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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第31話「盗まれた警察犬」 (放送日:1975/6/9)

 ある夜、鉄男は自宅に警察犬ビルを連れて行く。だが、鉄男の部屋の窓の下につながれたはずのビルが翌朝忽然と姿を消した。鉄男はビルが誰かに連れ去られたのではないかと心配するが時村らは真剣に取り合わない。だが警察犬を使った強盗発生の一報が入り事態は一変する。ビルの行方を追う鉄男は、かつての訓練士児玉がビルに強盗をさせている事を突き止める。命令には絶対服従の訓練を受けているビルは二人が正反対の命令を出した時どちらに従うのか。児玉を追う鉄男の前に無線機を取り付けられたビルが立ちはだかる。
 
 脚本を書いた長坂秀佳の後年の代表作「特捜最前線」にやはり警察犬を拉致し覚醒剤漬けにして密輸に利用するというエピソードがある。命令には絶対服従の訓練を受けた警察犬の性質を悪用したストーリーで、何かに取り憑かれたような目でビルに命令を下す児玉と、静かに、だが次第に狂気を増して行く川浦(「特捜最前線」で警察犬イカロスを拉致、麻薬漬けにして殺害した犯人。演ずるは風間刑事、じゃなくて宮内洋(^^;)にはどこか共通点を感じる。
 
 今回の風間刑事は島さんたちと鉄男をからかってるだけの「その他大勢」扱い(笑)。まったく、ビルを失って落ち込んでいる鉄男を4人(風間、島さん、時村さん、たえ子婦警)でよってたかってからかうなんて大人気ないなぁ(苦笑)。だが児玉の正体を知り、もし児玉と鉄男が正反対の命令を出したらビルはどちらに従うのかと思考をめぐらせ鉄男の身を案じる辺りはやはりキレ者の風間らしい。結局、鉄男はビルと心を通わせ力を合わせて児玉を逮捕するから風間たちの心配は無駄だったんだけど(苦笑)。


第32話「負けるな警察犬に」 (放送日:1975/6/16)

 鉄男の弟の同級生アキラの母はスーパーを経営するヤリ手の女社長。だが仕事で多忙な母は息子との約束を破るとその都度お小遣いをあげてなだめ、アキラもまた、何でもお金で解決しようとするちょっと変わった少年に育っていた。人と人とのつながりをお金でしかはかれない女社長に疑問を感じる鉄男。そんな時、スーパーをクビにされた元従業員のチンピラ2人組がアキラを誘拐し一千万円を要求して来る。捜査しようとする鉄男に女社長はお金さえあればアキラは返してもらえるからと捜査を拒むのだった。

 今回の風間刑事見事に台詞がない(爆)。それなのに妙に美味しい場面を持って行っちゃってるのが可笑しい。女社長が身代金の紙包みを公衆電話ボックスに置いて立ち去ると島さんが彼女の後を追い風間と鉄男はその場で張り込みを続けるが、いつものごとく足元に煙草をポイ捨てしちゃう風間(苦笑)。いくらヒーローじゃないからって、毎回張り込みの度に煙草の投げ捨てはマズイんじゃない?(^^;
 
 犯人が金を取りに来る気配がない事を不審に思った風間が、電話をかけるフリをして紙包みを開けて見るとそれは札束に似せた紙の束。それを見た瞬間の「しまった!」って表情がまた素敵で(^^*) クライマックスでは犯人を追い詰めた警察犬ビルを「よぉーし、ビル、ステイ!」の一言でビシッとキメ、犯人を逮捕する風間はもうめっちゃカッコ良かったし(はあと)。
 
 それにしてもこの「警察犬シリーズ」、ストーリーの内容とサブタイトルが全然合ってないのはご愛嬌?おまけに鉄男の「ビルには新しい訓練者が出来て行っちゃったんだー」ってたった一言の台詞で「ビルの出番はこれで終わり」って説明してるし(苦笑)。4週間もビルとの蜜月を過ごした鉄男、実にあっさりと別れたなぁ(笑)。


第33話「若き血潮燃えて」 (放送日:1975/6/23)

 銀行強盗殺人犯を追う鉄男を犯人と間違え取り押さえようとした青年、それは城南署配属の辞令をもらったばかりの新米刑事星川だった。ハイジャック事件の人質になった過去を持つ星川は正義感が強いあまり後先考えずに突っ走ってしまう鉄砲玉。心配した時村は鉄男を教育係として星川とコンビを組ませるが、星川は頑なに鉄男を拒み続ける。
 
 19歳の新人熱血刑事星川を演じるのは、これまた実年齢19歳の坂東八十助。歌舞伎役者が何でまた?と言う疑問を今更持ち出しても仕方ないのだが、彼が以外と動ける事にちょっとビックリ。さすがに「見せるアクション」にはなっていないが、立ち回りにもそれなりにスピードがありそこそここなせているのは若さ故か。ちなみにこのエピソードには大野剣友会の殺陣師高橋一俊が顔出しで出演、名前もクレジットされている。「刑事くん」の殺陣は岡田勝が担当していたので高橋氏は強面を買われての出演だったのだろうか。そう言えば、オープニングで鉄男に追いかけられている「犯人」は岡田氏だし(笑)。
 
