|
2019年2月23日
今日は佐倉市民音楽ホールで小山実稚恵ピアノ・リサイタルがあったので行って来ました。
小山実稚恵さんはチャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールに入賞して以来、リサイタル、コンチェルト、室内楽で常に第一線で活躍しているピアニストです。
また2010年のショパン国際ピアノコンクールを始め、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンのどの審査員を務めています。
30枚目となる最新盤の「ゴルトベルク変奏曲」は「レコード芸術」の特選盤に選ばれ、2013年度には「シャコンヌ」が器楽部門のレコード・アカデミー賞に輝いています。
2017年には紫綬褒章も受賞しています。
小山実稚恵
プログラム
プログラムノート
第1曲目はシューベルトの即興曲OP.90です。
シューベルトはもう1曲OP.142の即興曲を作曲しています。
即興曲OP.90とOP.142を比べると、難易度ではOP.90の方が楽で、ソナチネとピアノソナタ位な差があります。
ですからOP.90は割に初心者でも弾けて、演奏会でも良く取り上げられます。
曲のメロディが美しいので私も何度か聴いたことがあり、よく知っている曲です。
何か良い感じに弾けていて、私のイメージにぴったりです。
1番地味な第3番でもメロディーを目立たせた演奏なので、心地よい雰囲気が持続されます。
この曲を聞いているとシューベルトはピアノ曲を構成的に作曲するのでなく、次々と湧き上がるメロディーを譜面に書き取るだけで作曲することができたのではないか。
神から啓示を受けたようにすらすらと作曲できたモーツアルトと似たところがあるように思えます。
シューベルトの第18番から第21番までの晩年のピアノソナタもメロディーが溢れ出て止まらず、曲を終わらせるタイミングが取れなくて、長大な曲になってしまったのではないかと思わずにはいられません。
第1曲目の即興曲の素晴らしい演奏を聞いたので、次の「シャコンヌ」の期待も高まります。
バッハは無伴奏ヴァイオリンとパルティータをそれぞれ3曲づつ作曲しています。
そしてパルティータの第2番はアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4つの舞曲の次に、シャコンヌと言う257小節に及ぶ長大な曲を付け加えています。
シャコンヌは変奏曲で、これだけを単独に演奏することが多い有名な曲です。
シャコンヌは単体で、ブラームスの左手の練習用のピアノ版、ブゾーニの両手によるピアノ版、ストコフスキーや斎藤秀雄による管弦楽版などに編曲されました。
今日はブゾーニによるピアノ版の演奏になります。
バッハの曲なので音を刻んでゆくように演奏され、バイオリンの演奏よりピアノの方が穏やかで滑らかな演奏で、私にとってはピアノ版の方がより親しみを感じます。
レコ芸のレコードアカデミー賞受賞の演奏だと思いました。
前半は本当に印象に残る演奏でした。
20分間の休憩後は、ショパンのノクターン第20番と第21番にソナタ第3番でした。
ノクターン第20番の演奏が終わっても、小山さんが弾き終わった姿勢を保っているので拍手ができません。
第21番を弾いた後で拍手してもらいたいのかなと思って聞いていましたが、第21番を弾き終えた時も拍手を入れるタイミングが取れませんでした。
そのままピアノソナタ第3番の演奏に入っていってしまいました。
何かとても変な違和感に捕らわれてしまい、後半の演奏を聴く集中力が欠けてしまいました。
ピアノソナタ第3番はCDなどで第2番とカップリングで収録されることが多く、第2番は第3楽章に有名な「葬送行進曲」が入っている名曲ですが、第3番は美しい楽想と壮大な構成でショパンの最高傑作の一つと言われる作品です。
しかし今日は第4楽章の絢爛豪華なピアニズムが披露される演奏を聞いても、結局熱くなれませんでした。
人間て不思議ですね。
些細なことで心の状態が変わってしまいます。
演奏が終えて拍手しながらそう思いました。
それでも今日は前半の演奏で満足できたので、良かったと思い直しました。
アンコールは3曲ありました。
オールショパンです。
マズルカ第45番、ノクターン第2番、華麗な大円舞曲でした。
最後に軽やかなワルツが聴けて、気分良くなってきました。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- クラシック




こんばんは、
佐倉でのコンサート、FB で知りました!
でも、土曜日なんですよね〜〜、
日曜日なら、いや知ったらデスが、絶対行ってました(^^)
2019/3/3(日) 午後 8:00 [ よーぐるちょ ]
> よーぐるちょさん
おはようございます。
シューベルトの即興曲OP.90とバッハのシャコンヌ良かったですよ。
一音一音逃さずに耳を傾けていたので、あたかも自分が演奏しているかのような集中力で結構疲労してしまいました。
サイン会では肖像権の関係か、しっかりガードされていて撮影できませんでした。
千住真理子さんなんか有名人なのに撮影できましたし、演奏家によって対応は色々のようです。
2019/3/4(月) 午前 5:06 [ pa2***** ]