山中湖から車で15分。あまりに近いので
しっかりお参りした事もなかったのですが、世界遺産登録を機に
お参りをしてきました。
須走口登山道の起点となる、東口本宮冨士浅間神社(須走浅間神社)です。
鳥居の富士山が”不二山”と書かれています。
二つとない山、富士山という意味でしょうか?
まずは、楼門です。この前にいる1対の狛犬がめずらしく、また素晴らしいです。
富士山の熔岩が固まった岩の上にいるのですが、
右側の狛犬は、子供の狛犬(?)が親の狛犬を見上げています。
楼門をくぐった後、ふりむくと、
富士山を形どった、お神輿が左右に1基づつ置いてあります。
亀の形をした”長寿亀石”をすぎると、
拝殿、本殿があります。
富士山最後の噴火、1707年の宝永の大噴火で大破。
1718年に再建されたもので、2009年に修理をし、今の姿となりました。
北口や、富士宮同様、富士講の方が多く訪れ、
信者が寄進した70基もの登山記念石碑や石像。
東京の富士塚から移転したものが、所狭しと立ち並びます。
以前の須走口登山道の説明ブログでも少し触れましたが、
富士山頂の散銭取得権を持ち、富士宮の浅間大社と争ったほどの
力をもった神社で、富士講の盛んさを伺えます。
こちらの鳥居から、須走口登山道へ向います。
境内に、富士山の湧水が豊富に湧き出している場所があり、
この湧水が集まり、神社の正面に流れ、立派な滝をつくっています。
また、鎮座1200年を記念し造られた、記念資料館があります。
(入館料無料)ここは、是非、是非見学してください。
食行身禄の像をはじめ、須走口の富士講の栄えた様子や
当時に服装や、多数の古い白黒写真などが展示されています。
また、宝永の大噴火で壊滅的被害を受けた時の様子や
それを救った伊奈半左衛門の資料があります。
伊奈氏の偉業を読んでみてください。グッときますよ。
また、時間があれば、その伊奈氏を祀った”伊奈神社”も
すぐそばにありますので、是非お参りしてみてください。
ペンションからも15分ほどです。
山中湖にお越しの際は、是非立ち寄ってみてください。
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