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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

刑事ドラマ観察日記

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レギュラー出演作品から特に刑事ドラマでの活躍をフィーチャー。
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第188話「スリル万点!ズッコケ大航海」 (放送日:1971/11/6)

 無実の罪で死刑判決を受けた男が数千億の宝石に絡む事件を知っている。死刑執行の前夜その有田という男を脱走させた風間。だが謎の男たちに追われ格闘の最中木の幹に頭をぶつけ記憶喪失に・・・。
 
 で、記憶を失って神父の格好をしたまま森の中をさまよう風間を探しに来たのが島と壇。ところがこの二人、記憶喪失の風間にギャングと勘違いされる。「イヤミな野郎だ」と言われる島ちゃんはまだマシだ。壇に至っては「となりのデブ、腹まで出しやがって・・・」と言われてしまう。だが本当の事だからミもフタもない。この台詞は脚本にあったものか監督のアレンジかはたまたアドリブか。脚本通りなら、後年「3年B組金八先生」を書きブレイクする小山内美江子もこの当時は別の意味でブレイクしていたんだなあと思うのだが。
 
 そして音信不通になった風間が三宅島に渡る「ふりぃじあ丸」の乗船券を持っている事に気づいた島たちは船で張り込むが、船長さんに変装した風間を見破れず逃がしてしまう。やはり島も壇も風間に比べると血の巡りが悪いようだ。それだけ単純って事かい?でも可愛いんだ。
 
 それに比べて記憶を失っていても妙に頭の回転が速い千葉ちゃん、三宅島を舞台に派手な大立ち回りを繰り広げる。七変化も見せまるで「ビッグワン」である。そう言えばナイフの使い方や通信機などのアイテムがもろ「特撮」していて(それも早川健と用心棒の腕比べのようだ)さすがは東映、ここで蓄積したノウハウが後年の「変身モノ」に生かされたのだろう。


第193話「情無用 現金に手を出すな!」 (放送日:1971/12/11)

 一匹狼のギャング・リコは愛人の手引きでギャング組織の一味と共に現金輸送車を襲撃、10億円を手にするが仲間に裏切られ瀕死の重傷を負う。ギャングのアジトを突止めるためリコに接近した風間はギャングの後ろにFBIに追われシカゴから逃走して来たギャングのボス・ゴードンの存在を知る。
 
 裏切られた憎しみにつけ込み自分の腕を信用させ仲間になる。お得意の戦法でリコと手を結んだ風間はリコを狙う刺客を次々と潰しながらゴードンに近づいて行くが、やがてゴードンが射程距離に入った時、リコの正体がシカゴからゴードンを追って来たFBI捜査官である事を知る・・・。何とも高久進らしさが出ている脚本だ。ハードボイルドを書かせたらこの人の右に出るライターはいないんじゃないかとさえ思わされる。千葉ちゃんのアクションが一番生きるのも高久の脚本ではないだろうか。

 現金輸送車の護衛のためバイクで先導していた壇は黒革のバイクスーツに身を包み白いスカーフがエラくカッコ良かったんだが・・・ほとんど「風見志郎」化していた(^^;そして案の状自分の後ろの現金輸送車が襲撃された事に気がつかず先に行ってしまうという失態をするは、犯人を追跡する前に上司に報告してどやされるはで、見た目がカッコいいだけにする事なす事が何とも情けない。そのアンバランスさが壇の良さかも知れないが・・・複雑ではある(^^;;


第195話「ミイラの殺人忘年会」 (放送日:1971/12/25)

 エジプトでピラミッドの調査をしていた考古学者がツタンカーメン王家に伝わる黄金のカブトムシを発見し日本に持ち帰った。だが学者はカブトムシを狙う何者かに襲われ、孫娘を誘拐されてしまう。孫娘の男友達が作る探偵団と知り合ったユミは彼等と共に孫娘の救助に向かうがそのユミたちを謎のミイラ男が狙う。
 
