子校」という笑える理由もそこにあった事は間違いないのだが・・・
 
つまり・・・我が家が受験をするに至った理由の中にランゼが「優秀」だったから、という事は一切ない そのために、後々、詳細はこのブログの過去に延々と綴ってあるような苦労が続く・・・のである・・・。(おまけに入ってしまった塾がSAPIX
 
受験戦争に突入した我が家はすぐに、世の中にはまあ、何と「優秀」なお子さんが多いのかと、びっくりさせられた・・・ というか、そもそも「中学受験」というものが「優秀」が故に皆さんが足を踏み入れているものだということに、愚かにも受験が終わってから実感した・・・。(もしくは小さい頃から受験を視野に入れて準備してきたご家庭のお子さん達)何とも間抜けな話で・・・ 受験が終わって色々な方々に話を聞くと「うちの子は勉強なんてほとんどしなかったけど学校のテストはいつも100点だった」「学校は簡単すぎるっていつも言ってた」などなど、びっくりする事が多かった・・・。ちなみにランゼは普段80点以上位かな・・・。塾へ行き始めてからは100点が多くなったが・・・。
 
というわけで、ほとんど凡人のランゼが始めちゃったからさあ大変 考えたら最初から最後まで劣等感の塊になっていた・・・。(今考えると無理も無い事で)SAPIXでの成績表を見ては落ち込み・・・ブログ友さん達のお子さん達の成績を見てはさらに落ち込み・・・(もちろん、それ以上に励ましていただきましたが)今だから白状するが、ランゼはSAPIXにおいて、総合で平均点を取った事すら・・・一度も無い・・・。(あれ 科目によっては数回あったかな でも多分ないかな・・・)良くてもあと数点・・・のところ止まり・・・
 
SAPIXという塾の事も、知人から「とっても良かったよ楽しい、って通ってたから」という話を真に受け・・・話を聞きに行ったらとても雰囲気が良かった(見学や体験はさせてもらえなかったが)ので、決めてしまった次第・・・。ここも今から考えたら大きな間違いをおかしたように思う・・・。サピの本当の姿を知らなかったのだから・・・。あんなに優秀な子ばかりが集まる塾だったなんて・・・ そして、ハードな塾だったなんて・・・
 
サピはもちろんとてもいい塾には間違いないのだが、ランゼにはレベルが高すぎたこれも間違いない・・・。本来なら授業の復習など、「反復勉強」する事で身についていくものだが、ランゼの場合宿題に追われ、「反復」している時間が全く出来なかった・・・。これ以上できない、という位の時間を勉強に費やしているにも関わらず、時間が取れなかった・・・。これは、ランゼには「合っていなかった」と言わざるをえないと思っている。もちろん、得る物も多かった・・・。勉強習慣が嫌でも身につき、何時間でも机に座っていられるようになった(ずっと集中しているかは別として)事も大きかったと思っている。精神面でもだいぶ鍛えられた・・・
 
何度も塾を変えようか迷ったが、絶対に嫌だと言い張るランゼと、そのままの方がいいというモーリに押し切られ、最後までお世話になった・・・。サピだったからこそ今の学校に入れた、とも思う反面、地元の個人塾のようなところで、ゆっくりとランゼの弱点を潰しながら少しずつ進んでもらえる所の方がもう少し伸びたかもしれない・・・とも思ってしまうが、それは誰にも分からない・・・。
 
志望校選びも色々と迷った・・・。今冷静に考えると見栄や偏差値で選んでしまっていたような気がする第一志望・・・。当然届くはずもなかったようにも思うし、実はランゼには合っていなかったのではないかとも思う・・・。(負け惜しみじゃないですよ)実は4回ほど見に行っているが、最初の2回の印象はあまり良くなかった・・・。学者や研究者タイプのお子さんが多いような雰囲気で、少し「暗いかな」と思っていた。しかし3回目あたりから、偏差値やら何やらを総合して「いいじゃん」なんて思ってしまったように思う・・・ 塾の先生からも「あの学校は算数が特に得意で、理数系が好きな子が行くイメージが強いです」と言われた事もあり・・・その点からしてもランゼにはちょっと無理だったかな・・・。
 
