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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第15話「人形は平和の使者」 (放送日:1991/4/28)

 玲子が知り合った篠崎という老人は、昭和初期にアメリカから親善大使として日本に贈られた人形マリアを本当の孫娘として可愛がっていた。ただの人形に見えるマリアに溢れるほどの愛情を注ぎ慈しむ篠崎老人の姿に、現代の日本人が忘れかけている”心”を見い出した玲子。その大切なマリアが誘拐された。犯人は窃盗や傷害の前歴があるチンピラ3人組で、以前車上狙いをやっていた処を篠崎老人に見つかって撃退された事があり、それを根に持っての犯行だった。ソルブレインの追跡によってマリアは無事に戻る。だが、戦争中に東京大空襲で亡くなった妻と娘の墓参りをしていた篠崎老人を3人組が襲撃し、再びマリアを誘拐する。
 
 「Gメン'75」第299話「青い目の人形バラバラ殺人事件」のリメイクで、基本設定が非常に似ている。アメリカ生まれの親善大使である人形。それを本当の孫娘として可愛がる老人(Gメンでは「娘」扱いだったが、これは制作された年代の違いだろう)。主人公側と老人との最初の出会いが偶発的な事故であること。チンピラ連中が老人と人形を狙う理由が、以前老人に悪事を見られて撃退された事があり、それを逆恨みしての犯行である事などに共通点が見られる。
 
 映像表現にも類似点があり、ベッドで眠るマリアの横にはショートケーキが置かれている。これについての説明は特にないが、Gメンでは「(人形が)アメリカ生まれだから西洋料理が大好き」という理由で同じくショートケーキが登場する。また、親善大使として来日したはずの人形たちが戦時中は敵として処分される様子を描いた「戦時中映像」も、映像自体は新撮だが(これがもしGメンと同じ映像だったら東映の物持ちの良さに笑えたのだが)、国民学校(現在の小学校)の生徒たちが人形を竹槍で突いたり、日本刀で頭を切り落としたり、火あぶりにしたりという「表現」はGメンと全く同じスタンス。ストーリーそのものはお子様向けに簡略化され、建前や面目といった「大人の事情」や複雑な伏線こそないが、激動の時代を生き抜いて来た老人と人形マリアの心の交流が物語の芯としてきちんと描かれている。
 
 それでも、人形は無残にもズタズタにされ、その仇討ちに向かった老人も殺されて、怒りに燃える立花警部が犯人をフルボッコにしちまったGメンとは違い(^^;そこは「人の命と心を守る」ソルブレイン。マリアを火あぶりにしようとして廃工場に火をつけたはいいが、周囲に引火し爆発火災を起こして炎と瓦礫に閉じ込められたチンピラ3人組をきっちり救助する。んなもん自業自得だろう放っとけと思うんだがそうは行かないらしい(爆)。命からがら助け出された3人は反省し(??)、3人組に襲撃され重傷だった篠崎老人も意識を取り戻して、ズタズタにされたマリアは亀吉に手当てされて無事に老人の元へ帰る。全てが丸く収まるお子様向けのハッピーエンドはやはりGメンとは違うらしい(爆)。事件が解決した後、港で童謡「青い目の人形」を口ずさむ玲子。Gメンでは黒木警視正が歌っていた。良かったよ、歌ったのが正木本部長じゃなくて(大爆笑)。
 
 このエピソード、正木本部長は本部に篭りきり。まぁ、実際、本部長が出張るような派手な事件じゃないけど。そのわりに、マリアの修理を依頼された亀吉が躊躇していると「ソルドーザーの複雑なメンテナンスも簡単にできる天下の亀吉さんよ、修理できないわけないだろ?」・・・「俺の命令が聞けないのか?ぁん?」とでも言いた気に畳み掛ける本部長。こわっ・・・部下を脅迫してるよ(^^;

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