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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/テレビ朝日系 1992/4/8〜9/23 水曜午後9時〜10時 全25回 監督/永野靖忠、他 脚本/小木曽豊斗、他 音楽/甲斐正人 出演/藤田まこと、小川範子、ぼんちおさむ、島田順司、梅宮辰夫、真野あずさ、他 制作/テレビ朝日、東映

【 STORY 】
 以前補導した事のある男が安浦刑事に相談を持ち掛けて来た。自分が勤めている金融会社がある女性への融資を断ったのだと言う。娘の借金に心を傷めていた安浦は300万程のローンを抱える水沼梢子が気になり相談に乗る事にした。そんな時、マンションの階段から突き落とされたと思われる殺人事件が発生。殺された女性と梢子が友人だったと知った安浦は梢子をマークする。

【 創伸建設営業課長 柴田哲也 】
 株で失敗し財産処分にまで追い詰められた時に偶然言い寄って来た部下の女相沢恵子をたぶらかし、自己破産するまで貢がせた挙げ句に殺してしまう(過失致死だが)と言うワイドショー向け不倫事件の典型的パターンを踏んだ男。部下を食い物にしている事を会社に知られたくないあまり恵子の退職をあっさりと認めるが、結婚話を餌にズルズルと関係を続ける。
 
 なかなか妻と離婚しようとしない柴田に業を煮やした恵子は、かつての同僚で現在は柴田の部下となっている水沼梢子(川上舞衣子)を自宅に招き柴田と引き合わせようとするがそれを知った柴田が激怒。痴話喧嘩の最中、誤ってマンションの階段から恵子を突き落としてしまう。
 
  自己破産するほど柴田に貢いでいるとも知らず「自己を確立している恵子」に対抗意識を燃やした梢子は負けじとカードを使いブランド物を買いまくる。だが利子が利子を呼び雪だるま式に膨れ上がった借金を前に、恵子が破産していた事を知り自らも自己破産を選ぼうとする梢子。安浦刑事(藤田まこと)に諭され反発した梢子は同僚達とゲームセンターのUFOキャッチャーに興じている最中、柴田の「ゲーム」と言う一言から恵子が自分と彼の名前を「あるモノ」に書いてあるのだと話していた事を思い出していた。
 
 「恵子の彼氏の名前が書いてあるモノ」それはTVゲームが好きな恵子がゲームソフトのキャラクターにつけた名前だった。事件のキーワードに思い当たり喜ぶ梢子を見つめる柴田。「何とかしなければ・・・」そんなひきつった表情してたら、どう見ても「自分は怪しい」と顔に書いているようなモンじゃないか(苦笑)。そして深夜、恵子の部屋に忍び込み暗闇の中で次々とゲームソフトを立ち上げる柴田。作品が制作された時期から類推して恐らくスーパーファミコンではないかと思うが、宮内のカセットを差し込む手つきがかなりアヤシイ(爆)。実はあんまりこのテの機械に触った事がないんじゃないかと勘ぐりたくなる(^^;そこへ「恵子を殺した犯人は私が見つける」と友情と正義感に燃えた梢子がやって来る。
 
 来ると思っていなかった現場に来られて焦った柴田は梢子にも手をかけるが未遂で終わる。梢子に顔を見られてあっさり御用となり取り調べ室で詰問される柴田には最早精彩の欠片もなく、過失致死とは言え愛人を殺し口封じのために目撃者である梢子までも殺そうとしたヤリ手の中間管理職にはとても見えない程弱々しい。宮内洋の「弱々しい姿」と言うのはどうにも違和感を感じる。宮内には、殺人犯ならトコトン悪でいて欲しいしエリートなら肥大化した選民意識の持ち主、女を食い物にするなら目一杯優しく妖しい魅力のあるヒモでいて欲しい。つまり極端に走ったキャラクターが一番似合う。それは演じやすいだけでなく見る側の「宮内洋のイメージ」とのギャップが少なくて済む。出来上がってしまったイメージを崩す事は本当に難しい(苦笑)。
 
 カード破産、株式売買、金融ローン会社の取り立てなど、バブルがはじけた直後の混乱した時代を反映した作品。当時は社内不倫が一般的に流行していて課長や部長など中間管理職のオジサマがリストラの心配をせずに部下を可愛がっていられた最後の時代。そしてこの頃から愛人持ちの中間管理職と言う役柄が妙に増えて来た宮内洋(苦笑)。まあ ブルーのスリーピースに紅色のネクタイが良く似合う(一歩間違えればヤーさんだが(^^;)、黙って立ってるだけで女性社員がキャーキャー言いそうなタイプだから増えるのもうなずけるが(爆)。
 
  だが、このテの役が多い割に宮内の芝居に「艶っぽさ」が感じられないのは何故だろう。ヒーロー張ってる時にはあんなに色っぽいのに(爆)愛人を見つめる目に全く色気が感じられないのだ。好きでもない女を「愛しているフリをして」利用するだけ利用した挙げ句に殺す、そんな役柄はこれまでにもあったがその時の宮内洋の目には艶があった。宮内の演技に必要な事は瞬発力。ワンカット、一瞬のアップから放たれる凝縮された強烈なメッセージ性が今までファンを魅了し続けて来た宮内洋の個性だ。だから、どんなに短いカットでもその一瞬に「愛憎」を見せて欲しかったと思う。

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