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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第36話「青春に乾杯!」 (放送日:1975/7/14)

 鉄男の幼馴染の洋子は10年前に刑事だった父を亡くしてから母と信州で暮らしていたが、幼稚園の保母になるために単身上京した。久し振りの再会に喜ぶ鉄男。だがその翌日、洋子が捕まった。幼稚園の園長の財布を盗んだ窃盗容疑だった。一切を否定する洋子。だが彼女が可愛がっていた園児の良介が、洋子が盗んだ現場を見たと話した事を知ると態度を一転させ容疑を認めるが、自分を慕っていたはずの良介に裏切られ深く傷ついた洋子は保母を辞めてしまう。洋子の容疑を晴らすために何とかして良介から真実を引き出そうとする鉄男はそこで意外な事実を知る。
 
 洋子の父親は「仏の松」と呼ばれ、犯人の家族の面倒まで見るような温情派刑事。だがやはり刑事は刑事。彼に捕まった犯人の家族の中には人生が狂ってしまった者もいる。良介にラジコンカーを与えて嘘の目撃証言をさせ洋子を窃盗犯人に仕立て上げたのは、そんな人生を狂わされた男だった。彼の父は洋子の父親に逮捕され獄死、犯罪者の子となった男は人生をメチャクチャにされたと洋子を逆恨みしての行動だった。
 
 ラジコンカーを餌に子供を操る男、演ずるは何と岡崎徹@仮面ライダーアマゾン(^^;これがまた救いようがないほどアマゾンにキャラが被るワイルドさで、細身の身体で鉄男にナイフを向け構える姿は「まんまアマゾン」(苦笑)。このエピソードがオンエアされたのはアマゾンが終了してからまだ4ヶ月足らずの時期。確かに当時「仮面ライダー」と「刑事くん」では視聴者ターゲットの年齢が違っていたのだろう。だがそれは製作側の都合であって実際に観ている年齢層はほぼ被っていたと思われるのに、お子さまたちの夢をものの見事にぶっ壊す東映の「人使いの荒っぽさ」にはちょっと呆れてしまう(笑)。
 
 風間刑事?あまりの出番のなさにすっかり忘れていたが(^^;今回彼は鉄男とは別に殺人事件を追っていたので鉄男との絡みはほとんどない。風間刑事は鉄男と絡んで初めて「風間らしさ」が強調されるので今回の見所は特になし・・・あ、最後に事件が解決して打ち上げでお酒を飲むシーンが凄く嬉しそうだったんだけど、まさかあれ、本物の日本酒じゃないよね(爆)。


第37話「鉄男のお嫁さん!?」 (放送日:1975/7/21)

 連続強盗殺人事件が発生した。合同捜査をする事になった城西署から指名され、老刑事坂田と組んだ鉄男。定年まじかの坂田刑事はかつて鉄男の父や時村らが教えを受けた名刑事だった。愛娘と鉄男の結婚を望む坂田と、彼の娘と自分が実は父親同士が決めた許婚だと知り動揺しつつもまんざらでもなさそうな鉄男。だがその娘に恋人がいると知った鉄男は坂田に自分を諦めさせようと素行不良の振りをして捜査をサボるようになる。急に態度が変わった鉄男をいぶかしく思いながらも「三神との捜査」を手帳に克明に書き込んで行く坂田。それは定年を迎えようとしている老刑事が後継者と見込んだ鉄男への「最後の教え」だった。そして単独で捜査を続けていた坂田は殺される。犯人への怒りと同時に、別行動を取っていた自分への激しい憤りに震える鉄男は坂田が書き残したメモから犯人の糸口を見つけ弔い合戦へと飛び出して行く。
 
 前半はサブタイトル同様にほのぼのとした雰囲気だが後半はかなり重苦しい展開になる。坂田が殺されたと連絡を受け血相を変えて殺害現場に飛び込んで来た鉄男を抱き止める風間。それを振り切って坂田に駆け寄る鉄男の形相は凄まじい。そして遺体を前に声も出ない鉄男に風間が手帳を読み上げ、鉄男の気持ちを思いやってか諭すように静かに話し掛ける。鉄男を見つめる哀れみを帯びた目がとても綺麗で、普段はからかったり怒ったりして鉄男をオモチャにしている風間だが、こういう時はやはり先輩だなと感じる。動と静の対比が際立ついい場面で、阿井文瓶の脚本は風間を綺麗に描いてくれるので嬉しい(*^^*)
 