 「少年探偵団」のノリで展開。ミイラが甦ったり古代エジプトの魔法使い(!)が登場したりと現実感皆無でまさしく「何でもあり」の「キイハンター」ならではのエピソード。富士急ハイランドとめいっぱいタイアップし各種乗り物やイベント会場、おばけ屋敷とロケしまくり。どうやら冬休みを狙った企画だったらしい。
 
 そこで壇は何をしていたかと言うとエジプト展の会場で黄金のカブトムシの警備。探偵団の少年たちがカブトムシを盗むと予告して来たためユミちゃんと共に警戒にあたっていたのだが、少年たちの悪知恵に引っ掛かりユミちゃんとはぐれてしまう。しかも少年たちを驚かせるつもりで無理矢理ミイラの格好をさせられていた壇は、甦った本物のミイラに襲われ気絶(!)する。
 
 ・・・あのね、壇。上司の小田切氏と同様、君が女性(何故かユミちゃんだけ)に甘いのはよ〜く判りました。ユミちゃんに無理矢理ミイラにさせられてしまった経過も理解出来る。けどねいくら何でもミイラに襲われて気絶だけはして欲しくなかったなぁ〜(^^;;


第201話「ドルショック殺人部隊」 (放送日:1972/2/5)

 国際警察から指名手配されている金庫破りのペレスが仲間としてスカウトしたのは元炭坑夫の二人組み。大手病院の金庫に眠る10億円相当の麻薬を強奪する計画を立てたペレスは炭坑夫たちに地下トンネルを掘らせるが、入院患者のマリアばあさんに気付かれ事件は思わぬ展開へ・・・。
 
 風間の母親方の親戚筋で秘密警察官の未亡人というマリアばあさん。事件を嗅ぎ付け地下室に盗聴器を仕掛けたり、ペレスに追いかけられたと思ったら病院の屋上にジャンプしたり(お前は仮面ライダーかっ!?)でなかなかあなどれない。だが病院に地下トンネルが掘られている事を知り風間に訴えるが信用してもらえない上に、事件の糸口を掴んだと思ったらペレスに捕まり射殺されてしまう。
 
 事件の全貌をつかみかねていた風間は再度調査に向かい、壇はそのフォローとして活躍してくれる。殺されたはずのマリアばあさんの罠にかかり(案の定マリアばあさんはペレスの10億円横取りを企てる「怪盗ルパン2世」の異名をとるドロボウだった)地下穴に生き埋めにされた風間から無線連絡が入った時など、ちょっと伸びかけた前髪をフッと振りながら無線機を耳にあてるそんな何気ない動作が妙にキマッていたりするのに、事件が発覚して無抵抗になった炭坑夫に蹴りくらわすってのはヒーローにあるまじき行為・・・ってまだヒーロー前だっけ(笑)。


第203話「突撃!ニッポンどぶねずみ強盗団」 (放送日:1972/2/19)

 焼却処分になる古い紙幣を乗せた現金輸送車が襲われた。穴が開けられ使用不可能になっていたにも関わらず市場に出回った紙幣の出所はどうやら街のフーテン族らしい。そして島に潜入指令が下る。
 
 「俺が街のゴミ掃除?」と最初は嫌がる島ちゃん。でも仲間として潜り込み事情が判るとつい情にほだされ、最終的には悪事の片棒担いでしまうのがいつものパターン。今回も4人のフーテン(死語)たちが軍を脱走した黒人兵ジョーを匿い、国外へ脱出させる資金を作るために輸送車を襲撃した事を知りついには銀行強盗まで一緒にやってしまう。
 
 キイハンターが強盗してどうするの?というツッコミはもう飽きた(笑)。それに、たかだか現金輸送車の襲撃事件にどうして国際警察が噛むかなぁ〜。狙われたのは国内の銀行で盗られた使用不能な日本円。毎度の事ながら疑問の種は尽きないが、まったく何でもアリなのだ「キイハンター」は。この世界に”理屈”や”矛盾”なんて言葉は存在しない。
 
 壇の登場はワンシーン。穴開き紙幣が街に出回った情報をキイハンターに持って来ただけ。ま、それがキミの本来の仕事=潜入捜査をキイハンターに依頼する事、なんだけどね。
第168話「サイコロGメン 死んで貰います」 (放送日:1971/6/19)

