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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

刑事ドラマ観察日記

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レギュラー出演作品から特に刑事ドラマでの活躍をフィーチャー。
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第121話「地獄の待合室から来た男」 (放送日:1970/7/25)

 国際警察武器保管所が襲撃された。犯罪組織の武器保管庫を探り出すため、そして国際警察内部情報を漏洩しているスパイを見つけ出すために小田切が組織に潜入、国際警察を裏切ったと見せかけ犯罪組織を壊滅させる。
 
 敵味方入り乱れた騙し合いストーリーは脚本家・高久進の十八番。特に今回は犯罪組織を騙す小田切&村岡室長、小田切と村岡を騙して情報漏洩している(つもりの)同僚・辰野、小田切を騙して利用しようとする犯罪組織、辰野に騙され利用されていただけの女(最後は辰野に殺される)などなど、キツネとタヌキも尻尾を巻いて逃げ出しそうなくらいの騙し合いが延々と続く。そして最後まで騙されっ放しだったのが若き熱血捜査官・壇だった。
 
 上司である小田切と村岡室長が犯罪組織壊滅とスパイ摘発のためにうった一世一代の大芝居。だが事情を全く知らされていなかった壇は頭から小田切を裏切り者と信じ込む。風間の忠告を払いのけ(風間は事実を知っていたのではないか?)敵の懐に飛び込んだ小田切を追跡するが逆に見つかって袋叩きに合うという、直情径行型の性格が図らずも露見したエピソード。
 
 小田切の行動が潜入捜査のためだと知らされ胸をなで下ろしたのもつかの間、同僚の辰野がスパイだったと判り愕然とする壇。結局キミが一番純粋でかつ世間知らずだったんだね。大人の世界の厳しさ汚さを少しは感じただろう?おまけにピンチでは小田切や風間に守ってもらってるし・・・ヒーローの卵はまだまだ修行不足ですな。


第122話「殺し屋候補生 NO.1」 (放送日:1970/8/1)

 殺人シンジゲートが各国の重要人物を暗殺している。背後関係を調べていた小田切の依頼で腕利きの殺し屋として島がシンジゲートに潜入、暗殺の阻止とシンジゲートを操る大物ボスの存在を明らかにして行く。
 
 殺人シンジゲートに狙われているジャーナリストを護衛するため彼の元へ向かった小田切と壇。だが隙を突かれてジャーナリストは暗殺され、彼を殺害した犯人もまた組織の仲間に狙撃される。つまり、二人揃ってたった一人の民間人も護衛出来ず犯人も消されるという失態を演じた訳だが何故かお咎めなし。そればかりか、潜入した島がシンジゲートから信用されるように警官に島の足を撃たせるなどかなり大胆な演出もしている。この潜入捜査では小田切が企画・キャスティング・演出・小道具係・ストーリーの進行役などなどプロデューサーからADまで精力的に一人何役もこなしているようだ(村岡室長の指示は?)。
 
 で、相も変わらず小田切にぴったりくっついて離れない壇。まぁ、尊敬する上司ですからね、いいんですけど。でもお願いだから小田切を盾にして自分が隠れるのはやめてね。自分が盾になりかばうくらいの気合がないと上司には好かれないよ。だからいつまでもぺーぺー扱いされて捜査に利用されたりするんじゃない。まぁ、一番経験不足でか弱い(!?)イメージがあるから仕方ないけど(胴回りの太さでは一番勝ってるんだけどねぇ〜)もっと頑張れよ、壇!


第125話「悪党黄金の大雪渓を行く」 (放送日:1970/8/22)
 
 20数年前、旧日本軍が無人島に隠したと言われる金の延べ棒が国際警察に押収された。それは放射能で汚染されたものだったが、その一部が二人組みの男たちに強奪され上信越国境の山中深くに隠された。風間は汚染された延べ棒が出回る前に隠し場所を発見し回収するため、犯人の一人と接触する。
 
 金の延べ棒を奪った犯人がその隠し場所を巡って仲間割れ、一人が相棒を撃ち殺し振り返ったら壇が拳銃構えて立っていた。こりゃぁ、誰だって驚く。シチェーションとしては容疑者を追跡して来たという格好だが、どう考えても相棒が殺されるのをみすみす見逃したとしか思えない。壇よ、容疑者は一人でも多い方が良いに決まってるよね。犯罪の立証が楽になるんだから。そういう時はねぇ、相手が殺される前に背後から「手を挙げろ!」とか「拳銃を捨てろ!」とか言うのが普通だよ。キミは時々あるんだよね、こういう訳わかんない挙動。
 