 今回の見所は何と言っても潮健児(テロップは「健志」表記)が「ふつーのチンピラ」役で出演している事!(笑)。何しろ私的には「潮さんが人間役やってる」ってだけでビックリ(^^;;いや、潮さんと言うとどうしても「地獄大使」&「暗闇大使」とか「鉄ワナ仮面の人間体」とか「悪魔メフィスト」とかってイメージが強いもんで(自爆)。


第38話「ラジコンと友情」 (放送日:1975/7/28)

 「JR」のイニシャルが描かれたラジコンのサンドバギーを使った強盗事件が発生した。持ち主のジュンヤはかつて新宿界隈で「喧嘩のジュン」と呼ばれ少年院送りにされたチンピラだったが、今は模型店の店長代理を務めるまでに更正していた。ジュンヤと一緒に居るうちに、何かと彼に突っかかりラジコンを妨害する高校生シュウジと接触した鉄男はシュウジの周辺を調べ始める。
 
 物語はとっても単純で分かりやすい筋立てだがその中に2本のドラマがある。ひとつは、仕事一筋で自分をかまってくれない父親への反発からラジコンを使い犯行を重ねる少年が鉄男の捨て身の行動で立ち直るキッカケを得た成長のドラマ。もうひとつは鉄男自身がいつの間にか常に相手を疑っている「刑事らしい刑事」になってしまい、誰かを信じる心を忘れていた事に気付く自分発見のドラマ 。そこにジュンヤと彼を更正に導いた若かりし頃の風間の交流が伏線として語られる。「コイツには随分泣かされたモンだ」って言いながらもジュンヤを見つめる風間のどこか誇らし気な笑顔はもう最高♪
 
 「喧嘩のジュン」として鳴らしていたジュンヤを補導したのが新米刑事の風間。乱闘になりジュンヤは鉄パイプで風間をぶん殴ったが、血だらけになりながら言った風間の言葉が自分を更正させたとジュンヤは語った。「風間さんは刑事というより兄貴みたいでした」「風間さんは三神さんみたいに刑事らしい刑事じゃなかった」その言葉に衝撃を受ける鉄男。風間の意外な一面に驚いたのは鉄男だけじゃない。ブラウン管のこちら側も驚いた(爆)。風間の性格が当初の設定からどんどんズレているような気がする、ってゆーよりも、シナリオライターによって熱血だったりシニカルだったり冷徹だったりと落差が激し過ぎてどれが本当の風間なのか分からない(苦笑)。人間を描くのだから様々な面があって当然だがここまで格差の大きいキャラも珍しいのではないだろうか(^^;
 
 余談だが、鉄男に追い詰められたシュウジが崩壊の危険性がある朽ちたビルに逃げ込んだ場面の崩れ落ちる階段がもうもろにセットだと分かる作りで、前後を上手くつないでいるが野外ロケと室内セット撮影の区別がハッキリ見えてしまいちょっと興ざめ(^^;今ならもっとキレイに出来るのだろうが、「CG合成」なんて言葉がなかった時代の遺物ですな。


第39話「青春の誓い」 (放送日:1975/8/4)

 レジャーセンターを建設するために土地から立ち退かない住民に嫌がらせを続ける暴力団石割組。その顧問を一手に引き受けているのが若き弁護士東。どんな裁判でも勝ち取ってしまうヤリ手だともっぱらの噂だが、母子家庭に育ち苦学の末に優秀な成績で司法試験を通過した東は誰よりもハングリーで全ては金のためと割り切っているクールな男。だが、偽の電話で呼び出され石割組と敵対する組の若い衆に囲まれた東は、騒ぎを知って駆け付けた鉄男の、心の底から悪を憎みバカが付くほどまっすぐに立ち向かって行く姿を目のあたりにして心が揺れる。
 
 最初は東を毛嫌いしていた鉄男。だが、時村に東を味方にしない限り石割組を潰せないと言われ、東と本気で取っ組み合いを試みる。スポーツマン同士お互いに通じ合うものを感じた東は石割組の顧問をやめる決心をするが逆にリンチを受けてしまう。
 
