OZの本棚 〜『OZの特撮使い』 開架書庫〜

日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

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第11話「良太の初恋急行便」 (放送日:1990/4/15) 
        
 武器密輸売買の容疑でインターポールから国際手配されている死の商人・神崎が極秘帰国した。その狙いは竜馬が護送する予定の実験用濃縮ウラン。神崎は良太とガールフレンドの茜を人質に取り、ウラン強奪を竜馬に迫る。
 
 またしてもツッコミ処満載の(つまり、竜馬を差し置いて正木本部長が活躍する(^^;)エピソード。初っ端、竜馬のピンチもまだ知らず不思議そうに「竜馬はまだ戻ってないのか?」と純子に尋ねる正木本部長。何故か手もみをしながら本部に入って来るのだが、その仕草がどう見ても手を洗った後にハンカチを忘れたみたいでかなり微妙(爆)。
 
 その頃、神崎の一味に監視されながらウランを護送していた竜馬は、定時連絡に偽装し本部へ危機を伝えようと試みる。竜馬の伝えて来た意味不明の無線通信がモールス信号であると気付いた本部長は、音声の遮断のタイミングを聞き取り信号を解読する。本部長の書くツー・トンの表記がちょっといい加減?と思ったが(笑)、相方曰く、最初の「SOS」の部分だけは正しいとの事(つまり、それ以降の信号はやっぱり適当なのか(^^;)。ちなみに、神崎一味の下っ端が監視用として竜馬に無線マイクを着けさせていたのだが、この無線機がアマチュア用の「IC551」という型番で、しかも電源が入ってないというツッコミも入った(余談だが、PCオタクな相方は中学の時にアマチュア無線の免許を取っている)。いくらお子様向けの作品でも、せめて電源くらいは入れといて下さい(^^;>スタッフの皆さま
 
 そして、モールス信号を解読し竜馬の危機を知った本部長は、俺の出番とばかり「行くぞっ!」と号令をかける。やっぱり今回も本部長が先頭切って出張るのか(^^;竜馬は護衛のパトカーをぶっちぎりウラン強奪に成功する。その時、待ち伏せをしていた一台の車が近づいて来る。乗っているのは白のキャップを被った私服の本部長!どうやって竜馬のルートに先回りしたんだ!?というツッコミも、本部長の変装というサプライズの前にもろくも崩れ去る(笑)。車のヘッドライトを点滅させモールス信号を送る本部長の意図を読み取った竜馬は、監視の車を近くのビルの駐車場へと誘導する。
 
 監視役の下っ端二人が駐車場へ降りると、そこには何故か制服姿に戻った本部長が!って、何でわざわざ着替えてるんだよっ!(爆)純子さんに狙撃され拳銃を取り落とした二人は慌てて逃げようとするが、その前に立ちはだかった本部長は容赦ない。とりあえず一発チョップをかまし、一人を背負い投げてから後ろ手に捻り上げ、もう一人にはキックを食らわしてあっけなく御用。相変わらずカッコイイ本部長(*^^*)それを見て頷く竜馬。って、変だよ、これ(^^;犯人と格闘して逮捕するのは竜馬さんの仕事だし、それを見て頷くのは本部長の役割だろっ?立場が逆さまじゃないかっ!?とは言え、この時点で第11話は「正木本部長活躍編」に決定(爆)。


第12話「僕の友達ロボット」 (放送日:1990/4/22)
           
 スイスで夢のロボットが開発された。所有者が子供の時には一緒に遊び、大人になったら仕事を手伝い、年をとったら介護までしてくれるコンパニオンロボット。それが何者かによって盗み出された。日本へ運ばれアキオ少年の手元に届いたロボットは頭脳コンピュータだけの未完成なもの。家庭用の電気器具や機械を身に纏い成長を始めたロボットは、アキオ少年に「ロボオ」と名付けられ無二の友達となる。
 