 おまけに「お前は完全に包囲されている!」・・・カッコつけて言うわりには他に誰もいないんだけど・・・。どう見てもキミより犯人の方が強そう。よくちゃんと捕まってくれたよね。手柄を立てさせてくれた協力的(?)な犯人に感謝しなさいね(^^;
 
 で、今日は壇がキイハンターに仕事の依頼に来た訳ね。これ、いつもなら小田切の仕事だけどキミもやっと上司の替わりが出来るくらい成長したって事かな。良かった、良かった。最も事件の説明はボスがしてたけど(^^;


第126話「走れ金塊ヨット真夏の海を」 (放送日:1970/8/29)

 8年前、米軍が所持していた8億円の金塊を5人組みの男達が強奪し日本近海の無人島に隠した。10年間は誰も手を付けない事を掟とした5人だったが、一人が事業の失敗から資金難に陥り掟破りを計画。欲望に目が眩んだ美貌の愛人に操られ、トカゲの尻尾切りをして行く男達・・・。金塊探しに絡んだ愛憎劇を縦軸に、掟破りを犯した男の娘と島ちゃんの淡いラブストーリーを横軸に据えた作品。
 
 このエピソードはユミと壇、そして島の若手トリオがバカンスを楽しんでいる処から始まる。海上でモーターボートを操縦していたりホテルのプールでのシーンが中心だから仕方ないのだが壇クンはやっぱ、ちょっと太めでムチムチしている。それなのに Tシャツなんか着られた日にゃ・・・(^^;
 
 しかし、美貌の愛人に丸め込まれ殺人を犯したビーチボーイ(これが若き日の佐々木功!顔見なくても声だけで判ってしまう!)をつけ狙う殺し屋達との立ち回りでは、車の開いたドアを飛び越えたり(おっ、身軽じゃないか〜!)車のボンネットの上で前転したり(そりゃメチャクチャだわ)と、風間仕込み(?)の派手なアクションは主役はってる島に負けていない。エンディングでは一人生き残った美少女と島をヘリコプターで救助に現れる。このヘリコの操縦シーンが実は超カッコいい。無言で口元引き締めキッと正面を見据えたその表情はヒーローそのもの。壇、どうもキミは台詞しゃべらない方が良いみたいだね(^^;


第134話「ピストル市場の女」 (放送日:1970/10/24)

 米軍基地からピストルを盗み出し横流ししていた黒人兵が殺害される。小田切を逆恨みするそのピストル密売人は偽情報で誘き出した壇を黒人兵殺害犯人に仕立て上げ、自らも替え玉を使って殺された風を装い国際警察の威信を地に落とそうとする。壇の容疑を晴らそうとやっきになる小田切だが姿を見せない犯人にじりじりと苦しめられる。壇が当局に逮捕されるまでタイムリミットはあと72時間・・・。
 
 壇は冒頭でいきなり偽情報をつかまされ単独捜査に向かうが犯人の策にはまりあえなくダウン。自分のピストルを黒人兵殺害に使用された上、自分も撃たれ意識不明の重態。殺人容疑で逮捕されそうになるのを小田切や啓子さんに守ってもらう、という情けなさ(まぁ「守ってあげたくなっちゃう」キャラクター性があるのも事実)。どうも、こいつのやる事っていつも裏目裏目に出ているような気がするんだが・・・。
 
 その情けない部下をかばい疑惑を晴らそうと捜査に駆け回る小田切さんは、替え玉とも知らず兄は殺されたと思い込む密売人の妹にひっぱたかれたり、撃たれまくって散々な目に合う。クールで鳴らしている小田切が実はとぉ〜っても部下思いだった事が判るエピソード。ホントは国際警察の名誉のために頑張っただけだったりして(^^;; でもね壇、普通ならキミのような足手まとい&トラブルメーカーは任務を外されても文句言えない筋合い。単独捜査に走った上、危なく国際警察の信頼を失う処だったんだから。キミはホントに良い上司の下にいるんだね。
第105話「世界殺人集団 南国の決斗」 (放送日:1970/4/4)

