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1.ジユウ ニ ナリタイ 2.煮えきらない男 3.月影 4.Hey! Mr.Angryman 5.歌うたいのバラッド 6.男と女 7.蝉 8.PAPARAPA 9.決断の日 10.さよなら 11.I'm FREE 斉藤和義のポップセンスを充分に見せつけたのがこの作品でしょう。 これが出た頃は、割とハイペースの勢いでアルバムを発表していた時期で、前作「ジレンマ」からわずか半年後に送り出されました。 前作の「ジレンマ」がものすごいダークな仕上がりだったのに対し、これは打って変わって明るめのポップなものになっています。 果たして計算尽くでやった確信犯なのかは分かりませんが、前作「ジレンマ」とこの「Because」をセットで聴くのが一番良いのかもしれません。 斉藤和義のジレンマの説明がこの「Because(理由)」でなされているような気がしてならないのです。 光と影、相容れない質、そうしたものを抱えて生きていかなければならない人間の苦悩、それを受け入れるという事はどういうことなのかを示唆しているんじゃないでしょうか。 斉藤和義というアーティストの奥深さは、いわゆるポップミュージックという範疇に収まりきらないところにあります。 厚化粧したコテコテのJ・ポップサウンドは、その化粧や服を取り払ってしまうと、あまりにお粗末な旧態依然の姿が露呈してしまいます。 いわゆる、「脱いでもすごいんです」という作品をコンスタントに提供できる数少ないアーティストが斉藤和義でしょう。 ギター一本だろうが、コテコテの厚化粧サウンドだろうが、「伝える」という一点に限り揺るぎない資質を分かりやすく感じられるのがこの作品。 で、これまたお約束なんですが、やはり「歌うたいのバラッド」は心に迫ってくる曲です。 曲の歌詞の一部です。 『本当の事は歌の中にある いつもなら照れくさくて言えない事も 今日だってあなたを思いながら 歌うたいは唄うよ ずっと言えなかった言葉がある 短いから聞いておくれ 「愛してる」』 すごくね? この歌詞聴いたら、他のJポップで歌われるラブソングが余りにお粗末な粗悪品に思えてしまうのは僕だけでしょうか。 この曲があるから生きていける…大げさかもしれないけど、そんなアーティストなんですよね、斉藤和義って。
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