 ロボットを盗み出して日本へ送り込んだのは、ベージュのソフト帽にトレンチコートとサングラスという、時代錯誤なギャング風味の2人組。ロボットを取り戻そうとアキオを襲撃する。ロボオを守って必死で逃げるアキオ。その時、防衛システムが作動し、急激に成長したロボオは、「友達のアキオを守る」という認識でアキオに近寄る者に片っ端から攻撃を加え始める。同じロボットとしてバイクルとウォルターが一度はロボオの説得を試みるが、ロボオにはバイクルの名古屋弁もウォルターの時代劇口調も通じない(そもそも名古屋弁をしゃべるロボットって時点で何かが間違ってると思うけど(^^;)。やがて凶暴化したロボオを破壊するため、ミサイルが発射される。
 
 今回の正木本部長は「コンパニオンロボットとは何ぞや」って説明と「防衛システムが働くと殺人マシーンになる」って説明をする「ロボットの生い立ち説明係」(笑)。ひとつ気になったのは、ロボオが暴れている現場に行った時、何故か制服の胸元に白いスカーフを巻いていた事。コートのインにするなら分かるけど、なんで制服のイン?つか、普通はやらないよな、そういう着こなし(^^;でも似合ってるしカッコイイから許しちゃうけど(*^^*)


第13話「竜馬が死んだ!?」 (放送日:1990/4/29) 
           
 国際犯罪組織のボス・死神モスが植物学者・里村博士(横光克彦)の研究所を急襲する。だがそこには事前情報をキャッチしたWSPが待ち構えていた。死神モスの手下が繰るスーパーカーと竜馬のウインスコードの激しいカーチェイス。だが、スーパーカーから放たれたロケット弾が着弾したウインスコードは爆発炎上し、竜馬は瀕死の重傷を負ってしまう。
 
 いろんな意味で見所満載のエピソード。まず、第一クールの終わりにあたって武器装備が強化される。爆発炎上したウインスコードに代わって登場した新型ウインスコードは、見た目こそ従来型と変わらないが、SPカードを使い強化形態ファイヤースコードへと変形する。また、バイクルの長距離移動用バイクとしてウインチェイサーもお披露目。ベース車はsuzukiだが、バイスピアをハンドル部に射し込み起動させるシステムやオフロードタイプのモデルだったりする処などがクウガのTRCS2000とよく似ている(開発したのが警察って設定も(笑))。そしてWSPのアイドル的存在のデミタスが登場。メカニックシステム担当の野々山隊員が製作したマスコットロボで、バイクルといいコンビぶりを見せる。
 
 しかしやっぱり一番の見所は正木本部長の暴走っぷり(爆)。重体の兄の姿に声も出ない優子に「香川竜馬は不死身の男だ」と言い切る本部長。思わず「自分と一緒にしてどうする?」とツッコミかけてしまった(爆)。更に、意識の戻らない竜馬に代わり新型ウィンスコードの走行テストをすると言い張る本部長は、未完成だからと困り果てる野々山を前に赤いツナギでやる気満々(爆)。でもまぁ、ここまでは「本部長ってばカッコイイ〜!(はあと)」って萌えられるんだよね。問題はこの後。意識不明で重体なはずの竜馬が何故か復活!驚きの笑顔で竜馬に駆け寄る本部長。向かい合う二人をカメラが横から狙う。うーーん、背丈で竜馬に負けてるのは仕方ないだろうけど、本部長の腹回りが竜馬さんの倍くらいある現実はスルーすべきなんだろうか?(激汗)まぁ、竜馬さんがもんのすんごーくスレンダーでもって尚且つ黒の上下だから余計に細く見えるって条件差し引いても、このカメラアングルはやっちゃいけなかったよな(^^;


第14話「死神モスの逆襲!!」 (放送日:1990/5/6)
         
 植物学者・里村博士(横光克彦)が保存する7万種もの植物の種子を狙っていた死神モスは、里村博士を誘拐しその身柄と植物の種子との交換条件を出して来た。モスのアジトと里村博士の行方を探すウインスペクター。だがバイクルが敵の手中に落ちてバラバラに分解されてしまう。捜査情報がモスに筒抜けだと気付いた正木本部長は罠を仕掛けスパイを炙り出す。
 
