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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第295話「午前6時の通り魔」 (放送日:1981/1/31)
         
 早朝ジョギング中の島谷刑事の目の前でタクシー強盗が発生した。逃走する二人組の犯人を追う島谷は、追跡の途中に出会った二人の外勤巡査に援護を頼む。だが新米警官の二人は、初めて出くわした凶悪犯に腰を抜かし島谷の援護をしないまま犯人を取り逃がしてしまう。翌日、島谷は二人の外勤巡査を呼び出し制裁を加えるが、そのうちの一人・草鹿(坂東正之助)が前警視総監の遺児で黒木警視正が親代わりを務める幹部候補生、しかも島谷より上位階級の警部補だった事から島谷は謹慎を言い渡される。
 
【警視庁(撮影'07/10)】

イメージ 1 冒頭、「警官は、」で始まる 警察法第二条の背景に映る警視庁外観。正面からのカットは頻繁に登場するが、真横からのアングルはかなり珍しい。
 
 
 
  
 
 [交通] 東京メトロ有楽町線「桜田門」駅
 
【港区・外堀通り(撮影'07/9)】

イメージ 2 島谷がジョギングしていたコース。千代田区と港区を隔てるように位置する弁慶堀と頭上を走る首都高新宿線が目印。映像では遠景に弁慶橋がはっきり映っているが、現在はあまりにも木が育ち過ぎてしまい同じ位置からは全く見えない状況になっている。
 
 
 
 
 [交通] 東京メトロ各線「永田町」駅・「赤坂見附」駅
 
【港区・迎賓館(撮影'07/9)】

イメージ 3 同じく島谷のジョギングコース。現在は改修工事中とかでシンボリックな門は板で塞がれていたが、門の上部にある飾りは見えた。弁慶堀から迎賓館までは外堀通りで続いているので、ジョギングコースとしては辻褄が合っている(笑)。
 
 
 
 
 [交通] JR線・東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷」駅 徒歩3分
 
【渋谷区・小田急線南新宿4号踏切(撮影'07/9)】
 
イメージ 4 島谷に追われたタクシー強盗の二人が遮断機に慌てていた踏切。島谷が右手を撃たれたのは踏切手前の民家の塀がある辺り。電車に遮られて強盗を取り逃がした島谷の悔しそうな表情とサブタイトルが入るアイキャッチは踏切外側からのカット。
 
 
 
 
 
 
イメージ 5 目の前に迫って来る電車と追って来る島谷とに挟まれて焦る強盗。この場所を発見する手がかりとなった「南新宿4号」の文字が入った緑色の箱(電力関係か制御盤のようなもの?)は新しくなっていたが、天板が丸みを帯びた映像と同じ古い箱がこの後ろ側に隠れるように残されていた。
 
 
 
 
 
イメージ 6 踏切に入った強盗が、線路を渡り切る直前に振り返って島谷を撃ち、遮断機を乗り越えて逃げて行ったのがこちら側。
 
 
 
 
 
 
 
 
[交通] 小田急線「南新宿」駅 徒歩3分/JR各線「代々木」駅 徒歩5分
 
 超〜久々の島谷刑事メインエピソード。タクシー強盗殺人事件は単なるきっかけに過ぎず、ストーリーの主軸はミスを冒せば怒鳴られ殴られるのが当然の体育会系ノリで育って来た島谷刑事と、出生は血統書付き学閥は一人前で実の父親にも殴られた事がない(それなんてアムロ・レイ?(笑))お坊ちゃま新米警官とのジェネレーションギャップ
 
 不本意な謹慎を食らい自主トレーニングに励む島谷のヤケクソっぷりがかなり笑える。独身寮の自室で突如奇声を張り上げてみたり(いくら昼間でも他の部屋には非番で寝てる連中もいるだろうに、迷惑じゃ(^^;)、ジョギングしていても走りのリズムがぐちゃぐちゃで、逆に精神的ストレスが蓄積されただけじゃないだろうか。それにしても、オンタイムで観た時(ちなみに中学2年だった)はこの自主トレ場面がすごくカッコ良く思えたのに、今観るとこんなにツッコミ処満載だったとは(時の流れはオソロシイ(爆))。
 
