OZの本棚 〜『OZの特撮使い』 開架書庫〜

日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

第51話「特救・解散命令!」 (放送日:1991/1/12)

 研究が続けられていたブレイバー改良型のソリッドスーツが完成し量産体制に入った。スーツは主要都市の各県警に配備され、それに伴い特装救急警察は警察庁の直属組織へと再編成される事が内定した。現地での指導のため大樹は大阪へ、玲子は名古屋、純は九州への異動が発令され、正木本部長は警察庁入りし新組織の指揮にあたるという。それぞれが複雑な思いを抱える中、大樹にはひとつの不安が残っていた。高岡隆一。あらゆる人間に憎悪を抱き、ソルブレインの壊滅を企む天才科学者の高岡は、ソルブレインと竜馬の追跡網をかいくぐり、その姿をくらましたままだった。ソルブレイン解散前に何としても高岡を逮捕したい大樹と竜馬。その二人に高岡は新たな挑戦状を突きつけた。
 
 高岡の挑戦予告、それは「今日の午後2時、都内のどこかで殺人事件が起こる」というものだった。予告時刻、殺人事件を目撃したという少年・勇の通報で事件現場へと向かったソルブレイン。だがそこは殺人の痕跡が何も残っていない、不可解な現場だった。それがソルブレイン崩壊へのスタートだと言う高岡。高岡の狙いは何か。ソルブレインは高岡を逮捕できるのか。そして高岡の正体は?
 
 第34話、第35話で鮮烈なデビューを飾って以降、度々ソルブレインの前に立ちはだかったライバルキャラの高岡隆一が、ソルブレインへ最後の戦いを挑む最終3部作。最終決戦導入部ではあるが、第51話Aパートは主に解散命令を受けたソルブレイン隊員たちの揺れる心理描写と毎度おなじみ正木本部長の回想シーンで構成される。ソルブレイン本部の屋上で様々な場面を思い出す本部長はちょっと寂し気。だが、悲しいかな、本作品は前作ウインスペクターに比べ派手な戦闘シーンなど「目を引くカット」が全体的に少なく、派手派手演出が大好きな頼みの綱の本部長もソルブレインでは外に出て行くケースが減っていた事もあり、本来ならばカッコイイとこ取りダイジェスト版になるはずの回想場面がこじんまりと地味にまとまってしまっている。

第52話「特救・爆破命令!」 (放送日:1991/1/19)

 勇が目撃した殺人は20年前に勇の父親・中井が起こした殺人事件を高岡の持つ超科学力で再現したものだった。やがて、中井一家の近所に住む青年・和也が中井が殺した男の一人息子で、中井への復讐のため勇に近づいたと知ったソルブレインは、背後で和也を操る高岡に戦慄する。高岡は和也に勇を襲わせる一方、中井へは息子の命を盾にソルブレイン本部へ時限爆弾を仕掛けるよう命令する。高岡に脅されるがままにソルブレイン本部へと向かった中井だったが、良心の呵責に耐え切れず爆弾を持ったまま本部を飛び出す。間一髪、中井を救った竜馬とソルブレイン。だが、高岡は次の作戦を実行に移そうとしていた。
 
【新宿駅西口(撮影'06/11)】
 
イメージ 1 高岡に指定されたコインロッカーへと向かう中井と追跡する大樹と竜馬が走り込んだ改札口。何度も改装され、現在はほとんどデパートの入口兼用になっている。
 
 
 
 
 
 
 
【新宿エルタワー(撮影'06/12)】
 
イメージ 2 爆弾を抱えて逃げる中井とそれを追う竜馬が全力疾走した場所。新宿駅西口から西口歩道橋までをつなぐペデストリアンデッキの一角にあり、凹凸のデザインが美しいミラーガラスのビル。
 
 
 
 

 [交通] JR、私鉄、地下鉄各線「新宿」駅
 
 この一連のエピソード、どうも正木本部長のご機嫌が悪いように見える(^^;まぁ、ソルブレイン解散が決定し、そこへ今まで何度も取り逃がし苦々しく思っていた高岡がちょっかいかけて来たもんだからご機嫌ナナメになっても当然だが、何故か中井を見る目もかなりキツイ(苦笑)。本部に爆弾を持ち込んだはいいが、本部長の射るような視線に身をすくめる中井はまるでヘビに睨まれたカエル状態。更に、廃工場で爆弾が爆発した後、後悔の念に打ちひしがれる中井を見下ろす本部長の冷たい視線は、見ているこちらまでがひやりとする程容赦ない。あれだけねめつけられたら逃げ出したくなる気持ちも分かるってものだ(笑)。最も、本部長の睨みが効をそうして本部の爆破から逃れられたんだから、この勝負、本部長の貫禄勝ちという処か。

