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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第42話「裏切りの捜査官」 (放送日:1990/11/25)

 かつて正木本部長と同期の本庁刑事だった影沢が国際テロ組織の一員として帰国した。5年前、囮捜査の責任を追求され左遷が決まった影沢は、本庁のやり方に嫌気が差し退職、その後行方が分からなくなっていたのだった。組織を裏切り小型核爆弾の設計図を盗み出して帰国した影沢に組織の追っ手が迫る。その頃、影沢の妻と息子カズヤもテロリストに監禁されていた。
 
 ドラマ冒頭、東京駅に降りた影沢の背に謎の外人が銃を突きつける。これまでのウインスペクターにはなかったハードボイルドな立ち上がりだが、丸の内界隈で変なガイジンが日本語吹き替えでしゃべってるってシチュエイションが思いっきり「キイハンター」入ってて、初っ端からかなりウケた(笑)。一人くらい外人を出しとかないと「国際テロ組織」って設定が嘘臭くなるからだろうけども。
 
 一方、影沢と同じ組織に属するテロリスト二人が、影沢の家族が住む山荘に押し入って妻子を監禁していた。影沢逮捕の指令を受けた竜馬が山荘に潜入するも身元がバレて捕らえられる。そこへ帰って来た影沢はテロリストと対峙、竜馬を縛り上げたロープを解き放つと反撃を開始する。
 
 影沢と竜馬に追われた二人のテロリストは、森の中で影沢の息子カズヤを人質に逃げようとする。カズヤの顔に突きつけられるナイフ。絶対絶命かと思われたその時。一筋の銃弾がテロリストのナイフをはじき飛ばす。ゆっくりと姿を現したのは、いつも一番美味しい所を持って行く正木本部長(笑)。しっかしこの場面って、本部長の代わりにソフト帽とトレンチコートの黒木ボス@丹波哲郎御大が出て来ても絶対に違和感ないよなぁ(爆)。
 
 単なる組織の裏切り者と思われた影沢だったが、正木が日本語吹き替えの変な外人テロリストを取り調べた結果、実は影沢は警視庁の潜入秘密捜査官だった事が明らかになる。左遷に嫌気が差しての退職ではなく、退職したと見せかけ5年もの間国際テロ組織に潜入して組織壊滅の機会をうかがっていたのだった。って事は、囮捜査の責任を問われたのではなく、逆に評価されてたって事だよな。やるなぁ、警視庁上層部(笑)。
 
 高久進が得意とするクライマックス大どんでん返し潜入捜査官モノ。お子様向けに筋を省略しているが(その分説明台詞が多い)、「キイハンター」で使ったストーリーの焼き直しと思われ、構成次第では1時間枠でも充分通用するボリューム。ただ、武器を放り出し丸腰で逃げるテロリストにギガストリーマーマキシムモードをぶっ放すファイヤーって(^^;例え犯罪者であってもその命を守るのが大義名分のウインスペクターとしてはちょっとやりすぎかと(苦笑)。
第43話「爆弾になった少年」 (放送日:1990/12/2)

 身体にコンピュータ制御の爆弾を纏った少年がウインスペクター本部を占拠した。少年の要求は父親の無実を証明する事。少年の父親は刑務所帰りだったが、家族のために更生すると誓い、真面目に仕事に打ち込んでいた。だがある日突然失踪し、金庫破りと警備員殺人容疑で全国指名手配されてしまう。父の無実を信じる少年は爆弾を自作し、警視庁へ乗り込んで来たのだった。
 
 捜査に乗り出した竜馬たちは、やがて事件の真相を知る。少年の父・今泉と刑務所で一緒だった岩城らが、金庫破りの腕を見込んで今泉を仲間に引き入れようとするが、今泉は息子との約束を破るまいと仲間入りを拒否し、殺されてしまう。ウインスペクターの活躍で真犯人は逮捕され「父親の無実を証明する」という願いは叶ったが、少年を待っていたのは「父親の死」という悲しい現実だった。真面目になると誓った約束が父親を死へ追いやってしまったのだと、激しく自分を責める少年。絶望した少年の心と連動するかのように時限爆弾のスイッチが入る。
 