 その島谷に覆面を被った5人の暴漢が襲い掛かる。彼等は島谷が殴り飛ばした外勤巡査とその仲間たち。自分等の警官としての未熟さや職務に対する責任感の弱さを棚に上げ、殴られた事だけを逆恨みした巡査たちは島谷に報復を仕掛けたのだった。しっかし、覆面に鉄パイプって格好は、どう見ても東大紛争のゲバルトだ(爆)。いくら島谷が憎たらしくても報復なんてしていいはずがなく、そういう考え方してる時点ですでに警察官失格だと思うが。
 
 鉄パイプでタコ殴りにされた島谷は、担ぎ込まれた病院で「相手の顔を見たのか」と立花警部に問われ、答えに窮するように俯いてしまう。島谷は、自分を襲って来た暴漢の一人が草鹿と組んでいる深田巡査だと気付いたが、幹部候補生である彼らの機嫌を損ねる事で黒木警視正の立場やGメンの仲間たちに影響が及ぶ事を懸念し、その名を口に出来ない。新米だとばかり思ってヤキを入れた相手が実は自分より格上だったらそりゃあ自己嫌悪で凹むだろうし、最初から幹部候補生として腫れ物扱いされているエリートには現場の体罰主義も通じないだろう。これからの事を考えて島谷が思い悩むのも無理はない。
 
 だが、それにしても島谷の”苦悩”はちょっと異常だ。立花警部の視線から顔をそむけ深い苦悩を浮かべる目、それを更に下から煽るようなカメラアングルは非常に綺麗なのだが、深く俯くその姿は、最早自己嫌悪とか仲間に迷惑がかかると悩んでいるようなレベルではなく、かなり精神的に病んでいるなという印象すら受ける。それは、タフガイと言われていたそれまでの島谷とはまるで別人のような脆さを感じさせ、「島谷刑事ってこんなに苦悩するキャラだっけ?」と違和感に戸惑う。本来、こういう場面でこそ生きるはずの宮内洋の現実離れした綺麗さが、このエピソードに限っては逆効果を生んでしまっているのがとても残念。
 
 島谷から襲撃犯が城西署の外勤巡査だと聞き出した中屋警部補と田口刑事は、草鹿たちを呼び出すと次々に殴り倒す。だが草鹿たちは城西署の署長室に押しかけるとGメンの横暴を叫び、ついに職務放棄のストライキを始めてしまう。城西署の外勤巡査たちとGメンとの間に更に深い溝が出来てしまった事を知った島谷は、自らが折れる事で事態の収拾を図ろうとする。草鹿たちの前に膝を着き頭を下げる島谷と署長のとりなしで、渋々ではあったが巡査たちは勤務へと戻りストライキ騒動はようやく収まった。城南署の屋上に一人たたずむ島谷。その心中を描き出すかのような真っ赤な夕陽が悲しいほど美しい。あまりにも綺麗なので「もしや合成?」と疑ってしまうほどだった(合成で作った場面だったらかなり興醒めだけど(^^;)。
 
 その夜、タクシー強盗の二人組が第二の強盗事件を起こし、逃走中の犯人に職質をかけた草鹿の相方・深田巡査が改造拳銃で撃たれる。親代わりとして目をかけて来た草鹿と直属の部下である島谷の確執。どちらを擁護しても贔屓になってしまうと考えた黒木警視正は黙って事の成り行きを見守っていたが、相方が撃たれても尚、自分の失態を隠そうとする草鹿についに鉄槌を食らわす。保身のためには平気で嘘をつく事もいとわなかった草鹿は、己の愚かさを知り心を入れ替える事を決心する(って、展開早っ!(^^;)。
 

 その時、実に都合よく(笑)捜査課への異動が発令された草鹿は、事の発端となったタクシー強盗捜査のため島谷とコンビを組むように命じられる。凍てつく真冬の寒さの中、共に捜査を続ける島谷と草鹿は次第に信頼関係を築いて行く。張り込み先に現れた犯人を追い詰める場面では、草鹿に指示を出す島谷に後の正木本部長を彷彿させる雰囲気がわんさかあって思わずニンマリ(*^^*)一方、父親にも殴られた事がなかったお坊ちゃまは、拳銃や刃物にビビリながらも必死で犯人に食らい付き、最後は犯人の頭をコンクリートでカチ割るという強硬手段で逮捕する。まぁ、新米だし拳銃の扱い方も慣れていないだろうから肉弾戦になるのは仕方ないけど、島谷に刑事のイロハを教わったのは、幹部候補生の草鹿にとってプラスになるのだろうか?(爆)。


['07/11/1 up date]

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