第53話「また逢う日まで」 (放送日:1992/1/26)

 幼い頃に父を殺された和也。だが20年の歳月は和也の心からその憎しみすら和らげていた。高岡はそんな和也を憎しみの心で縛りつけるため、老いて病弱な和也の母親の入院治療費を資金援助までしながら、父親を殺し母親をこんな姿にした殺人犯・中井を許すなとマインドコントロールをかけていた。一方、時間が人の心の憎しみを癒し、和也も中井を許す気持ちに傾いている事に気付いた正木本部長と大樹は、高岡の憎しみが消えない、時間が経つほど増幅していく様に疑問を感じていた。
 
【豊島区・山手通り(撮影'06/12)】
 
イメージ 3 入院している母を見舞う和也が車を停めた場所。JR池袋駅の西側にあたるが、この辺は商業地域よりも住宅街に近いため、高層マンションなども少なくまだ昭和の面影を残している。
 
 
 
 
 
 
 
【豊島区・要町病院(撮影'06/12)】
 
イメージ 4 病院に入って行った和也を追って大樹と純が走り込んだ正面入口。山手通りに面し、左側には救急車の駐車スペースがあり、入口前にはバス停もあるという、実にロケのし辛い素敵な場所(^^;
 
 
 
 

 [交通] 東京メトロ有楽町線「要町」駅
 
【文京区・江戸川公園(撮影'06/11)】
 
イメージ 5 逃げる和也とそれを追う純が走っていた道。目印は「椿山荘」の案内板(笑)。江戸川橋交差点のすぐ近くで頭上には首都高池袋線。和也が逃げ込んだのは画面左手側にある江戸川公園。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6 江戸川公園は神田川沿いに作られた遊歩道を兼ねた公園で、椿山荘の裏手にもなっている。純が和也に殴られて気絶したのもここ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 [交通] 東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅
 
 高岡に脅迫され廃工場へ勇を誘拐した和也。だが勇に振り上げたその刃は高岡に向けられた。手負いの獣と化した高岡は、勇を救助に来たソルブレインを大爆発で工場に封じ込めてしまう。ブレイバーとナイトファイヤーが大火災で身動きが取れないと知った本部長は、自らS.S.-Iに乗り込むと危険を省みず火災現場に機体ごと突入させる。この時のS.S.-Iコックピットでの矢沢キャプテンと正木本部長のツーショットはグラサンの二人が並んだド迫力の貴重なカット(^^;本部長の「S.S.-I発進!GO!!」は、まぁ、お約束という事で(笑)。
 
 アジトに逃げ込んだ高岡を追い詰める正木本部長。ソルブレイバーとナイトファイヤーを両側に従えて高岡に銃を向ける本部長は俺が主役オーラ発しまくりでメチャクチャカッコイイ。でも、それって本部長の仕事?(爆)普通、ライバルキャラに対峙するのは主人公じゃないかと思うんだが(^^;ただ、ドラマの主人公は大樹だけど、竜馬さんは高岡を追って帰国したし、高岡が憎悪しているのは「ソルブレイン」という組織。って事は、やっぱり高岡の敵は本部長で辻褄は合ってるのか(笑)。
 
 復讐だけを心の支えとして生きて来た高岡。だが、時間の経過とともにその気持ちが薄れる事に気付いた高岡は、憎悪をインプットしたコンピュータと自らの体を合体させ、憎しみが消えないように自己コントロールしていた。真実を告白すると服毒し燃え盛る炎の中で絶命する高岡は、犯罪者でありながらライバルキャラとしてすごくカッコイイ描かれ方をしている。そして、犯罪者であろうともその命と心を救う事を使命としていたソルブレインは、だが高岡の死を目前にしても最後までその心を救う事は出来なかった。高岡を見つめる本部長の、瞳を大きく見開き無念さを漂わせた複雑な表情が何とも言えずカッコイイ。
 
