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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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「快傑ズバット」

【 作品データ 】
放映/東京12チャンネル系 1977/2/2〜9/28 水曜午後7時30分〜8時 全34回 原作/石森章太郎 監督/田中秀夫、奥中惇夫、小西通雄、広田茂穂、他 脚本/長坂秀佳、滝沢真理、田口成光 特撮/特撮研究所、関山和昭 音楽/京健輔 出演/宮内洋、大城信子、中野宣之、斎藤真、はやみ竜次、矢吹二朗、松本聖、青森伸、他 制作/東映、東映エージェンシー

【 STORY 】
 私立探偵・早川健は親友の科学者・飛鳥五郎を目の前で殺される。早川は飛鳥が研究中だった宇宙開発用強化服と特殊車輌を自力で完成させ、飛鳥殺しの真犯人を捜すため復讐の旅に出る。行く先々で待ち受ける悪の大組織ダッカー傘下の暴力団の用心棒と様々な技競べをしながら、敵の猛攻に対してはズバットスーツを装着、空飛ぶ車ズバッカーを駆るさすらいのヒーロー快傑ズバットとなって悪を一掃。早川の犯人捜しの旅は続く・・・。

【 快傑ズバット/早川健 】
 「渡り鳥シリーズ」の特撮版との呼び声もあるがなにしろ他社のイイトコ取りをしまくるのが東映。この作品も任侠ありマカロニウエスタンあり海賊ものありとまさに何でもアリのごった煮状態。
 
 宮内洋のキャラクターの中で最も「らしい」と評されている役。新命明の「クールでキザ」を継承、シニカルさも加わりオーバーリアクションで楽しそうに演じている。ひとつひとつの挙動が芝居っ気たっぷりで彼の演技の原形が全て含まれているのだが、あまりにもイメージが強烈なため、その後演じた役が全て早川健に見えてしまうほどだ(それは私だけか?)。
 
 ただ、一般に言われているほど早川健はキザではない(自分で言って驚くのも変だがスゴイ大胆な見解だ!)。本放送を観ていた当時もビデオで見直した現在も「すっげーカッコつけてる」とは思うが。何故か?それは早川健の「キザ」は敵に対しての威嚇であり一般の人に対しては普通に接しているからだ(それでもかなりカッコつけていることは事実だが)。その間でメリハリのある芝居をしているのだが「キザ」のインパクトが強すぎるためか、「早川健=キザ」のイメージがついてしまったのだろう。

 作品自体はかなりチープな作りで「東京12チャンネル!!」という臭いがプンプンする。仮に配役が違っていたら完全にコケていたであろう。おまけに早川健が旅先でふれあう人々の生活感が濃厚で、ストーリーの根底に貧乏臭さが漂っている。その貧乏臭さが長坂秀佳脚本の良さだというが、宮内洋の生活感の無さとのギャップがありすぎたように思う。
 
 この作品に登場する敵役は全て生身の人間である。でもって意外と弱かったりする。主に戦うのはその悪玉の用心棒達で、妙な殺人技術を持ってはいるがやはり人間には違いない。連中は白昼堂々と殺人を犯し、銀行強盗をし、恐喝し、土地を巻き上げ、ひとつの村全体がその恐怖に脅えていたりする。流れ者の早川が気づくほどその悪事は大胆なのに警察は摘発出来ない。唯一、早川の大学時代からの友人で本庁刑事の東条(斎藤真)がズバットの後を追いかけ一味を逮捕してまわる。 この東条、ズバットの正体を知るただ一人の人物だがズバットの行く所日本全国どこへでも品川ナンバーもしくは練馬ナンバーのパトカーで駆けつける。まるで「ルパン3世」の銭形警部のようだ。
 
 ストーリーの奇抜さもさる事ながら、キャラクター設定も他の特撮の追随を許さない。レギュラーヒロインがヒーローに想いを寄せるパターンは多いが、「ズバット」でも飛鳥の妹・みどりが早川を慕っている。が、早川は決してなびかない。いくらヒーローとはいえ生身の人間だ。改造人間でもロボットでもないのだから多少心が動いてもよさそうなものだが。また宮内自体があれだけキレイな顔してカッコイイのに男性フェロモンを全く感じさせない俳優ときてるから不思議だ。まさにヒーローを演じるために生まれてきた役者なのだろう。
['97/2/4 up date]

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