マイ・ウェイといえばフランク・シナトラだと思っていました。
シナトラが歌うより前に、フランス語歌詞でこの歌が歌われていたことは知りませんでした。
その歌を作って歌っていたのが、クロード・フランソワです。
映画の中でクロードが、まるでポルナレフじゃないかと怒っているシーンがありました。
ポルナレフならよく知っています。その時代にフランスではポルナレフ以上に人気があったというのに、まったく知らなかったんですね。フランス・ギャルも登場します。彼の恋人だったそうです。そして、その恋の終わりに書いた曲がマイ・ウェイ(原題はComme d'Habitude)です。ポルナレフなら「シェリーに口づけ」を知っている人が多いと思います。フランス・ギャルなら「夢見るシャンソン人形」。
それなのに、当時の日本には全く紹介されなかった人なんですね。小学校6年生で、武道館にミッシェル・ポルナレフを観に行った洋楽(この言い方が古い)大好き少女のアンテナに引っかからなかったということは、ほとんど紹介されなかったと思われます。英語の授業もこれから、ABCもろくに知らなかった小学生の私は、フランス語を勉強したいと思っていたんですね。それが、この歳になって叶うとは!
この映画、セリフが聞き取りやすかったです。というのも、難しいこと言ってる映画じゃなくて、クロードはやたら人に命令ばかりしています。命令形って、聞き取り簡単です。または、愛してる、愛してるとストーカーまがいの行動や、女の子をつまみ食いしてばかりいるんです。そういうときに言う言葉って、難しいこと言ってないです。
でも、残念ながらその言葉を実践で使うことは無いと思います。
ほんの少し前のフランスのことも良く分かる映画でした。
父と子の関係も、時代を感じさせます。
残念ながら時代を共有できた歌手ではありませんでしたが(日本では)、マイ・ウェイ一曲だけでも、充分彼の人生を知りたいと思わせる映画でした。
エジプトのシーンがきれいでした。
クロード役の俳優さん、相当本人に似せているらしいです。
エンドロールで「アレクサンドリ・アレクサンドラ」が流れます。
マイ・ウェイ以外で知っていた唯一の曲でした。テレビでフランス語の中で紹介されたことがあったからです。
この曲、亡くなった後に発売されたようです。それをエンドロールに持ってきたのですね。
歌の内容も、あと少し彼が生きていたら家族で行くことになっていたエジプトを歌っているのでしょうか?
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