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日本一のHERO俳優 【宮内洋】 出演作品エピソードガイド&各種レポート

刑事ドラマ観察日記

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レギュラー出演作品から特に刑事ドラマでの活躍をフィーチャー。
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第306話「サヨナラ Gメンの若き獅子たち!」 (放送日:1981/4/18)
 
 通り魔による連続ノックアウト強盗が発生した。ボクシングの心得があるらしい犯人の強烈なパンチで被害が拡大、捜査協力を要請されたGメンの立花警部(若林豪)は捜査本部のある所轄からの帰り際、内縁の夫によるドメスティック・バイオレンスに苦しむ邦子(田坂都)とその娘めぐみに出会う。事情を聞くうちに邦子の内縁の夫・村上(片桐竜次)がノックアウト強盗犯だと気付いた立花は母子をガードするが、捜査網を巧みに潜り抜ける村上にGメンは翻弄される。
 
 邦子が勤めるキャバレーに村上から電話が入った。連絡を受けた立花は直ちに中屋警部補(伊吹剛)、島谷刑事、田口刑事(千葉裕)、吹雪刑事(中島はるみ)を店に向かわせる。4人は客の振りをして店に潜入するが、島谷以外は固い表情でちょっと緊張気味(^^;ところが女性客が来た事をいぶかるボーイに「なんだ、女連れじゃいけないのか?」と訪ねる島谷だけは妙に余裕があって最初の頃の真面目っぽいイメージはどこへやら〜♪まぁ、服装も黒の革のブルゾンに黒のパンツってコーディネート、インナーには衿の小さめなシャツにスリムタイを結ぶというよりぶらさげて、ちょっと崩した不良っぽい着こなしになってるのが、イメージを変えて見せたのかも知れないが・・・最初に比べて、すっごいキャラ違ってません?島谷さん(おまけに髪型も中途半端な長さで変だし(爆))。
 
 更に、事情を知らないホステスに「こちら皆さん、お静かね〜!」とけしかけられて「よし、それじゃあパーッと行きますか!」って、何でアンタが乾杯を仕切るのさ(^^;島谷刑事、何だか一人で楽しそうなんですけど(爆)。まぁ、一番「場慣れ」している感じがするのは、元々捜査四課(暴力団担当)出身で聞き込みやガサ入れで水商売に出入りしていたからだろうとは思うが(本当はもうちょっとツッコミたいけどこの辺で自粛(^^;)。
 
 やがて店に現れた村上を取り押さえた中屋と島谷は、車に乗せようとした瞬間、村上の舎弟に殴打され気絶する。村上は警官を襲撃、手錠の鍵をはずし拳銃を奪うとそのまま逃走。村上を取り逃がしたために事件を拡大させてしまった事に責任を感じた中屋と島谷は、村上が必ず現れるであろう邦子のアパートで張り込みを続ける。この時に二人揃って頭に包帯巻いていたのが画面(えづら)的にかなり変!(爆笑)そりゃまぁ、二人とも後頭部をぶん殴られているから仕方ないのだろうが、2、3回お義理程度に巻いてるって感じで、それならいっそ何もない方が良かったのに。いや、まぁ、包帯なしで時々痛みに顔を歪めるくらいの方が観ている方としては感情移入出来たんじゃないかと(←どういう感情だ)。
 
 一方、邦子が警察に協力し自分を逮捕させようとしたと気付いた村上は邦子とめぐみを執拗に狙う。母の目を盗み外へ遊びに出ためぐみを襲うダンプカー。間一髪、吹雪によって事故死を免れためぐみだったが瀕死の重傷。連絡を受けた中屋と島谷はダンプカーを追跡するが湾岸でさんざんカーチェイスをした揚げ句にまたしても村上を取り逃がす。・・・っかし、ダンプに追われて空き地を走る島谷刑事、わざわざ凹凸の激しい場所選んで走ってるような(^^;ほんっとに無駄な動きが多いんだけどそれが映えるんだから仕方ない。まったくご苦労な事だ(苦笑)。それにしても村上はいつの間にダンプを降りたんだろう。確か、島谷たちが追う前は白バイが2台で追跡してたし、途中で止まったり降りたりする余裕はなかったはずなんだが(^^;
 
