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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第51話「特救・解散命令!」 (放送日:1991/1/12)

 研究が続けられていたブレイバー改良型のソリッドスーツが完成し量産体制に入った。スーツは主要都市の各県警に配備され、それに伴い特装救急警察は警察庁の直属組織へと再編成される事が内定した。現地での指導のため大樹は大阪へ、玲子は名古屋、純は九州への異動が発令され、正木本部長は警察庁入りし新組織の指揮にあたるという。それぞれが複雑な思いを抱える中、大樹にはひとつの不安が残っていた。高岡隆一。あらゆる人間に憎悪を抱き、ソルブレインの壊滅を企む天才科学者の高岡は、ソルブレインと竜馬の追跡網をかいくぐり、その姿をくらましたままだった。ソルブレイン解散前に何としても高岡を逮捕したい大樹と竜馬。その二人に高岡は新たな挑戦状を突きつけた。
 
 高岡の挑戦予告、それは「今日の午後2時、都内のどこかで殺人事件が起こる」というものだった。予告時刻、殺人事件を目撃したという少年・勇の通報で事件現場へと向かったソルブレイン。だがそこは殺人の痕跡が何も残っていない、不可解な現場だった。それがソルブレイン崩壊へのスタートだと言う高岡。高岡の狙いは何か。ソルブレインは高岡を逮捕できるのか。そして高岡の正体は?
 
 第34話、第35話で鮮烈なデビューを飾って以降、度々ソルブレインの前に立ちはだかったライバルキャラの高岡隆一が、ソルブレインへ最後の戦いを挑む最終3部作。最終決戦導入部ではあるが、第51話Aパートは主に解散命令を受けたソルブレイン隊員たちの揺れる心理描写と毎度おなじみ正木本部長の回想シーンで構成される。ソルブレイン本部の屋上で様々な場面を思い出す本部長はちょっと寂し気。だが、悲しいかな、本作品は前作ウインスペクターに比べ派手な戦闘シーンなど「目を引くカット」が全体的に少なく、派手派手演出が大好きな頼みの綱の本部長もソルブレインでは外に出て行くケースが減っていた事もあり、本来ならばカッコイイとこ取りダイジェスト版になるはずの回想場面がこじんまりと地味にまとまってしまっている。

第52話「特救・爆破命令!」 (放送日:1991/1/19)

 勇が目撃した殺人は20年前に勇の父親・中井が起こした殺人事件を高岡の持つ超科学力で再現したものだった。やがて、中井一家の近所に住む青年・和也が中井が殺した男の一人息子で、中井への復讐のため勇に近づいたと知ったソルブレインは、背後で和也を操る高岡に戦慄する。高岡は和也に勇を襲わせる一方、中井へは息子の命を盾にソルブレイン本部へ時限爆弾を仕掛けるよう命令する。高岡に脅されるがままにソルブレイン本部へと向かった中井だったが、良心の呵責に耐え切れず爆弾を持ったまま本部を飛び出す。間一髪、中井を救った竜馬とソルブレイン。だが、高岡は次の作戦を実行に移そうとしていた。
 
【新宿駅西口(撮影'06/11)】
 
イメージ 1 高岡に指定されたコインロッカーへと向かう中井と追跡する大樹と竜馬が走り込んだ改札口。何度も改装され、現在はほとんどデパートの入口兼用になっている。
 
 
 
 
 
 
 
【新宿エルタワー(撮影'06/12)】
 
イメージ 2 爆弾を抱えて逃げる中井とそれを追う竜馬が全力疾走した場所。新宿駅西口から西口歩道橋までをつなぐペデストリアンデッキの一角にあり、凹凸のデザインが美しいミラーガラスのビル。
 
 
 
 

 [交通] JR、私鉄、地下鉄各線「新宿」駅
 
 この一連のエピソード、どうも正木本部長のご機嫌が悪いように見える(^^;まぁ、ソルブレイン解散が決定し、そこへ今まで何度も取り逃がし苦々しく思っていた高岡がちょっかいかけて来たもんだからご機嫌ナナメになっても当然だが、何故か中井を見る目もかなりキツイ(苦笑)。本部に爆弾を持ち込んだはいいが、本部長の射るような視線に身をすくめる中井はまるでヘビに睨まれたカエル状態。更に、廃工場で爆弾が爆発した後、後悔の念に打ちひしがれる中井を見下ろす本部長の冷たい視線は、見ているこちらまでがひやりとする程容赦ない。あれだけねめつけられたら逃げ出したくなる気持ちも分かるってものだ(笑)。最も、本部長の睨みが効をそうして本部の爆破から逃れられたんだから、この勝負、本部長の貫禄勝ちという処か。

第53話「また逢う日まで」 (放送日:1992/1/26)