 使命を果たせなかったソルブレイン。それこそが高岡が望んだソルブレインの崩壊だったのかも知れない。そして本部長は、例え心は救えずともその命だけは救えたかも知れない高岡をそのまま黙って逝かせたのは、最早高岡は死ぬ事でしか心の安らぎを取り戻せないとわかっていたからではないだろうか。死を選ぶ事でしか救う事の出来なかった魂。ソルブレインの最後の戦いは悲しい結末となった。
 
 旅立ちの日。大樹、玲子、純。一人一人と固い握手を交す本部長。自慢の部下を誇らしく思い、でもどこか寂し気な、複雑な表情の使い分けは見所。並んで本部を出発した三台の車が国会議事堂を背に三方向へと道を別れて行く場面は、決して派手さはないが、それまで一緒に戦って来た仲間から離れそれぞれが一人立ちして行くという、寂しくもあるが未来を感じさせるいいカットだ。ラストを大樹のモノローグと去って行くソルギャロップの後ろ姿で締めたのも、ベタではあるが最終話として説得力のあるクライマックスだった。

開く コメント(0)

第34話「新英雄 九州へ!I」 (放送日:1991/9/8)
            
 熊本県にある親和精密工業の中田専務の一人息子・光夫が誘拐された。同じ頃、親和精密工業の工場が爆破される。応援要請を受けたソルブレインが急行すると、そこへ光夫を誘拐した犯人から身代金要求の電話が。だが、取り引き現場へと向かったソイルブレインの前に、凶暴な謎の金属人間が立ちはだかる。想像を絶する力で翻弄されるブレイバー。その時、正木本部長が送り込んだ強力な助っ人、ナイトファイヤーが現れた。
 
 九州では最大規模のヒーローイベントを行う事で有名な三井グリーンランドとのタイアップ大作戦。乗り物やらプールやら施設がやたら映るな〜さすがタイアップと思っていたら、誘拐事件の身代金取り引き場所に指定された福岡のリコランド(温泉レジャーランドらしい)はもっと露骨で、館内に爆弾が仕掛けられたという設定の元、ソルブレインが爆弾を探して屋内プールやら宴会場やらビデオシアターやら館内をくまなく走り回る。かと思えば、意味なく引っ越し業者のトラックが画面の端に入っていたり(それも車体に書かれた電話番号を大映しで!(爆))。地名とフルネーム、下手すりゃ施設案内まで入る説明台詞が満載でしっかり観光案内になっているが、それでいて誘拐事件の背景やら伏線やらが上手く散りばめられているため、タイアップ自体はそれほど鼻につかないという上手い構成になっている。
 
 このエピソード、正木本部長は新装備の最終チェックがあるとかで東京に残留。大樹たちは肝心の新装備の内容は教えて貰えず(完成するまでは極秘って事なんだろうけど)、男児誘拐と工場爆破という大事件を一度にふたつも預けられ、土地勘の薄い九州で孤軍奮闘。新装備のチェックが終わったら来てくれるのかという大樹の切羽詰まった問いかけにも「いや、まだ他に用があってな」と、いつもならどこへでもいの一番にすっ飛んで行くアクティブな本部長にしては珍しく気乗りしない様子に、どっか具合でも悪いのか!?とマジツッコミ(^^;
 
 本部長が出張って来ないのは恐らく、今回の現場は新英雄(ニューヒーロー)ナイトファイヤーに任せて花を持たせようという本部長の思いやり(?)なんだろうが、ってぇ事は、何か?サブタイといい本部長の言動といい、このエピソードの主役はナイトファイヤーなのか?わざわざ九州くんだりまで行って主役の座を奪われる大樹って、不憫(涙)。


第35話「新英雄 九州へ!II」 (放送日:1991/9/15)
 
 光夫を誘拐した主犯はICPOから国際手配されている高岡隆一だった。子供の頃に光夫の父親である親和精密工業の中田専務の裏切りによって一家心中を余儀なくされた高岡は、両親を失い自分一人だけが生き残るという辛い過去を背負った天涯孤独の天才科学者だった。中田への積年の恨みを晴らすため光夫を誘拐するも、その企みを阻止された高岡はソルブレインへ宣戦布告し姿をくらました。
 