 昔ながらの任侠道を守るヤクザの市岡組組長は、シカゴマフィアと手を組み麻薬の売買に手を出そうとした関東連合の兵藤組長に反発し関東連合を脱会するが、市岡を快く思わない兵藤の手の者によって殺される。組長を失った市岡組は市岡の息子を4代目の跡目とするが、うだつの上がらない息子に代わり実質的に市岡組を切り盛りしているのは、4代目の妹・忍だった。
 
 市岡の葬儀の場に現れた兵藤に引き取り願う忍。一触即発かと思われた時、両者の間に割って入ったのは一匹狼のヤクザとして葬儀に潜入していた風間。一方、壇と島ちゃんは葬儀屋として式場に潜入を試みるが、目の前で風間に出し抜かれ(しかも去り際に極上のウインクを飛ばされ(笑))唖然。「カーッコイイ!」風間の勇姿を素直に喜ぶ壇と「・・・俺達、まるでバカみたい(^^;」自分たちの置かれた立場をしっかりわきまえてる島ちゃん。やっぱり壇は、現実認識能力に問題がありそうだな(笑)。
 
 風間メインエピソードなので、お留守番しながら風間からの連絡を待つ壇と島ちゃん。やがて、兵藤が放った殺し屋たちと何度も渡り合いながら、最終決着をつけるため関東連合へ乗り込んだ風間に呼び出される。関東連合のチンピラ相手に大立ち回りを繰り広げる風間。そこへ助っ人として登場する壇と島ちゃんはお揃いで足軽みたいな格好。しかもちょっと引いた画面になると双子みたいに似ていて見分けがつかない。まぁ、細い方が島ちゃんで太い方が壇って具合に見分けてるけど(爆)。


第170話「早撃ち拳銃王 はげ鷹登場」 (放送日:1971/7/3)


第176話「キャーッ!幽霊屋敷で今晩わ」 (放送日:1971/8/14)


第180話「レッツゴー!真夜中の王様 死の行進」 (放送日1971/9/11)


第184話「決闘!大雪渓のダイヤモンド作戦」 (放送日:1971/10/9)

 ダイヤモンド密輸犯人を追って宝石商に乗り込んだ風間。犯人一味を追いつめるが偶然居合わせた女性が誤って殺され、自らも傷を負う。セスナ機で逃走した一味だったが谷川岳に墜落。ダイヤを詰めたアタッシュケースは山中のどこかに落ちた。「国際警察が民間人を巻き添え」という汚名を晴らすため「アタッシュケースが落ちるのを見た」という謎の男の案内で山中に分け入って行く風間だったが・・・。
 
 山中で撃たれ、殴られ、山小屋では丸焼きにされかかり、山中を引きづり回す謎の男(巻き添えで殺された女性の婚約者)に刺され、挙げ句の果てに崖から転がり落ちるという、出来るアクションは全てやったんじゃないかと思う程ボロボロの千葉ちゃん。連絡が無い事を心配した吹雪のさしがねで風間を追う壇は、ダイヤを発見はしたものの食料も無く精根尽き果てた風間を発見。ハッピーエンド(?)を迎える。
 
 このエンディング結構緊迫感あったんだよね。壇、君が登場するまでは・・・。天下の風間でさえ案内がいなければ登れない谷川岳にひとりで登ってきて、危機に陥っていた風間を偶然発見するなんて、あまりにも運が良すぎないか?君が現れ「せんぱあ〜い!食料!」のお気楽な台詞を聞いた瞬間、ピリピリに張っていた緊張の糸が見事に切れたよ。壇、この先が思いやられるぜ・・・(^^;
第155話「殺しの標的は鏡の中の俺」 (放送日:1971/3/20)

 銀行強盗犯人を追っていたパリ警察のギャラン警部は風間と協力して犯人を逮捕するが、犯人ロベールは黒幕である地下秘密銀行ルートに金を横取りされていた。地下ルートの存在が明らかになる事を恐れた黒幕一味は、本国送還が決まったロベールの口封じのためギャラン警部の替え玉を作り上げロベール抹殺指令を下す。
 
