原田 マハ 著
最高に面白かったです。
美術好きにはたまらないと思います。
そうでない人はどうかなと思ってアマゾンのレビューを覗くと、☆四つ半くらいでした。
思わずニコッとしてしまいました。
話は荒唐無稽な感もありますが、物語の構成が面白いです。時間軸をうまく操っています。
書き出しに大原美術館が出てきます。大原の監視員という設定です。
大原もルソーを持っていますが、それは登場しません。シャヴァンヌとエル・グレコが登場していました。
岡山弁も冒頭出てきます。
楽園のカンヴァスに触発されて、無性に大原美術館に行きたくなりました。
せっかく行ったのに、関西のN市の腕章を着けた団体にはひどい目にあいました。
ピカソの「鳥篭」の前で、確か本の中にこの絵も登場していたなと思ったり、ずいぶん長いこと観ていたかもしれません。すると、さっきから何度も監視員に注意を受けているのに騒がしくしている団体の中の一人が私の後ろから、聞こえよがしに「ピカソなんか、わからない」と大声で言うのです。(正確には関西弁でした)
とうとう観たかった作品に集中できないまま、順路の最後まできてしまいました。
再入館はできないのですが、順路を全て逆に辿るのも迷惑かと思いたずねると、再入館させてくれました。
もう一度足を踏み入れた大原は別世界でした。大原のセガンティーニには東京でも会いました。なんだか、色々なことが思い出されて涙が出そうになりました。ポロックのブルー白鯨も近代美術館で観たことを思い出しました。
さて、この日には観たかった作品があったのですが、それも鑑賞できたので帰ります。
その作品については、またの機会に。
帰りがけミュージアム・ショップに寄ると、「楽園のカンヴァス」を販売していました。
大原美術館が登場します・・・とコピーが付いていました。
<おまけ>
<さらにおまけ>
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