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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/テレビ朝日系 1985/8/2〜11/8 金曜午後9時〜10時 全13回 原作/石森章太郎 監督/川村透、貞永方久、他 脚本/鴨井達比古、長野洋、他 音楽/津島利章 出演/緒形拳、古手川祐子、新藤栄作、桜金造、小林稔侍、戸浦六宏、織本順吉、他 制作/朝日放送

【 STORY 】
 強盗事件で逮捕された工員・柏木は単純な容疑にも関わらず黙秘を続ける。まるで警察に挑戦するかのような頑なな態度に取り調べ刑事達の間には苛立ちが隠せない。数々の迷宮入り事件を得意の「犯罪考古学」の分野から解明して行く、通称「おみやさん」は、柏木の黙秘には15年前のOLレイプ未遂事件が絡んでいると推理、その裏に隠された柏木兄弟の秘密を探って行く。
 
【 警視庁捜査次官 倉本敏之 】
 38歳の若さながら警視庁捜査次官と言うポストにあり末は警視総監を目指すキャリア中のキャリア。だが彼には人に言えない秘密があった。15年前、勉強疲れからか帰宅途中のOLを襲ったのだ。幸いにして事件は未遂に終わるものの、旧家で名門の倉本家の中で父親の期待を一身に受けエリートコースを進んで来た敏之にとって、事件が明るみに出る事はエリートコースからのドロップアウトを意味した。
 
 幼い頃から仲の良かった倉本兄弟。敏之の弟は兄をかばい警察へ出頭、前科者となる。父親はマスコミに手を回して事件を揉み消し、身内に犯罪者がいてはエリートコースに乗れないと母親は弟を連れて離婚、旧姓の柏木に戻る。それ程までに大切にされ守られて来たにも関わらず、警視庁のキャリア組となった敏之は別れて暮らす母親の葬儀にも出席する事はなかった。
 
 自ら志願した事とは言え、兄をかばって前科者となった弟は心の奥底では「兄のせいで自分の一生は台無しになった」と感じていた。それが母親の葬儀にも顔を出さず何年もの間自分を放っている兄に対しての恨みとなり「気の弱い、けれどとても優しい」男を「強盗犯人」に変えてしまったのだった。
 
 ストーリーの前半は強盗犯・柏木と取り調べ刑事達との根比べが延々と続く。自供しない事が罪を重くすると知っているにも関わらず黙秘を続ける柏木の姿に言い知れぬ執念を感じたおみやさん(緒形拳)は、レイプ事件を洗い直し柏木の兄・倉本の存在に辿り着く。そして後半、倉本が登場するのだが・・・。
 
 いきなり「高校時代の倉本」はちょっと辛い(爆)。勉強部屋で机に向かう宮内洋は黒縁メガネに白いVネックセーター姿で、いかにも受験勉強中と言うシチュエイション。昭和40年代の設定だから確かに黒縁メガネが「インテリ」ってイメージはあるけど、若作りうんぬん(^^;よりも、とにかくダサイ!と言う印象がドーン!と来るワンカット。そして高校の校門から学生服姿で出て来るシーン、土手に座り本を数冊抱えて勉強するシーンと「勉強一筋のダサイ奴」って印象を「これでもか」と突きつけられるような場面が続く。「さすがにこの状態じゃヒーローは出来
ないだろう」と思ったら、何と瞬間的に「新命明」してるのが見えた時にはひっくり返った(爆)
 
 校門から本を抱えて出てきた瞬間、カメラの正面で立ち止まった宮内洋。右手を顔の前から頭に持って行くと被っていた学制帽を新命明風にちょっと直す。そしてカメラアングルから消える。時間にして僅か1秒足らずの間にちゃんと「ヒーローの仕草」を入れ込むのである。このこだわりは流石としか言いようがない。
 
 さんざんダサイ姿を見せ付けられてうんざりする頃、現在の倉本捜査次官が登場する。黒塗り運転手付きの高級車から降り立った倉本はダサダサな学生時代がまるで嘘のようにスカッとしたスーツ姿。黒のスリーピースに襟とカフスの大きいYシャツ、そして黒縁から銀縁のメガネに換えた倉本は一分の隙もない。最も、きっちり七三分けにした髪型も右側の毛先がちょっとハネているのはご愛敬か(^^)
 
 現場のドタバタした刑事達に対し、話し方は丁寧だが一段高い場所から命令を下す倉本はいかにもエリート然としてその存在感は他を圧倒する。特に宮内洋らしさをより際立たせるのが一度軽く目を伏せてから後ろを振り返る独特の「振り向き」ポーズ。この動きが入った事で倉本のクールさが一層強調された。
 
 弟と再会しかつての自分の罪を認める倉本。母親や弟の事を忘れた訳ではなかったと謝罪する兄に激昂する弟。だが何と責められても自分のペースを崩す事なく話し続ける倉本は宮内の得意とするキャラクターだろう。モノローグ的な台詞回しをさせると宮内の台詞は妙に説得力がある。
 
 兄が辞表を出す決意と知り泣き崩れる弟。抱き締める兄・・・ああ、美しき兄弟愛、と思いきや兄は弁護士の資格を生かすと言う。ん?まぁ、15年前の事件は弟が身代わりになって刑が確定してるし、真犯人が判っても今更裁判は出来ないから倉本が罪に問われないのは仕方ないとしても、そんな人間が弁護士になって良いもんか(^^;;

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