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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/テレビ東京系 1979/9/22〜1984/3/31 土曜午後9時〜10時 全232回 監督/岡康季、手銭弘喜、江崎実生、長谷部安春、他 脚本/山浦弘靖、山崎巖、和久田正明、土橋成夫、他 音楽/玉木宏樹 出演/松方弘樹、瑳川哲朗、夏樹陽子、南条弘二、山田由紀子、他 制作/ヴァンフィル

【 STORY 】
 江戸で1、2を争う呉服問屋・立花屋の娘・お糸の夫・佐平が無残な首なし死体で発見された。立花屋では10年前にもお糸の父親でもある先代がやはり同じ手口で殺されたという。悲しみにくれるお糸は、夫と父の霊を弔うため出家し尼寺に入る。やがて、先代亡き後立花屋の主人に収まっていた先代の弟・幸右衛門とその息子も惨殺される。事件のあった場所では必ず正体不明の尼僧の姿が目撃されていた。

【 立花屋手代 佐平 】
 10年前、立花屋の乗っ取りを企み先代の娘・お糸(麻丘めぐみ)をたぶらかした佐平(宮内洋)は、その結婚に激怒した先代を惨殺する。娘婿の立場で店を仕切る腹積もりの佐平だったが、その計画は先代の借用書を盾に立花屋へ乗り込んで来た幸右衛門とその息子によって中断を余儀なくされる。殺人鬼の本性を隠し、お糸の優しい夫として、そして立花屋の手代として幸右衛門親子に仕え熱心に働く佐平。だがその裏では更に恐ろしい計画が着々と進められていた。
 
 立花屋は呉服問屋としてだけでなく、出世を企む大名や旗本に金を貸して私腹を肥やしていた。やはり出世のために立花屋から多額の借金をしていた平尾をそそのかし、尼寺・妙真院の院代(岡本麗)をたらしこんだ佐平は、刑場から盗んだ首なし死体に自分の着物を着せて佐平に仕立て上げ、首を斬られて殺されたように偽装し妙真院の離れに隠れる。そして自分の野望の邪魔になる幸右衛門とその息子を尼の姿で殺害する。一方、お糸は佐平に金で吊られたお遍路姿の老婆に、立花屋を狙った幸右衛門が父親を殺しそれを知った佐平は口封じのために殺されたのだと吹き込まれていた。佐平はお糸に幸右衛門親子殺しの罪を着せようとしていたのだった。
 
 それにしても、着ているものだけで偽の首なし死体を佐平だと信じ込む立花屋の連中もどうかと思うんだが(^^;同心ももっとちゃんと調べろよ。血液型や指紋までとは言わないが(時代劇だし(笑))せめて身体的特徴の突き合わせくらいしとけってば。ひょっとして佐平は、平尾を通じて奉行所にも裏から手を回した可能性があるな。だとすればまったく大した悪党だ。
 
 悪党と言えば、仏に支える身でありながら佐平に抱き込まれ、首斬りの片棒担いだ院代も相当な生臭尼だ。一体、この二人はどうして知り合ったんだろう?男に溺れた処で所詮は尼の身、夫婦になれない事は分かっている筈。何故に佐平は尼なんぞを味方にしたのだろう?首斬りは単なる辻斬りの仕業にしておけば面倒がないものを。
 
 佐平のやった事だけを羅列するとすごい悪人に見える。確かに佐平はものすごく非道な極悪人で庇い立てする処など塵ほども見当たらない。だがその極悪非道な性質はその生い立ちにあった。兄弟を間引きされるほどの極貧な家に生まれた佐平は貧乏を嫌い、日本一の商人を目指していた。立花屋の乗っ取りも日本一の商人になるための手段だった。目的のためには手段を選ばない、だがただがむしゃらに突っ走るのではなく、緻密な計画を立て、10年もの長い間本性を隠し周囲の信頼を得てから計画を遂行するその行動力と執念は、悪人と言えども凄いの一言に尽きる。
 
 そしてこのエピソードにおける宮内洋はとにかく綺麗。特に、殺害する時に身に纏う白い頭巾と黒い法衣の尼コスプレがメチャメチャ似合うっ!(って、コスなのか(^^;)やられの綺麗さとはまた違う中性的な魅力の綺麗さに、思わずぼぅっと見惚れてしまった(*^^*)でも、尼のコスって要するに女装って事なんだよね(爆)。一度宮内洋の女装が見たいと思っていたので、思いがけなく願望が叶った形にはなったが、それにしてもデカい尼さんだこと!(笑)
 
 妙真院の離れにいる処をお糸に見られ、逃げ出したお糸を追いかけその目の前に立つ佐平。頭巾を脱ぎ捨て正体を明かすその動きが、変装を解く時の番場壮吉状態だったのには爆笑(^▽^)えーっと、何もそんな力いっぱいカッコつけて脱がなくても(爆)。そして、全ての悪事を暴かれ清次郎(松方弘樹)と対峙する佐平は、もうほんっとに綺麗でもの凄くカッコいい。覚悟を決めたようにまばたきひとつせずじっと清次郎を見据えるその目はまさに時代劇版「美形の敵キャラ」とも言えるほど強い光を放ち、立花屋の主人の首を一刀両断で斬り捨てたほどの剣術で隠密同心を相手にしても決して引けをとらない剣さばきを見せる。綺麗(女ったらし)で頭脳明晰で(悪知恵が働いて)剣術(人を殺める技)にも長けている佐平は、ただの商人にしておくのは勿体無い男だ。最も、結果的に「ただの商人」じゃなかったから、最期は清次郎に斬り捨てられてしまうのだが(^^;あー、もったいない(爆)。


['07/1/16 up date]

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