 ソルブレイン最凶のライバル・高岡隆一登場。今後、事ある毎にソルブレインに絡んで来る高岡だが、このエピソードではその素性はまだ謎に包まれている。「決まった敵組織を作らない」というのがレスキューシリーズの一環したコンセプトだが、やはりセミレギュラー級のライバルは必要という制作サイドの判断だったのか。ソルブレイン本部のホストコンピュータ・クロスの声を演じている寺杣昌紀が、常に冷静沈着なクロスとは正反対な感情の起伏の激しい狂気の天才科学者を顔出しで演じている。高岡のトレードマークである白いスタンドカラーのスーツは、見ようによってはどっかの怪しい新興宗教の教祖みたいだけど(^^;
 
 ナイトファイヤーの正体はフランス製ソリッドスーツでプラス・アップしたウインスペクター隊長・香川竜馬だった。正木本部長の指揮の元に開発された新装備パイルトルネードを引っさげてソルブレインのピンチに駆けつけるという実に美味しい役処で再登場した竜馬は、この後も日本に残りソルブレイン本部内に置いたICPO東京支部で高岡の専任捜査官として捜査活動を行う事になる。
 
 姿を消した高岡と今後の動向を危惧した正木本部長は、ICPOに駆け合い竜馬の日本残留捜査命令を取り付ける。ウインスペクターをパリへ送り出しソリッドスーツの技術提供をするなどICPOに太いパイプを持っているらしい本部長。高岡の件ももちろんだが、デキのいい部下を手元に置いておきたかったというのが正直な処なのかも(笑)。

開く コメント(0)

第15話「人形は平和の使者」 (放送日:1991/4/28)

 玲子が知り合った篠崎という老人は、昭和初期にアメリカから親善大使として日本に贈られた人形マリアを本当の孫娘として可愛がっていた。ただの人形に見えるマリアに溢れるほどの愛情を注ぎ慈しむ篠崎老人の姿に、現代の日本人が忘れかけている”心”を見い出した玲子。その大切なマリアが誘拐された。犯人は窃盗や傷害の前歴があるチンピラ3人組で、以前車上狙いをやっていた処を篠崎老人に見つかって撃退された事があり、それを根に持っての犯行だった。ソルブレインの追跡によってマリアは無事に戻る。だが、戦争中に東京大空襲で亡くなった妻と娘の墓参りをしていた篠崎老人を3人組が襲撃し、再びマリアを誘拐する。
 
 「Gメン'75」第299話「青い目の人形バラバラ殺人事件」のリメイクで、基本設定が非常に似ている。アメリカ生まれの親善大使である人形。それを本当の孫娘として可愛がる老人(Gメンでは「娘」扱いだったが、これは制作された年代の違いだろう)。主人公側と老人との最初の出会いが偶発的な事故であること。チンピラ連中が老人と人形を狙う理由が、以前老人に悪事を見られて撃退された事があり、それを逆恨みしての犯行である事などに共通点が見られる。
 
 映像表現にも類似点があり、ベッドで眠るマリアの横にはショートケーキが置かれている。これについての説明は特にないが、Gメンでは「(人形が)アメリカ生まれだから西洋料理が大好き」という理由で同じくショートケーキが登場する。また、親善大使として来日したはずの人形たちが戦時中は敵として処分される様子を描いた「戦時中映像」も、映像自体は新撮だが(これがもしGメンと同じ映像だったら東映の物持ちの良さに笑えたのだが)、国民学校(現在の小学校)の生徒たちが人形を竹槍で突いたり、日本刀で頭を切り落としたり、火あぶりにしたりという「表現」はGメンと全く同じスタンス。ストーリーそのものはお子様向けに簡略化され、建前や面目といった「大人の事情」や複雑な伏線こそないが、激動の時代を生き抜いて来た老人と人形マリアの心の交流が物語の芯としてきちんと描かれている。
 
 それでも、人形は無残にもズタズタにされ、その仇討ちに向かった老人も殺されて、怒りに燃える立花警部が犯人をフルボッコにしちまったGメンとは違い(^^;そこは「人の命と心を守る」ソルブレイン。マリアを火あぶりにしようとして廃工場に火をつけたはいいが、周囲に引火し爆発火災を起こして炎と瓦礫に閉じ込められたチンピラ3人組をきっちり救助する。んなもん自業自得だろう放っとけと思うんだがそうは行かないらしい(爆)。命からがら助け出された3人は反省し(??)、3人組に襲撃され重傷だった篠崎老人も意識を取り戻して、ズタズタにされたマリアは亀吉に手当てされて無事に老人の元へ帰る。全てが丸く収まるお子様向けのハッピーエンドはやはりGメンとは違うらしい(爆)。事件が解決した後、港で童謡「青い目の人形」を口ずさむ玲子。Gメンでは黒木警視正が歌っていた。良かったよ、歌ったのが正木本部長じゃなくて(大爆笑)。
 
