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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第31話「哀しみの最強ロボ」 (放送日:1990/9/2)

 アメリカ連邦警察からの要請で警視庁から出向していたロボット刑事ブライアンがメンテナンスのため帰国した。だがブライアンを作った警視庁電子工学研究所の朝比奈博士(荒木しげる)は、凶悪犯抹殺のため改造に改造を重ねたブライアンの姿に驚きを隠せない。そのメンテナンス中、突然ブライアンが暴れ出し研究所から脱走する。改造でセイフティシステムがはずされたため謎の誘導電波に引っ掛かってしまったブライアンは、街中で破壊活動を始める。
 
 オートバイだけを執拗に狙うブライアン。何処かに誘導電波を使ってブライアンを操っている者がいる。やがて3ヶ月前まで朝比奈博士の片腕として働いていた科学者・広崎が捜査線上に浮かぶ。だが今のファイヤーでは改造を重ねたブライアンには勝てない。新装備の開発を急ぐよう朝比奈博士に依頼する正木本部長。
 
 見所はやっぱりV3とストロンガーの競演。荒木しげるは落ち着いた中にもどこか熱さを感じさせる朝比奈博士を好演。白衣がよく似合って清潔感がありスマートな博士は、制服が夏仕様になり腹回りが微妙〜な感じ(^^;になって来た正木本部長とはかなり対照的(爆)。立場的には対等だと思われるのだけど(朝比奈博士はどう考えても所長クラスだろうし)、正木が開発を急かせる辺り、やっぱり先輩後輩の力関係?とか思ってしまったり(違)。
 
 ブライアンに懐いていた朝比奈の娘なつみは、何とか本来の優しいブライアンに戻って欲しいと願うが、脳改造のため記憶を失ったブライアンに捕らえられてしまう。廃工場の屋根の上からブライアンに落とされようとしていたなつみを救ったのは、まだテストも成功していないファイヤーの新装備・ギガストリーマーだった。ファイヤーと相撃ちになり倒れたブライアンは、その衝撃で失っていた過去の記憶を取り戻すが、最期を悟ったブライアンはウォルターとバイクルになつみを託すと自爆する。
 
 壮絶な最期だった。ロボットと言えど「心」を持つ限りは人間と変わらない。だから、もう少し余韻が欲しかった。優秀なロボット刑事ブライアンを失い、騒動のドサクサで広崎には逃走され、悲しみと怒りに覆われた場面だったはずなのに、急に「どうやら新兵器は完成したようですね」と満足そうな本部長と「凄い威力だ・・・!」と嬉しそうに話す竜馬さん(^^;ものの見事に悲しみの空気を打ち砕く明るい場面になってしまう。確かに、新装備お披露目エピソードだからこれは必要な流れなんだろうけど、それにしたってこの2人、空気読まないにもほどがある(^^;まったく、この上司にしてこの部下あり。竜馬さんまで本部長に合わせなくったっていいのに(笑)。


第32話「警視庁を占拠せよ」 (放送日:1990/9/9)

 新装備ギガストリーマーお披露目エピソード前後編の後編。バイクのひき逃げで幼い娘を失った広崎は、その復讐のため見境なくバイクを襲うが、その企みはウインスペクターによって阻止された。だが、自らの復讐を阻止された事で警視庁そのものを敵視するようになっていた広崎は、元は有能な科学者で警視庁の科学システムを作り上げた中心メンバーでもあった、その知識を悪用し警視庁ジャックを実行に移した。
 
 警視庁に潜入しまんまとウインスコードを盗み出した広崎は、ウインスコードから警視庁の頭脳コンピュータであるマドックスにハッキングを開始する。警視庁の全てのシステムにつながっているマドックスを乗っ取り、そこから日本中のパソコンを破壊するのが広崎の最終目的だった。広崎の出す超音波に苦しむウインスペクター。割れたガラスの破片で傷つく純子。何事かを決心した正木本部長はマドックス頭脳センターへと向かう。
 
 正木は、広崎に乗っ取られたマドックスの主電源を切り広崎からのアクセスを拒否している間にウインスコードを取り戻そうと考えていた。そのためにはマドックス頭脳センターに入らなければならない。だが無断で立ち入れば防衛システムに攻撃を受け、一度閉じたハッチは30分間開かない。全て覚悟の上の行動だった。後を追って来た竜馬に、銃を構え振り返りざま「ここで待ってろ!」と言い残し頭脳センターへ消える本部長は、もう無条件でとにかくカッコイイ。
 
 マドックスの電源を切った正木は、メインコンピュータに残っているはずの広崎からのアクセス履歴を呼び出すため棚の上のフロッピーディスクに手を伸ばすが、フロッピーの入ったケースを持ったままレーザーで撃たれる。で、ここで何故か本部長はケースを両手で頭上へ持ち上げ、バンザイの格好から思い切りフロッピーを床にぶちまける。えーっと、物を持った状態で肩を撃たれたら衝撃でそのまま下へ落とすのが普通の反応なんだけど(^^;相変わらず地球の引力に反しているなぁ、この人(笑)。おまけに中枢部のメインコンピュータは、この当時最もメジャーだったNECのPC98だし、フロッピーは昔懐かしい5インチだし(^^;スーパーコンピュータの中枢部にしてはかなり地味というか現実的過ぎて、せっかくの近未来設定に説得力がないのが難点と言えば難点か。
 
 マドックスのデータを読み取った本部長が、薄れて行く意識の中で外に居る竜馬にウインスコードの現在地を伝え、それを聞いた竜馬がギガストリーマーを手に警視庁を飛び出して行く一連の場面は、とにかく本部長も竜馬もどちらも最高にカッコイイ。何としてでも警視庁を守らねばと言う正木の強い「思い」を竜馬が引き継ぐという形で、そのバトンタッチが双方の見せ場を食い合う事なく二人それぞれのカッコ良さを最大限に引き出した演出で描かれている。無茶だと引き止める純子を「今警視庁を救えるのは僕しかいないんだっ!」と振り切る竜馬と、カットインで挿入されるメインテーマは鳥肌モノ。

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