 身分特別待遇に目をつけ凶悪犯罪者を外交官に「随行人」としてくっつけ出入国させている組織の存在が発覚。おりよく開かれていた外交官パーティに潜り込んだ津川は彼等が外交官を美人局で陥れ犯罪者を随行させるように脅迫していた事実を掴む。
 
 レギュラーキャストが 9人に揃った記念作品とあって全員が顔合わせするのだが、そうは言っても川口浩、大川栄子、仲谷昇の 3人は最初と最後に顔見せする程度。ストーリー的には前半10分は野際陽子が、中盤10分は丹波哲郎が、後半10分は千葉真一が活躍するお話。時々野際にくっついて谷隼人が登場。中丸忠雄とその舎弟(ちゃうって!(^^;)宮内洋は、正体が暴かれて逃げる犯人を追いかけ取っ組み合いして逮捕するだけ。
 
 そんな中でもキャリアかはたまた年の功か、周囲の気配に敏感なのは小田切だがこれと狙いを定めたら小田切より先にすっとんで行くのは壇。若さゆえ(?)のまさに鉄砲玉(「鉄砲玉」はstudio-kさまのネーミングをいただきました m(_ _)m)としか言いようのない行動だが、何とも元気いっぱいで微笑ましくさえなってしまう。
 
 このエピソード、最後に組織のボスが事故死してジ・エンドを迎えるが、その後霞ヶ関ビルの前(オープニングでキイハンター6人が並んでいる場所)で9人全員が一列に並んで終わる。全員を同じ画面に入れるために取って付けたようなシーンでかなり無理があるのだが、この当時は貴重な場面だったのだろう。しかし・・・9人並ぶと見事に太いのが分かるよ、壇。君はちょっと運動した方が良さそうだねぇ〜。という訳でこの後激しい運動を余儀なくされるのであった(小田切さんと転げ回ったり、虫の大群に襲われたり・・・(^^;)
 
【霞が関ビル(撮影'07/10)】
 
イメージ 1 霞が関ビルは戦後初めて作られた高層ビル。国際警察特別室があるという設定で、カラー化最初のエピソードでは最後に全員が顔を揃える場面で使われている。壇が立っていたのは右端の木の前。この場所はオープニングでも使われている。
 
 
 

 [交通] 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 徒歩3分


第112話「サイコロGメン 危機一発」 (放送日:1970/5/23)

 関東一のヤクザ組織・天堂組が賭場から吸い上げた金を元に麻薬の売買をしている。資金源を断つために国際警察は捜査官を潜入させていたが、その名を記したマイクロフィルムが敵対する暴力団の手に渡る。マイクロフィルムを取り戻し暴力団を叩き潰すため風間は天堂組に潜り込む。
 
 壇はしょっぱなに小田切と二人でヤクザの賭場に乗り込むが動作が緩慢なため(?)見事に逃げられ悔しがる。珍しく台詞があるなと思ったら、台詞の入り初めは低音(日頃聞き慣れた声質)なのだが台詞の後半は微妙に声が上ずっている。緊張してんのか?たった一言の台詞で緊張するなんてカワイイやつ!
 
 このエピソードに限った事ではないが、どうも壇のはいているパンツ(スラックスと言った方がいいのか?)の丈が短いのが気になって仕方ない。風間や島も短めだが風間はカジュアルパンツだし島はジーンズだから良い。壇は一応スーツなんだよね。小田切がダンディに着こなしているのを見るにつけ「壇、君も一応スーツ着てるんだろ?その裾、何とかせんかい!?」と叫びたくなってしまう。おまけにすぐ着崩れ(^^;するし、これでホントに国家公務員なのかい?あれ、国際警察って公務員なんだろうか?


第113話「殺人鬼と仲よし大作戦」 (放送日:1970/5/30)

 米軍現金輸送車が襲われ10億円が強奪された。犯人のボスは貸し金庫に10億円を隠し弟に鍵を預け渡米させる。金は 1年後に分配する約束をするが仲間の男とボスの情婦は疑心暗鬼となりボス兄弟を殺し金庫の鍵を奪おうとする。
 
 ユミと島、壇の若手3人が活躍するエピソード。ボスが入院する病院にボスの替え玉を忍び込ませ弟から鍵を受け取ろうとするが度々失敗、その度に本物のボスを隠したり偽者を匿ったりで大忙し。島と壇、二人が顔見合わせ頷き合ってだぁーっと走りだす処なんざぁまるで悪戯小僧。とても国際警察の捜査官には見えないし、意識を失った本物のボスを棺桶に隠す時なんか、はっきり言ってオマエら楽しんでいただろう?
 