 邦子をガードするため、めぐみが手術をしている病院に張り込むGメン。そこへ村上が潜入、邦子を狙うが立花に発見される。邦子をかばって撃たれた中屋の執念と島谷、田口の追跡で屋上に追い詰められた村上は射殺される。随分と粘っこい展開だったわりには実にあっさりとしたクライマックス。どうせならもうちょっと村上には頑張ってもらってGメンをもっともっと精神的にいたぶって追い詰めて欲しかった(笑)。
 
 事件が解決した後。二度も犯人を取り逃がし被害を拡大させてしまった中屋警部補と島谷刑事には部署転属の辞令が待っていた。中屋警部補は捜査一課へ、島谷刑事は捜査四課へ。吹雪刑事はFBIへ研修に行くという。初心に帰って刑事の勉強をし直して来い、という表現はされているが、とどのつまりは「元の部署へ帰れ」って事だな(笑)。Gメンという組織が「警察の中の警察」つまり、警察の中にある腐敗や犯罪を暴くのがGメンの仕事なら、普通の刑事よりはセクションの格は高いと思われるのだが、それが元の部署(例え警視庁であっても)に戻らされるという事は、「お前らは使えない」って烙印を押されるのと同意語じゃないのか。それも事件の不始末の後なら尚更(^^;彼等の今後は・・・とか考えてるとちっとも先に進まないので省略。
 
 それでも退任エピソードに相応しく、立花警部の「さよならは言わない。職場は違っても俺たちは同じ刑事(デカ)なんだ」そして黒木警視正の「困った事があったらいつでもこの部屋を訪ねて来い」という言葉がとても印象的なラストシーンだった。そうだよね、殉職じゃないだけマシだ。生きていればいつかはゲスト出演という手もある・・・。リアルタイムで観ていた時、そう思った。残念ながらその思いは叶わなかったが。
 
 筆者はこのエピソードの感想を書くのは実は2度目だ。最初は本放送の時。その前の週の放送時に島谷刑事退任の予告を観て大きなショックを受けた事を今でも鮮明に覚えている。どうしよう・・・そう思った。何かしなくちゃ。当時はまだ一般家庭にビデオが普及していなかったため、音声を録音したりテレビ画面を写真に撮ったりするのが筆者の周囲では流行っていた。で、筆者は生まれて初めて映像を写真撮影するという暴挙に挑戦した。文通していた友達でそういう事に詳しい子が居たので、放送当日まで手紙で連絡を取り合っていた事を思い出す。そして放送後にレポート用紙3枚にびっしりエピソードガイドを書いた。恐らく、生まれて初めてのエピガイだったように思う。それほど忘れたくなかったのだ、彼等を・・・。
 

 その時の写真もエピガイも今は行方不明になってしまったが、それから23年経って、再び同じ作品の感想を書く事になるとは夢にも思っていなかった。もちろん当時とは感じ方も考え方もだいぶ変わっているので(決して「成長」ではないのだが(^^;)内容は違うが、23年間同じ気持ちを持ち続けて来られた事を自分で嬉しく思う。


['04/3/24 last up date]

第299話「青い目の人形バラバラ殺人事件」 (放送日:1981/2/28)
 
 ある朝、出勤した立花警部に1通の手紙が届いた。それは島田という老人から「娘」が亡くなったという死亡通知だった。娘。それは島田老人が可愛がっていた青い目の人形ナオミ。青い目の人形は、戦前にアメリカから日本へ親善大使として贈られたものだったが、開戦後、軍部の命令により敵の手先としてそのほとんどが処刑された。だが、尋常小学校の教員をしていた島田の妻が密かに隠し、自分たちの子供と思い大事に大事にして来たのだと言う。老人にとってナオミは生きた娘そのものであり、その娘が無残にも何者かにバラバラにされ殺された。ひょんな事から島田老人と知り合い老人がどれほどナオミを可愛がっているか知っていた立花警部は、マトモに事件として取り合ってくれない所轄に代わり、捜査を開始する。
 
