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共産党は「ハマの首領(ドン)」と手を握るのか190825
1.昨日の赤旗は
「港湾事業者 カジノ反対/横浜港運協会 「山下ふ頭 ばくち場にせぬ」」
という記事を掲載された。
その中で次のように書かれている:
「横浜港の港湾事業者などで構成する「横浜港運協会」の藤木幸夫会長は23日・・会見し・・カジノについて「命を張っても反対する」と改めて表明しました。
藤木氏は、カジノ賭博は富豪が全財産を一瞬で失いかねない恐ろしいギャンブルであることや依存症の危険性を語り「今私にできることは、山下ふ頭を守り、ばくち場にしないことだ」と強調しました。
藤木氏はまた、日本を戦争へと突き進めた政治圧力を“ハードパワー”と表現した上で、カジノ誘致についても「ハードパワーが横行している」と指摘。「私はたたかう」と語りました。
市の立ち退き要請については「ここは俺たちんとこだよ。なぜ立ち退かなきゃいけないのか」と、応じない考えを改めて強調し「建物内で寝泊まりします」と述べました」。
1.このように赤旗は「ハマの首領(ドン)」の主張をそのまま垂れ流しているのである。
特に横浜市の立ち退き要請について「ここは俺たちんとこだよ。なぜ立ち退かなきゃいけないのか」と、応じない考えを改めて強調し「建物内で寝泊まりします」と述べたことをそのまま垂れ流したことは重要である。
つまり文脈上、市が強制執行に基づき、合法的に立ち退かせてカジノの場所にしようとした際、絶対に立ち退くことをせず、「建物内で寝泊まりします」と違法行為を行う宣言をしているのである。
違法行為宣言をそのまま垂れ流すとは何事であろうか。
1.この「横浜港運協会」の藤木幸夫会長とはどういう人物かについては私は昨日の次の記事で書いた:
「横浜カジノに賛成する!190824」
1.さらに、今回の赤旗記事はたまたま書かれたと言ったものではない。次の毎日新聞の記事を読んでみよう:
「横浜港の関連事業者約250社でつくる横浜港運協会の藤木幸夫会長(88)が14日、「世界の横浜・港の将来構想とカジノを考える」と題した講演会を横浜市内で開いた。市民団体の交流組織「かながわ生活相談ネットワーク」が主催し、約160人が集まった」
(「講演会/横浜港運協会長「私は港を守る」 カジノ反対 /神奈川」
毎日新聞2018年11月16日神奈川県地方版
問題はこの講演会を主催したのが「かながわ生活相談ネットワーク」であり、これは「市民団体の交流組織」ということになっているが、実は日本共産党系の団体である。
つまり共産党はカジノ反対のために「ハマの首領(ドン)」=藤木幸夫氏とこれまで事実上の「共闘」を行ってきた。そのことを遂に公然化させたものが今回の赤旗記事なのである。
1.では「ハマの首領(ドン)」=藤木幸夫氏とはどういう人物なのか?