 新装備&新キャラお披露目エピソード後編。ちびっちゃいくせに口だけ達者だと思われたデミタスは、敵のアジトで分解されたバイクルを修理して口だけじゃない処を見せる(笑)し、竜馬も純子も転がり回って大活躍、現場で捜査指揮を取る正木本部長も出過ぎず、でも存在感はばっちりで、新装備をきちんと見せつつも作品全体が綺麗にまとまっている印象。ただ、里村博士と正木本部長が大学の仲間(サークルか何か?)だったという設定は蛇足。里村博士にそう言わせた台詞が何かの伏線になっている訳でもないし、昔の仲間のよしみで正木が護衛するようなニュアンスにも受け取れる。だが正木ならば、例え里村博士がアカの他人であっても、悪の組織に狙われていると知れば全力で守るだろう。この設定は高久進の脚本に元からあったものなのか、現場で急遽付け加えたものなのか、気になる処ではある。
 
 しかしこのエピソードの見所は、何と言っても声優の寺杣昌紀が顔出しで出演している事。次作「特救指令ソルブレイン」の後期にはソルブレインと正木本部長を翻弄する天才科学者・高岡隆一を怪演する寺杣だが、このエピソードでは、里村博士の部下で白衣にメガネをかけ小心者っぽくオドオドした存在感の薄い(^^;武田研究員を好演。


第15話「竜馬!正木を射て」 (放送日:1990/5/13)
            
 爆弾魔の勝田が廃工場にいるとのタレコミ電話を受け現場に向かった竜馬は、そこで時限爆弾に括り付けられた勝田を発見する。竜馬はようやく爆弾をはずすが、爆発に巻き込まれたショックで一時的な記憶喪失に陥ってしまう。勝田をおとりに使い竜馬をおびき出したのは、正木本部長に恨みを持つ連続殺人犯の八神だった。記憶喪失のため感情が混乱し自己制御不能に陥った竜馬は都会の雑踏を一人彷徨う。その竜馬に八神がささやく。君はWSPと正木に家族を殺されたのだ。復讐しろ、と。
 
 第13話の新型ウインスコード登場を受けて、このエピソードからオープニング映像が一部変更された。差し替えられた映像のほとんどはファイヤースコードとウインチェイサー絡みなのだが、何故か、何故か正木本部長の紹介映像も新しくなっている(^^;そしてこの新しい映像、普通に宮内洋お得意の「振り向き笑顔」なのだが、それがとにかく綺麗!ムチャクチャ妖艶!いやもう、どうしてこんな麗しい映像が撮れるわけっ?なんか修正かけてないっ?とカメラマンさんに失礼なツッコミを入れたくなるほど、正木本部長は美しい。
 
 そんな美しいオープニングから始まるこのエピソードは、ちゃっかり「正木編」になっている。表面上はもちろん記憶喪失の竜馬が主役なんだけども、どう贔屓目に見ても、これはやっぱり正木編だよなぁ(苦笑)。八神は過去に正木に逮捕された事を恨んでの犯行だし、八神にマインドコントロールされた竜馬は正木を狙っているわけだし。西新宿の人ごみの中、竜馬を探して歩く本部長。その映像に被る「燃やせ!瞳を」(song by 宮内洋&中西真美)って、やっぱり正木メインじゃないか(爆)。この場面はインストゥルメンタルで充分だった気がするんだけど、正木の強い信念みたいなモノを描き出すには歌詞が必要だったのかなぁ?
 
【西口歩道橋(撮影'05/3)】

イメージ 1 記憶を失った竜馬がウィンスペクターを狙っていると知った正木本部長は、自ら囮となるため竜馬を探して歩く。ぼんやりとたたずむ竜馬を発見した正木が、竜馬の向けた銃口に一瞬怯むのがここ。
 
 
 
 
 
 [交通] JR・東京メトロ・都営・私鉄各線「新宿」駅
第9話「爆弾じかけの犬」 (放送日:1990/4/1)
             
 正木本部長をつけ狙う北見は、6年前、正木と警視庁捜査1課の同僚小山捜査官(伴直弥)が警察犬アレック号とで追い詰め、取り逃がした爆弾魔の唐沢五郎だった。唐沢が企んだ新幹線爆破テロは小山捜査官の殉職と引き換えに阻止されたが、その後唐沢の消息は途絶えていた。正木は小山捜査官の形見としてアレック号を引き取り、残された遺児の久子は秘密捜査官となり正木の下で働いていた。
 
【桜田門駅入口(撮影'07/10)】

イメージ 3 営団地下鉄の桜田門駅 5番出口を地上へ上がり警視庁を右手に皇居外苑の凱旋濠を後ろに立つと、正木本部長の回想シーンで正木と小山が話をしている場面となる。
 
