高校の同級生に蓮田君という人がいた。
蓮田君はなぜ僕と同じ偏差値の学校なのだ?なにがあったんだ?まじ、まじめという名前に変えたほうがいいんじゃないかという位に真面目な人でした。
そして寡黙で、同じクラスなのに一回も言葉を交わした事が記憶にない。
見た目もメガネにサラサラヘアーでズボンはハイウェストで履いている。
失礼ではあるが決してモテるという事に関しては無縁な容姿だった。
例えていうならカメムシバッタみたいな感じだ。
高校の時の僕はモテる事ばかりを意識していてオシャレには敏感な時期でありギャル男をしていた。
チャラいね。なんて言葉は僕にとって褒め言葉だった。
そんなある日にアメリカ人の若い女の英語の先生が学校に赴任してきた。
クラスメイトは新しく赴任してきた先生に英語で順番に自己紹介していって僕の番になり席を立ち英語で自己紹介を終えた時に先生は片言で僕に
「アツシー。アナタ、ハンサムボーイ!」
と言ってきた。
おぉー!と皆から歓声があがり囃し立てられ僕も、まぁな!とまんざらでもない感じで席についた。
いきなりハンサムボーイと言ってきたので他には誰がハンサムボーイと言われるのかクラス皆イキリたっていた。
特になにもなくすぎて行く自己紹介だったが蓮田君の番になり皆は蓮田君は言われない。言われるはずはない。と確信していたが自己紹介を終えると先生は
「ん〜。アナタもハンサムボーイ!」
とサラっと言いのけた。
ぅおおー!と歓声があがる中僕はう、嘘だろ!?俺とカメムシバッタが一緒?まてまて、なにかの間違いだろ!?どうみたって蓮田君はハンサムボーイじゃない!どうゆうこだ?わ、わかったぞ!
先生はB専なんだ、、、。
ブサイク ボーイがハンサムボーイに見えるんだ。
1人顔を赤らめているとふと視線を感じる。
ニヤニヤしてやがる輩が1人。
気づいていやがる。
先生がB専な事を。
いわゆるハンサムボーイと言われた奴はブサイクボーイと言われている事を。
そいつは僕の肩に手を乗せ
「よかったじゃん。蓮田君と一緒のハンサムボーイっていわれて」
僕はなにもいえなかった。
そんな先生は三ヶ月という短い期間でなぜか学校から去っていった。
最後に全校生徒の前で特技のトランペットを演奏したのだが悲しいのかよくわからないが先生は泣いてしまい特技のトランペットはリズムを奏でる事はなくぺ。とかぱ。としか音をだせなかった。
なにが特技だ!なにがハンサムボーイだ!泣くほど思い出ないだろ!おもひでポロポロに謝れ!ボケ!と思った。
乙。
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