 そもそもキイハンターのやり方ってエゲツない。ボスそっくりのスリを見つけ出し替え玉として協力させるにしても、わざとスリをさせて「警察に突き出されたくなかったら俺達に協力しろ」だし、本物のボスと替え玉を入れ替える時も本物にクロロフォルムを嗅がせて気絶させるなど、国際警察の名にあるまじき行為。その片棒かついでどうすんのよ、壇・・・(^^;
 
 中盤では銃撃戦、終盤ではお馴染み造成地での立ち回りがあるが、宮内洋の動きは「取っ組み合い」に近くアクションにキレもスピードのかけらもない。台詞も棒読みより少しはマシ、という程度。だがその表情、振り向き方などには後年のヒーローの原形を見る事が出来る。


第115話「復讐は夜ニヤニヤ笑う」 (放送日:1970/6/13)

 アルタニア大使館が保存するBC(毒ガス・細菌)兵器の移動計画書類を巡る攻防戦。BC兵器を移動途中に破壊すれば極東を全滅させる事が出来る。アルタニアを狙う某国スパイが3人のギャングを使い移動計画書を持った大使館員を襲撃し書類を奪う。護衛していた壇はギャングを追うが富士山麓で見失う。そこにギャングとスパイの取り引き場所となった山荘に住む病弱な女主人と看護婦が絡み、敵味方入り乱れての混戦模様に医者として潜入した吹雪も翻弄される。
 
 山の麓のホテルのロビーで吹雪からの連絡を待つ壇。やっと連絡が入ったと思ったら本物の医者がフロントマンから伝言を受け山荘へ向かってしまう。オタオタと電話と医者を見比べているうちに医者を見失ってしまった壇。やっと山荘に辿り着くも、今度は看護婦の罠にはまり木から宙づりに。壇、どうしてオマエはそんなにドジなんだ〜っ!ほとんど吹雪の足を引っ張ってるとしか思えない。一体何の役に立っているんだ?ホントに情けないぜ・・・(^^;
 
 宙づりから自力で脱出(?)した壇は吹雪と共に書類を奪いセスナで逃げた本物の医者(これが黒幕のスパイ)と山荘の女主人(スパイの情婦)を追う。ここで壇はこれまでのドジを挽回すべく吹雪を差し置いて大活躍をする。今にも飛び上がろうとしているセスナに取り付きさんざん振り飛ばされそうになりながらも女を引きずり落とし(!)機内での格闘の末スパイを殴り倒して、急降下していた機体を立て直し無事帰還した。壇、スゴイ!君にこれほどの根性があるとは思っていなかったよ、やるときゃやるんだね、君も・・・。これからも期待してるぜ。


第120話「宝石泥棒 裸で御免なさい」 (放送日:1970/7/18)

 マフィアが核爆弾の入ったジュラルミンケースを携えて取り引きのために向かった場所には、すでにマフィアに秘密捜査官を潜入させ取り引き情報を得ていた島と壇が張り込んでいた。そこへ偶然にも国際ダイヤ密輸組織がやはり取り引きのために現れるが国際警察の存在に驚き慌てて飛び出した拍子にマフィアと出会い頭にぶつかる。偶然同じ形だったために取り違えられたジュラルミンケース。それを持って逃げたのは女宝石泥棒。追うマフィアと密輸組織。バカンス先で女泥棒と知り合い事件に巻き込まれる風間。三つ巴ならぬ四つ巴のジュラルミンケース争奪戦が始った。
 
【館山グランドホテル(撮影'07/2)】

イメージ 2 休暇を取って房総へやって来た風間。東京では事件が発生、一人でバカンスとは羨ましいと仲間に噂されやたらクシャミを連発する風間の背後に映っているのがこのホテル。
 
 
 
 

 [交通] JR線「館山」駅 シャトルバス20分
 
 このエピソード、ほとんど千葉ちゃんのアクションと女泥棒との駆け引きで構成されていると言っても過言ではない。特に海中での格闘やロープウェイでの宙づり、海岸の砂浜をひたすら走る!などなど、とにかく千葉ちゃんの息もつかせぬアクションには目を見張るものがある。
 
