| 木造家屋を土台ごと動かすことって出来るのですね。「引き舞い」というこの工事、名前すらも知りませんでした。 |
| 今朝、「大改造!劇的ビフォー・アフター」の再放送を見ていると、あまり小さいとも言えない家をいきなり動かし始めたので「あんなこと、できるのか」と感心しながら番組を見入ってしまいました。 |
| 2005年10月に放送された「お風呂が氷点下の家」と題された番組の再放送で、青森にある築70年の古民家を平川徹氏がリフォームするという番組です (http://www.asahi.co.jp/daikaizo/banote/contents/rf21hirakawa.html )。 |
| 平川さんは兵庫県明石市でアトリエCINQを主宰されている方です。番組で取り上げられたリフォームはアトリエCINQのホームページ(http://www9.plala.or.jp/CINQ/index2.html )の作品集では「弘前の家」として掲載されています。 |
| 番組の構成上 (? だと思うのですが) 床板を解体した平川さんが地盤沈下に気づき、軟弱な地盤を避けるために家を「引き舞い」工事で動かすというストーリー展開でした。途中で急に計画を変更したとしたら(そんなことはないのでしょうが)かなり大きな変更ですね。 |
| リフォーム前の家は南北に長く自然光の取り入れにくい配置となっており、この「引き舞い」工事には家を90度回転させて南からの自然光を屋内に取り入れるという目的もありました。 |
| 引き舞い工事では |
| (1)家を土台ごとジャッキで持ち上げ |
| (2)鉄製のH鋼を土台の下にかませて土台に固定し |
| (3)丸太をコロとして使い、家をウィンチで引っ張りながら動かします |
| 延べ床面積235平米のこの建物を動かすのに約10名の人手とトラック車載型の小型ウィンチ一台を使っていたようです。 |
番組で紹介されたリフォームの概要は
- 引き舞い工事
- 新規ベタ基礎の設置(先に家をジャッキで持ち上げ、防湿シート・断熱材を設置)
- 床、壁、天井の断熱
- コンクリート・パネルによる外壁仕上げ、ガルバニウム材による屋根仕上げ
- 床下暖房の設置
- システム・キッチン、風呂、トイレ、鉄製螺旋階段の新規設置
- 家屋周囲4面にパーゴラを設置(夏は濡れ縁として、冬は雪囲いとして使用)
リフォームの費用は
- 工事費 12,619,000
- 材料費 11,996,000
- 建具・照明費 3,231,000
合計は 27,846,000円 でした。
| この合計金額↑には含まれていないデザイン料を併せると約3,000万円のリフォームということでしょうか。古い民家の再生には費用もかさむようですが、今の住人に「先祖の残してくれた建物を家族の営みの基盤にしたい」という明確な意思があり、それを実現するための財力もあるのなら有効なお金の使い方であったのだと思います。 |
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ログインとログアウトが少し分かってきました。ありがとう。 みごとなスケッチ。 マンガ井上雄彦 【リアル】のイラストが好きです。
2006/12/31(日) 午後 3:10 [ ミュウ2 ]
ありがとうございます。リアルというのは車椅子でのバスケットを扱った漫画ですよね。通して読んだことはないのですが、単行本の表紙の絵は感じがいいですね。
2007/1/3(水) 午前 8:35
うちの事務所の作品を取り上げていただきありがとうございます。 よくわかる素敵なイラストです。うちのホームページにも載せたいくらい。嬉しかったのでTBさせていただきました。
2007/1/26(金) 午後 2:48 [ ちはる ]
ちはるさん、はじめまして。思い切りの良いリフォームだったので、番組はただ感心しながら拝見しました。勉強させて頂いています。私個人の覚書のつもりで描いたイラストが当事者の方の目に触れることもあるのですね。ブログの公共性をあらためて再確認しました。更新頻度の少ないブログですが建築に関してまだ勉強中の私がこのような覚書を折々書き綴っておりますので、お気づきの点などございましたらお気軽にツッコミ入れてください。それでは、また・・・
2007/1/27(土) 午後 3:19