 もぐりの整形外科医を連れて来てギャランの写真を見せ「この顔と同じ顔を作ってくれ」と依頼するのは地下ルートのボス・天本”死神博士”英世。金に目が眩んだもぐりの医者は薄暗い手術室であれよあれよと言う間に偽・ギャランを作り上げる。手術終了からいくらも経たないうちに包帯を取って「手術、成功だ」とか「顔に細工(?)を加えた」とかスゴイ事も言ってるし・・・オマエらショッカーの回しモンか〜?
 
 犯人を引き取り本国へ送還するギャランの身辺を警戒し護衛についたのが壇。「腕利きの護衛」と言われたのもつかの間、黒幕一味の罠に引っ掛かりまんまとギャランを拉致される。営利誘拐失敗に見せかけ替え玉ギャランを送り込む作戦であった。どこが「腕利き」なんだか・・・(^^;;
 
 しかし、風間もイヤラシイ性格しているよなぁ〜。本物のギャランが拉致されているアジトへ壇を送り込みわざと捕まらせて本物の安否を確認すると、アジトの傍で偽者を開放し一味に「本物」として始末させてからおもむろにアジトへ乗り込んで行く。おかげで壇はまたしてもボコボコにされ気絶。風間はひとりでオイシイ処持って行っちゃうからいいけどさ、普通は正攻法で乗り込むよね。しかし壇、あんた最近いつも気絶してない?


第157話「キイハンター皆殺し作戦」 (放送日:1971/4/3)

 日本における麻薬ルートの再構築と麻薬取り引きのため日本地区担当の鷲沢が来日する。日本では情婦のエヴァが3年もの間鷲沢の帰りを待っていたが、エヴァは鷲沢を裏切り麻薬を持ち逃げする計画を立てていた。黒木は麻薬組織を壊滅させるためエヴァに接近、手を結ぼうと持ち掛ける。
 
 「キイハンター」3周年記念作品という事でキイハンター及び国際警察特別室の面々が揃うゴージャスな作品。主役をはったのは丹波哲郎。丹波と頭脳戦で互角に渡り合うエヴァに雪村いづみを起用しグレード感を上げている。最も9人全員が同じ画面に揃う訳ではなく(このあたり、引っ掛かりやすいかも(^^;)、キイハンターのオフィスに揃うのは風間を除く8人。休暇を取って親孝行に行っていたはずの風間は、村岡室長、小田切、壇の3人が帰った処へ入れ替わりの様に入って来る。
 
 このエピソードにおける壇は・・・冒頭では休暇中の風間に代わり3周年記念仮装パーティ(!)を開いているキイハンターに潜り込み正体がばれてボコボコにされ、キイハンター抹殺指令を受けた女殺し屋が黒木のオフィスを占領、サイレンサーで脅している処へ「こんちわ〜」と遊びに来て一緒に人質になってしまう。「全員集めろ」と言われ特別室にSOSを入れると小田切には「誰か居ないのか?」と冷たくあしらわれ、無事女殺し屋を逮捕したは良いが殺し屋が持っていたニトログリセリンの瓶を素手で運ばされるという何とも可哀相なくらい情けない奴であった(^^;


第160話「墓場に消えた現金輸送車」 (放送日:1971/4/24)

 パシフィック銀行の現金輸送車が襲われ二億円が強奪された。通報を受けた小田切と壇は墓地で容疑者を追いつめるがそこに現金はなく、容疑者の二人も証拠不十分で不起訴になり釈放される。国際警察に通報したのは銀行の支店長・雨宮。釈放された二人は雨宮をつけ回し脅迫するがお礼参りに気づいた小田切が支店長一家の護衛にあたる。
 
 小田切さんメインのエピソード。脅迫者から娘を守ろうとする支店長夫婦と一家をまとめて守ろうとする小田切さんの考え方とのすれ違いが見処。そこへ状況が全く見えていないひとり娘が絡み自分勝手に行動するは、小田切を悪者扱いするは、その挙げ句にひっぱたくはのやりたい放題。こんなアタマの弱いコにでも優しい小田切さんて人間デキているんだなぁ〜(相手が若い女性ってのも一因か?)。まぁ一般市民に優しい分だけ部下の壇に厳しいのは仕方ないですね。ストレス発散してるのかも?
 
