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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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【 作品データ 】
放映/東京12チャンネル系 1978/5/17〜1979/3/14 水曜午後7時30分〜8時 全41回 原作/八手三郎、M.C.G 監督/竹本弘一、小林義明、他 脚本/上原正三、高久進、曽田博久、他   特撮/特撮研究所 音楽/渡辺宙明 出演/香川浩介、三浦リカ、安藤三男、賀川雪絵、西沢利明、他 制作/東映、東映エージェンシー

【 STORY 】
 オートレーサーの山城拓也は地球を狙う鉄十字団に父を殺され自らも瀕死の重傷を負う。故郷のスパイダー星を滅ぼした鉄十字団を追って地球に来たものの鉄十字団総統・モンスター教授に400年間も幽閉されていたスパイダー星人・ガリアに助けられた拓也は、彼の意志とスパイダーマンとしての能力を受け継ぎ鉄十字団との孤独な戦いに身を投じるのだった。

【 麻薬Gメン 立花剛 】
 第31話の後も立花刑事役で出演しているようだが、残念ながら版権がらみ(原作がアメリカンコミックである事は周知の事実)で再放送や更なるビデオ化、LD化は絶望的であるため、もはや日の目を見る事は不可能に近い。だが版権問題が生じる前に発売されたビデオに収録されている第31話だけでもその凄まじい世界は充分感じ取れる。
 
 宮内洋扮する立花刑事は麻薬捜査官。だが初見ではどうやっても刑事には見えない。なぜなら黒の上下に赤のスカーフ、ベージュのポンチョとテンガロンハット、おまけにギター付きという宮内洋ベストコスチュームとも言うべき衣装で登場したそのオープニングは、どう見ても早川健そのもの!「ズバット」を終了してからこのタイプのキャラクターがなかったためか、宮内は実に気持ちよさそうに伸び伸びと演じている。
 
 鉄十字団が作り出す麻薬「マッシュ」を追っていた立花刑事は、妻を鉄十字団に殺されその場に居合わせた息子のタケシも交通事故で記憶喪失となり言葉を失う。立花は妻殺しの犯人を探すため犯人の顔を見たタケシを連れジープでさすらいの旅を続ける(やっぱり早川だ)。これと思った相手のもとに子連れで乗り込み息子に顔を確認させてはポンチョを翻して銃で敵を射ちまくる(それも百発百中の腕前!)という、いくらなんでも、おまえ刑事だろう?とツッコミたくなるハチャメチャな設定だが宮内を見ているとそれが当たり前に思えて来るから不思議である。
 
 ハチャメチャついでにもっとスゴイのはスパイダーマンより強かったりする事である。確かにスパイダーマンは強い。だがそれは身のこなしが軽い、すばしっこい処から来る強さで相手を叩きのめすパワーではない。これが宮内のキャラクターになると相手をぶちのめす強さであるからそのインパクトは並みではない。確かにアクションのスピードではジャパン・アクション・クラブには到底太刀打ち出来ないが、宮内は「見せる立ち回り」という点においてずば抜けたセンスを持っている。
 
   この作品はまさに宮内のために書かれたとしか思えないストーリーと演出(脚本/上原正三、監督/竹本弘一、共に戦隊シリーズを多く手がけている )で「ズバット」並みの立ち回りと表情のアップ(特に目のアップが多い)が宮内の持ち味を存分に引き出し、タケシとの父子関係もしっかりと書き込まれた脚本は短い時間ながら宮内洋の世界をたっぷり堪能出来る。そして宮内の世界で欠かせないものと言えばもちろん「ソロの挿入歌」。記憶を失ったタケシを前に、殺された妻と3人の楽しかった過去を回想するシーンでギターを爪弾きながら歌ってくれちゃうのだが・・・。何しろ音はとれていないし、出だしのキーが高いため声が裏返ってしまっているしでどうにもこうにもサマにならない。歌だけ吹き替えにすれば良かったと思うのはファンとして邪道だろうか?
 

 この回、山城拓也(香川浩介)は3カットくらいしか登場せず宮内とはスパイダーマンに変身したままのからみとなっている。これは実に上手いやり方だ。こと宮内洋と素顔で競演した場合主役が喰われてしまうのは目に見えて分かっている。ならば変身したまま「主役は俺だっ!」と視聴者にアピールした方が共存出来るというものだろう。


['97/2/4 up date]

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