 
 
 
 
 
 
【桜田門駅入口横(撮影'00/12)】

イメージ 2 二人がやや背中合わせに語り合うというちょっと変わったカットがこの場所。
 
 
 

 
 
 
 
【法務省旧本館(撮影'07/10)】

イメージ 4 正木本部長の背後に映っている赤煉瓦の西洋風建物は、重要文化財にもなっている法務省旧本館。
 
 
 
 
 
 
 [交通] 東京メトロ有楽町線「桜田門」駅
 
 そんな因縁を持つ唐沢が活動を再開した。6年前、アレック号に顔面を噛まれた事を恨み、正木と一緒に警視庁もろとも爆破させようとしていたのだった。久子の身体を張った活躍によって唐沢は逮捕されたが、その寸前、唐沢はアレック号に首輪爆弾を仕掛けていた。正木の元へ走るアレック号。それを追うウインスペクター、そして正木。
 
【ふれあいの径(撮影'05/3)】

イメージ 1 アレック号を探し回る正木本部長が警視庁を出た、すぐ次のカットは何故か光が丘公園近くのふたご橋。警視庁から光が丘って飛び過ぎ(^^;
 
 
 
 
 
 [交通] 都営大江戸線「光が丘」駅 徒歩2分
 
 ウインスペクター設立のきっかけともなった小山捜査官と正木本部長の友情物語。見所はやっぱり2大ヒーローの競演(笑)と、前髪降ろした若作りの本部長(^^*) が事もあろうに多摩川の土手でどっかんどっかん盛大に爆発する火薬の中を転がってる事(爆)。そりゃまぁ、本部長メインエピソードなんだから火薬はお約束だけども(笑)、草が沢山生えている土手で火薬!今なら絶対に消防署の許可が下りないだろうなぁ(^^;


第10話「大人をやっつけろ」 (放送日:1990/4/8)
          
 マンションのゴミ置き場で起こったボヤ騒ぎ。第一通報者の仲良し四人組は、マンションの住人たちから逆に火遊び悪戯の濡れ衣を着せられてしまう。大人たちに復讐を決意した四人組は店にゴキブリを投げ込み、バルサンを炊いて火事騒動を起こし、大量の本を万引きするなど、悪戯の限りを尽くす。子供たちから経緯を聞き出した竜馬は、発端となったボヤ騒ぎが実はマンションの地上げに絡んだ不動産屋の嫌がらせだった事を突き止める。
 
 着化のタイムリミットを引き伸ばすため、ファイヤーは熾烈な特訓に挑んでいた。だが、タイムオーバーしたクラステクターは肉体のみならず脳にまで悪影響を及ぼす。無理を重ねる竜馬を心配する正木本部長。タイムリミットの5分を越えられずにいたファイヤーだったが、不動産屋の罠にはまりマンションの地下ボイラー室に閉じ込められた子供たちを救うため、ファイヤーはついに5分の壁を打ち破る。それは、子供たちを救い、特殊な超音波で破壊されようとしていたマンションを守るのだという竜馬の強い意志が成し遂げた奇跡だった。
 
 竜馬のヒーローとしての成長物語、のはずなのだが、それ以上に宮内洋のオーラが濃厚に出まくったエピソード。トランシーバーを右手から左手に持ち変える「だけ」なのにわざと大きく飛ばしてみせるとか、台詞の前にサングラスをわざわざはずしてみせるとか、本部長が何かにつけていちいち大袈裟にカッコつけまくるので、とにかくうっとおしい(^^;そのため、本来ならば、たとえ猛特訓で苦しんでいるヒーローであってもそれはそれカッコ良く見えるはずなのに、そこで本部長が必要以上にカッコつけすぎてしまうためファイヤーの存在感が霞んでしまい、主役とそれを支えるサポーターという役割分担が見事に空中分解を起こしている。と言うよりも、「永遠のヒーロー・宮内洋と(その当時の)現役ヒーロー・ファイヤーがガチンコ勝負して、その存在感に現役が負けた」という方が的確かも知れないが。とにかく、カッコつけるのもいいけど作風を破綻させない程度に収めてくれ(^^;

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