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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第92話「今年もよろしく世界殺人協会」 (放送日:1970/1/3)
 
 新型地雷の開発に成功した組織が、各国のテロ組織を集め裏磐梯高原ホテルで入札を行うという情報をキャッチしたキイハンターは、吹雪をテロ組織のメンバーとして入札会場に潜入させ、地雷回収作戦を立てた。だが吹雪は入札に失敗。一方、落札した謎の女を脅迫して(^^;発信機をつけさせた風間は地雷製造工場を突き止める。
 
 言わずと知れた国際警察捜査官・壇俊介初お披露目エピソード。「ゲスト出演させ様子を見てからレギュラー入り」という当時の東映ドラマの王道パターンを踏んだその初登場は、ブラックスーツに白いネクタイ、薄いサングラスをかけた顔を外国雑誌で隠し、テロリストにすり替わった吹雪をサングラスの奥から値踏みするという、ハードボイルドなシーンで始まる。
 
 組織に用心棒として入り込んでいるらしい壇は、集まったテロリストたちを会場となるホテルの部屋へと案内し、入札の間も目を光らせる。そして、吹雪に「ご案内します」と雑誌を置いて立ち上がった時の仕草、ドアの前でサッとサングラスをはずし振り返りざま拳銃を向ける動作、吹雪の身元を確認しそれでもまだ信用していないような、ちょっと目を細めて上から見下ろすような表情には思わず大爆笑。だって

今も35年前と全然変わってないじゃんっ!!(*^o^*)
 
 その後、落札した女を案内して地雷工場へと向かう時には、車の運転を任され現金の詰まったアタッシュケースを持ち最後尾を歩くなど、用心棒としてはかなり信頼されていたように見えるが、その時の格好が黒のトレンチコートに白いマフラー、サングラスって(^^;ファッションセンスも35年モノか?(爆)おまけにそのサングラスとトレンチコートが猛烈に似合わない。いや、もちろんカッコイイんだけど、筆者がそれがもっと似合う時期を知ってしまっているだけに、何と言うか、幼児がパパの革靴を履いて遊んでいるような妙な落ち着かなさを感じさせられる。年齢的にまだ体格が出来上がっていないのと、やはり顔が幼いためだろう。最も、そのアンバランスさがまた可愛いんだけどね♪(はあと)
 
 組織に信頼されているように見える壇だったが、工場に潜入し警備兵に見つかった風間を助けた瞬間、組織に捕らえられ「奴らは国際警察だ」と正体を見破られる(実は潜入捜査官だってバレてたんじゃないか(^^;)。雪の地雷原に放り込まれた二人は地雷とマシンガンの嵐の中を脱出する。爆発の中を逃げ回るこのシーン、二人の動きが全く同じなのがとにかく面白い。同時に飛んで、同時に転がって、顔を起こすタイミング、立ち上がるタイミング、コケる場所まで全部一緒。そりゃあ同じルートを逃げてるんだから同じ位置で引っ掛かるのは理屈では分かるけど、双子って言うか、ほとんど兄弟みたいに見えてちょっとほのぼの(笑)。
 
 しかも、大雪原でのロケだというのに、壇の格好!ムチャクチャ寒そうな衣装!観てる方が耐えられないほど薄着!額には柄のニットターバン、白っぽいニット?に黒っぽいベストを重ね襟元にもスカーフぶら下げて、よく見ると細いチェーンベルトまで巻いてるし、これってどう見ても60年代ヒッピースタイル入ってるよ(^^;まぁ、風間が全身黒っぽいスキーヤースタイルに対して壇の格好はあまりにも季節感なさすぎだが、映像の中で差別化するには丁度良かったのかも知れない(それで納得するのか@自分(^^;)
 
 新型地雷を積み込んだ輸送トラックを強奪するため、スノーモービルで追う風間と壇。うわっ、デカイ野郎が二人も乗ったら重くてスピード出ないんじゃないか?(爆)しかも壇ってば「風間さん、見ていて下さい。必ずトラックを強奪してみせますよ」って、アンタ張り切り過ぎだよ。と思っていたら、案の定トラックに飛び乗り損ねて引きずられ、挙句の果てに強奪失敗(苦笑)。そっかぁ、壇って、初登場の時からキャラクターの方向性が決まってたのね(^^;
 
 さて、このエピソードの見どころのひとつである「トラック引きずられ」。ただトラックのスピードで引きずられるだけじゃなく、マシンガンで狙い撃ちされながらというサブ設定もあって、ロープとの摩擦熱でグローブに穴が開くんじゃないかと心配になるほどの迫力。これが自力でロープを手繰り寄せてトラックに乗り込めたら風間級なわけで、ここで脱落するから壇らしいんだけどね(バキッ!)
 