 で、我らが壇クンは本日は何をしていたかと言うと、島とコンビで作品冒頭で密輸ダイヤの運び人を逮捕するだけ、というほとんど顔見せ程度の楽な役回り。でも、光線に反射する綺麗な茶髪を見ておねーさんはちょっとクラ〜ッ★この時代に茶髪なんて随分思い切った事をしたもんだ(完璧に「不良」呼ばわりされても文句言えない時代だよ(^^;)。それも一番下っぱーのペーペーが・・・。オマエ、本当に国際警察の自覚あるのか?
第92話「今年もよろしく世界殺人協会」 (放送日:1970/1/3)
 
 新型地雷の開発に成功した組織が、各国のテロ組織を集め裏磐梯高原ホテルで入札を行うという情報をキャッチしたキイハンターは、吹雪をテロ組織のメンバーとして入札会場に潜入させ、地雷回収作戦を立てた。だが吹雪は入札に失敗。一方、落札した謎の女を脅迫して(^^;発信機をつけさせた風間は地雷製造工場を突き止める。
 
 言わずと知れた国際警察捜査官・壇俊介初お披露目エピソード。「ゲスト出演させ様子を見てからレギュラー入り」という当時の東映ドラマの王道パターンを踏んだその初登場は、ブラックスーツに白いネクタイ、薄いサングラスをかけた顔を外国雑誌で隠し、テロリストにすり替わった吹雪をサングラスの奥から値踏みするという、ハードボイルドなシーンで始まる。
 
 組織に用心棒として入り込んでいるらしい壇は、集まったテロリストたちを会場となるホテルの部屋へと案内し、入札の間も目を光らせる。そして、吹雪に「ご案内します」と雑誌を置いて立ち上がった時の仕草、ドアの前でサッとサングラスをはずし振り返りざま拳銃を向ける動作、吹雪の身元を確認しそれでもまだ信用していないような、ちょっと目を細めて上から見下ろすような表情には思わず大爆笑。だって

今も35年前と全然変わってないじゃんっ!!(*^o^*)
 
 その後、落札した女を案内して地雷工場へと向かう時には、車の運転を任され現金の詰まったアタッシュケースを持ち最後尾を歩くなど、用心棒としてはかなり信頼されていたように見えるが、その時の格好が黒のトレンチコートに白いマフラー、サングラスって(^^;ファッションセンスも35年モノか?(爆)おまけにそのサングラスとトレンチコートが猛烈に似合わない。いや、もちろんカッコイイんだけど、筆者がそれがもっと似合う時期を知ってしまっているだけに、何と言うか、幼児がパパの革靴を履いて遊んでいるような妙な落ち着かなさを感じさせられる。年齢的にまだ体格が出来上がっていないのと、やはり顔が幼いためだろう。最も、そのアンバランスさがまた可愛いんだけどね♪(はあと)
 
 組織に信頼されているように見える壇だったが、工場に潜入し警備兵に見つかった風間を助けた瞬間、組織に捕らえられ「奴らは国際警察だ」と正体を見破られる(実は潜入捜査官だってバレてたんじゃないか(^^;)。雪の地雷原に放り込まれた二人は地雷とマシンガンの嵐の中を脱出する。爆発の中を逃げ回るこのシーン、二人の動きが全く同じなのがとにかく面白い。同時に飛んで、同時に転がって、顔を起こすタイミング、立ち上がるタイミング、コケる場所まで全部一緒。そりゃあ同じルートを逃げてるんだから同じ位置で引っ掛かるのは理屈では分かるけど、双子って言うか、ほとんど兄弟みたいに見えてちょっとほのぼの(笑)。
 
 しかも、大雪原でのロケだというのに、壇の格好!ムチャクチャ寒そうな衣装!観てる方が耐えられないほど薄着!額には柄のニットターバン、白っぽいニット?に黒っぽいベストを重ね襟元にもスカーフぶら下げて、よく見ると細いチェーンベルトまで巻いてるし、これってどう見ても60年代ヒッピースタイル入ってるよ(^^;まぁ、風間が全身黒っぽいスキーヤースタイルに対して壇の格好はあまりにも季節感なさすぎだが、映像の中で差別化するには丁度良かったのかも知れない(それで納得するのか@自分(^^;)
 
