Making Of An Architect Named おず

4月から建築専門学校の夜間部に通うことになりました。

建築見学記

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

45度の窓際席

昨晩、南港(なんこう - 大阪市住之江区)でしばらく時間を過ごし、「珈琲館」のATCビル店で休憩しました。珈琲館のデザインは店舗によって少しずつ違うようですね。ATCビル店の窓際席は、カウンターに45度の角度付きのテーブル面が2メートル間隔で埋め込まれたような造りになっています。(2メートルというのは正確な計測値ですよ。私がテープ・メジャーを持たずに外を歩くことは、あまりありませんから。) こちらが写真です。↓
イメージ 1

この窓際席が結構落ち着くのです。この配置の利点は、
(1)首を回さなくても外の景色が楽しめる
(2)客が外に向かって一様に並ぶ形のカウンター席とは違い、隣の客が気にならない
(3)二人がけの場合、対面席より親密度の濃い雰囲気の演出が可能 (あっ、私は一人だったんですよ・・・)
などの点でしょうか。
備忘録として平面図を作図しました。↓
イメージ 2

しかし、満席でも客一人につき1メートルの幅が占有されてしまう配置というのは、少しでも多く席数を確保したいという店舗には向かないでしょうね。一人客が続いた場合、客一人当たりの占有幅は2メートルになってしまいます。10メートルのカウンターに客を5人しか案内できないというのは、多くの店舗にとっては酷な話でしょう。
ちなみに、牛丼の(牛丼が戻ってきましたねぇ)吉野家ではスツールは54センチ間隔で配置されています。隣の人に肘が当たりそうで当たらないという、あの微妙な間隔は54センチなのですね(これも以前、メジャーで計りました)。下図は同尺で作図した吉野家のスツール配置です↓
イメージ 3

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

ここで紹介した写真は、アメリカ中西部ミネアポリスのスカルプチャー・ガーデンで数年前に撮ったものです。

数ある彫刻の中で特に私の心に引っかかっていたのがフランク・O・ゲーリーの魚です(スタンディング・グラス・フィッシュと題された1986年の作品)。

先日、他の方が運営されているブログでO・ゲーリーが1987年に神戸で作った魚の紹介記事を読む機会があり(神戸開港120年を記念してO・ゲーリーが設計し安藤忠雄が監修した)、またあの日ミネアポリスで抱いた疑問を思い出しました(長い間忘れていましたけどね)。


「どうして魚なのだろうか?」


これまでにO・ゲーリーがらみで魚は何度か目にしているのです。

1992年にスペインでバルセロナ・オリンピックが開催された時、オリンピック村に出現した巨大な(35m x 54m)魚も彼の仕業です(写真はこちら → http://spain.archiseek.com/catalunya/barcelona/hotel_arts_fish_lge.html )。

彼がデザインした魚の形をしたランプもありますし(写真はこちら → http://www.pritzkerprize.com/gehry/gehrypg.htm )、魚のスケッチや模型にいたっては生涯を通じて暇があれば魚を描いていたかのように数多く存在します。


なぜ魚なのでしょう?


* * * * * * * * * * * * * * *

リンジー・ミエレッキというマイアミ大学の学生が書いたO・ゲーリーの生い立ちによると、魚というのは少年時代のO・ゲーリーのあだ名だったそうです。それも屈辱的な。

少なくともそういうあだ名を付けたほうは屈辱を与えることを目的としてO・ゲーリーを魚と呼んでいたようです。

カナダのトロントで1929年に生まれ、思春期にオンタリオに移り住んだポーランド系ユダヤ人のO・ゲーリーはユダヤ教信者であることを理由に回りに受け入れられない少年期を過ごしたそうです。

(参照した文書 http://www.users.muohio.edu/shermalw/honors_2001_fall/honors_papers_2001/mielecki_FrankGehry.htm ← 学生が授業のために書いたレポートのようですが、参考文献リストはちゃんと作っているようなので興味がある人は突っ込んで調べて下さい。)

* * * * * * * * * * * * * * *


それにしても、魚と呼ばれて馬鹿にされていたフランク少年のリアクションが家に帰ってから魚のスケッチをすることだったと想像すると、彼の非凡性が伺えるような逸話ですね。

いじめる、いじめられるという子供社会でのやり取りを超越しているところがあったのか、それとも屈折した心理状態でいたのか、彼の心中は凡人の私には察しかねますが・・・

彼が神戸に魚を出現させたのは58才の時です。

彼がバルセロナの空に巨大な魚を泳がせたのは彼が63才になってからでした。


O・ゲーリーは魚を自らのトレードマークとして肯定しているようにも見受けられますが、半世紀以上も自らの中で生き続けてきた魚と距離をとって向き合ってみることが今でもあるのでしょうか?

竹原義二 天神橋の家

イメージ 1


私は大阪市北区に住んでいます。

大阪では私の好きな建築家、竹原義二さんの作品を数多く見ることができます。

ここで紹介する天神橋の家は私の住んでいるマンションから徒歩で5分ほどのところにあります。

この写真は建物の南面と東面を写したものですが、この二面に立てられた重量感のある壁が建物自体を圧迫することなしに建物の境界を定義している様子が私は好きです。

建物に内包されている居住者の生活が建物からあふれ出てくるような感じのする外観です。こういうデザインを見ていると、建築デザインに曲面などを導入しなくても意匠は有機的で有り得るのだなあと、思えてきます。

コンクリートの型枠が残した木目なども上手にファサードの一部として使っていますよね。

もう少し大きな画像をご覧になりたい方は私のHPのほうにも少しUPしておきましたので下記のURLでご覧になって下さい。

http://www.studiodioz.com/linked_pages/arch_maps/Tenjinbashi_house.htm

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事