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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
監督/野田幸男 脚本/山本英明、松本功 音楽/八木正生 出演/梅宮辰夫、山城新伍、大信田礼子、安部徹、宮内洋、安岡力也、由利徹、清川虹子、菅原文太、他 制作/東映
 
【 STORY 】
 女ばかりの島にたどり着いたカポネ団。女たちをうまくいいくるめ大阪に連れて来ると風俗店の営業に精を出すが失敗、追い出され東京・新宿へ。ひょんな事から知り合ったマリコの父親が社長を勤める江藤製薬が麻薬密造に関っていると知り恐喝を始めるが・・・。
 
【 船乗りのタカシ 】
 かなり下ネタ系のエログロ・ナンセンス・アクション・コメディだが昭和40年代にはこの手の作品がTV・映画を問わず大量生産されていた(それもほとんど東映東京で)。で、こういう作品に登場する宮内洋ってどんなキャラクターだろうと思っていたがオープニングテロップで宮内の名が6人組みだったのであまり期待していなかった。が、驚くなかれメインキャストであった。
 
 不良番長ことヒロシ(梅宮辰夫)率いるカポネ団メンバーが大阪から東京へ行く道すがらヒッチハイクしたトラックの荷台で寝ていたヒロシの弟分。元船乗りで神戸のバーで大ゲンカしてクビになった(らしい)。そのままカポネ団と行動を共にすることになるが(そうしないと食いっぱぐれるためだが)、試験薬のホルモン薬を飲まされ鼻血出すは、パンツ一丁で新宿の街に放り出されるは、ゴリラの檻に逃げ込む(!)はめになるは、散々な目に合う。
 
 この初登場シーンがブルーのジャケットに白のパンツ、白いシャツのボタン3個はずしてコインのペンダントに船員帽(船長さんとかが被っているやつ、昔小林旭や石原裕次郎もよく被ってた)、というこれっきゃないってスタイル。でもって白いギターなんか弾かれた日には東映東京が組織ぐるみでイメージづくりしてたんじゃないかとさえ思えてしまう。
 
 一応メンバーのなかではキレイどころなので女性陣にモテモテ。そうでなくても、とにかくカワイイッ!幼いというかあどけないというか、もう「お姉サマがなんでも教えてア・ゲ・ル」と言いたいほど。本人は、ビールやおちょうしラッパ飲みしたり女の肩抱いたりして事有る毎にカッコつけているがどうにもサマにならない。若さ故かはたまた芸歴が浅いためか。この数年後に「変身、ブイスリャア!!」と叫んでいるとは誰も想像していなかっただろう。まさに宮内洋は新人俳優からヒーローに変身したのである(このギャップは凄い)。
 
 なにしろこんなにも楽しそうな表情の宮内洋は初めて見た。ちょっと斜に構えたシニカルな笑顔しか見ていなかったのでとても新鮮。大口開けて大喜びしているその顔は芝居といえど演技を楽しんでいると観ている者にも伝わって来る。それが一番出ているのがクライマックスの決闘シーン。赤いライダースーツに白いマフラー白いたすきがけ「風林火山」の旗を背負いノーヘルでバイクに立ち乗っては白い鉢巻きを風になびかせる宮内は「特攻」そのもの。立ち回りと言うにはほど遠いが(ほとんど地雷と爆弾とダイナマイトで済ませていたし)、持ち前の運動神経を生かした動きをしている。その最期は拳銃で撃たれ相手のヤクザを道づれに身につけていたダイナ
マイトで自爆するというド派手なものだった。
 
 ゲスト出演の菅原文太がメチャメチャカッコイイ。登場しただけで画面に緊張感が走りその拳銃さばきには見入ってしまう。ところがカッコイイキャラクターは○○でなければならないと決めたのは東映なのか?この文太さん、とってもキザ!なのだ。クライマックス、人海戦術で囲まれたヒロシたちを援護に馬にまたがりウエスタンスタイルで登場。この格好で登場する意味がまるでないのだが、これらが後年の宮内洋のキャラクターフォーマットになっているのではないか。

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