かなりわかりやすく書かれているインターネット記事は次の「エキサイトニュース」(excite.co.jp)の記事である。なおこのエキサイトニュースとは伊藤忠商事の完全子会社であり、CEOも伊藤忠商事から送り込まれている。また記事を書いた人はフリー・ジャーナリストで『小田原・相模原あるある』(TOブックス /2015)の著者である牧隆文氏である:
「藤木幸夫氏とはどのような人物なのか。
「横浜で藤木企業という港湾荷役会社を経営しており、地元政財界に対して陰に陽に影響力を持つ"横浜の首領(ドン)"ともいえる人物。父親の幸太郎氏は横浜の港湾荷役に功労のあった人物ですが、稲川会系埋地一家の初代総長でもあります。港湾荷役とヤクザは切っても切れない関係ですが、幸夫氏本人も故・田岡一雄氏(山口組三代目組長)を尊敬してやまないと公言しているほど。実際、暴力団幹部との交友も取り沙汰されていますしね。横浜の利権が絡む話には必ず登場する。横浜・開国博Y150が大失敗に終わったのは、予算の相当部分が藤木企業に流れたからというウワサもあります」(地元メディア関係者)
事実、藤木氏が横浜市の港湾行政で不明朗な利益を得ていたことをうかがわせる例は数多い。その一つが、藤木氏が会長を務める(当時は副会長)社団法人「横浜港湾振興協会」が横浜市から委託されて行っていた横浜港大さん橋の国際客船ターミナル管理業務が、外部監査で「不適切」と判断されたケースだ。
「同協会は2005年に約8,600万円で受託したこの管理業務を民間会社に約3,900万円で丸投げし、約4,700万円もの差額を"ピンハネ"していました。しかし、委託費というのは市民からの税金ですからね。いくら何でも儲けすぎです。本来であれば、横浜市がその民間会社に3,900万円で委託するべき。同協会と癒着していたとしか思えません。このほかにも、藤木企業が本牧ふ頭内に所有している社員寮の用地使用料が75%も大幅減免されています。本牧ふ頭は横浜市が所有する市民の財産ですから、一企業にそこまで便宜を図るのは不当ということで、これも外部監査により『見直しが必要』とされました」(前出・地元メディア関係者)
では、暴力団との関係はどうなのか。ある横浜市議は次のように話す。
「あそこの会社は、暴力団との関係をにおわすのがうまい。以前、藤木さんの会社の人間と市役所の食堂で会ったことがあるんだけど、彼らは食堂の席に陣取って雑談しながら大声で"オジキがどうのこうの"とかって、これみよがしに吹聴するんだよね。周りにいる人たちはそりゃ怖いですよ。それを見て、ああ、こういう手口で恫喝しているんだなと思ったものです」
今回の藤木氏によるベイスターズとの決別宣言は、DeNAの新規参入に伴うスタジアム使用条件見直しに対するけん制とみることもできる。ベイスターズファンには気の毒かもしれないが、新規参入を機にこんなボッタクリ球場にはDeNAのほうから三行半を突きつけてはどうか」
(「「ベイは出ていけ!」ハマスタ会長"横浜のドン"藤木幸夫のキナ臭すぎる素顔」
エキサイトニュース2011年12月7日 21:00
1.さらに「ミナトのせがれ」(藤木幸夫/神奈川新聞社/2004)、「田中清玄自伝」(ちくま文庫/2008)、「山口組永続進化論」(猪野健治/だいわ文庫)、「山口組の100年 完全データBOOK」(メディアックス)、「FOR BEGINNERS シリーズ ヤクザ」(朝倉喬司/現代書館)、「実話時代」2014年5月号、2015年2・3・4月号、「週刊ダイヤモンド」2015年3月21日号、「選択」2014年10月号「土着権力の研究 第42回 神奈川県 藤木幸夫」などによると、もともと横浜は稲川会(昔は錦政会と名乗っていた)が支配していた。
そこに戦後、山口組が手を伸ばしてきて何度も抗争があり、現在は横浜は稲川会と山口組の共同支配ということになっている。
山口組の田岡組長がまず手を伸ばしたのは「鶴酒藤兄弟会」(鶴井寿太郎、酒井信太郎、藤原光次郎の3親分の頭文字をとった名前)であった。
そして酒井信太郎の子分格として有名な人が、藤木幸太郎氏(藤木幸夫氏の父親)である。埋地一家の初代総長である。この方は、荷役労働者がやくざのバクチの犠牲になっていることを救済するため、自ら賭場を作って、わざわざヤクザのところまで行かなくてもいいように労働者を解放したのだという。そのため警察のお世話にもなっている。
田岡一雄氏は藤木幸太郎氏から右翼の田中清玄氏を紹介され、東京進出に足場を作ったという。