受験戦争まっただ中の間は、色々な雑念が自分達を支配していた。塾の合格実績などを見、学校の進学実績を見、周囲の子達の成績を見、インターネットなどでの情報を見・・・「せめてこのくらいには入ってほしい」という親としてのエゴ・・・。これが大きく志望校を左右していた事は恥ずかしながら否定できない・・・。自分の子でもこのくらいの所には届くのではないかと、過大評価してしまう部分が多々あった・・・ もちろんランゼが「行きたい」と言っていた事も確かだが、子供の気持ちは親の気持ちに敏感だったりもするので・・・ 塾の先生達でさえ、ランゼの第一志望レベルだと「その位なら頑張れば入れますよ」と、「その位」扱いしていた事もあったりして・・・ もしかして届くかも・・・なんて思ったりして・・・。(地元では一応・・・御三家と言われていたんですけどね
 
今ランゼの通う学校も何回か足を運んだが、唯一、一度として悪いイメージを持った事のない学校だった。先生達の穏やかな話し方・・・。すれ違う生徒さん達が何人も道をあけながら「こんにちは」と挨拶をしてくれて・・・。(これは他の学校では無かった事で)イメージしていた通りの「私立の女子校」そのもので・・・いつもほんわかした気持ちになった・・・。ただ、「偏差値」が・・・と、実は悩んでいた・・・ 
 
そして、最終的な条件として「女子校」であり、「通学1時間以内」であり、「勉強ばかりよりも教養」という事を重視して志望校を選んだ・・・。限られた日数の中で全てをクリアする学校はなかなか無かったが、何とか選び受験をし・・・結局、一番最初に見に行った私立で、一番、受けた印象が良かった今の学校に決まった時・・・これも「縁」だと、強く感じた・・・。偏差値だけで考えると、もう少し上を受けてほいた方が良かったかな 入れたに違いないのに・・・と考えてしまったり、その後も色々な雑音が入るたびに悔しい思いもした事は否定できないが・・・。それでも、心から合格を喜んだ・・・。少なくともランゼには「悔しさ」などは絶対に見せないようにはした・・・
 
受験終了から3ヶ月たち、入学して1ヶ月半たった今・・・・・・心からこの学校で良かったと思っている・・・。もちろん、想像とは違った部分もあるし、本人も思っていた以上に勉強が大変でブーブー言う事もあるが、それでも毎日楽しく元気に明るく通っている 第一志望への未練など、みじんもないようで・・・ 受験を終えた皆さんがおっしゃった「合格した学校がご縁のある学校」というのは本当だったと、心から実感している今日この頃・・・。後は・・・頑張って学費を払い続ける事が一番の課題の我が家・・・
 
すっかり大変だった頃の気持ちをきれいさっぱり忘れ・・・受験戦争の過酷さも記憶の遠い彼方に押しやられている・・・。思いだすのも難しい位・・・ 
 
3月11日の震災の存在も大きかった・・・。今、当たり前の日常がかけがえもなくありがたく、幸せな事だと、改めて教えてくれた・・・。この事を忘れずにこれからも生きて行きたいと思うし、ランゼにも生きて行ってほしいと思う・・・。そして、自分達に出来る事は出来る限りやっていこうとも思っている・・・。
 
今まさに受験戦争まっただ中・・・の皆さんにもぜひ伝えたい・・・。あまり雑念に惑わされない事・・・。周りの子と比較するだけの偏差値に惑わされず、自分の子供の事だけを見つめてあげてほしいという事・・・。余計な劣等感は持たない事・・・。上には上がいるし、下には下がいる、という事・・・。その子に「合う」学校を選んであげてほしいという事・・・。そして何より大切な事は、家族が仲良くいる事・・・。何かと気持ちがギスギスしがちで、ケンカもあると思うが、受験は一時・・・家族は一生ものだから・・・ (我が家も結構危ない時ありましたから)第一志望校に合格したはいいが、家族がバラバラ、なんて、シャレにならない・・・ ちなみに我が家は・・・結構仲良しですよ、相変わらず 特にモーリとランゼはラブラブ
 
そして・・・頑張って頑張って頑張り抜いたら・・・きっとその子に一番あった学校から呼んでいただける、という事を信じてほしい入った学校がその子のベストだという事を・・・。そして心からその学校の合格を喜んであげてほしいという事・・・。そうすればきっと・・・その後の子供の人生は明るいものになるに違いないということを・・・
 
皆さん、頑張ってくださいね 心から応援しています
 
まとまりのない、つたない長文を読んでいただき、ありがとうございました
 
 
そして、長い間支え、応援してくださったブログ友さん達に心から感謝の気持ちを贈りたいと思います。皆さんがいたから、最後まで頑張れたとも思っています・・・本当に、本当にありがとうございました・・・
 
