「やさしさに包まれたなら」僕はディズニーものには全く興味が湧かないのですが、ジブリものは大好きです。
そのジブリアニメ「魔女の宅急便」の挿入歌として使われているのが、松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」。
先ほどのディズニーかジブリかというのと似てますが、僕はユーミン派ではなく中島みゆき派です。
(そういう比較をする時点で世代がバレバレですし、俺は谷山浩子派だというパターンもあります)
そんな僕が言うのも何ですが、この「やさしさに包まれたなら」という曲、名曲だなぁと今更ながらに感じ入った次第。
当時、たまたま鈴木プロデューサーがユーミンのコンサートを見て、彼女に「魔女の宅急便」挿入歌の書き下ろしを頼もうと思い立ったのがきっかけらしい。
ユーミンも映画のために書き下ろすはずだったのが、締切に間に合わず結局は過去の作品から選曲したといういわくつきです。。
映画そのものは起承転結がしっかりしていて、短時間ながら中身が濃いのですが気軽に楽しめます。
ちょっと非日常的な世界だけど、どこか懐かしい感じもする作品。
公開当時、僕はは大学生で、何気なしに深く考えず見てました。
でも、社会人になってこの映画の意味するところが理解できるようになったんですね。
ちなみに映画のキャッチコピーが「おちこんだりもしたけど、私は元気です。」
(糸井重里氏作、さすが♪)
親元を離れて大学に通っている女性や、新しく社会人となる女性へ向けて作られたアニメなのですが、男性が見ても同感できる部分が多い。
社会に出て働き出すと、色々とあります。
その色々を乗り越えていかなきゃならないんだけど、どっちかつうとへこたれる場面がほとんど。
でもそんな時、この映画に込められたメッセージがじんわりと効きます。
主人公キキのように、はじめは世界が自分に優しいように思えるのですが、いざ出てみると全然そんなことはなくキツイ張り手を何度ももらいます。
世界は必ずしも自分に優しくないことに気づかされながら、それでもなんとか前へと進んでいくことの大切さを描いているのです。
そのテーマに見事にはまっているのが松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」というわけ。
以下は歌詞の一部です。
「小さい頃は神様がいて
不思議に夢を叶えてくれた
やさしい気持ちで目覚めた朝は
大人になっても奇蹟はおこるよ
カーテンを開いて 静かな木漏れ陽の
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことはメッセージ」
子どもの頃は、あまり何も考えなくてもよかったし、また考えなくてもいいようになっています。
(そうでない人もいるとは思いますが、一般的な話しとして)
大人になるとそれが許されなくなり、自分でも心が荒んでいくのを感じるのですが、ふと立ち止まってゆったりと世界を見回せるようになると、子どもの時には見えていたものがまた見えるようになる、という感覚。
歌われている「きっと 目にうつる全てのことはメッセージ」というフレーズは、この世の真理といってもいいものかもしれません。
自分の周りにある様々なメッセージに気づくこと、それが大人として成長するきっかけになるのでしょう。
映画の中でも、キキは色んなメッセージに気づき受け止めることで、一歩前へ進むことができました。
僕自身は学生の時はなにげに聴いていて、それこそこの歌に込められた大切なメッセージに気づいてなかったように思います。
大人になった今だからこそ理解できる言葉、歌詞なのかもしれません。
でも、こんな奥の深い曲をユーミンは二十歳そこそこで書いているんですよね。
驚きです。
あらためて彼女の凄さがわかりました。
アルバムは1枚も持ってないけど(^^ゞ |

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