 80年代。世の中は軍国主義ではなくなったが偏差値至上主義となり、落ちこぼれ荒れる中学生を大量生産していた。島田老人の自宅近くの中学校でも不良グループが校内暴力を繰り返し、警察が何度補導しても、その度に教頭が迎えに来ては生徒を連れ帰ってしまうのだという。所轄の刑事たちは頭を抱えるが、卒業を間近に控え何とか事を穏便にして全員卒業だけはさせたいと考える学校とPTAの方針で、不良中学生たちは好き放題やっていた。
 
 ある時、不良グループが自分たちの担任の女性教諭に乱暴をしているのを通りがかった島田老人が見つける。若い頃中学の教師で剣道を教えていたという島田老人は中学生たちを叩きのめすが、それが不良グループの逆恨みを買い、ナオミは殺されてしまったのだった。殺されたのが人形なだけに殺人罪には問えないが、女性教諭への暴行罪なら罰する事が出来ると考える立花警部だったが、被害に合った女性教諭は学校の方針に逆らえず告訴を取り下げる。犯人を裁けない警察に代わって自ら犯人を追い詰める島田老人だったが、再び野放しにされた中学生たちの逆襲を受けて絶命する。
 
 ストーリーとしてはかなり地味なエピソードだ。被害者は青い目の人形。犯人はツッパリの不良中学生。犯人を見つけても捕まえられない警察。思い詰める島田老人を保護出来ない立花警部。ナオミの仇討ちに向かった島田老人を何のためらいもなくバイクで轢き殺す中学生。島田老人がナオミに向ける愛情を縦糸に、お国のために死ねよと教えられ生きたくても生きられなかった時代の中学生と、平和過ぎる故に甘やかされ自由と不遜を履き違えた現代中学生の対比を横糸にした構成だが、とにかくどこをどう取っても救いようのない展開が鬱になりそうなほど暗く重い。

 実はこのエピソード、1991年放送の「特救指令ソルブレイン」でリメイクされている。物語はお子様向けに簡略化されているが、ストーリー展開上の重要なポイントはほぼそのまま引き継がれているので、可能であれば見比べてみると面白いだろう。
 

 そう言えばうっかり忘れそうになったが(^^;このエピソードでの島谷刑事、台詞は二言だけですっかり空気と化している(爆)。が、バイクで逃走した中学生を追う車の後部座席の窓から半身乗り出してやる気だけは満々なのは相変わらず(笑)。しかし、バイク(普通のバイクだから排気量は400ccそこそこだろうが)を追跡する車に5人も乗ったら、重くてスピードが出ないだろうが。しかも座席が窮屈そうだし・・・あ、そうか。窮屈だから窓から身を乗り出してるのか。妙に納得(^^)


['07/10/9 up date]

第295話「午前6時の通り魔」 (放送日:1981/1/31)
         
 早朝ジョギング中の島谷刑事の目の前でタクシー強盗が発生した。逃走する二人組の犯人を追う島谷は、追跡の途中に出会った二人の外勤巡査に援護を頼む。だが新米警官の二人は、初めて出くわした凶悪犯に腰を抜かし島谷の援護をしないまま犯人を取り逃がしてしまう。翌日、島谷は二人の外勤巡査を呼び出し制裁を加えるが、そのうちの一人・草鹿(坂東正之助)が前警視総監の遺児で黒木警視正が親代わりを務める幹部候補生、しかも島谷より上位階級の警部補だった事から島谷は謹慎を言い渡される。
 
【警視庁(撮影'07/10)】

イメージ 1 冒頭、「警官は、」で始まる 警察法第二条の背景に映る警視庁外観。正面からのカットは頻繁に登場するが、真横からのアングルはかなり珍しい。
 
 
 
  
 
 [交通] 東京メトロ有楽町線「桜田門」駅
 
【港区・外堀通り(撮影'07/9)】

イメージ 2 島谷がジョギングしていたコース。千代田区と港区を隔てるように位置する弁慶堀と頭上を走る首都高新宿線が目印。映像では遠景に弁慶橋がはっきり映っているが、現在はあまりにも木が育ち過ぎてしまい同じ位置からは全く見えない状況になっている。
 
