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橋下知事の涙の反響の大きさからでしょうか。
いつもより多くのコメントにより、様々なご意見を頂戴できたことをうれしく
思います。
コメントの中には、いくつかの質問も含まれておりましたので、
返答になるかわかりませんが、私の有する知識の中で、また、
個人的な意見として、書いてみたいと思います。
まず、府の試算に基づいた、このデータが、9年間で6500億の歳出削減が必要とされる
根拠になっています。
http://www.pref.osaka.jp/zaisei/joukyou/syushimitoshi20080227.pdf
この数値の検証については、長期的収支見込がどのような考えのものとに算出されて
いるかの算出根拠が明示されていないことは事実だと思います。
また、6500億の歳出削減により、早期健全化団体となることを防ぐものであって、
財政再建団体への転落を防ぐためのものではないということです。
コメントにて指摘されている方もいらっしゃいましたが、早期健全化団体と財政再建団体とでは、
地方自治体が受ける制約は異なってきます。
早期健全化団体に大阪府がなったとしても、すぐに公共サービスが制約をうけるものではなく、
それよりも財政状況が悪化し、財政再建団体に陥ってはじめて、
夕張市のような状況になります。
但し、じゃあ、早期健全化団体ならいいじゃないかというものでもなく、
収入の範囲内で予算を組めないこと=毎年、確実に借金が増えること
であり、これはつまり、次の世代へ負の遺産を先送りすることに他なりません。
それでもいいと思う人もいるでしょうが、私は、それは決して許す事ができないので、
橋下知事に共感しています。
PT案にとって、損益計算書と貸借対照表が重要であり、どこにその情報があるのか
については、PT案はあくまでも議論のたたき台になっているもので、
1100億の歳出削減のためのたたき台であり、予算案ではないということなので、
そのようなものはないと思います。
また、大阪府の職員給与や人件費については、府庁のホームページで公開されています。
お探し下さい。
醍醐天皇の帝王学を橋下知事は学ぶべきだとのご意見についてですが、
私は、天皇は我々一般人とは異なる存在であるとの意見をもっておりますので、
橋下知事がもし参考にされることがあるとすれば、
過去に地方自治体の財政改革をおこなった首長などの手法を参考に
すれば良いのであって、天皇の帝王学を持ち出すのは、私には不愉快な話です。
天皇制については、また、機会があれば自分の意見を述べたいと思いますが、
今はこのぐらいで。
それと、PT案すべてに私も同意、すべて賛成としているわけではなく、
命に直結するような削減案、例えば、救命センターへの補助金、新型インフルエンザへの対策費用、
警察官の人件費などについては、更に突っ込んだ詳細な計画を明示してもらえないと、
すぐに賛成とは言い難い内容であると思っています。
それと与野党相乗りを批判しながら、橋下知事も自民推薦、(公明は推薦ではなく、府本部支持です!)だったのではないかとの意見もありましたが、
与野党相乗り体制の今までの選挙と、今回の府知事選挙が明らかに異なるのは間違いないことだと
思いますよ。
大阪市長選挙のように、府民は民主党公認候補を選択することもできたわけです
(私は誤った選択であったと確信していますが)。
共産党公認か、与野党相乗り推薦かの選択しかない状況とは明らかに異なると思います。
そういう意味では、今回の民主党の単独候補擁立は良かったと思います
(ネガティブキャンペーンは最悪でしたが)。
でも、橋下知事は、自民党の推薦を受けて、組織票の獲得にはしったのではないかと
いう意見ですが、自らの政策を実行する為には、選挙で府民の信託を受ける事は、
必要不可欠であり、自らの政策に近い政党の推薦を受ける事は、間違ったことでは
ないと思います。ただ、選挙において支援を受けたからといって、
政党の意向を全て汲んだ政策を実行するのではなく、
政策はあくまでも選挙公約に基づいて実行するものであり、
橋下知事と市町村首長との意見交換会や、次の府議会との議論などもみれば、
今までのように、なぁなぁで話が進んでいくような、知事と議会、知事と市町村、
知事と府庁の関係でない事は、火を見るより明らかであると思いますよ。
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