 状況構わず突進する星川に、本来なら専売特許であるはずの「熱血」はお預けで「押さえ役」に回らざるを得ない鉄男。一方、犯人に対しては妥協しないクールさが「ウリ」の風間も、徹夜で犯人の取り調べをすると言い張る星川に「犯人にだって眠る権利はあるんだ」と呆れ気味。とんでもないヤツが来たものだ、と鉄男と頭を寄せ合い苦笑いする風間刑事ってばすっごく可愛いし(笑)。それでもやっぱり犯人を逮捕する時の風間は超〜カッコイイ♪手錠をかける寸前、犯人にチラッと送る目線が、ほんの一瞬なのにその”間”が入るだけでカッコ良さがグッと引き立つ。まさに「宮内洋の本領発揮」と言える瞬間で、こういう芝居がもっと観たい と思わされるカットだった。


第34話「刑事の青春」 (放送日:1975/6/30)

 警察学校時代に星川が可愛がってもらった麻薬捜査官が殺害された。彼が残した手がかりは犯人のものと思われる特殊なボタン。トナカイの角で作られたそのボタンを手に聞き込みを続ける鉄男だったが、星川は地道な捜査活動を嫌がり容疑者と思しき暴力団昴組の中井を追う。だが昴組のチンピラに叩きのめされ気絶した星川は、自分を介抱してくれたゆう子という女に一目惚れし彼女の死んだ弟の代わりを買って出てゆう子と付き合い始める。
 
 だが、実はゆう子は中井の愛人で中井が持っている麻薬を独り占しようと星川に中井を逮捕させるために接近していたのだった。そうとは知らない星川はゆう子の微笑に気を許し捜査の手の内を明かしてしまう。ゆう子の策略にハマった星川は中井のマンションへ踏み込み、鉄男の応援を得てようやく中井を取り押さえるが、そこへ風間と島さん、ゆう子が現れる。風間からゆう子の正体を知らされ淡い恋心を打ち砕かれた星川は青春の悲しみを乗り越えて行くのだった。
 
 「星川編」と言えるエピソード。ほとんど鉄男と星川のからみでストーリーが進んで行く。島さん&風間の出番は最初と最後だけ(^^;一体、風間は星川の気持ちに気付いていたのだろうか?ゆう子と星川が付き合ってるなんて事、調べている時間的余裕はなかったと思うのだが、星川を見る風間の目にはかすかに哀れみの表情が浮かんでいる。が、そこはクールな風間刑事の事、極めて事務的にゆう子の本性を明かすと去ってしまう。相変わらず冷たいヤツ(苦笑)。ま、皆に迷惑かけ通しな鉄砲玉の後輩にかける情けは持っちゃいねぇと言う処か(^^;


第35話「七夕だ デートをしよう!」 (放送日:1975/7/7)

 城南署が泥酔のおじいさんを保護した。かいがいしくおじいさんの身の回りの世話をするたえ子婦警の優しさに、今までただの同僚としてしか見ていなかった鉄男と風間は改めて彼女を見直す。たえ子への思いを風間に打ち明けた鉄男は逆に励まされ、その夜彼女をデートに誘う事に成功。二人が仲むつまじく食事をしているその頃、風間は麻薬組織のアジトへと向っていた。運び屋を逮捕された組織がその報復として鉄男を呼び出し、風間は鉄男の身代わりに単身アジトへ乗り込んだのだ。それはたえ子への思いを胸の奥に押し殺し後輩の幸せを願う男の心意気だった。

だが敵地に乗り込んだ風間はあえなく人質にされ、風間が身代わりになったと知った鉄男たちはアジトのある大沢岬へと向う。何とかして風間を救出しようとする鉄男とたえ子、一方、徹底的に叩きのめされ意識朦朧となりながら風間もまた身体を張って鉄男をかばおうとする。
 
 たえ子婦警を挟み男同士の熱い友情を描いた作品。って言うよりも、風間イイカッコし過ぎ〜っ!何でも直球勝負の鉄男は捜査だけでなく恋愛にもストレートだが、いつもクールな風間は自分の思いはひた隠し鉄男にたえ子を譲ろうとする。確かに、同僚とか身近にいる異性ってのは普段は何でもないのに一度良く見えると思いが一気に加速する傾向にあるから、それまで何とも感じていなかったたえ子が突然クローズアップされたのは分からなくもないし、鉄男は以前にもセーターをプレゼントしたりしてたからたえ子に思いを寄せるのは仕方ないけど、風間、何でアンタまで一緒に釣られちゃうのよ〜っ!(^^;
 
 脚本は第3話と第15話で鉄男と風間の男の友情を描いて来た阿井文瓶。このエピソードでも鉄男と風間それぞれに見せ場を持たせた構成はなかなか上手い。今回の見所は、風間刑事のキャラではなかなかお目にかかれない、たえ子に向けた「うなずき笑顔」と、ボコボコにされ両手の自由を奪われた風間が、鉄男に向って行くモーターボートのエンジンを止めようとキーを口にくわえるシーンが絶品♪派手なアクションがあるわけじゃないのにもうメチャメチャカッコ良すぎ。はぁ〜、ごちそうさまでした(*^^*)

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