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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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完全ストーリー&ネタバレあり。作品を未見の方は読まれない事をお薦めします。
 
【 作品データ 】
監督/松村清秀 脚本/堀由史、松村清秀 アクション監督/新井剣史 出演/宮内洋、伴大介、佐藤寛子、今野浩喜(キングオブコメディ)、関智一、他 製作/ローソンエンターメディア
 
◆プロローグ
 何者かに追われているらしい女が廃墟の階段を駆け上がる。背中が大きく開き胸を強調した深い Vカットの深紅のミニドレスに黒革のショートパンツ、膝上まで来る黒のニーハイロングブーツに真っ赤な口紅とネイルが映える千里(佐藤寛子)。その姿は60年代のアクションドラマに登場する女スパイのよう。
 
 彼女は謎のゾンビ軍団に追い詰められていた。息を切らせ、いくら銃を撃っても甦るゾンビを相手に不毛な戦いを続ける千里。
 
 突然、ゾンビたちがザザーッと両脇に掃けた。無造作に動いているゾンビたちがまるで群舞のように見える、その中央に現れる一人の男。黒革のロングコートを羽織ったその男が敵のボス・ビックジョンジャック(伴大介)だと見定めた千里は銃で攻撃するが、それを軽くかわしたビックジョンジャックは千里のみぞおちに一撃を食らわせると肩に担ぎ上げる。薄く笑みを浮かべゾンビたちを見渡すと「こいつらにくれてやるにはもったいない」とつぶやいて出て行く。

 雑然としてヲタクな雰囲気漂うゲームプレイヤー・秀三(今野浩喜)の部屋。秀三が選んだのは、敵のアジトである廃墟ビルで謎のゾンビたちと戦いながら各階にいる敵の幹部を倒して行き、最上階にいるボスを倒すベーシックなアクションゲーム。ただそれが一般的なゲームと大きく異なるのは、ヒーローはメタボ気味のおっさんで、色気はあるが気が強く可愛気のないヒロイン、 敵戦闘員代わりのゾンビは動きの緩慢なおデブばかり、なのに敵の幹部は皆強くて若くてイケメン揃いというその超設定(^^;それは「若くてイケメンのカッコいい男が醜悪な敵をなぎ倒して美しいヒロインを助け出し、キメにウインクを一発!」みたいなステレオタイプのヒーロー物を想像していた秀三の期待を大きく裏切る内容ではあった。

 秀三がプレイしているゲームこそが 「ゲーム☆アクション」。秀三がプレイしながらゲームキャラクターや設定にツッコミを入れるスタイルで物語が進行する、つまりナレーターのポジションなのだが、プレイヤー目線なのでツッコミが厳しい(笑)。
 
 しかし、その秀三自身もかなりツッコミ処満載キャラ(笑)。まず、ゲームヲタクにしては部屋の中にそれらしいソフトや攻略本などが見当たらない。しかも使っている機種はまさかのドリームキャスト!!(爆)今時ドリキャスはないだろうに(^^;その上、テレビゲームのモニターがブラウン管って、一般家庭ならともかくヲタ部屋としてはどうかと(笑)。

 ビックジョンジャックに捕らえられ柱に繋がれてゾンビに襲われる千里、という図は特撮ヒーロー作品にありがちな緊縛ヒロインを意識しているのだろうか(それは違・・・わない、かも)
 
 そこへギターの音色と共にゾンビたちを倒しながらこのゲームの主人公・大河航(宮内洋)が登場。黒いウェスタンハットに細身な黒革のパンツ、茶色のマントを羽織った航は素早く千里を解放すると自己紹介し「よろしく」と カメラ目線でウインク。戦法建て直しのため、一旦その場から退却する二人。
 
 えーっと、自己紹介するってことは、少なくとも千里は航を知らなかった筈。でも航は千里を知っていて捕らえられた千里を救出するために登場した。千里も案外簡単に航を信用しちゃったし。まぁ、ここで「貴方は一体何者?何故私を助けるの?」なんてやり取りしていたら話が先に進まないから別にいいけど(笑)。

 この作品の”キモ”は矛盾を強引に引っ張るというか「こまけぇこたぁいいんだよ」ということ。ヲタクを自認しかつてはアクション監督を目指していたという松村清秀監督が、不条理をパワフルなギャグで笑いに変え、些細なご都合主義など吹っ飛ばす勢いがあった70年代特撮の空気を感じさせる映像に作り上げたのがこの「ゲーム☆アクション」。

 全力疾走したかのように息を切らせ座り込む二人。千里は黒革のショートパンツと同じ素材のハーフトップにネット地の七分袖のインナーと黒のブラジャーを合わせた、くノ一を連想させる宮内洋お気に入りのヘソ出しルックに御召し替え。え、いつの間にっ!?ってゆーか、何で今そこで着替えるっ!?(爆)航もひゅう〜っと口笛を吹いて「なかなかお似合いですね」とか調子良く誉めてるけど、アンタも何でそこで疑問持たないのよ〜〜〜っ!?
 