 

学校生活

入学するまで、あれこれ心配事もあった(私が;)ランゼだが、そんな事はどこ吹く風・・・ 毎日毎日元気一杯、楽しく登校している。(朝は戦争だが)
 
入学後しばらくすると勉強も本格的に始まった。(当たり前かな)すると、受験が終わってすっかり「OFF」モードで、ダラダラ過ごしていたランゼも、スイッチが「ON」になったようで・・・。帰宅するとすぐに自分の部屋へ上がり、制服を着替えるとすぐに机に向かっているようだ・・・ おやつを準備して待機しても・・・あれおりて来ない という事もしばしば。声をかけると、「宿題やってるから〜」や、「明日テストなの〜」とのお返事・・・。どうやら、夕食までに全部終わらせるのを理想としているようだ。(とても間に合わないが)
 
うん、うん いい事だ 親がいくら「勉強しなさい」「復習しなさい」と言ってもなかなかやらないが、先生達はそれなりに厳しいらしく、とても「忘れました〜」で、許してもらえる雰囲気ではないらしい 雰囲気はのんびりしているが、勉強は厳しいようだ。いやいや、何より・・・
 
目下の悩み事は、部活を何にするか、という事らしい・・・。とても仲良くなった友人と、2つで悩んでいるようだ。それぞれ第一候補が違うが、お互いの候補に興味もあるらしく、見学を続けてもうしばらく悩むそうだ。普通は3年間だが、中高一貫校だと、6年間続ける事になる・・・。慎重に慎重に決めてほしいものだ・・・もちろん途中で変える事もできるが・・・できればしてほしくないし、したくないようだ
 
それにしても、今までより1時間早く起きる毎日は・・・キツイ・・・ そう、毎日のお弁当作り・・・ それも2つ・・・ 自分なりのこだわりとして、前日の残り・・・という物は入れたくないので、一から手作りが基本・・・。(もちろん以前作り置きして冷凍した物を使う事もあるが)そのため、結構時間がかかるし、更に冷ます時間もかかる・・・ こんな時にはスーパーで時々いただける保冷剤が大活躍 できたおかずや詰めたご飯を保冷剤の上に乗せて完全に冷ます・・・。食中毒には気をつけたい時期だし(この時期が真夏より危ない、って知ってました) 
 
そして、ランゼの入学と同時にモーリにも半ば強引にお弁当を持たせ始めた。もちろん、その分、今までのお小遣いからいただいていますが・・・(ちょっぴりだけどでも、ぶーぶー言われる) その分は別にちゃんと貯めて、3人の外食や旅行代の足しにしようと思っている それに健康のためにも、毎日外食、というのが気になっていたので・・・。
 
ただ、これが結構大変だった・・・。ランゼのお弁当箱のサイズはたかが知れているが、モーリのお弁当はやはり少し大き目・・・。そこに満杯におかずを詰めるのは結構大変・・・ うーん、一人も二人も同じ、なんて言う方もいるが、私の場合同じではない気が・・・ まあ、それもだいぶ慣れたが・・・
 
とにかくこれを6年間続けなければならない・・・。でも時々は、パンを買ってもらおう と今から思っている・・・

その後1ヶ月・・・

すっかりご無沙汰してしまったこのブログ・・・ 気づくと1ヶ月もたってしまった・・・
時間の経つのは本当に早い・・・ 前回のブログ以来、何だかあっという間に時間が過ぎた・・・。
 
震災後、心配していたランゼの様子だが・・・卒業式をキッカケにすっかり復活 卒業式後、友人達と親同伴で簡単に外で食事を取った後、子供達だけでプリクラを撮りに行き、ファストフード店でジュースなどを飲み、大はしゃぎしてきたようで・・・。「楽しかった〜でも、疲れた〜」と、ぐったりして帰宅した・・・ そ、そう・・・。そんなにはしゃいできたのね・・・。でも楽しくて良かったね・・・
 
受験勉強中は、プリクラを撮ったと、文房具のあちらこちらに貼っているお友達や、お友達とお昼を食べた、なんて話をする友人達を横目に、我慢するしかなかった日々・・・。念願のお友達とのプリクラは何よりも嬉しかったようだ。本当にいっぱい・いっぱい・い〜っぱい我慢したものねお友達とのお茶タイムも、もちろん初体験 子供同士でそのような事はあまり賛成しない我が家だが、折角の卒業の日・・・。目をつぶった・・・。100円のジュースとポテトを食べたらしい きっと味も格別だったに違いない。
 
