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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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 毎年2月、石川県金沢市内で行われる食の祭典「フードピア金沢2001」へ参加した。イベントの目玉である「食談」は各界の著名人を招いて食事とトークを楽しむ一種のディナーショー・・・のつもりだった、申し込んだ時点では。それが果てしなく私の勘違いだと気付いた時はすでに遅かった・・・(^^;
 
PM2:09 金沢駅到着
 新幹線と特急を乗り継ぎ金沢駅に着いたのは午後2時過ぎ。夕方6時からの「食談」にはまだ間があったが生憎の小雨模様だったので観光は諦めホテルにチェックインし数時間を過ごした。
 
 少し早めにホテルを出る。天気次第ではタクシーをと思ったが、小雨だし事前に調べた限りでは充分歩ける距離なので地図を片手に歩き出す。ロケ地巡りで鍛えた地理感覚を遺憾なく発揮、と思ったが、案の定、迷う(^^;
 
PM5:15 現地到着
 迷いながらも会場である懐石料理の「つる幸」へ到着。入り口の前では数人の仲居さんたちがお客様を迎える準備をしていた。どうやら私は一番乗りしてしまったらしい。「ここで少しお待ち下さい」と言われて上がり口に座っていると、左側の階段の上から宮内さんの声が降って来た。「あれ、早い。もう入ってるんだ」と思ったその時、宮内さんが話をしながら階段を下りて来た。反射的に「あっ!」と叫んで立ち上がる。「ゲッ!来た途端にこれか(^^;」と瞬間的に頭に浮かんだ事は隠し、とりあえず今年初めてなんだから「あけましておめでとうございま〜す」と引きつった笑顔でご挨拶(←遅いっつーの)。でもこの時に交わされた言葉はハッキリ言って会話として成立していなかったので、端折る(爆)。
 
 一階の奥にある十畳程の和室に通されると床の間の前に文机が置かれ座布団がずらっと並べられていた。その一番奥の一番後ろと言う一番目立たない位置に陣取る。ラブラブの彼氏と一緒に来たyoshikoさんや宮内さんへの貢物を山と抱えて来た志郎の恋人さんと雑談しながら宮内さんの登場を待つ。
 
PM6:00 「食談」スタート
 時間ピッタリにつる幸の若旦那が姿を現した。私と同じ位の年だろうか、実はこの若旦那が小さい頃特撮ヒーロー、特に宮内洋のファンだった事から今回の企画が持ち上がったと言う。ここ数年来の「往年のヒーロー復活」には、制作関係者だけでなくこう言う場でも私と同年代の人たちが頑張っているのだなぁ、と妙に感激。

 10分程して宮内さんが登場した。紺地に白いピンストライプのスーツ、紺のシャツ、エンジ色のネクタイ姿。20分程を講義の時間としその後別室で食事になるとの事で、一応「食談」を意識したのか(^^;金沢にまつわるエピソードを語る宮内さん。'94年にテレビ東京の12時間ドラマ「織田信長」で金沢ゆかりの武将・前田利家の幼少時を演じた時、オンエアを観て我ながらゾッとしたとか(笑)、「キイハンター」のロケのため10泊11日で片山津温泉へ行き当時廃線が決まっていた尾小屋鉄道('77年3月19日廃止)の列車を使い車上アクションをやった話とか(ロケの日数から考えると恐らく第161話「荒野の列車大襲撃作戦」ではないかと思われる)。「カッコイイのは全部千葉真一先輩が持って行っちゃう」と言って笑いを取っていた宮内さん。でもそれって真実では?(爆)
 
 6時半過ぎ、食事の用意がされた二階のお座敷へ移動。だがその移動がすんなりとは行かない。参加者がここぞとばかり宮内さんを囲んでサイン責め写真責め(^^;本来フードピアではゲストにサインや写真をお願いする事を禁じているらしい。まあ宮内さんはフラッシュが好きな方だしサイン責めはいつもの事。でも全体の進行を滞らせてしまうのはどうかなぁ・・・とか言いながら私も写真撮りまくっていたのだが(自爆)。
 