 そして壇は小田切と捜査に出動して容疑者を追いつめ(でも本当に追いつめたのは警察犬(^^;)逮捕するだけ。あとは小田切さんにおまかせコース(^^)でした。それにしても現金輸送車強奪事件にどぉ〜して国際警察が絡むんだろう?キイハンターも含めてこのヒトたちの活動範囲って無国籍状態なんでしょうか。

第161話「荒野の列車大襲撃作戦」 (放送日:1971/5/1)

 ヒストラル共和国のゲリラ組織による旅客機爆破テロが発生。犯人のリコは砂漠の星と呼ばれ革命組織の英雄となり日本国内のゲリラに匿われていた。隠れ家を発見した国際警察はリコを逮捕するが、ゲリラ組織はリコを救出するためにユミを誘拐し人質交換を申し入れる。
 
 久々に風間と壇がコンビで大活躍するエピソード(でもやっぱりお荷物の壇(^^;)。リコを連れて人質交換に向かったホテルでは、風間を誘き出されリコと二人っきりでちょっとビビっている壇が妙にカワイイ。リコを救出に来たゲリラに撃たれながらも必死で応戦、風間の応援で何とか事無きを得たものの高山の廃虚での人質交換に置いて行かれそうになり「先輩!連れて行って下さいよぉ〜!」と懇願する壇と「仕方ないなぁ、わがままなんだから」とは言ってないが(^^;そんな表情でウィンクを返す風間のアップが妙に長いのは・・・気のせいか?
 
 人質交換のために高山列車に乗り込んだ風間と壇。だがその列車はゲリラの手中にあった。またしても風間と引き離されてしまった壇は列車から突き落とされそうになるが風間によって助けられる。しかしリコはゲリラ軍の手に渡り、残されたリコの恋人を人質にした風間と壇はユミの救出のため指定された廃虚へ向かう。二人はゲリラ軍に取り囲まれながらも息の合った連携プレーでユミを取り戻すが、追手をひとり引き受けた風間をダイナマイトが狙う・・・。

第162話「蒸気機関車大渓谷の決戦」 (放送日:1971/5/8)

 「荒野の列車大襲撃作戦」の後編。前回のラストで敵の手中に落ちた風間は処刑寸前となっていた。しかし何故かそれをリコが止めさせる。ゲリラの一員として戦火を潜り抜けて来たリコは、風間に同じ男の血を感じたのだ。やがてリコに祖国の革命組織から迎えの使者が来る。だがそれは休戦条約に応じた革命組織が政治的判断からリコを敵対するヒストラル共和国に売り渡すためのものだった。それに気づいたリコの恋人は風間を脱獄させリコと逃げるよう取り計らう。その逃亡劇の最中、革命組織の裏切りを自らの死を持って知らせた恋人に国際警察でテロの全貌を明らかにすると誓ったリコは、風間と共に闘い抜く決心をする。そして傷ついたリコを庇い自らも負傷しながら風間もまたリコに奇妙な友情を感じていた。
 
 作品前半はゲリラ組織が潜伏する高山、後半は下山するために乗り込んだ高山列車での闘いが中心で戦闘シーン(立ち回りとかアクションなんてカワイイものではなくマジで「戦闘」状態)がこれでもか、これでもか、と出て来るエピソード。何しろ戦闘員がマシンガンやら拳銃やらを持って団体で襲って来るのだからいくら不死身の風間でもお手上げ状態。丸腰でひたすら逃げまくるばかり。度々ピンチに陥る風間を見て思わず「壇はどうしたっ!?自分は何度風間に助けてもらったんだ!応援に来いよっ!」と叫んだら、ちゃっかり麓のホテルで傷の手当てして待機していた・・・オマエなぁ〜(^^;
第137話「葬式にせ札強盗団」 (放送日:1970/11/14)