なお田岡氏は1956年、港湾荷役業の2次下請け団体の地位向上を目的として全国港湾荷役振興協会(全港振)を作った。会長が藤木幸太郎氏で、副会長が田岡氏である。
1.なお「ミナトのせがれ」(藤木幸夫/神奈川新聞社/2004)によると、神戸の甲陽運輸代表取締役社長、田岡一雄(山口組組長)について藤木幸一郎・幸夫氏は公私にわたってお付合いしていて尊敬している人物と書かれている。
山口組組長田岡一雄氏の息子は今は実業の世界で堅気で仕事をして、かつ藤木幸夫氏とも友人であり、もちろんヤクザとは全く関係ない堅気の日常生活を営んでいるとされている。
一代目の藤木幸太郎氏も沖仲仕上がりのたたき上げで、背中に彫り物がある苦労人で、港湾労働者がヤクザの賭場でてら銭を巻き上げられることを防ぐために、てら銭ナシの賭場を提供してヤクザとの縁を持たせない努力をしたため中区の加賀警察のお世話になった逸話が書かれている。
藤木氏は、早稲田大学政経学部卒のインテリであり、父親の藤木幸太郎が一代で築き上げた港湾荷役業会社を継いだ二代目である。腕力だけが頼りのかつての荷役業者は「酒と女とバクチ」にはまる荒くれ者が多かったのであるが、それを父親は、カタギだけに育てたことで、全国船内荷役協会の会長まで昇り詰めたと言う。
同協会副会長が神戸の田岡一雄甲陽運輸社長だったことから、「田岡のおじさん」とは公私にわたる家族ぐるみの付き合いで、そこから世間の誤解を招いたという。
またこの本の帯には石原慎太郎氏が「私はかつて、若き日の著者をモデルに『青年の樹』を書いたことがある」云々と書かれている。
この『青年の樹』は兄・石原慎太郎氏の原作を、弟・裕次郎氏主演で映画化された
(日活/1960公開)。
ヤクザ和久組の跡継ぎが大学で悩みに悩んだ末、組の二代目となる「波乱万丈の青春譜」である
(ウイキペデア)。
1.以上のように「ミナトのせがれ」(藤木幸夫/神奈川新聞社/2004)では、極めて横浜での動きが美化して書かれている。本当にそうであれば、上のエキサイトニュースの記事のようなものは出ないであろう。
また1代目の藤木幸太郎氏も、山口組組長の田岡氏も、港湾労働者を堅気にさせ、ヤクザから救うため奮闘した功労者と書かれている。
だがその田岡氏自身が暴力団組長ではないか。
1.さらにどうやって山口組は関西から関東に進出できたのだろうか。ここで藤木幸太郎氏が田岡氏に紹介したという右翼の田中清玄氏が出てくる。
この田中清玄氏については私は次の記事を書いている:
「「朝日と暴力団=山口組の深い関係」朝日の虚報6.(061111)」
「「朝日と「新左翼」暴力学生集団」 朝日の虚報7.(06.11.12)」
https://blogs.yahoo.co.jp/oyosyoka803/39084012.html
この田中清玄氏が始めたことが松下正寿氏(立教大学総長;美濃部氏に対抗して東京都知事に立候補)、市川房枝氏、山岡荘八氏らと組んで始めた「麻薬追放国土浄化同盟」というものである。
つまり関東のヤクザは麻薬をやるからけしからん。山口組は麻薬をやらない(ウソだが現在もそう言っている)から素晴らしい。ゆえに関東に山口組が進出しなければならんとして、抗争を引き起こしつつ関東に進出するうえで、有利な情勢を作り出すため結果的に利用されたのがこの運動であった。
つまりここでもウソがまかり通っている。
このように藤木幸夫氏のやることなすこと、全てと私は言いたいところだが、非常に多くのウソがあり、やってる所とは正反対である。
1.そして一番の大問題は、日本共産党は国会で民主党が暴力的な審議妨害を行うことを一言も批判せず、事実上テロを認めた。同じことが沖縄で起きている。
そして横浜では昨日の記事で書いたとおり、暴力団がカジノに反対しているのである。
そういう中で共産党は非常に素晴らしい運動をやっていると言えるのか。歴史の検証に耐えられるのか。
これが共産党の終わりの始まりでないことを祈りたい。
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1.現在我が国の最大の問題は北朝鮮核問題である。これについて緊急に次の3つの記事を書いているため、読者の方々はぜひご覧になっていただきたい:
「広島市長「平和宣言」・原水協「世界大会広島決議」は全くナンセンスだ!190808」
「北朝鮮核問題とイラン190810」
北朝鮮核問題とイラン「2」190814
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