 ビックジョンジャックを倒すためには、二人がそれぞれ身につけている十字架のペンダントで同時攻撃しなければならないと説明する航。千里にビックジョンジャックと戦うための戦法を説明するが、あまりにも話が長すぎるためか尺の都合か早送りされてしまう(笑)。
 
 ゾンビを引き連れたビックジョンジャックが航と千里の前に立ちはだかる。ここでまた航が色々と説明し出すがやっぱり早送り(^^;航の説明が終わるのを今や遅しと待ちわびていた千里は航の前に飛び出すと目の前のゾンビを撃ちまくるが、何故か勢い余ってビックジョンジャックの急所に十字架を撃ち込んでしまう。えーっと、二人同時でないと効果がない筈じゃ(^^;その「設定」に気付いた千里は「あとは貴方よ、頑張りなさい航♪」と開き直る始末(笑)。そこで航も十字架を撃ち込むが(自分で「二人同時攻撃」って言ってたくせに(^^;)、案の定ビックジョンジャックは「この私の野望を止めたければ、この秘密基地の最上階まで来るがよい」と挑発し去ってしまう。
 
◆1F Quest
 ビックジョンジャックを見送った航と千里。ってか、どうしてそこで大人しく見送っちゃうのよぉ〜?そこでボスを倒せば上の階に行って幹部たちと命のやり取りしなくても済むのに・・・とか疑問に思っちゃいけないのがヒーロー作品の「お約束」(笑)。でも、航さん、そこでいきなり「とりあえず、寿司食うか?」はないんじゃない?(爆)と思ったら「私もおんなじこと考えてた♪」って・・・ちよっ、千里姐さんノリが良すぎorz
 
 埃っぽい廃墟の中で寿司をつまみながら(だからそれ誰が握ったのっ!?)「(ゾンビがデブばかりの)その秘密も、もしかしたらヤツが握っているのかも知れねぇな」と、何故か江戸っ子口調になる航。しかも食べているのは「握り」に掛けたマグロの握り。千里姐さんはちらし寿司を口に運びつつ「汗臭くて湿ってて息遣いは粗いし」と デブゾンビを辛口批評。うーん、そこまでハッキリ言っちゃうと、この世の「ヲタク族」の多くを否定することになると思うが(^^;
 
 その千里に一人のデブゾンビが襲い掛かる・・・が、目的は千里の手にあるちらし寿司(爆)。ゾンビ化しても尚食欲に支配されるとは、デブの宿命とはいえちょっとばかり可哀想かも。ちらし寿司をつけ狙うゾンビを退治したのもつかの間、またしてもゾンビ軍団に囲まれる二人。まるでペアダンスのように華麗なステップで千里を抱きかかえゾンビを撃ちまくる航は「見せ場ってのは作らなきゃできねえって事だ」と自前のヒーロー論を展開しカメラ目線のウインク

 銃撃戦の末ゾンビ軍団を征した二人(千里姐さんは到底嫁入り前の女の子とは思えないようなえげつない攻撃だったけど(爆))。だがそこへ新たなる敵が出現する。リーダー格のガイ(関智一)とマース(大河元気)、オーガ(中村誠治郎)。ビックジョンジャックに心酔した三人は、その本当の目的も知らぬまま、ビックジョンジャックの邪魔をする者の排除をミッションとしていた。
 
 ビックジョンジャックの目的など知らぬ、戦いの場所さえ貰えればそれでいいと言い放つ三人。それを問いただす航も本当の目的を知る筈がなく、五人の間を薄ら寒い空気が流れる(爆)。その状況を打開するかのように「許さんっ!」といきなりカッコつける航(おいっ)。それが戦闘開始の合図となった。
 
 航と千里に襲い掛かるマースとオーガ。手にした白いギターでマースの長ドスを軽くあしらう航。ってか、どっからそのギターを出して来たんだ?しかもゲームプレイヤーの秀三が「どんなギターだよ!?」とツッコミを入れると、まるでその声が聞えたかのように振り返りしっかりカメラ目線で「鋼の板がぶち込んであるんだ、安心しろって」って、誰も聞いてないんですけどっ(爆)。
 
 一方、ガイに拳銃をはじき飛ばされた千里は、まるで黒子がこっそり持って来たかのように丁度いい場所に置かれていた日本刀を持ち出すと、長ドスを持ったオーガと互角に渡り合い、次第にオーガを追い詰める。
 
 1対1の戦闘では決着がつかないとみたガイはマースとオーガを呼び寄せると三位一体の必殺技ジェットストリートトリプラー(って名前だけは随分と大仰だけど実際は三人が縦並びで順番に攻撃するという陳腐な技)を仕掛けるが、それすらも航の敵ではなかった。航は三人を簡単に分断するとあっという間にトドメを差してしまう。     (つづく)

['10/7/6 up date]

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