 幼い頃に父を殺された和也。だが20年の歳月は和也の心からその憎しみすら和らげていた。高岡はそんな和也を憎しみの心で縛りつけるため、老いて病弱な和也の母親の入院治療費を資金援助までしながら、父親を殺し母親をこんな姿にした殺人犯・中井を許すなとマインドコントロールをかけていた。一方、時間が人の心の憎しみを癒し、和也も中井を許す気持ちに傾いている事に気付いた正木本部長と大樹は、高岡の憎しみが消えない、時間が経つほど増幅していく様に疑問を感じていた。
 
【豊島区・山手通り(撮影'06/12)】
 
イメージ 3 入院している母を見舞う和也が車を停めた場所。JR池袋駅の西側にあたるが、この辺は商業地域よりも住宅街に近いため、高層マンションなども少なくまだ昭和の面影を残している。
 
 
 
 
 
 
 
【豊島区・要町病院(撮影'06/12)】
 
イメージ 4 病院に入って行った和也を追って大樹と純が走り込んだ正面入口。山手通りに面し、左側には救急車の駐車スペースがあり、入口前にはバス停もあるという、実にロケのし辛い素敵な場所(^^;
 
 
 
 

 [交通] 東京メトロ有楽町線「要町」駅
 
【文京区・江戸川公園(撮影'06/11)】
 
イメージ 5 逃げる和也とそれを追う純が走っていた道。目印は「椿山荘」の案内板(笑)。江戸川橋交差点のすぐ近くで頭上には首都高池袋線。和也が逃げ込んだのは画面左手側にある江戸川公園。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6 江戸川公園は神田川沿いに作られた遊歩道を兼ねた公園で、椿山荘の裏手にもなっている。純が和也に殴られて気絶したのもここ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 [交通] 東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅
 
 高岡に脅迫され廃工場へ勇を誘拐した和也。だが勇に振り上げたその刃は高岡に向けられた。手負いの獣と化した高岡は、勇を救助に来たソルブレインを大爆発で工場に封じ込めてしまう。ブレイバーとナイトファイヤーが大火災で身動きが取れないと知った本部長は、自らS.S.-Iに乗り込むと危険を省みず火災現場に機体ごと突入させる。この時のS.S.-Iコックピットでの矢沢キャプテンと正木本部長のツーショットはグラサンの二人が並んだド迫力の貴重なカット(^^;本部長の「S.S.-I発進!GO!!」は、まぁ、お約束という事で(笑)。
 
 アジトに逃げ込んだ高岡を追い詰める正木本部長。ソルブレイバーとナイトファイヤーを両側に従えて高岡に銃を向ける本部長は俺が主役オーラ発しまくりでメチャクチャカッコイイ。でも、それって本部長の仕事?(爆)普通、ライバルキャラに対峙するのは主人公じゃないかと思うんだが(^^;ただ、ドラマの主人公は大樹だけど、竜馬さんは高岡を追って帰国したし、高岡が憎悪しているのは「ソルブレイン」という組織。って事は、やっぱり高岡の敵は本部長で辻褄は合ってるのか(笑)。
 
 復讐だけを心の支えとして生きて来た高岡。だが、時間の経過とともにその気持ちが薄れる事に気付いた高岡は、憎悪をインプットしたコンピュータと自らの体を合体させ、憎しみが消えないように自己コントロールしていた。真実を告白すると服毒し燃え盛る炎の中で絶命する高岡は、犯罪者でありながらライバルキャラとしてすごくカッコイイ描かれ方をしている。そして、犯罪者であろうともその命と心を救う事を使命としていたソルブレインは、だが高岡の死を目前にしても最後までその心を救う事は出来なかった。高岡を見つめる本部長の、瞳を大きく見開き無念さを漂わせた複雑な表情が何とも言えずカッコイイ。
 
 使命を果たせなかったソルブレイン。それこそが高岡が望んだソルブレインの崩壊だったのかも知れない。そして本部長は、例え心は救えずともその命だけは救えたかも知れない高岡をそのまま黙って逝かせたのは、最早高岡は死ぬ事でしか心の安らぎを取り戻せないとわかっていたからではないだろうか。死を選ぶ事でしか救う事の出来なかった魂。ソルブレインの最後の戦いは悲しい結末となった。
 
 旅立ちの日。大樹、玲子、純。一人一人と固い握手を交す本部長。自慢の部下を誇らしく思い、でもどこか寂し気な、複雑な表情の使い分けは見所。並んで本部を出発した三台の車が国会議事堂を背に三方向へと道を別れて行く場面は、決して派手さはないが、それまで一緒に戦って来た仲間から離れそれぞれが一人立ちして行くという、寂しくもあるが未来を感じさせるいいカットだ。ラストを大樹のモノローグと去って行くソルギャロップの後ろ姿で締めたのも、ベタではあるが最終話として説得力のあるクライマックスだった。

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