 お座敷の席はくじ引きで割り当てられた。私の席は入り口に近く上座の宮内さんとはイイ感じに離れている。元々咀嚼力が弱く旅先では極端に食が細くなる私は、宮内さんの近くなんぞに居たら全く食べ物を受け付けなくなるだろうと思えたし「宮内洋の観察」にはこの位の距離があった方が良い。
 
 最初の30分は大人しく懐石料理を頂いていたのだが、座が和んで来るとあちこちで私の、と言うかOZの名前が聞こえ出し、段々居心地悪くなる私(爆)。とりあえず知らん顔をキメ込んでいたのだが、その妙な緊張感は宮内さんがひとりひとりにお酌して回り始めた時ピークに達した。「冷静に観察するためには酔ったらダメ」と思い次々に出て来る日本酒や地ビールをお断りしウーロン茶を飲んでいたので、まさかウーロン茶をお酌されるとは夢にも思わず・・・まあ宮内洋のお酌を受けるなんて一生のうち一度あるかないかの貴重な経験なので、それだけで充分モトを取ったって気にはなったが(*^_^*)
 
 でも「宮内洋を知りたかったらオーゼットから入れ」なんて周囲に聞こえるように目一杯腹から声を出された日にゃ私の神経持ちませんよぉ〜(冷汗)。その上「役者に年齢は関係ありません」なんて宣言されても・・・や、それは私もそう思いますが、えーっと・・・相当根に持ってるな、コリャ(自爆)。

 だが「(今でも)トランポリン、大丈夫です。火薬、大丈夫です」としっかり現役をアピールしてくれたのは私的にはすっごく嬉しかった。それってやっぱり一番観たいモノだもの。還暦までヒーロー張って下さいね、期待してますからっ!(←火に油を注いでる)
 
 ・・・とまあ、つまり今回の「食談」、どう考えても「ゲストのトークと食事を楽しむ」イベントではなく「宮内洋と呑む会」と成り果ててしまったのだ。勿論お食事は美味だったが、本来こういう場では板長さんなり若旦那なりおかみさんなりがメニューの説明などをするものだと思うがそれもなかったし。最も、若旦那は説明するつもりだったようだが「そういう雰囲気ではない」ためやめてしまったらしい(スイマセン(^^;;)。
 
 何と言うか・・・異様な空間だった。カッコつけてる宮内さん、つまり役者としてこの場に呼ばれ「仕事をしている宮内洋」と「素の宮内さん」が交錯する。勿論各種のイベントにおいてもそういう事は往々にしてあるが、やはりステージイベントとは違い、多少アルコールが入っていた事もあるのだろうか、素の部分が多く見受けられた。また、今まで私が「宮内洋の演技」と思っていた部分が素だと分かったのも大きな発見だった。例えば「振り向き」。肩を入れて振り返る独特の動きは彼の演技だと思って来た、今まで。だが、一階の入り口で階段を降りて私の方へ振り返った時、私が感じた事は「あ、本部長・・・」だった。またお座敷での立居振舞はもうもろに「倉嶋はん@極道の門」だったし(^^*) 演技としてやっていたのが身に付いてしまったのか、元々キザな資質なのか。V3の四国ロケでのキザさ加減が本人の無自覚でなされた事を考えると、やっぱ宮内洋ってMr.キザだ(笑)。
 

 今まで私は「役者としての宮内洋」を追い求めて来た。それは今後も変わらぬコンセプトであるが「宮内洋の演技と宮内洋の素はどこまでリンクしているのか」を追及するのも面白いかも知れない。私は私の言葉でしか宮内さんを表現出来ないから、いくら宮内さんに「見てます」と牽制(脅迫?)されても、臆する事なくこれからもガンガン突っ込んで行こう。そう決心して小雪降る金沢の町を後にした。


['01/2/11 up date]

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