 
 
 
 [交通] 東京メトロ各線「永田町」駅・「赤坂見附」駅
 
【港区・迎賓館(撮影'07/9)】

イメージ 3 同じく島谷のジョギングコース。現在は改修工事中とかでシンボリックな門は板で塞がれていたが、門の上部にある飾りは見えた。弁慶堀から迎賓館までは外堀通りで続いているので、ジョギングコースとしては辻褄が合っている(笑)。
 
 
 
 
 [交通] JR線・東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷」駅 徒歩3分
 
【渋谷区・小田急線南新宿4号踏切(撮影'07/9)】
 
イメージ 4 島谷に追われたタクシー強盗の二人が遮断機に慌てていた踏切。島谷が右手を撃たれたのは踏切手前の民家の塀がある辺り。電車に遮られて強盗を取り逃がした島谷の悔しそうな表情とサブタイトルが入るアイキャッチは踏切外側からのカット。
 
 
 
 
 
 
イメージ 5 目の前に迫って来る電車と追って来る島谷とに挟まれて焦る強盗。この場所を発見する手がかりとなった「南新宿4号」の文字が入った緑色の箱(電力関係か制御盤のようなもの?)は新しくなっていたが、天板が丸みを帯びた映像と同じ古い箱がこの後ろ側に隠れるように残されていた。
 
 
 
 
 
イメージ 6 踏切に入った強盗が、線路を渡り切る直前に振り返って島谷を撃ち、遮断機を乗り越えて逃げて行ったのがこちら側。
 
 
 
 
 
 
 
 
[交通] 小田急線「南新宿」駅 徒歩3分/JR各線「代々木」駅 徒歩5分
 
 超〜久々の島谷刑事メインエピソード。タクシー強盗殺人事件は単なるきっかけに過ぎず、ストーリーの主軸はミスを冒せば怒鳴られ殴られるのが当然の体育会系ノリで育って来た島谷刑事と、出生は血統書付き学閥は一人前で実の父親にも殴られた事がない(それなんてアムロ・レイ?(笑))お坊ちゃま新米警官とのジェネレーションギャップ
 
 不本意な謹慎を食らい自主トレーニングに励む島谷のヤケクソっぷりがかなり笑える。独身寮の自室で突如奇声を張り上げてみたり(いくら昼間でも他の部屋には非番で寝てる連中もいるだろうに、迷惑じゃ(^^;)、ジョギングしていても走りのリズムがぐちゃぐちゃで、逆に精神的ストレスが蓄積されただけじゃないだろうか。それにしても、オンタイムで観た時(ちなみに中学2年だった)はこの自主トレ場面がすごくカッコ良く思えたのに、今観るとこんなにツッコミ処満載だったとは(時の流れはオソロシイ(爆))。
 
 その島谷に覆面を被った5人の暴漢が襲い掛かる。彼等は島谷が殴り飛ばした外勤巡査とその仲間たち。自分等の警官としての未熟さや職務に対する責任感の弱さを棚に上げ、殴られた事だけを逆恨みした巡査たちは島谷に報復を仕掛けたのだった。しっかし、覆面に鉄パイプって格好は、どう見ても東大紛争のゲバルトだ(爆)。いくら島谷が憎たらしくても報復なんてしていいはずがなく、そういう考え方してる時点ですでに警察官失格だと思うが。
 
 鉄パイプでタコ殴りにされた島谷は、担ぎ込まれた病院で「相手の顔を見たのか」と立花警部に問われ、答えに窮するように俯いてしまう。島谷は、自分を襲って来た暴漢の一人が草鹿と組んでいる深田巡査だと気付いたが、幹部候補生である彼らの機嫌を損ねる事で黒木警視正の立場やGメンの仲間たちに影響が及ぶ事を懸念し、その名を口に出来ない。新米だとばかり思ってヤキを入れた相手が実は自分より格上だったらそりゃあ自己嫌悪で凹むだろうし、最初から幹部候補生として腫れ物扱いされているエリートには現場の体罰主義も通じないだろう。これからの事を考えて島谷が思い悩むのも無理はない。
 