 某国大使館内の偽札工場で偽ドル札が大量に製造されていると知った刑務所帰りの三バカ兄弟(長男はコミカルメーカーの玉川良一(笑))は、偽札を奪うため工場への潜入を試みるが大使館員に発見されほうほうの体で逃げ出す。三兄弟が持っていた偽札から状況を察知した国際警察は製造された偽札とその原版の回収を啓子さんに依頼。偽札所持の現行犯で留置所に逆戻りした三兄弟から工場の在り処を聞き出すため、囚人に変装した啓子さんが三兄弟に接近する。
 
 このエピソードの見所は、潜入捜査のため囚人やシスターなどに変装する啓子さんと、偽札を運び出すため啓子さんの指示に翻弄されながらガスの工事人、医者、神父、葬儀屋と目まぐるしく変装する律儀な三バカ兄弟の変装合戦(笑)。本当なら脚本の高久進が得意とする敵と味方が入り混じり騙し騙されの攻防戦と、竹本監督ならではクライマックスのキイハンターチームとバカ兄弟(実は父親違いの兄@近藤宏がいて四兄弟と判明(^^;)とのアクションシーンも見所のはずなんだが、どうも玉川良一のコミカルぶりが群を抜いているせいか、アクションシーンもお笑い系にしか見えない(笑)。
 
 そして我らが国際警察のホープ・壇くんのお仕事は、偽札と原版の回収指令をキイハンターに伝えに来ただけ。と思ったら、ちゃんと最後は島ちゃんと一緒にバカ兄弟との対決に参加。つってもアクションらしい動きはほとんどなく、どう見てもかくれんぼにしか見えなかったが(^^;


第138話「早撃ち狙撃銃ワルサーKKM」 (放送日:1970/11/21)

 某国次期大統領候補である代議士の来日を前に代議士の暗殺計画が持ち上がる。かつて重要人物を次々とその手で仕留めたと言われる暗殺のプロ、ベテランスナイパー・日下が代議士を狙っていると知った小田切は風間を日下に接近させる。
 
 小田切が描いた筋書き通り日下に接近した風間。「国際警察がつけてるぜ」耳元でささやき振り返るとそこに拳銃を構えて立っているのは壇。「拳銃を捨てろ!」だが拳銃を弾き飛ばされた壇は近寄って来た風間に(本気で)蹴りをかます。「お、お前、カッコよすぎるよぉ!」とパンチを食らわす風間。「先輩こそ本気で殴るなんて・・・」とぼやきながらも殴り返す壇。結局「オマエは(ドカッ!)早く(バシッ!)ノビなさい!(ビシッ!) (これ以上お前を殴りたくないんだ)」と説得されダウンする壇。やっとお互いの気持ちを確認し合ったばかりだというのに(してない、してない(^^;)いくら相手に信用させるためのお芝居でも恋人同士(誰がっ!?)には辛いものであっただろう。
 
 そして背後からそっと近寄る小田切。日下のポケットに拳銃を忍ばせ「拳銃所持で来てもらおう」としょっぴいてしまう。あのぅ〜小田切さん、そーゆーのは「ヌレギヌ」といいます。囮捜査よりもっとタチが悪いと思うんですが・・・違いますか?上司がそーゆー事してると純粋でいたいけな壇がそのうち真似しちゃうかも知れませんよ★


第142話「ハレンチ部隊 全員集合」 (放送日:1970/12/19)
                                
 港の埠頭で麻薬密輸組織による一億相当のマリファナの取り引きが行われた。だがチンピラの裏切りで取り引きは中止、チンピラは殺されたがマリファナはその場から忽然と消えた。偶然現場を目撃したボクサー崩れの男と現場に残された古い外車を引き取った廃車工場の工員、そして仲間の不良達はスクラップ寸前の外車の中に隠されたマリファナを発見し、それをネタに密輸組織に挑戦する。
 