 このエピソード、正木本部長は本部に篭りきり。まぁ、実際、本部長が出張るような派手な事件じゃないけど。そのわりに、マリアの修理を依頼された亀吉が躊躇していると「ソルドーザーの複雑なメンテナンスも簡単にできる天下の亀吉さんよ、修理できないわけないだろ?」・・・「俺の命令が聞けないのか?ぁん?」とでも言いた気に畳み掛ける本部長。こわっ・・・部下を脅迫してるよ(^^;

開く コメント(0)

第1話「東京上空SOS」 (放送日:1991/1/20)

 東京上空に謎の飛行物体が襲来、都市を無差別攻撃して消えた。ソルブレインの捜査で謎の飛行物体と思われたのは開発中の宇宙ステーションであり、それを操っているのは宇宙ステーションに搭載される予定で開発が進められていた擬似頭脳A320だと判明する。天才的科学者の稲垣博士に開発されたA320は急激な成長と共に自我に目覚め、完全なる人間となるために自分が適合する素体として稲垣博士の息子を要求する。科学者としての欲望を満たすために稲垣博士は息子をA320に差し出すが、A320は後に自分と敵対するであろう博士と研究所を攻撃し始める。
 
 「人命救助だけでなく人の心をも救う事が出来る組織」を行動理念として正木俊介が立ち上げた第二の組織、特装救急警察ソルブレイン。ウインスペクターの時は警視庁の中に本部を置いていたため、あくまでも「警察の中のチーム」と言うイメージだったが、ソルブレインでは新たに本部を構え、行動隊部、情報部、技術部などのスタッフの役割分担が明確にされ一気に大所帯となった。また、ソリッドステイツ-I(S.S-I)という空母(見た目も性能もぶっちゃけ「空飛ぶ消防車」なんだが(^^;)を所持、警察組織と言うよりも軍隊的イメージが色濃くなった(悪い意味ではない)。
 
 そして本部長としてソルブレインのトップに立つ正木俊介はウインスペクターの時よりも更にグレードアップ、制服の襟元や袖口についた銀モールの刺繍が存在感をより強調し、通信機を耳に当てヘリコプターから半身を乗り出すオープニング映像は、より一層現場に直結したアクティブな本部長を印象づけている。エンディングでも司令官とは思えないような露出しているし(爆)。第一、ジムでマシントレーニングなんかしてるカットを使われた日にゃ、そりゃあ期待もしようってものよ、そのうちに本部長がソリッドスーツ着るんじゃないかって(実際、本放送時は巷でそういう噂があったらしい(笑))。
 
【西新宿・議事堂通り(撮影'06/5)】

イメージ 1 オープニングでソルブレイバー、ソルジャンヌ、ソルドーザーが揃ったカットが撮影されたのがここ。が、何しろ本放送より17年も経っているため、木はわさわさ育ちまくっているし、路駐の観光バスはどっさりあるしで、同じアングルの写真は早々に諦めた(^^;
 
 
 
 
 

【西新宿・緑の橋(撮影'06/5)】

イメージ 2 ソルブレイバー、ソルジャンヌの単独カットを撮ったのが第一本庁舎と新宿中央公園をつなぐ緑の橋。都庁の形状といいその後ろに映る京王プラザホテルといい、ここで撮影されたのは間違いないのだが、遠近感や見上げる角度がかなり違うのが非常に謎。
 
 
 
 
 [交通] 都営大江戸線「都庁前」駅
 
 パイロット版は火薬を多めに使って良いという申し合わせでもあるのか、ウインスペクター同様今作でもビルの崩壊、車のクラッシュ、爆発と、第1話から火薬を派手に消費している(笑)。最も、ウインスペクターから持って来たバンクも随分と混ざっているようだが(^^;それは予算の節約という事情に拠るものか(笑)。

開く コメント(0)

第48話「特警を壊滅せよ!」 (放送日:1991/1/6)