そしてその日以来、すっかり元気になったランゼは・・・毎日お友達と遊び放題・・・。自転車に乗ったり、ゲームをしたりと、ほとんど毎日のように遊んでいた。本来の子供らしさを取り戻したようで・・・。ほっとした・・・。
 
周囲のママ達に聞くと、やはり同じように家から出たがらず、元気を無くしていた子供達が多かったようだ。元気に遊ぶ姿に皆一様にほっとしていた・・・。
 
その他にも、学校の準備をしたりと、何だかあれこれ忙しかった・・・。
 
そして今月、晴天の下、無事に入学式を迎える事ができた。制服は少し大き目に作ったので、何だか体に合っていないが、そこがまた何とも「1年生」らしくて可愛い・・・(親バカ
 
その後、毎日、日々重くなるカバンをさげて、元気に登校している。結果として「残念」だったランゼも、毎日楽しく明るく元気に通学している。既にお友達もたくさんできたようで・・・。それに、やはり「ご縁」があったのだと心から感じる。学校はゆったりとした時間の流れを感じるようなのんびりしたところで、先生方も同様らしい。厳しい所は厳しいが、優しい先生が多いようで、ランゼもとても気に入ったようだ。勉強面でも、しっかり指導してくれそうで、のんびり屋のランゼには合っていると思う・・・。ここに呼んでいただけてよかったと、心から思っている。
 
 
3月11日以来・・・色々な事を考えさせられた。一番に考えていたのが、自分達は何と恵まれた生活をしているのか、ということ・・・。こういう事があって初めて、いや改めて、実感した・・・。今こうしていても、苦しんでいる方々が東北にはたくさんいらっしゃる・・・。なのに、普通に食事をし、水を飲み、風呂に入り、子供も学校に通っている・・・。決して「楽」とは言えない生活だが、一応私立に通わせる事ができている・・・。何と贅沢な事かと・・・。そしてもちろん、申し訳なくも思ってしまう・・・。
 
そんな事を考えていたら、もちろん終わったからこそ言えるの部分が大きいとは思うのだが・・・、受験中の苦しかった事。悲しかった事。辛かった事。そして結果として第一志望に合格出来なかった事・・・それら全てが、吹き飛んだように思う。何てちっぽけな事で悩んでいたのかと・・・。それはもちろん今現在日常における全ての事においても感じる事だ。
 
どんな事も、被災地の皆さんのご苦労を思ったら、大した事はない 悩む暇があったら、まずは体を動かそう。募金をしよう そう思って日々を過ごしている。
1週間前のあの瞬間から・・・我が家の生活はすっかり変わった・・・。
 
首都圏の我が家も、あの時、あの瞬間、かなり揺れた。ちょうど仕事から帰った私はその揺れに気付いたが、いつもの事だと大して気にもとめなかった。しかし、なかなか治まらないどころか、どんどん激しくなってくる・・・。これはまずいと思い、慌てて避難路を確保すべく、窓を開け、窓際に座り込んだ。どんどん激しくなる揺れ・・・。少し離れた場所に見える電柱が左右に大きく揺れるのを見て、これは大変だと、焦った・・・。どれだけ続くのかと思うほど長かった地震もやっと治まった・・・。しばらく呆然として、余震に身構えていたが、はっと我にかえりTVを着けると、東北地方が震源地とのこと・・・。ここでもあんなに揺れるなんて!
 
とりあえず、両方の実家に連絡をとるべく、電話を・・・と、思ったが、かけてもかけても繋がらない!特に主人の両親はマンションの上層階に住んでいるため心配で、何度も何度もかけ直すが、かからない!固定電話も携帯電話も、全くかからない!気は焦るがどうにもならず、時間だけが過ぎる・・・。しかし、両実家とも近隣地区に住んでいるため、おそらく大丈夫だろうとは思っていたが、やはり声を聞くまで、家の中の物が倒れたりしていないか、万が一にでもケガなどしていないか、心配だった・・・。
 
娘の学校にもかけた。こちらもなかなか繋がらなかったが、何とか繋がった!状況を確認すると、校内はまったく問題がなく、生徒達はグラウンドに集合して様子を見ながら集団下校する、とのこと。こちらは一安心・・・。そしてほどなく、娘は帰宅・・・。また数時間後、やっと実家にも連絡がとれ、少し低い棚が倒れたりしたものの、ほとんど何事もなかったと聞き、やっとほっとした・・・。
 
