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月齢2.7のクレーター

2月20日に撮影した「三日月」の月面の様子です。クレーターや海は、望遠鏡で簡単に見ることができます。倍率を上げるとゴツゴツとした月面の様子を目の当たりにでき、異世界の雰囲気を味わえるのではないでしょうか。

今回の写真は、DVカメラを接続してコリメート撮影した月面を、モザイク合成して仕上げた写真です。モザイク合成とは後処理で複数の画像をつなぎ合わせてより大きな画像を作ることです。アイピースを覗かせる形での撮影ですが、周辺減光の影響で視野の中央部分のみしか写らず、画面の中央のわずかな映像を複数セット合成することで、より広い写野を得ています。シーイングは良好でしたが、光学系的に月面の強拡大にはあまり向いていないと思われる20cmF4鏡だからでしょうか、クレーター写真として実用的なレベルの解像度には至っていません。

ノーガイドの流れる月面映像をモーションで補正してそれぞれ100枚前後スタック。さらにそれを3〜4枚繋ぎ合わせました。それでも、月の淵に近大規模なクレーターにクローズアップできました。月面クレーターの名前は図鑑ソフトを参照して調べましたので記述ミス等ありましたらお知らせ下さい。


コリメート

危難の海・クレオメデス周辺
イメージ 1

撮影日時 : 2007年2月20日 18:52
撮影地 : 熊本県熊本市
カメラ : ソニー DCR-HC90
望遠鏡鏡筒 : ビクセン R200SS (口径200mm 焦点距離800mm, F4)
アイピース : ビクセン LV5mm
撮影方法 : コリメート撮影
※RegiStax3にて処理: 各約100フレームをスタック&ウェーブレット変換、Photoshop-E.にてモザイク合成、ぼかし

まず、画面中央付近にある巨大な楕円形の窪みは、有名な「危難の海」です。月面を持ちつきウサギとして見た場合、ウサギの耳の右横にあります。丸い「海」です。もちろん、月の海には水はありません。のっぺりとツルツルした雰囲気が良いですね。

さらに危難の海の上(南)、一段と巨大なクレーターがあります。これが「クレオメデス」。深いクレーターですので太陽光が遮られて陰になっている範囲が広いので目立ちます。



ペタビウス周辺
イメージ 2
撮影日時 : 2007年2月20日 18:55頃
(その他撮影データは同上)
※RegiStax3にて処理: 各約100フレームをスタック&ウェーブレット変換、Photoshop-E.にてモザイク合成、ぼかし

画面は下にシフトしまして、三日月の下の部分に当たります。この中で一番大きなクレーターがペタビウス。中央に突起があるのが印象的です。もう一つのクレーターが接触して並ぶのが印象的です。

さらに、ボコボコとしたクレーターが連なり、スネリウス、ステビヌス、フルネリウスと続きます。複数枚モザイク合成している影響で、部分的に画面が暗くなったりしています。

今回の月面は月の淵に近い為に、地球からは斜めから見る状態となっています。そのために楕円形になっていますが、危難の海は縦長ではなく、正面から見るとやや横長いという話を聞いたことがあります。しかし月は常に同じ面を地球に向け続けているので、地球にいる限りこの写真のクレーター群を正面から見ることはできないのも事実です。
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