 「アクションスターシリーズ第1弾」として最初に登場したのは谷隼人。法律をビジネスと割り切り金のためなら何でもするキレ者の東は、頭脳明晰、眉目秀麗だけでなくスポーツで鍛えケンカも相当なモノ。大野剣友会の兄さんたちを相手に派手な立ち回りを披露してくれる(笑)。流石は後にオーラパワーのマスクマン長官に就任するだけの事はある(違う(^^;)。
 
 今回も風間刑事はほとんど出番がなかったが(苦笑)唯一の見せ場は採掘場で東を襲っていたチンピラと一緒に墜落した(^^;鉄男に駆け寄った時。墜落のショックで意識朦朧となりながらも風間を犯人と錯覚して掴みかかろうとする鉄男を見ながら「この男は例え意識を失っていても悪いやつを捕まえようとする。そういう男なんだよ」と東に語りかける。これが頑なな東を揺るがした一番最初の言葉だったから、ある意味、東に正義の心を取り戻させるキッカケを作ったのは風間だったとも言えるかも。っつーか、イイオトコ同士、ヤリ手同士のアクションが見たかったな〜って気がするんだが。や、この二人だったらさぞかしド派手な爆発が似合うかと(爆)。


第40話「明日へ駈ける君」 (放送日:1975/8/11)

 時村に連れられて警察署の留置所へ行った鉄男は、そこで幼い頃に遊んでくれた「相撲のおっちゃん」と再会する。警視庁の麻薬担当刑事だった彼は半年前から行方不明になっていたが暴力団諏訪組に麻薬漬けにされた揚げ句廃人となっていた。ショックを受ける鉄男の前に窓の外からその様子を隠し撮りしていた女の子ユカが現れる。
 
 麻薬ルートを摘発するために神戸のチンピラを装い麻薬捜査官に追われているフリをして諏訪組に潜入した鉄男はそこで再びユカと会う。ユカはジャーナリストで、尊敬し愛していた実の父親が諏訪組の組長かつ麻薬密売の元締めである事を知り3年前に家出。尊敬しているからこそ父のやっている事は許せない。父を追い詰めるためにユカは暴露記事を書き続けていたのだった。
 
 能天気な「刑事くん」の作風に似合わないシリアスな導入部に若干違和感を感じたりもするが仕方ない。これは「日本が生んだ稀有なアクション女優志穂美悦子のためのドラマ」だから(^^;白いシャツとパンツ、首に赤いスカーフを巻いてフィンガー5のような大きめのサングラスをかけた悦ちゃん。鉄男と並ぶとその体格(骨格か?)がしっかりしている事にまず驚かされる。スレンダーなんだけど決してやせぎすではなくお尻から足にかけてのシルエットが非常に女性らしい丸みを帯びているのに贅肉でないという、世の女性たちの悩みなんぞ無縁と思われるその肢体から繰り広げられる華麗なアクション!いやはや悦ちゃん、とにかく強い。鉄男が一生懸命庇おうとするのだがそれこそ「邪魔!」とばかりに暴れまくる。さすがはビジンダー。さすがは女必殺拳(^^;
 
 風間刑事は県警の麻薬捜査官に扮しチンピラになった鉄男を追いかけて狙撃、傷を負った鉄男を諏訪組に救助させるという重要な役処を任される。拳銃の腕を見込まれての「抜擢」だったが実はその弾は鉄男の肩を撃ち抜いていた。潜入している鉄男と連絡がつかないまま、最初は自信たっぷりだった風間も「もしかしたら」と意気消沈。麻薬ルートを摘発し無事復帰した鉄男に責められ「すまなかった」と頭を下げつつもホッとしたような上目使いの笑顔が可愛らしい(*^^*)・・・それにしてもそのネクタイ、黒と白の幾何学模様がすげー派手(爆)。
 
 もうひとつの見所はデビュー間もないと思われる大葉健二の「高橋」名での出演。諏訪組の若い衆をやっているが、鉄男に頭ブン殴られるは悦ちゃんに蹴り上げられるはでそのアクションには全くイイトコなし。あーもったいない(爆)。

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