一番災難だったのが主人・・・。やはりなかなか連絡がとれず、やっと電話があったのが、地震後数時間たったころ・・・。会社は少し床のタイルひび割れが確認された程度で、特に大きな問題はなかったと聞き、こちらも一安心・・・。ただ、全ての電車が運転停止となったため、どうするか悩んでいた。その後徒歩で家を目指すとの電話が入った。出来る事なら、かえって心配になるので、しばらく会社にとどまって様子を見てほしかったが、街中は特に混乱や損壊もないし、全く問題ないので大丈夫だと判断し、歩き始めたらしい。一体何時間かかるのか・・・。ただただ心配して待つだけだった・・・。それでも数時間後、何とか携帯が通じ、途中まで車で迎えに行く事を決心。大きな道路沿いにお互い進む事を確認し、娘を連れて車で出発・・・。どれだけ道が渋滞しているのか・・・何時に帰宅できるのか・・・まったく分からなかったが、とにかく出発。家を出て一番近いガソリンスタンドで、もし大渋滞で全く動かなくなったら・・・帰宅は翌朝なんていう事もあるかも・・・と思いつき、一応ガソリンを満タンにしてから出発・・・。これが後々とても助かった・・・;その後、首都圏ではガソリン不足に陥り、今現在、在庫切れで営業を中止しているスタンドが多いらしい。(そして我が家は、それ以降、車を使用しないようにし、被災地の方々に物資などが滞りなく届くようになるまで給油はしないと決めている)
 
道路の所々が渋滞していてなかなか進まず、気ばかり焦ったが、ここで事故でも起こしたらと思い直し、いつも以上に安全運転をした・・・。その途中にも、仕事帰りらしき人達が何人も歩いている姿が・・・。できれば乗せてさしあげたいと思いつつ、人数が多すぎてとても乗せる事はできなかった;それでも救いだったのは、見る限り道路には何の問題もなく、停電などしていなかったので、皆さん元気そうにお喋りしながら歩いている人も多かったこと・・・。どうぞ、皆さんが少しでも早くご自宅に着かれますよう、願った・・・。
 
そして主人が会社を出てから約5時間後・・・やっと主人と会え、車に乗せる事ができた時は、心底ほっとした・・・。思いのほか元気そうだった。帰り道も混んではいたが、それでも何とか進み、裏道などを使い、思いのほか早く帰宅することができた・・・。
 
帰宅後、TVを着けて初めて、今までにない大津波が町を襲った事・・・大規模な火災も起こっている事を知り、ただただ呆然とするばかり・・・。(出発前の情報では、首都圏で数件天井が落ちるなどの事故が発生したが、ほとんど影響がなかった、という程度しかなく、車内では不安がる娘のためにDVDなどをつけていたため、ほとんど情報がなかった;)暗くて、町の様子はほとんど分からない・・・。暗闇の中、あちらこちらで燃え続ける炎に、背筋が寒くなった・・・。明るくなったら・・・一体何が見えるのだろう・・・どうなってしまっているのだろう・・・。考えるだけ、ただただ恐ろしかった・・・。
 
そして翌日・・・。TVには見るに堪えない・・・あまりにも残酷な姿が映し出された・・・。あまりのショックに声が出なかった・・・。ひどい・・・。あまりにもひどすぎる・・・。主人も娘も言葉もなくTVを見つめた・・・。
 
そしてその日以来・・・家の中はすっかり暗くなった・・・。毎日続く余震・・・連日TVで流れる報道番組・・・いつもと違うTVCM・・・そして原発事故による放射能の恐怖・・・。もちろん、被災地の方々の苦しみ・悲しみを考えたら、そんな事言っている事すら罪に思えた・・・。何を贅沢言っているんだ!と、自分に言い聞かせた・・・。家族全員、分かってはいても、理屈では理解していても、感情は思い通りに動かず・・・。
 
娘はすっかり怯え、余震がくるたびにビクビクし、「ドアを開けなきゃ!」と、走っていた。放射線はこちらにも飛んでくるのかな?と、心配していた・・・。食欲も落ち、夜も余震で何度も目を覚まし、なかなか熟睡できなかったようだ。すっかり家に閉じこもり、学校と家との往復以外、全く外に出たがらなくなった。そして、あれほど毎日のように遊んでいた友人達ともすっかり遊ばなくなった・・・。
 