 この不良グループが怪しいと睨んだ島ちゃん。連中の溜まり場であるスナックに潜り込み仲間入りをすべく接近するがハネつけられる。すると外でサイレンの音。見ると白バイ警官がマリファナを積んだ車を調べている。ビビる不良グループ。そこへ島が飛び出し警官をグロッキーにすると全員一斉に逃亡。この一件で島は気に入られめでたくグループの仲間に。
 
 さんざん殴られノックアウト食らった白バイ警官がやっぱり壇。「島さん、本気で殴るんだもんなぁ〜」とぼやきながらもユミちゃんと一緒に後方部隊として島をサポートする。小田切にしろ壇にしろ国際警察として顔を売っているだけに、どうしても潜入捜査はキイハンターの面々に委ねるしかないのだが敵に信用させるためのこうした演出でいつも犠牲になるのが壇なのである。ぺーぺーは辛い・・・(^^;


第148話「射て!情無用ギャングの勲章」 (放送日:1971/1/30)

 リバトニア共和国(まったく色んな国があるもんだ(^^;)諜報員・ユトロフが自国の国家機密をフィルムに収め日本へ逃れて来た。フィルムと引き換えに身柄の保護を求められた国際警察は取り引きに応じるが、その寸前、ユトロフは自国のスパイに殺害される。だが一度は諜報局の手に渡ったかと思われたフィルムは偽物だった。
 
 ユトロフは殺されたが刺客は風間にコテンパンにのされて逮捕される。だが口を割らないスパイに郷を煮やし、スパイを収監している刑務所の共同房に吹雪が相方として潜入、スパイを脱走させる。だがいかな吹雪でも、鍵のかかっている刑務所から逃げ出す事は出来ない(風間ならやりかねないが・・・(^^;)。そこで房の中の吹雪に鍵を渡すため刑務所の看守に変装した壇が見回りのふりをしてやって来る。誰もいないのを確かめておもむろに取り出すは・・・何とでっかいフランスパン!どっから出したんだ、そんなモノ?その中に鍵を忍び込ませてあるんだが、それじゃあ逆に目立って仕方ないじゃん!もうちょっと考えろよ〜(笑)
 
 看守とはいえ警察官だから制服・制帽を着用しているのだが、壇の茶髪が黒い制帽に良く似合ってなかなかカッコいいし、フッと一呼吸おいて立ち去る姿はそろそろ「ヒーロー」を形作り始めている。前回の白バイ隊員も良かったが個人的にはこちらの方がお薦め★


第153話「走れ!爆弾自動車大追跡」 (放送日:1971/3/6)

 第二次大戦中ドイツの科学者ゲルマン博士が開発し、その後博士と共に行方不明だったゲルマンミサイル砲が完成した。極秘裏に調査を進めていた国際警察は、ミサイル砲に必要なニトログリセリンの強奪計画を知りニトロ工場に専用トラックの運転手として風間と壇を潜入させる。
 
 二人の使命はニトロの行く先を突き止めそこに隠されているゲルマンミサイル砲が発射されるのを阻止する事。わずかな振動でも爆発する液体爆弾・ニトログリセリンを積んだトラックで雪山を走る風間と壇。だが事故を装いトラックの前に倒れ込んだ女に動揺して車から降りた壇はトラックを乗っ取られる。それはギャングから五千万円を奪い取ったチンピラカップルが爆弾トラックとは知らず逃走用に奪ったものだった。
 
 壇!オマエ、風間の足引っ張り過ぎっ!どうしてそんなにドジなんだよぉ〜★まぁ車体の前に女性が倒れたらそりゃあ驚くだろうけどさ、ぶん殴られてそのまま気絶しないでよね、まったく・・・。もっと情けないのは山中で道を間違えてトラックをUターンさせた時。運転している風間に「オーライ、オーライ」と合図してたのはいいが、崖から足を踏み外し風間が気付いた時には木の幹に後頭部を打ち付けまたまた気絶。優しい風間はちゃんと心配してくれたけど・・・。奪われたトラックの車体に掴まり雪道を引きずられた時はちょっと見直したけど、それももしかしてトラックの荷台にニトロと一緒に乗り込んでいる風間を心配した末の行動だったりして・・・(怪しいなぁ〜)
第135話「吸血昆虫島 上空異状あり」 (放送日:1970/10/31)