 だが、それにしても島谷の”苦悩”はちょっと異常だ。立花警部の視線から顔をそむけ深い苦悩を浮かべる目、それを更に下から煽るようなカメラアングルは非常に綺麗なのだが、深く俯くその姿は、最早自己嫌悪とか仲間に迷惑がかかると悩んでいるようなレベルではなく、かなり精神的に病んでいるなという印象すら受ける。それは、タフガイと言われていたそれまでの島谷とはまるで別人のような脆さを感じさせ、「島谷刑事ってこんなに苦悩するキャラだっけ?」と違和感に戸惑う。本来、こういう場面でこそ生きるはずの宮内洋の現実離れした綺麗さが、このエピソードに限っては逆効果を生んでしまっているのがとても残念。
 
 島谷から襲撃犯が城西署の外勤巡査だと聞き出した中屋警部補と田口刑事は、草鹿たちを呼び出すと次々に殴り倒す。だが草鹿たちは城西署の署長室に押しかけるとGメンの横暴を叫び、ついに職務放棄のストライキを始めてしまう。城西署の外勤巡査たちとGメンとの間に更に深い溝が出来てしまった事を知った島谷は、自らが折れる事で事態の収拾を図ろうとする。草鹿たちの前に膝を着き頭を下げる島谷と署長のとりなしで、渋々ではあったが巡査たちは勤務へと戻りストライキ騒動はようやく収まった。城南署の屋上に一人たたずむ島谷。その心中を描き出すかのような真っ赤な夕陽が悲しいほど美しい。あまりにも綺麗なので「もしや合成?」と疑ってしまうほどだった(合成で作った場面だったらかなり興醒めだけど(^^;)。
 
 その夜、タクシー強盗の二人組が第二の強盗事件を起こし、逃走中の犯人に職質をかけた草鹿の相方・深田巡査が改造拳銃で撃たれる。親代わりとして目をかけて来た草鹿と直属の部下である島谷の確執。どちらを擁護しても贔屓になってしまうと考えた黒木警視正は黙って事の成り行きを見守っていたが、相方が撃たれても尚、自分の失態を隠そうとする草鹿についに鉄槌を食らわす。保身のためには平気で嘘をつく事もいとわなかった草鹿は、己の愚かさを知り心を入れ替える事を決心する(って、展開早っ!(^^;)。
 

 その時、実に都合よく(笑)捜査課への異動が発令された草鹿は、事の発端となったタクシー強盗捜査のため島谷とコンビを組むように命じられる。凍てつく真冬の寒さの中、共に捜査を続ける島谷と草鹿は次第に信頼関係を築いて行く。張り込み先に現れた犯人を追い詰める場面では、草鹿に指示を出す島谷に後の正木本部長を彷彿させる雰囲気がわんさかあって思わずニンマリ(*^^*)一方、父親にも殴られた事がなかったお坊ちゃまは、拳銃や刃物にビビリながらも必死で犯人に食らい付き、最後は犯人の頭をコンクリートでカチ割るという強硬手段で逮捕する。まぁ、新米だし拳銃の扱い方も慣れていないだろうから肉弾戦になるのは仕方ないけど、島谷に刑事のイロハを教わったのは、幹部候補生の草鹿にとってプラスになるのだろうか?(爆)。


['07/11/1 up date]

第291話「女たちの殺人忘年会」 (放送日:1980/12/27)

 年の瀬も押し詰まった27日。忘年会の予約を入れていたスナック「アンジュ」へやって来た中屋警部補、田口刑事、吹雪刑事は、拳銃を持った謎の女の篭城に巻き込まれる。女は、立花警部の親友で1年前に死んだ麻薬捜査官・井草警部補の未亡人・ユウコ(江波杏子)。自分の出世のために夫を犠牲にし悪者にされたと立花を一方的に逆恨みし、殺そうと狙っていたのだった。そうとは知らない立花は、年末恒例の黒木警視正と射撃の腕比べをし、捜査一課の忘年会に顔を出した後、井草警部補の墓を回り、最後に「アンジュ」へと向かっていた。
 
