Making Of An Architect Named おず

4月から建築専門学校の夜間部に通うことになりました。

建築模型・CG

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構造模型

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先日12月20日にUPした記事( http://blogs.yahoo.co.jp/oz02809/1096900.html )に載せた内観パース(←)で柱と梁の関係はどうなっているのかという質問を受けましたので、構造模型(↓)を添えて私にわかる範囲で説明しておきます


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模型で確認できるかとおもいますが、妻行方向の梁が二重になって柱を挟み込んでいるんです。建設現場は山の上だったので資材の搬入にヘリコプターを使うしかないという都合もあって、通し柱・梁ともに短い寸法のものを搬入後に継ぐことになっていました。私は構造の勉強をまだ始めていませんが、こういう組み方のほうが強度上の問題に対処しやすかったのでしょうか。図面どおりにCGを仕上げるのに精一杯で細かいところまでは質問しませんでした。
尚、この模型にはあまり見かけない基礎がついています。自然環境を必要最小限しかいじらないで済むようにという配慮から、土工事であまり深く掘り下げないで済むようにアンカー・リグ(イカの足みたいにみえるもの)とコンクリート・ポスト(図では灰色の部分)を使った基礎を組んでいます。ポストとポストの間には「じゃかご」が使われています。「じゃかご(gabion)」とは、普通は河川工事に使われるもので金属製の網に砂利をつめて作るブロックです。計画では可能な限り建設現場脇の川原で採取した砂利を「じゃかご」の詰め物として使い、資材の搬送コストを少しでも抑える予定になっていました。年月が経ってこの建物を解体する日が来たときも「じゃかご」なら現場で解体して砂利は現地に残し、金網かごだけを持ち帰れば解体時の搬送費用も安く済み環境にもやさしいのではというこころみでした。
私はもともと絵が好きで、建物の絵を見ることが建築への興味につながったという経緯があるので、建築物がどのように絵として表現されるのかに非常に興味があります。18世紀に描かれたピラネージの一連の銅版画やエティエンヌ・ルイ・ブレーの絵のように実際の建築を忠実に描写したものではない作品も好きで良く眺めます。実務的なプレゼンの中にも安藤忠雄さんが初期の作品でよく見せたような着色スケッチや宮脇檀さんが残されたスケッチの中に幾つか好きなものがあります。
これは前述の建築画とは関係のない個人的な実験なのですが、ロートレックの絵や歌川(安藤)広重の版画に見られるようなポスター的表現と建築画は以外に相性が良いのではないかと思い、たまに試しています。少し前に建築コンペ用のCG作りを頼まれたことがあり、設計者の了承を得てこの手法を試してみました。メインの内観パースだけには写実的なCGが欲しいが後は好きなように遊んでかまわないという話だったので、南北の立面図などは広重の版画を頭に置いた創作だったのですが(↓)、まだまだ自分が思っている広重には遠く及んでいません。
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----- 内観・外観パース -------

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----- 北立面図・南立面図 -------


これからも遊び心を忘れずに色々試していきたいと思っています。コンペの方はかすりもしなかったそうでが、設計者でもない私が責任を感じることもないだろうと割り切っています(笑)。
ここにアップしたダイアグラムと抽象模型はクレイマー・ウッダード (Kramer E. Woodard) という建築家が設計した個人住宅の基本図面をもとに作成したものです。基本の平面図と断面図以外の図はあくまでも私の個人的解釈にもとづく創作なので設計者の意に沿うものかどうか定かではありません。

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この個人住宅はウッダードが1998年にアメリカ・ニュージャージー州北部のハイブリッジという街の郊外にバーバラ・ヤニ (Barbara Yanni) という人のために設計したもので、1999年発行の GA Houses 60号で紹介されていました。この家はまばらな雑木林に囲まれた丘の斜面に建っています。4枚のボリュームのあるコンコリート擁壁が等高線とほぼ平行に走り、壁の間に出来た空間には段差のついた木造プラットホームの床が渡され、内部空間はガラスのカーテン・ウォールによって仕切られています。住宅へのアクセスは丘の南斜面を登ってゆくドライブ・ウェイのみによって与えられています。丘の下からは壁の南面しか見えず、訪問者は建物東側に設けられた車寄せに着いたとき初めて壁の後ろに展開する空間を発見することになります(一番下の模型写真は車寄せからの視線で撮影しました)。
私は実物の建物を見ておりませんし、雑誌にもそう多くの写真が掲載されていたわけではないのですが、この建物の図面を見たときに「水の流れの中にできた渦を建築にすると、このようなものが出来上がるのではないか」と思い、なぜかどきどきしたのを覚えています。私の勝手な思い込みで、設計者の意図とは違うかもしれません。でも建築を趣味としてやっている私には、自分の思い込みにどきどきして何かスケッチ・ブックに描いていないと気が落ち着かないような瞬間というのが周期的にめぐってきます。
先日、伊藤豊雄氏がNHKの番組内で「仙台メディアテークの設計では初期段階から水のイメージを強く意識していた。川の流れにさした棒の後ろにできる渦のような建築を作りたかった。」と、語っているのを聞いてこのウッダードの住宅のことを思い出し、もう一度雑誌を探しました。どうやらもう持っていないようです。この建物と仙台メディアテークの間に関連があるというわけではなく、ただ思い出した家の写真が見たかったのですが・・・
しかし、7年前に私は余程この建物のことが気になっていたらしく当時使っていたスケッチ・ブックのかなりの枚数にこの建物のことが記述されています。その大半は今では自分にも意味不明なダイアグラムなのですが、比較的意図が明瞭で線が整っているもののみこのページに掲載してみました。模型もその当時作ったものです。写真だけはコンピューターに保存してありました。
ウッダードの名前はいまでも時々思い出してグーグル検索をかけてみます。しかし、ニュー・メキシコ州のイエロー・ページで建築家の欄に出てくる他はあまり見かけません。その後の動向をそれとなく気にしている建築家です。

法隆寺CG

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建築模型を作るのは好きです。昔は紙と木材を使って実際に手で組み立てる模型をよく作っていたのですが、ここ数年はコンピューター模型を作る楽しみを覚えました。

一回毎に材料費を使わなくてもすむし、製作中や製作後に模型に場所をとられて生活空間が狭くなるということもないので、無理なく続けられる楽しみだと思っています。

ここにUPしたのは法隆寺一層部分の躯体のアニメーションです。

少し前に、アメリカの大学で建築を勉強している向こうの学生さん達を対象に日本の古代建築について少し話してくれという依頼が旧知のアメリカ人デザイナーを経由して舞い込んできました。

建築のプロでもない私がそのような依頼を受けるというのもおかしな話ですが、
せっかくの機会でしたのでいち建築ファンの日本人として法隆寺の話を中心に30分ほど話してきました。

その時にパワーポイントによる五分ほどのスライドショーを法隆寺の躯体の構造や、法隆寺の意匠の国際性などを解説するために作ったのですが、ここにUPしたアニメーションはそのスライドショーの一部として作ったものです。スライドショーの全編をご覧になりたい方は下記のURLをクリックしてください。

http://www.studiodioz.com/linked_pages/Horyuji.htm

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