私は被災地の被害を見るたび胸が痛み、娘の様子も心配で、食事を受け付けなくなった・・・。主人もなかなか通常通りにならない通勤電車のため、車内の大混雑や長くなった通勤時間・・・また、輪番停電の情報で頻繁に替わるダイヤに振り回され、毎日疲れている・・・。放射能の情報もあれこれデマなどが乱れ飛び、そのたびに動揺し、更に暗くなった・・・。それでも、被災地の方々の事を考えたら、何て幸せな事かと、家族で話し合う毎日・・・。
 
しかしここ数日、番組も通常に戻りつつあり、TVCMなども普段通りのものが放送され始めると、娘も徐々に元気を取り戻し始めた・・・。落ちていた食欲も少しずつ戻り始め、私の方も少しずつ食べられるようになってきた・・・。
 
遠く離れた場所に住む私達でさえこんな状態・・・。被災地の方々はどれだけお辛いか・・・
 
そして今・・・自分達に何ができるのかを毎日考えている・・・。募金はもちろんのこと、身の回りで一つでも助けになればと、被災地の方の役に立つと言われる事全てを実践すべく注意をはらっている。無駄な電気は使わない・・・。無駄な買い物はしない・・・。燃料は買わない・・・。車には乗らない・・・。
 
出来る事は本当に限られていて、歯がゆい限りだが、それでも精一杯の事をさせてほしいし、被災地の方々のために、祈りたい・・・。
 
どうかどうか・・・被災地の皆さまに一秒でも早く温かい暖房器具を・・・温かい洋服を・・・温かいお布団を・・・温かい食事を・・・温かいお風呂を・・・と・・・

試験日当日

試験日当日・・・。どんな服装にするか悩んだが、面接のない日はふつーの格好にした。シンプルにジーンズとセーターのような格好。そして面接のある日は、サピの面接模試と同じ格好。白いワイシャツにスカート、という格好にした。(試験会場までは、下にズボンをはかせていた)あまり着込ませると、試験中暑くて気分が悪くなったりする事も考えられるので、少し薄着にして上着を持たせた。幸い試験WEEKはお天気が良く、その点はとても助かった
 
そして、朝食・・・。何にしようかな〜  と、悩んだがやはりここは例にもれず・・・ カレーにした。カルダモンというスパイスが脳の血流を良くする、と聞いていたので、少しふりかけて・・・ 流石に朝から「カツカレー」はヘビーだと思い、ふつーのカレーに・・・。ランゼもしっかり食べて出かけた。(流石に3日目は嫌がったが
 
持ち物は受験票と筆記用具・・・。筆記用具は、試験会場で鉛筆の芯などが折られたり、消しゴムを隠されるいたずらもある、と聞いていたので、3組ほど用意した。その他にはお守りとティッシュとハンカチ・・・。そんなものだった。
 
ちなみに、サピの説明会で「合格鉛筆」なるものは、学校によって漢字や文字の書かれた鉛筆は持ち込み不可な場合もあるので、使わないように、と言われていた・・・。なのに・・・サピで数週間前に「合格鉛筆」が配られたのにはびっくりした それに、そこまで細かい学校はなかった・・・。(合格鉛筆使わなかったのがいけなかったのかしらん あ、やっぱり関係ないか
 
ランゼを学校まで送り届けると・・・モーリも休んでくれていたので、二人で近くのファミレスやファストフード店  などで時間をつぶした。長いような短いような、不思議な時間だった・・・。「あ、今国語始まったね」「あ、算数終わったね」と、お互い時計を見ながら話していた・・・ 保護者控室にいようとも思ったが、親の方が酸欠と緊張でやられそうだったので、外出・・・
 
そして試験終了時間がくると、ランゼをお迎えに・・・。聞くまい、と思いつつもついつい聞いてしまった「どうだった  」と・・・。「結構できたよ」「うーん、微妙」「かなり出来た」「余裕」と、それぞれの学校によって感想はまちまちだった・・・。それでも「お疲れ〜」、と夫婦でねぎらい・・・帰宅・・・。
 
その後は、何とか食事をし、入浴後、3人ともバタン・キュー
 
そんな毎日もあっという間に過ぎ・・・あっという間に結果も出た・・・。丸2年ほど続いていた受験戦争ならぬ受験地獄もたった数日で結果が出てしまう・・・。何だか不思議な気持ちだった それまでの頑張りも、辛かった事も、悲しかった事も、終わってしまうと記憶の彼方に追いやられているような気持ちにすらなっている今日この頃・・・。現在は、親子共々ふぬけ状態で・・・ひたすらダラダラした毎日を過ごせている・・・

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