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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
監督/鈴木則文 脚本/掛札昌裕、鈴木則文 音楽/鈴木創 出演/池玲子、サンドラ・ジュリアン、宮内洋、渡辺文雄、遠藤辰雄、小池朝雄、他 制作/東映
 
【 STORY 】
 京都の実家で母親の愛人に犯され家出した小野崎由紀は、東京で水商売と男たちの中で放蕩な生活を送っていた。ひょんな事から建築の学術研究をしている本間洋一郎と知り合い恋におちたふたりだったが、由紀を愛人にしようと狙う松村コンツェルン会長の罠がふたりを引き裂いて行く・・・。
 
【 本間洋一郎 】
 タイトルからしてキワドイ作品でおまけに「濡れ場あり!」なんて噂も乱れ飛んでいたので少々心配していたが期待に違わぬ爽やか系のキャラクター。欲望とセックスが渦巻く中で一服の清涼剤のような存在である。
 
 由紀(池玲子)と初めて会った時のシーンが印象的。「私を自由にして」と迫る由紀に襟元で乱れたスカーフ(これがなんと水玉!)を直しながら「新手のコールガールかい?あいにく僕は安物は買わない主義なんでね」と言い放つ。この台詞が由紀のハートをぶち抜いた。どんな男も(例え好みでなくとも)自分のカラダを見たら抱きたくなるものと思っていた由紀であったからショックは大きかった。そして恐らくはひとめ惚れだったのだろう。街(多分銀座あたり)のカフェテラスで洋一郎を見かけた由紀は自分からアプローチして行く。松村会長(遠藤辰雄)の愛人の子として生まれ中学 2年の時母親を失い、恋も結婚も考えずに古築建築の研究一筋で来た洋一郎もまた、由紀と出会い家庭を築く事を考え始める。
 
 研究資料を探しに京都を訪れた洋一郎の元に由紀から電話が入る。このシチュエーションがチグハグでとにかく笑える。「由紀ちゃん!一週間したら帰るから」ととっても嬉しそうな洋一郎に対し「あなたを愛してるの」と吐く息も荒くほとんどテレフォンセックス状態の由紀。「どうしたんだい、由紀ちゃん?」と訊ねる台詞がとってもオマヌケ。普通気づくよなあ〜
 そして洋一郎へのお色気攻撃は止まる処を知らず、次の日には洋一郎を慕い大学の友人サンドラ嬢(サンドラ・ジュリアン)がフランスから来日、洋一郎を追いかけ京都に来た由紀と鉢合わせ、という男冥利につきる三角関係シーンが成立。「このひとを愛しているのね」と仏語で詰め寄るサンドラと「今ここで私にキスして」と迫る由紀。うーむ、本当だったら恐いぞこの場面は。見た目とってもプレイボーイ風(とても研究者には見えない!)なのにふたりに迫られ、なんとかかわそうとしている姿が妙にコミカル。宮内洋が仏語の台詞で頑張っている。
 
 この頃はまだ全然ヒーロー性を感じさせないのかと思いきや、サンドラを連れ古都を案内するシーンでまんまヒーローになっている場面を発見。お寺の柱の影から出て来て立ち止まり振り向く、と言う動作なのだが、立ち止まってからフッと軽く胸を張り振り向くというこの動作はどの作品にも必ず現れる。演技というより宮内の癖かもしれない。
 
 結局サンドラが身を退く形でトライアングルは解消、由紀にプロポーズした洋一郎だが、父親である松村会長が由紀を手込めにし、それを知った洋一郎は裏切られたと思い込みショックから酒浸りで荒れた生活を送る。が、裏切ったのではなく全ては父と義理の兄(腹違いの姉の婿養子・渡辺文雄)の仕組んだ事だったと知り松村の屋敷へ乗り込む洋一郎。そこで見たものは、由紀を奪い合い殺された父と「お前も松村コンツェルンも俺のモノだあ!」と叫び由紀の上に乗っている義兄の姿だった。
 
 怒りに燃えライフルで義兄を撃ち殺した洋一郎は「貴方だけは巻き込みたくなかった」と泣く由紀を抱き締め「僕は死刑になるだろう。だが僕が殺したのはケダモノだったんだ」と呟く。魔性の女によって人生を狂わされた哀れな研究者、というエンディングだがそれまでのドロドロとしたセックスシーンを払拭するようなふたりの純愛が伝わって来るラストシーンであった。

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