 このエピソードの島谷刑事は、ほんっと可愛いっ!の一言に尽きる(萌)。電話番兼大掃除係を任命(?)されたらしい島谷が、ハタキでパタパタやって他のメンバーを忘年会へと追い出し(だから彼らが人質にされたんだが(^^;)、白いタオルをハチマキみたいに頭に巻いてシャツの袖まくって大掃除ヤル気モード全開の姿がとにかく超らぶりぃ〜(はあと)。そこへ鳴り響く電話の音。って、ちょっとそこの電話番っ!受話器を取るのにボスのデスクをカッコつけて横飛びするんじゃねぇっ!(爆)
 
 電話は、時間を過ぎてもやって来ない立花に苛立った女が居所を探るため、人質となった田口にかけさせたものだった。立花の行動予定など分かっているはずの田口のおかしな言動を不審に思った島谷は折り返し中屋へ電話をかけるが、こちらも話が噛み合わない。だが中屋の意味不明な会話の中に「立花警部に忘年会へ来るなと伝えろ」というメッセージが含まれている事に気付いた島谷は、立花が顔を出しているはずの捜査一課忘年会の会場へ問い合わせるが、既に帰ったと言われる。
 
 さっすが島谷刑事、伊達に電話番任されてるわけじゃないのね♪って一瞬感心したけど、アップだったカメラが引いた瞬間、ええぇっ!?ちょ、ちょ、ちょっとっ!!事もあろうにボスのデスクの上にあぐら座りしながらボスの電話使うなんて、何て事してんのよっ!いくら誰もいないからって、上司のデスクの上に座るか、普通?ひょっとしてボスに「おい、島谷、今年はお前が大掃除やれ」とか言われて腐ってたんだろうか?それとも日頃コキ使われてる鬱憤をこっそり晴らしてるとか(ばきっ!)
 
 スナック「アンジュ」へ到着した島谷(ええっと、電話番と大掃除は途中放棄ですか(^^;)。扉の影にその姿を見つけた中屋が「伏せろっ!」と叫ぶと、素早く店内に転がり込み女の背後に回り込むと拳銃を向ける。だが、女のかざすダイナマイトと背後の人質に気を取られた瞬間、右手を撃たれて拳銃を落とし苦痛に顔を歪める。
 
 島谷は基本的に体育会系なので(笑)銃撃戦で撃たれるというシチュエイション自体が少なく、こういう気絶もお顔汚しもない「やられ」はかなり珍しい。しかも、この後に田口が撃たれて重傷を負う場面があるためか、普通なら顔色が悪くなるはずの「やられメイク」もない(これやっちゃうと、田口とのやられ具合の差がなくなるし(^^;)。お陰でかなり健康的な(?)「やられ」となり、後半はどう見てもケガ人とは思えない動き方をしていた(笑)。
 
 何も知らず「アンジュ」へやって来た立花は、部下たちが監禁され、篭城している女が亡くなった井草警部補の未亡人である事に愕然とする。井草が死んだ後、姿を消した女を立花はずっと探していたのだった。夫が不治の病に冒され、その辛さから逃れるため麻薬に手を出した事、自らの死に場所を探していた事を聞かされた女は、最早立花への復讐を忘れ悲しみに崩れ落ちる。
 
  これにて一件落着かと思いきや、そうは問屋が卸さない。主役が立花、4人の部下もそれぞれ見せ場を作ってもらい年末に相応しいエピソードではあるが、まだ大事な人が残っている。その見せ場を作るため(?)唐突にこの篭城事件の共犯者が現れる。それは「アンジュ」のママ。井草が死んだ時、立花に撃たれた麻薬組織のボス・堂島の愛人がこのスナックを経営していたのだった。再び立花に向けられた銃口。危うしGメン!だが次の瞬間、発砲音と共にはじき飛ばされる拳銃。店の入口に立っていたのは、警視庁幹部会の忘年会から回って来た黒木警視正だった!
 

