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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/テレビ東京系 水曜午後8時54分〜10時48分 原作/梓林太郎 監督/北畑泰啓 脚本/峯尾基三 出演/高嶋政宏、渡瀬恒彦、宍戸開、大河内奈々子、一色彩子、宮内洋、他 制作/テレビ東京、BSジャパン、テレパック

【 STORY 】
 好日山岳会パーティの二人が北アルプスで遭難した。紫門を隊長とする山岳救助隊の必死の捜索もむなしく遭難した稲岡と辻井は疲労により衰弱死する。その死に疑問を持った紫門は独自の捜査を始め四年前に同じ山岳会のメンバーが雪崩で遭難した事実を掴む。四年前に死んだのは会社経営の長沼とその部下の三上。当時長沼の会社にいてリストラ寸前だった稲岡と辻井が共謀して長沼たちに睡眠薬を与え眠らせ遭難させたのだった。それを知った長沼の息子荘平と三上の婚約者あゆみは共に復讐を誓う。

【 好日山岳会リーダー 及川啓介 】
 山のプロショップを経営しながら好日山岳会事務局の運営をしているリーダーで好日山岳会創立メンバーの一人。普段はとても穏やかで登山経験も豊富だがメンバーを仕切ったりはしないらしく、登山ルートもメンバーの意見を取り入れて各自の経験と体力に合わせて組ませるなど自由にさせていて、メンバーが行方不明になっても冷静に対処する。だが深夜にやっと戻って来た稲岡(横掘悦夫)が息を引き取る場面では意外なほど取り乱し、やはり仲間を引っ張るリーダーとして昼間は冷静を装っていたのだなと感じさせる。
 
 一方、山岳葬でうつむき加減で亡くなった二人に語りかける場面では、緑色の山服がとっても似合っていて落ち着いた中にも存在感があり短いシーンではあるが宮内洋らしさが良く出ている。まあ、暗い場所で黒っぽい色の服だから効果的に絞まって見えたのかも(笑)。何しろ山岳救助隊待機所に現れた時にはエンジ色のニット帽に黄色の山服っていう膨張色を着こなしていたから尚更新鮮(笑)。また、東京の好日山岳会事務局で紫門(高嶋政宏)らを迎えた時の格好も凄かった(^^;黒のポロシャツに重ねた赤いベストと赤いバンダナが妙にハマっていて、初見では思わず「すっごい似合ってるぅ〜っ!」と絶叫してしまった(爆)。
 
 ドラマ中盤、過去に稲岡らと殴り合いの喧嘩をし仲違いをしていた野上(赤塚真人)が疑われる。コースの途中で予定外の単独行動を取ったり、一人で先に帰京し山靴を処分してしまったりとミステリードラマにありがちな「いかにも怪しい男」として描かれているが、実は野上も四年前の雪崩遭難事故に稲岡らの関与を疑っていて、二人を問い詰めたための喧嘩だったと分かる。関係者のあゆみ(大河内奈々子)や荘平(宍戸開)が稲岡らを疑うのは分かるが、無関係の野上ですら二人を怪しいと感じているのにリーダーの及川が何も感じていないらしいのが全く呑気。野上と稲岡らの乱闘も「(原因は)些細な事のようでした」とは・・・(^^;社会人が集まってる趣味のグループだからメンバーそれぞれの性格や行動パターンを把握しろとは言わないが、いくら穏やかな性格でも一応はリーダーなんだからもうちょっと周囲に気を配りなさい(苦笑)。
 
 ドラマのキーパーソンになる役ではないが画面のどこかに映っている時間が多いので「どれくらい役に入り込んでいるのか」を観察するのには丁度いい。複数の人が同じフレームに入っている時、軽い所作を入れる事で観ている側の意識を演ずる側へ引き寄せる場合がある。計算の上なのか無意識なのかは分からないが、宮内扮する及川啓介は他の人の会話を聞きながら重々しくうなずいたりちょっと苦し気な表情を見せたりと小さな仕草がとても目立つ。それが一番目についたのは三方に分かれて捜索していた山岳救助隊と及川らが合流した場面。紫門を先頭に全員歩き出すのだが何故か及川は動かない。よく見るとさり気なく手袋を直していた(笑)。このワンテンポずらした動きがとても印象に残る。また、挨拶やあらたまった会話の時にはその都度必ず帽子を脱ぐ動作を入れているのも宮内らしいと感じた。
 
 稲岡らが遭難する回想シーンに及川たち一行が渓谷に架かる吊り橋を渡るシーンがある。この吊り橋の形がとても綺麗で宮内が好きそうな感じだったから「芝居とはいえ、ただ歩いてるだけなんてつまんなかっただろうなぁ〜」とちょっと深読み(笑)。だがこの北アルプスでのロケは体調が万全ではなかったらしい宮内洋。それでなくても寒くて雪深い山道は大変だったと思うが、不調を感じさせない動きに役者根性を見た気がした。

 「女と愛とミステリー」ってシリーズだから、そのタイトルから金や女が絡んでドロドロしたドラマを予想していたのだが、かなりあっさりしていてストーリーも平板。トリックや犯人当てよりも、雪の中を遭難者の救助に走り回る「山岳救助隊のドキュメンタリードラマ」風の仕上がり。収容した遺体を載せたヘリコプターを全員が敬礼して見送ったり、救助隊メンバー五人が横一列に並んで歩く姿を逆光にしてシルエットで見せるなど「カッコイイ」と思わせるシーンも多く飽きさせない。ただ、聞き込み捜査のように歩く紫門と宏美さん(一色彩子)の行く場所行く場所が思いっ切り「東京観光名所」だったのには苦笑。都電荒川線、浅草の花やしき、浅草寺、隅田川の遊歩道に水上バス(隅田川ライン)と、まるでおばあちゃんの観光地巡り(爆)。さすがは関東ローカルなテレビ東京、ロケ地にもこだわってる?

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