 新型地雷を積み込んだ輸送トラックを強奪するため、スノーモービルで追う風間と壇。うわっ、デカイ野郎が二人も乗ったら重くてスピード出ないんじゃないか?(爆)しかも壇ってば「風間さん、見ていて下さい。必ずトラックを強奪してみせますよ」って、アンタ張り切り過ぎだよ。と思っていたら、案の定トラックに飛び乗り損ねて引きずられ、挙句の果てに強奪失敗(苦笑)。そっかぁ、壇って、初登場の時からキャラクターの方向性が決まってたのね(^^;
 
 さて、このエピソードの見どころのひとつである「トラック引きずられ」。ただトラックのスピードで引きずられるだけじゃなく、マシンガンで狙い撃ちされながらというサブ設定もあって、ロープとの摩擦熱でグローブに穴が開くんじゃないかと心配になるほどの迫力。これが自力でロープを手繰り寄せてトラックに乗り込めたら風間級なわけで、ここで脱落するから壇らしいんだけどね(バキッ!)
 
 風間とのタッグマッチで組織を壊滅させた壇は押収した地雷を国際警察に運ぶため、キイハンターのメンバーに挨拶に立ち寄る。「なかなかカッコ良かったよ」と風間に言われた壇は、嬉しくもあり照れくさくもありものすごく複雑な苦虫つぶしたような顔で「何かあったらまた呼んで下さい」とぶっきらぼうに言い残し(これを「棒読み」と表現するのはさすがに酷だろ(笑))スノーモービルで(逃げるように(^^;)去って行く。
 
 この時の壇がもう超〜こわばった表情で、初々しいを通り越し今にも倒れそうな顔になっているのがメチャクチャ笑える(鬼)。寒さでこわばっているとも受け取れるが、やっぱり緊張も大きかったんじゃないだろうか。それにしても最初の風間と壇の「出会い」を見ていると、後々の風間の「壇くん猫可愛がりっぷり」がよーーーく理解出来るなぁ〜(爆)。
 

 
第103話「ダイヤルMに呼ばれた男」 (放送日:1970/3/21)
 
 黒人指導者キングが暗殺された。必死の捜査にも関わらず捕まらない犯人。ある日、「犯人を知っている」という男からキイハンターにタレコミが入り、偶然その場に居合わせた壇は島と協力して犯人を逮捕する。
 
 視聴者の熱いご要望にお答えして(?)国際警察捜査官・壇俊介再登場、というか、実質的にはレギュラー入り決定エピソード(まだゲスト扱いだけど)。初登場時の超〜緊張しまくった雰囲気はすっかり抜けて、いつの間にかキイハンターのメンバーに混じり呑気にポーカーを楽しむ程なじんでしまっているんだけど、初登場時を知らない(観たけど記憶にないとか(^^;)って視聴者には、自己紹介なしはちょっと不親切だな(苦笑)。
 
 とは言え、やっぱり新米は新米なわけで(爆)、タレコミを受けた島ちゃんに「俺たちだけでこれを解決しようよ!」とそそのかされ(^^;犯人が潜伏しているホテルへと乗り込む。この場面は、新米にしちゃ島と対等に張り合えるレベルで(笑)、犯人と格闘して取り押さえ部屋を捜索するまでの一連の流れを30秒の長回しで見せている(30秒じゃ普通「長回し」とは言わないだろうが、狭い屋内でドタバタと格闘した後で冷静に芝居するのって、結構難しいと思う(^^;)。
 
 「ライフルを探せ!」と島ちゃんに使われ(^^;キング射殺に使用されたライフルを探す壇。そこへ犯人の妻(女性ゲスト出演回数では確実に上位と思われる三条泰子が股下10センチの水玉ワンピース姿で新婚の妻を熱演(笑))がフロントから受け取った荷物を持って戻って来る。それはいかにも「長いモノが入ってます」と言いた気な大きさと形。その包みを奪い取るようにして開いた壇は、緊張した面持ちで物証となるライフルを発見する。
 
 やがて、逮捕した男の死刑執行が明朝に決まったと聞いた二人は、あまりにも出来すぎた逮捕劇に疑惑を感じ始める。島と再捜査を始めた壇は、国際警察の武器保管庫へ物証のライフルを探しに行く。そして見つけ出したライフルを、おいおい素手で触ってるよっ!(^^;おまけに次のカットでは何と無断で持ち出してるっ!ちょっと、そんな事していいのか、壇(^^;と思っていたら、案の定「自分こそが真犯人だ」と名乗る男に襲われる。
 
