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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第227話「Gメン対香港の人喰い虎」 (放送日:1979/10/6)

 麻薬ルート壊滅のため香港に潜入していた麻薬捜査官・島谷達也(石田信之)が香港コネクションに捕らわれ消息を絶った。警視庁捜査四課に所属する兄の島谷和彦は南雲警視(川津祐介)の命令を受け弟を救出するため香港へと飛ぶが、その島谷に香港コネクションの放った刺客が次々と襲い掛かる。一方、島谷兄弟の身を案じた南雲警視はGメンに応援を要請、津川警部補(夏木マリ)、中屋刑事(伊吹剛)、田口刑事(千葉裕)の3人は島谷救援のため香港へと向かう。その頃、獰猛な人喰い虎のいる檻に入れられた弟の達也は恐怖のあまり虎の調教師に命乞いをするが、命と引き換えにその調教師が出した条件は東京から来たGメンを虎の檻へおびき寄せろというものだった。
 
 宮内洋、Gメンレギュラー入りの序章とも言えるエピソード。着任エピソードが番組の目玉企画とも言える「香港カラテロケシリーズ」とは随分贅沢な顔見せだったものだ。Gメンの歴史の中でも香港エピソードで着任した刑事は第105話「香港−マカオ・警官ギャング」の立花警部捕(若林豪)、中屋刑事(伊吹剛)、速水刑事(森マリア)の3人くらいだろう。おまけに一緒に登場したはずの南雲警視はほとんど出番がなく(^^;「宮内洋のために書かれた脚本」と言っても過言ではない。とにかく「これでもか、これでもか」と駄目押しかと思う程、宮内洋のカッコ良さが前面出しされていて、アクションありヤラレあり、見せ所、見所がてんこ盛りの大売り出し(何だ、そりゃ(^^;)、実に力のこもった作品に仕上がっている。
 
 初出は警視庁の道場で一人空手の練習をしている島谷に南雲警視が弟の消息不明を伝えに来た所から始まる。これは「新任刑事は空手の達人」という設定の伏線なのだろうが、この辺りからすでに「草野刑事(倉田保昭)の後釜」という印象が否めない。番組初期から香港カラテロケシリーズをはじめとするハードアクションを一人で引っ張って来た感のある倉田保昭が番組を退いた後、華のあるアクションが出来るメンバーが不在だった事もあり東映作品を中心に活動していた宮内洋を加えたのは当然の成り行きだったのかも知れないが。
 
 「弟を救出しろ」南雲警視の指令で香港へ飛んだ島谷は、弟が住んでいた難民アパートを訪れる。そこで弟の恋人と出会ったのも束の間、香港コネクションの刺客に襲われアパートの屋上で戦う島谷。「弟をどこに連れてった!言えっ!」鬼気迫る表情で相手の首を締め上げるという場面ながら、その追求の仕方はどう見ても風見志郎が入っている(苦笑)。放送が10月の初めという事は撮影は8月上旬頃ではなかったかと思われるが、アイスブルーにも見える薄い色のサマースーツの肩や背中が汗で変色するほどのアクションシーンは、現地の過酷な環境を物語っている。
 
 戦いの最中、刺客の一人が地上へ墜落死した。地元住民の通報で犯人として香港警察に捕まった島谷の留置所でのシーンもこのエピソードの大きな見所だろう。薄暗い留置所の片隅、うつろな目で力なく座り込む島谷。そこへ1匹の小さな虫(カナブンに似た小さい甲虫)が飛んで来る。それを片手でひょいと掴むとその手をそっと開き、はかなくも精一杯生きる虫の姿にふっと優しい笑顔を向ける。この生きとし生けるもの全てに向けられる優しさが島谷の本来の性格を表し、後半エピソードへの伏線となって行く・・・のだが、この際そんなこたぁどうでもいい。手の中を見下ろして伏せた目と少し口角を上げたこの笑顔がとにかくムチャクチャ綺麗で、これだけで充分萌えモード(*^^*) ってゆーか、このシチュエイション、どう考えてもV3第49話の再現としか思えないのだが(・・・すでに目と頭が腐ってるかも@自分(自爆))。
 
 そこへまたひとりの男が放り込まれる。ハッと目を上げる島谷。その目がやっぱり(以下省略)酔っ払いにも見えるその男は、だが鋭い眼差しを島谷に向けていた。そして疲れた島谷が寝入った頃に突然襲い掛かる。男もまた香港コネクションが送り込んだ刺客だったのだ。殺気を感じて目覚めた島谷が一瞬の隙に攻撃を避けると男は空手の型を構える。演ずるは石橋雅史。おおっ!番場壮吉VS鉄の爪〜!とか思っちゃいけない(^^;でも、ぶっちゃけた話、殺気を感じて目を覚ます辺り、島谷刑事ってもはや人間捨ててるような気もするんだが(爆)。
 
 島谷に追い詰められて男は自害し、駆けつけた警官をぶっ飛ばして留置所を脱走した島谷はまたしても刺客に発見される。ここからはひたすら両者の鬼ごっこ(笑)。街中、二階建てバスの車内、空き地と逃げ回る島谷。にしても、空き地を走り抜けるのにわざわざ水溜りの中を全力疾走しなくても(^^;この空き地でのアクションはもうひたすらひたすらヤラレの極地。何しろお相手は香港の俳優ヤン・スエ。香港カラテロケシリーズでは常連のヤン氏は隆々な胸の筋肉でコキコキ音を鳴らす動作が当時の子供たちの話題をさらったアクションスター。その存在感と迫力はハンパじゃない。・・・もう見た目ですでに負けてるよ、島谷さん(^^;
 

 彼らに散々痛めつけられる島谷は相変わらずのいいヤラレっぷりでいつの間にかシャツの第三ボタンまではずれているのだが、その頬から首にかけて肌が赤くなっているように見えるのがとても気になった。この後、気絶した島谷の顔に子供たちが水をかけるシーンがあるが、その時コップを持つ手の甲も砂にまみれてはいるが真っ赤になっているのが分かる。これは恐らく炎天下のロケでの日焼けではないだろうか。何しろこの空き地ロケ、日陰はワンカットだけで後は延々と晴れ渡った青空をバックに撮影されている。これって相当過酷な現場だったのでは(^^;


['04/3/22 up date]

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