 ウインスペクターでは親子の絆をベースにしたエピソードが多いが、中でもこの作品は秀逸。年端も行かない少年(どう見ても12歳くらいにしか思えない)が、コンピュータ制御のIC爆弾を製造しちゃう処からしてすでに普通じゃないが(つか、普通に危険物製造・所持で犯罪ですけど(^^;)、自爆覚悟で警視庁へと乗り込んで来るその度胸と、前科持ちの父親に寄せる全幅の信頼と愛情には泣ける。ウインスペクターの時代設定は1999年。その設定をとっくに越えてしまった現代の日本は、親が子を、子が親を簡単に殺める時代になってしまった。本放送当時、近未来の日本が、これほど親子関係の希薄な世界になっているとは、誰も想像すらしなかっただろう。だからこそ、自らを犠牲にしても父親を守ろうとする少年と、殺されても尚、息子との約束を守ろうとした父親との親子関係が、一種の理想にすら見えるのかも知れない。
 
 今回、正木本部長は本部で「人質」のため、本部長席から移動させてもらえない(^^;それでも竜馬や野々山隊員とアイコンタクトや指先のわずかな動きだけで意思の疎通をするあたり、やっぱり本部長だなぁと(笑)。いや、普通にカッコ良かったんだけど、少年と父親の壮絶な親子愛を前にして、カッコ良さが霞んじゃったような気が(^^;天下の宮内洋でも「子役と動物には負ける」のね(爆)。

第45話「爆破0秒前の愛」 (放送日:1990/12/16)

 疑獄事件に巻き込まれ罪を被って自殺に追い込まれた父親の復讐を企む少年・芦川。その彼を慕う少女もまた同じ事件で父親を失い、二人は世間の白い目に耐えながら生きていた。芦川が狙っているのは海外開発やODA(政府開発援助)に絡む疑獄事件の中心人物と目される中津川理事長。芦川が中津川の車に爆弾を仕掛け木っ端微塵にするつもりでいると知った少女は中津川と一緒に乗車し、自分を盾に芦川の改心を願う。

 疑獄事件と言えば一般的に政治がらみの大規模な贈賄・収賄事件を意味するが、これってはたしてお子様に通じる言葉なのだろうか?(素朴な疑問)まぁ、意味は理解せずとも「エライ大人たちが悪い事をする」ようなニュアンスの解釈レベルでいいのかも知れないが、言い馴れない言葉のためか、説明台詞が多いせいか、竜馬さんや純子さんの台詞回しがかなり怪しい(苦笑)。
 
 正木本部長ファンとしては、見所はやっぱりクライマックス。芦川が仕掛けた誘導ミサイルが車目掛けて発射されたと知った本部長は、中津川たちを避難させ自ら車に乗り込むとミサイルをひと気のない場所へと誘導する。爆発寸前にファイヤーによって辛くも救出されるが、いつもはスマート(体型じゃなくて態度の意味(^^;)でカッコイイ本部長がファイヤーに肩を支えられるほどダメージを受けているのも珍しい。「爆破0秒前の愛」ってサブタイトルは、当然ながら芦川が爆破直前に少女の本当の気持ちを知り改心する処から来たサブタイだと分かってはいるが、ドラマの流れを見ていると、どうしても危機一髪、本部長を救出したファイヤーを意味して る気がして仕方ないし(やめぃ!(^^;)
 
 このクライマックスの劇伴が「超人機メタルダー」のエンディングのインストだったのはかなりビックリ。音楽制作が同じ横山菁児のためか、ウインスペクターではメタルダーの劇伴が相当数流用されている。いくらなんでも他作品のエンディングを使うのはいかがなものかと思うが(^^;まぁ、「タイムリミット」って曲名だから、ある意味ドラマの内容には合ってたりするんだけど(ついでに言えば、水木一郎アニキの名曲だし(って関係ない?))

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