 犯人の死刑執行が決まったこのタイミングにどうして真犯人が現れたのか訝る壇は、謎の男と対峙する。睨み合ったまま「俺はその謎を必ず解いてみせる!」って、本人はカッコつけてるつもりなんだろうが、何度聞いても台詞回しが風見志郎している(爆)。まぁ、感情の入らない台詞もこれはこれでクールで良いかなと思うけど(って、その一言で片付けるのか@自分(^^;)だが、男に飛び掛るもボディブロウを食らい、悠々と去って行く犯人を苦々しく見送る。つか、その程度のダメージで犯人の追跡を諦めるなんて、壇らしくないぞ(笑)。余談だが 「ヒーロー神髄」の51、52、56ページにスーツ姿で階段の途中で振り返っている写真があるが、これは壇と真犯人が出逢ったシーンを別のアングルで撮った写真のようだ。
 
 「真犯人」と名乗る謎の男は、明日死刑執行される「犯人」の兄だった。破壊工作組織のボスからキング暗殺指令を受けた弟は、結婚を控え組織から足を洗いたがっていた。それを知った兄は弟に代わり暗殺を引き受ける。暗殺を成功させた兄は海外へ高飛びするが、組織から裏切り者とみなされた弟は暗殺者の汚名を着せられてしまったのだった。兄と弟の妻は死刑執行を阻止するために暗殺を指示した組織のボスを探す。
 
 本来は島と壇の若手アクションコンビ編だったのだろうが、何故かドラマ中盤から兄@深江章喜&妻@三条泰子編にすり替わってしまい、島と壇の出番がなくなる(^^;しかも「真犯人」を追ってナイトクラブに潜入した壇は、マネージャ室の金庫にある暗号文書を見つけたはいいがあっけなく捕まり、さっぱりイイトコなし(苦笑)。組織のボス(実は刑務所に出入りしている神父)の正体を暴き死刑執行を阻止したのも兄と妻だったし。それで、結局、島と壇は何やったんだろう(爆)。
 

 
第104話「足のある幽霊部隊」 (放送日:1970/3/28)
 
 人工ルビーの製造技術を開発した物理学者・田沼博士が行方不明になって数ヶ月経った。そんな時、青梅の山中で白骨化した遺体が発見され、国際警察の村岡室長と壇は田沼の妻悦子を呼び出し遺体の確認をさせる。検死も終わってない段階で、いくら遺族でも白骨死体だけで確認できるかっつーの!と初っ端から突っ込もうとしたら、研究助手の青柳が死体は田沼だと断定する。しかも断定の理由が「頭蓋を見れば生前の顔は分かります」って、そんな馬鹿な!(爆)そんな簡単に見分けられるなら科学警察研究所でやってる複顔術なんて必要ないじゃん(^^;
 
 ある夜、田沼の屋敷に三人の男が訪れ、それぞれ「自分が田沼だ」と主張し互いに牽制し合いながら屋敷に居座る。悦子は夫が自殺したと主張するが、三人の夫は「田沼は生きている」と譲らない。発見された死体が田沼だという証拠はあるのかと問い詰められ、心身共に追い詰められた悦子はとうとう自分が田沼を殺害したと白状するが、三人は納得しない。ニセ夫のうち二人は、それぞれ田沼の人工ルビー製造技術を狙う東西の諜報部員で、どこかに潜伏している田沼を炙り出すため悦子に接近したのだった。そして後の一人が国際警察捜査官の小田切慎二。別人の死体を夫だと断定した妻に疑問を感じた小田切もまた、妻を追い詰めるためにニセ夫連合(?)に参加したのだった。
 
  このエピソード、基本的には小田切メイン@初登場編のため、壇は冒頭の白骨死体発見現場に登場するだけ。村岡室長と一緒に居る事で直系の部下だと印象付け、ラストに再び登場した村岡室長が小田切を皆に紹介する事で、小田切と壇が同じセクションだと視聴者に認識させてカラー版へと突入する、正統派ではあるがとーってもベタベタの展開(^^;この時点では小田切も部下同様にアクション派で(^^;東側スパイ@室田日出男との大乱闘やクライマックスでの悦子らとの銃撃戦など肉体を酷使して頑張っている。中丸忠雄さんてドンパチが大嫌いなお方なのにねぇ、近藤照男プロデューサーとの「お付き合い」で「キイハンター」への出演が決まったとの事。ホントにご苦労さまです(笑)。

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