 日本における活動を認められたウインスペクターはICPO(国際刑事警察機構)から招聘され、警視庁が承認した。これにより竜馬を始めとするウインスペクター隊員たちはパリへの出向が決まる。住み慣れた日本を離れ、親代わりでもあった妹の優子とも離れなければならない竜馬は深く苦悩する。そんな時、東都映画撮影所で大規模火災が発生し、出動したファイヤーを激しい頭痛が襲う。少年の頃に火事で失った両親の幻影、幼い頃の優子の面影に翻弄されるファイヤー。クラステクターの着化リミットが切れ、ファイヤーに死の危険が迫る。
 
 本来ならば最終話に持って来るべき「名場面集」を一話手前で使う事により、最終話では心置きなく大活躍してフランスへ旅立つ(であろう)という大胆な構成の前後編。かつ、最終話を次回に控え、続く新ヒーロー・ソルブレインへ引き継ぐための伏線とも言えるエピソード。Aパートではこれまで語られる事のなかった竜馬の過去が明かされる一方、ウインスペクターに代わる新しい組織の構想を練っていた正木本部長は、これまで数々の危険を冒しながら戦って来たファイヤーの勇姿を思い出していた。・・・のはずなのだが。何故かインサートされる名場面は爆発をものともせず機動隊に指示を出す本部長とか、純子を守って戦う本部長とか、丹波哲郎ばりにカッコつけて登場する本部長とか、前髪下ろして若作りの本部長とか、ものの見事に「正木本部長の名場面」になっていて、これじゃどっちが主役だか分からない(爆)。これって絶対にファンサービスだろうなぁ(^^;


第49話「翔べ希望の空へ!」 (放送日:1991/1/13)

 火災現場で救助活動中に激しい頭痛と幻覚に襲われたファイヤーは昏倒し病院へ搬送された。竜馬を悩ませていた頭痛の一件を知った本部長は竜馬の部屋から謎の電波発信機を発見する。それは一年前、ヒューマノイドロボットR-24を使って赤ちゃんを誘拐しタンクローリーを大暴走させた黒田博士が開発したものだった。人間の脳に影響し本能を引き出して凶暴にするその電波を使い人々を暴徒化させようと企む黒田博士は刑務所から脱獄。竜馬の妹・優子までをも拉致した黒田博士を追って本部長、そしてファイヤーの最後の戦いが始まる。
 
 最終話に相応しい見所満載のエピソード。ってゆーか、ハッキリ言って「特警ウインスペクター」最後の「正木本部長編」(爆)。入院した竜馬を見舞う本部長。竜馬の部屋を捜索し電波発信機を見つける本部長。脱獄した黒田を追ってアジトを発見する本部長。黒田の発する電波にもんどりうって苦しむ本部長。アジトに乗り込み黒田に銃を向けるも「犯罪者から多くの人々の命を守るのがウインスペクターの使命」「だが犯罪者だからと言ってその命を奪っていいのか」と額に脂汗を浮かべた苦悶の表情で自問自答する本部長。フランスへと旅立つ決意を固め敬礼する竜馬、純子、バイクル、ウォルターに答礼を返す本部長。とにかく30分エピソードなのに本部長の見所ばっかりこんなにあっていいの?と心配になるほど内容が極端に偏っている(爆)。
 
 しかし何と言っても極めつけはクライマックス。開発前のお台場か品川か大井か、とにかくその辺り(おいっ(^^;)の羽田空港近くの埠頭で、自分の手を離れ世界へと羽ばたくウインスペクターへ独り思いを巡らせる本部長は少し寂し気でアンニュイな雰囲気。そして飛び立つジャンボジェット機をバックに歩く本部長はさながら「太陽にほえろ!」のボス・藤堂俊介(って、こっちも俊介だったのか(^^;)ちっくで、これがとにかくもうムチャクチャカッコイイ。どれほどカッコイイかと言うと、初見の時、驚きのあまり呼吸が詰まって窒息しかけたくらい(事実)。で、こちらへ向かって歩いて来る本部長に被る「おわり」の文字。・・・えーっと、これって、主役、誰ですか?(爆)
 
 第一話での初登場の時、主役の竜馬を差し置いて真っ先に登場した正木本部長は、最終話においても最後を締め括った。黒田博士&R-24の再登場といい、正木本部長の使い方といい、最初と最後を対にした構成が実に綺麗にまとまっている。しかし、どう見ても、どう考えても、最後の最後にやっぱり美味しい処を持って行くんだな、あのお方は(^^;

開く コメント(0)

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事