 風間とのタッグマッチで組織を壊滅させた壇は押収した地雷を国際警察に運ぶため、キイハンターのメンバーに挨拶に立ち寄る。「なかなかカッコ良かったよ」と風間に言われた壇は、嬉しくもあり照れくさくもありものすごく複雑な苦虫つぶしたような顔で「何かあったらまた呼んで下さい」とぶっきらぼうに言い残し(これを「棒読み」と表現するのはさすがに酷だろ(笑))スノーモービルで(逃げるように(^^;)去って行く。
 
 この時の壇がもう超〜こわばった表情で、初々しいを通り越し今にも倒れそうな顔になっているのがメチャクチャ笑える(鬼)。寒さでこわばっているとも受け取れるが、やっぱり緊張も大きかったんじゃないだろうか。それにしても最初の風間と壇の「出会い」を見ていると、後々の風間の「壇くん猫可愛がりっぷり」がよーーーく理解出来るなぁ〜(爆)。
 

 
第103話「ダイヤルMに呼ばれた男」 (放送日:1970/3/21)
 
 黒人指導者キングが暗殺された。必死の捜査にも関わらず捕まらない犯人。ある日、「犯人を知っている」という男からキイハンターにタレコミが入り、偶然その場に居合わせた壇は島と協力して犯人を逮捕する。
 
 視聴者の熱いご要望にお答えして(?)国際警察捜査官・壇俊介再登場、というか、実質的にはレギュラー入り決定エピソード(まだゲスト扱いだけど)。初登場時の超〜緊張しまくった雰囲気はすっかり抜けて、いつの間にかキイハンターのメンバーに混じり呑気にポーカーを楽しむ程なじんでしまっているんだけど、初登場時を知らない(観たけど記憶にないとか(^^;)って視聴者には、自己紹介なしはちょっと不親切だな(苦笑)。
 
 とは言え、やっぱり新米は新米なわけで(爆)、タレコミを受けた島ちゃんに「俺たちだけでこれを解決しようよ!」とそそのかされ(^^;犯人が潜伏しているホテルへと乗り込む。この場面は、新米にしちゃ島と対等に張り合えるレベルで(笑)、犯人と格闘して取り押さえ部屋を捜索するまでの一連の流れを30秒の長回しで見せている(30秒じゃ普通「長回し」とは言わないだろうが、狭い屋内でドタバタと格闘した後で冷静に芝居するのって、結構難しいと思う(^^;)。
 
 「ライフルを探せ!」と島ちゃんに使われ(^^;キング射殺に使用されたライフルを探す壇。そこへ犯人の妻(女性ゲスト出演回数では確実に上位と思われる三条泰子が股下10センチの水玉ワンピース姿で新婚の妻を熱演(笑))がフロントから受け取った荷物を持って戻って来る。それはいかにも「長いモノが入ってます」と言いた気な大きさと形。その包みを奪い取るようにして開いた壇は、緊張した面持ちで物証となるライフルを発見する。
 
 やがて、逮捕した男の死刑執行が明朝に決まったと聞いた二人は、あまりにも出来すぎた逮捕劇に疑惑を感じ始める。島と再捜査を始めた壇は、国際警察の武器保管庫へ物証のライフルを探しに行く。そして見つけ出したライフルを、おいおい素手で触ってるよっ!(^^;おまけに次のカットでは何と無断で持ち出してるっ!ちょっと、そんな事していいのか、壇(^^;と思っていたら、案の定「自分こそが真犯人だ」と名乗る男に襲われる。
 
