2014年1月31日
御嶽とは南西諸島に分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。
琉球王朝時代王府が直接管理していて、琉球の最高神女であった聞得大君の就任の儀式が執り行われ、国の吉凶を占う儀式も行われました。
就任儀式は「お新下り」と呼ばれ、最高神女・聞得大君は首里城を出発し、南風原・与那原・佐敷を経由して各地方の神役たちを参列させ、主会場の斎場御嶽で執り行われました。
斎場御嶽は重要な御嶽で、2000年12月に琉球のグスク及び関連遺産群の一つとして世界遺産に登録されました。
斎場御嶽のチケット売り場

斎場御嶽はここから少し離れた場所に在ります。
途中で気になる花が
斎場御嶽の碑

世界遺産碑

海の見える場所もあります。

空にはハングライダーが。

御門口

斎場御嶽の入口で、神社で言えば拝殿に当たります。
琉球の最高の御嶽であるので、ここから入場できるのは王府関係者に限られていました。
当時はここに御嶽内にある六つの拝所を示す香炉が置かれ、一般の人は御嶽の中に向かって拝みました。
御門口を進むと第2の拝所大庫理があります。

首里城の部屋の名前と同じ名前の拝所です。
大広間や一番座と言う意味を持ち、ここで聞得大君の「お名付け(霊威づけ)」の儀式が行われたと言います
道が二手に分かれ、左奥の方に進んで行くと

第3の拝所・寄満です。

寄満の説明板

ここも首里城の部屋と同じ名前を持つ拝所です。
国王の食事を作る台所・厨房の意味で、世界中から交易品の集まる「豊穣に満ちた場所」と解されていました。
分岐点に戻り右手に進むとエリアが開けます。

二本の鍾乳石があり

その下に「シキヨダユルとアマダユルの壺」が置かれています。

鍾乳石から滴る水滴は聖なる水とされ、手前の壺は聞得大君の就任儀式用の霊水として、奥川の壺は首里に運び王子の健康祈願に使用されました。
後の世になってからは水の量で世継ぎの吉凶を占う儀式の霊水として使われていました。
5番目の拝所の三庫理です。

大きな岩が絶妙なバランスで支え合っている場所です。
この岩の隙間を抜けると左手に久高島の遥拝所があります。

視界の先に久高島が見えます。

久高島は太陽の揚がる方向の東方楽土ニライカナイへの御通し所として崇拝されていました。
琉球王国時代に国家的祭事に白砂を「神の島」と言われる久高島からわざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷き詰めていました。
以上の他に立ち入りできないウローカーと言う拝所もあります。
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