 太平洋上に浮かぶ無人島で細菌毒虫と化した昆虫が発見される。毒虫に興味を持った科学者と壇は無人島に飛ぶが、まず科学者が、そして壇も毒虫の攻撃を受ける。救助に向かった風間と科学者の上司である雨宮博士は島で毒虫を培養研究している女科学者とその一味の手に落ち、ついに風間までもが毒虫の罠にかかる・・・。
 
 はっきり言って期待以上(!)のアブノーマルさに溢れたエピソード。特に風間、オマエだっ!当初、無人島の壇からSOS信号が入った時は「セスナが壊れた」「病人が出た」と聞いても全然動揺していなかった風間が、毒虫の餌食になり廃人同様にされた壇を見つけた途端に目つきが豹変し、女科学者のボディガード権実行部隊のチンピラ二人組をふっ飛ばすさまは「俺の可愛い壇をよくもやってくれたなっ!」と言わんばかりの迫力。
 
 更に一刻も早く病院に収容しなければならない壇を抱え逃げる事もままならず、自らも虫の毒牙にかかりながら(でもそこが「キイハンター」事前に解毒剤を注射していたため軽症で済んでしまうという「逃げ」も打ってある)それでもひたすら壇を心配するあたり、アニキ分として以上の「愛情」を感じさせられてしまう。少なくとも壇は国際警察の捜査官で命はって仕事しているのだし、同行した雨宮博士は一般人だ。そうしたら雨宮博士の身の安全を図るのが第一だと思うのだが全く意に介していないのが可笑しい。
 
 そもそも壇がまたしても単独(科学者が一緒だったけど)でくだんの無人島へ調査に乗り込んだのが事件の発端。謎の二人組に狙われ毒虫に襲われて、風間が駆けつけた時には熱に浮かされ目の視点が合わず完全に「イッちゃってる」状態。まぁ、虫の持っている毒素が中枢神経を冒す猛毒で、手当てが遅れると発狂死するというトンデモナイ代物であるから、この程度で済んでいるのは日頃の鍛練の賜物か(まだ改造前だもんね、衣装は風見志郎・夏服バージョンで大いに笑わせてもらったけど(^^;)
 
 やっとの事でセスナで島を離れるが、味方と思って安心していた雨宮博士が実は東側スパイで女科学者に毒虫の研究をさせていたと発覚。毎度おなじみ機内での格闘の末、スパイは墜落死。風間は機体を本土に向けると、すっかり衰弱している壇を片手で抱き寄せ「皆の待っている処へ帰れるぞ」と励ますのだが・・・ひょっとして風間、感動して目がうるうるしているんじゃないっ!?で、抱き寄せられた壇はと言うと、これまたすっかり安心したかのように風間に身を委ねなされるがまま。潤んだ瞳で風間を見上げる壇と愛おしそうに見つめ返す風間・・・ち、ちょっとぉ〜、これってそういう作品だったの?
 
 「傷ついたヒーロー」をやらせたら右に出る者がいないのでは、と思わせるほどの色気で女ゴコロを捕らえる宮内洋が「元祖ヒーロー」とも呼べる(千葉ちゃんは「新七色仮面」など初期の東映特撮でヒーローはっていた事がある)たくましくて男っぽい千葉ちゃんの胸に抱かれる・・・誰だ、こんな色っぽいシーン作ったのは(笑)。
 
 いや、違う。高久進の脚本で竹本弘一が監督している作品がこんなアブノーマルなはずはない。しかしどう見てもこの二人の関係には何かある、と勘繰りたくなるような危険な雰囲気が漂っている。と言う事は本来スタッフが想定していたのと違う「世界」をキャスト側が作り上げてしまったのであろうか。しかし、このラストシーンはちと・・・(^^;

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