 ベタと言えばとてつもなくベタな展開なんだけど(笑)、たった一発の発砲で美味しい見せ場を全部かっさらって行くボスはさすが!忘年会前の腕比べで立花が完敗した場面もこの一撃に繋がる伏線だったのだろう(つまり、ボスの射撃は相当な腕前だと)。でも、ちょっと待て。ボスはどうしてこの事件を知ったのだろうか。いくらボスとてこっそり店に入って来ただけですぐさま状況を把握する事は困難だろう。ひょっとして、立花の足取りを掴めなかった島谷が、幹部会の忘年会に出ていたボスを捕まえて報告したのか?で、先に行くよう指示されたとか。うーん、島谷刑事、やっぱりボスにいいように使われてる?(爆)


['07/8/13 up date]

第279話「FBIから来た女刑事」 (放送日:1980/10/4)

 外事課からFBIへ研修に行っていた速水涼子刑事(森マリア)が、来日したアルバート・モリス上院議員ファミリー護衛のため帰国した。速水は古巣のGメンに応援を要請したが、その厳重な警戒を縫ってアルバートが狙撃される。その直後、アルバートの一人娘が拉致され、救出のため警備犬ジル号と共にスナイパーを追う速水だったが、犯人の罠に嵌り捕らわれの身に。やがてアルバートを狙っているスナイパーはベトナム戦争の時にアルバートに妻子を殺されたベトナム人青年(小林稔侍)と判明する。
 
 退任後も根強い人気を誇っていた速水涼子刑事の復帰編「帰って来た女刑事シリーズ」第一弾。・・・って、どっかで似たようなサブタイトルを聞いた事があるなぁ(笑)。やっぱり一番最初に帰って来る「先輩」は視聴率優先だったか(^^;
 
 空港のロビーで人待ち顔で立っている島谷刑事。そこへタイトスカートにロングブーツが似合うサングラスの美女が近寄る。「Gメンの島谷刑事ですね?」声をかけられた島谷、振り返りいぶかしげに美女を見やると「はぁ・・・」って、もんのすっご〜く気の抜けたお返事(^^;突然美女に声をかけられて呆けたのか(爆)。
 
 美女の名前は速水涼子。話の流れから想像するに、速水刑事から連絡を受け出迎えに来たのであろう島谷刑事は、アルバートが狙われている事も充分に分かっているだろうと思われるのに、その立ち姿はあまりにも無防備で緊張感皆無(爆)。空港の外に出て車に乗り込む時も速水の後ろにくっついて行ってしまい、護衛しなきゃいけない肝心のアルバートファミリーを自分の背後に置いちゃってるし。それじゃあ護衛にならないじゃん!もぉー、ちゃんと仕事しようよ、島谷さん!(爆)
 
 アルバートファミリーと速水刑事、ジル号を載せて車を走らせる島谷刑事は、ベーシックな白いTシャツにスタンドカラーの濃紺(?)のジャケットを合わせグラサンという、すっごく怪しいおにーさんと化していて、どう見ても刑事には見えない(^^;そして注目は何と言ってもその髪型っ!パーマをかけるなとは言わない。言わないけど、まるでお釜を被ったような不自然に額にかかる前髪は何とかしてっ!(^^;
 
 速水刑事メイン編なので、Gメンはひたすら護衛&運転手に徹するハメに(笑)。それでも現役女Gメンの吹雪刑事(中島はるみ)は、アルバートの一人娘ケイトと東映ご用達の富士急ハイランドでのロケあり(笑)、急襲されケイトを誘拐されるヤラレもありとそれなりに見所を用意されているが、現役若手3人はほとんど使いっ走りのコマンド(戦闘員)状態(^^;美味しい処はぜ〜んぶ、立花警部(若林豪)に持って行かれちゃってるしねぇ(苦笑)。
 

 もう一人のゲスト主役とも言えるのが、アルバートを執拗に狙うスナイパーのベトナム人青年役が日本人役以上に似合い過ぎてる小林念侍(^^;この頃には「その他大勢のチンピラ」ではなくピンで犯人を演るようになっていて、Gメンでも度々ハードアクションに挑戦している。このエピソードでも、風を巻き上げ陸地スレスレに飛ぶヘリコプターに追われながら雑草が覆い繁る湾岸の埋立地を走り抜け、ライフルをぶっ放すというとても画になるシーンを体当たりで熱演。


['05/5/26 up date]


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