 犯人の死刑執行が決まったこのタイミングにどうして真犯人が現れたのか訝る壇は、謎の男と対峙する。睨み合ったまま「俺はその謎を必ず解いてみせる!」って、本人はカッコつけてるつもりなんだろうが、何度聞いても台詞回しが風見志郎している(爆)。まぁ、感情の入らない台詞もこれはこれでクールで良いかなと思うけど(って、その一言で片付けるのか@自分(^^;)だが、男に飛び掛るもボディブロウを食らい、悠々と去って行く犯人を苦々しく見送る。つか、その程度のダメージで犯人の追跡を諦めるなんて、壇らしくないぞ(笑)。余談だが 「ヒーロー神髄」の51、52、56ページにスーツ姿で階段の途中で振り返っている写真があるが、これは壇と真犯人が出逢ったシーンを別のアングルで撮った写真のようだ。
 
 「真犯人」と名乗る謎の男は、明日死刑執行される「犯人」の兄だった。破壊工作組織のボスからキング暗殺指令を受けた弟は、結婚を控え組織から足を洗いたがっていた。それを知った兄は弟に代わり暗殺を引き受ける。暗殺を成功させた兄は海外へ高飛びするが、組織から裏切り者とみなされた弟は暗殺者の汚名を着せられてしまったのだった。兄と弟の妻は死刑執行を阻止するために暗殺を指示した組織のボスを探す。
 
 本来は島と壇の若手アクションコンビ編だったのだろうが、何故かドラマ中盤から兄@深江章喜&妻@三条泰子編にすり替わってしまい、島と壇の出番がなくなる(^^;しかも「真犯人」を追ってナイトクラブに潜入した壇は、マネージャ室の金庫にある暗号文書を見つけたはいいがあっけなく捕まり、さっぱりイイトコなし(苦笑)。組織のボス(実は刑務所に出入りしている神父)の正体を暴き死刑執行を阻止したのも兄と妻だったし。それで、結局、島と壇は何やったんだろう(爆)。
 

 
第104話「足のある幽霊部隊」 (放送日:1970/3/28)
 
 人工ルビーの製造技術を開発した物理学者・田沼博士が行方不明になって数ヶ月経った。そんな時、青梅の山中で白骨化した遺体が発見され、国際警察の村岡室長と壇は田沼の妻悦子を呼び出し遺体の確認をさせる。検死も終わってない段階で、いくら遺族でも白骨死体だけで確認できるかっつーの!と初っ端から突っ込もうとしたら、研究助手の青柳が死体は田沼だと断定する。しかも断定の理由が「頭蓋を見れば生前の顔は分かります」って、そんな馬鹿な!(爆)そんな簡単に見分けられるなら科学警察研究所でやってる複顔術なんて必要ないじゃん(^^;
 
 ある夜、田沼の屋敷に三人の男が訪れ、それぞれ「自分が田沼だ」と主張し互いに牽制し合いながら屋敷に居座る。悦子は夫が自殺したと主張するが、三人の夫は「田沼は生きている」と譲らない。発見された死体が田沼だという証拠はあるのかと問い詰められ、心身共に追い詰められた悦子はとうとう自分が田沼を殺害したと白状するが、三人は納得しない。ニセ夫のうち二人は、それぞれ田沼の人工ルビー製造技術を狙う東西の諜報部員で、どこかに潜伏している田沼を炙り出すため悦子に接近したのだった。そして後の一人が国際警察捜査官の小田切慎二。別人の死体を夫だと断定した妻に疑問を感じた小田切もまた、妻を追い詰めるためにニセ夫連合(?)に参加したのだった。
 
  このエピソード、基本的には小田切メイン@初登場編のため、壇は冒頭の白骨死体発見現場に登場するだけ。村岡室長と一緒に居る事で直系の部下だと印象付け、ラストに再び登場した村岡室長が小田切を皆に紹介する事で、小田切と壇が同じセクションだと視聴者に認識させてカラー版へと突入する、正統派ではあるがとーってもベタベタの展開(^^;この時点では小田切も部下同様にアクション派で(^^;東側スパイ@室田日出男との大乱闘やクライマックスでの悦子らとの銃撃戦など肉体を酷使して頑張っている。中丸忠雄さんてドンパチが大嫌いなお方なのにねぇ、近藤照男プロデューサーとの「お付き合い」で「キイハンター」への出演が決まったとの事。ホントにご苦労さまです(笑)。

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