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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/ABC放送 1982/6/4〜12/24 金曜午後9時〜10時 全28回 監督/小西通雄、永野靖忠、小澤啓一、他 脚本/鴨井達比古、中村勝行、他 音楽/若草恵 出演/黒沢年男、植木等、夏樹陽子、名高達郎、沖田さとし、他 制作/朝日放送、松竹芸能

【 STORY 】
 赤坂の高級料亭の従業員・安原が何者かに狙われ殺された。この料亭は政治家や財界人、高級官僚たちのさまざまな裏工作のために利用されていて、安原はその裏のつながりと密談を克明にメモした手帳を作っていたために殺されたと判る。ハングマンへの指令はこの安原メモの公開とメモの抹殺をもくろむ黒幕の存在を暴く事。そして偶然安原から手帳を預かっていたタミーに矢沢と名乗る謎の男が接近する。
 
【 私立探偵 矢沢孝太郎 】
 私立探偵をやっているが開店休業状態で名前も偽名、どうやら闇の裏家業を生業としているらしいミステリアスな男。東南アジア某国副首相との地下鉄工事をめぐる裏取り引きの発覚を恐れた大手商社社長・階堂の依頼で安原を追っていたが、身の危険を感じた安原は偶然居合わせたタミー(夏樹陽子)に手帳を預け階堂のお抱えチンピラに殺される。矢沢はタミーが手帳を持っているのではないかと探りを入れるため安原の葬儀に出席したタミーに声をかける。
 
 おなじみレイバンのサングラスにペンシルストライプのスリーピースはほとんどヤクザ(番組後半ではこれに赤いネクタイが加わる(^^;)だが悪役っぽいふてぶてしさが良く出ていてハマッているキャラクター。人違いのふりをしてタミーに声をかけ自分の車に誘い込むあたりはなかなか手慣れていてかなりのプレイボーイ風。
 
 タミーが手帳を持っていると確信した矢沢はタミーの店を訪れ度々接触を図る。タミーもまた矢沢を辿って黒幕の尻尾を捕まえようとしていた。二人は互いの腹の探り合いをしていたが先に気を許したのは矢沢だった。当初、一千万円で安原メモの回収を請け負ったものの、自分を信用せずにチンピラを使って安原を殺しその娘までも襲わせるという階堂のやり方に腹を立てていた矢沢は、タミーに一千万円の話を持ち掛け彼女が「一億なら」と言うとあっさり承諾、階堂のオフィスに乗り込み取り引き額を一億円に釣り上げる。

 サングラスをかけている前半は瞳の動きが見えないためかなりクールでドライなイメージがあるが、サングラスをはずし素顔を見せた時、タミーに心を許してしまったのが良く判る。タミーに迫るが上手くかわされてしまうなどやはり駆け引きは女の方が一枚上手で、タミーを自分の思い通りにしようとしていて実は徐々に心惹かれ、女の思う侭に動かされて行く様子は男の哀愁すら感じさせる。
 
 「金が手に入ったら、海の向こうへ行こう」タミーと約束した矢沢は手帳を手に取り引き場所へと向かう。だがそこには矢沢が邪魔になった階堂が送り込んだチンピラの銃口があった。殺気を感じて応戦(何故か拳銃持ってるんだよね、やっぱヤクザな家業だ)するがたちまち4〜5発くらって倒れる(このシーンは弾着のぶっ飛び方が派手で迫力がありかなり見応えがある)。だがその手にはしっかりと手帳が握り締められていた。
 
 「矢沢さんっ!」と駆け寄るタミー。その腕の中で「一緒に海の向こうへ行きたかったぜ・・・」と唇の端で薄く笑い息絶える矢沢は最後までカッコ良すぎる。最初はヤクザにしか見えなかったのにいつの間にかヒーローにとって代わっている宮内洋。毎度の事ながら感心してしまう。
 
 任務を遂行するためと割り切って矢沢と付き合っていたタミー。矢沢が死んでも涙ひとつ見せない。だが心のどこかで、自分たちと同じ世界に住む者の臭いを感じていたのかも知れない。タミーの足元に落ちている新聞紙。そこには「港に身元不明の死体」の記事と矢沢の写真。見知らぬ人に矢沢の面影を見るタミー。初代お庭番@「暴れん坊将軍」コンビの、ほろ苦く切ないクライマックスであった。

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