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2018年9月26日
千葉市のアートサロンで大友肇X野本哲雄デュオコンサートがあったので聴いてきました。
大友肇X野本哲雄デュオコンサートは昨年に続いて2度目の参加です。

アートサロン外観
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会場
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70人くらいが収容できる広さでしょうか。
2階席もありました。
始まる前にコーヒーがサービスされました。

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大友肇さんのプロフィール
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野本哲雄さんのプロフィール
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大友肇さん、野本哲雄さんは千葉ではお馴染みのチェリストとピアニストで何度かコンサートでお会いしています。
大友と野本を連続してローマ字表記すると
          OTOMONOMOTO
となります。
これを逆に右側から読んでも大友野本と読めます。
偶然でしょうが、ちょっと面白いです。

プログラム
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1曲目はショパンのチェロ曲です。
ショパンと言えばピアノ曲ですが、ピアノ協奏曲も作曲していますから管弦楽も手掛けています。
やはりショパンはピアノの演奏家ですから、管弦楽は貧弱です。
ショパンはピアノの次にチェロが好きだったようです。
チェロ曲を3曲作曲しています。
晩年のチェロソナタは特に有名ですが、他の2曲は若い頃の作品で、その一つが序奏と華麗なるポロネーズです。
ピアノが活躍し、チェロは付け足しと言った感じの曲として作曲されました。
しかし今日の演奏はチェロが鳴り響き、ピアノが控えめです。
演奏の終わった後の大友さんの説明では、今日の演奏は、ショパンが作曲したものを後の人がチェロが活躍できるように編曲した楽譜を使っていると言っていました。
ローズが編曲したものを聞いたことがありますが、今日演奏したものがそれなのかどうかは分かりません。
今日は天井の低い部分にピアノが置かれているせいか、ピアノがくぐもったように響き音にクリアーさがありませんでした。
 
二曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲第6番です。
バッハは無伴奏チェロ組曲を6曲作曲しています。
作曲された当初は注目されず、20世紀初めまで忘れられたままでした。
著名なチェロ奏者のパブロカザルスが古書店で偶然バッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜を見つけた時、その奥の深さに驚いたというエピソードは有名な話です。
そのカザルスでも楽譜を発見してから演奏するまでの準備期間に10年の歳月が必要だったと言われています。
カザルスの演奏を聴いて、世界中の人が曲の素晴らしさに驚きました。
今ではチェロ曲の最高峰と言わるるようになっている曲で、多くのチェリストがこの曲を弾くようになりました。
演奏が大変難しい曲です。
それは現代のチェロは4絃ですが、バッハが作曲したのはミに調弦された弦が1本加わった5弦のチェロ用に作曲されたものだからです。
これを4絃のチェロで演奏することはできるそうですが、技術的にかなり難しい点があるそうです。
第6番は第1楽章が前奏曲で、第2楽章から舞曲のアルマンド、クーラント、サラバンドと続き、第5楽章がガボットです。
ガボットが始まると一生懸命聞こうとしていた緊張感から解放され何かほっとした気分になります。
優しい穏やかな曲です。
続いて第6楽章はイギリスの舞曲のジークです。
このジークは本当に舞曲らしいリズミカルな曲で一番気に入っている舞曲です。
無伴奏チェロ組曲がドイツのアルマント、フランスのクーラント、スペインのサラバンド、イギリスのジークと言う市民の舞曲を基にしていることを思えば、少し堅苦しいかしこまった聴き方でなく、少し肩の力を抜いた聞き方でも良いのではないかとも思いました。

休憩時間に9月25日にナミレコードからリリースされたばかりの、大友肇さんと野本哲雄さんのセカンドアルバムWWCC−7880が販売されていました。
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バッハの無伴奏チェロ組曲第3番と第4番にカサドの親愛なる言葉、セレナード、パルティータが収録されています。
私は断捨離しているのでCDは買えませんが、興味のある方は買ってあげてください。

後半はドビュッシーのチェロソナタです。
ドビュッシーと言えばまたまたピアノです。
でもドビュッシーのピアノ曲は古典派やロマン派のピアノ曲と調性の関係でちょっと違っています。
新しいピアノの世界です。
ドビュッシーは最晩年に6つのソナタを作曲するつもりでした。
チェロとピアノのためのソナタ
フルート、ビオラとハープのためのソナタ
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
と作曲して来ましたが残りの3曲は未完のままこの世を去りました。
チェロとピアノのためのソナタは月の光やベルガマスク組曲大分違った印象を受けます。
ピアノはドビュッシー独特のトランジェントな響きでなく、リズムを刻むような、打楽器的な短いタッチの音です。
第二楽章ではチェロまでもピッツィカート奏法を多用し、チェロも打楽器のような感じです。
近代風な新しい音楽です。
この曲が今日一番の聴きごたえのある演奏となりました。

最後はカサドのパルティータです。
演奏前に先ほどのセカンドアルバムのライナーノーツを担当した音楽評論家の渡辺先生が聴きに来られていて、少しばかりカサドについてお話がありました。
カサドはカザルスに才能を見出されたチェリストで作曲家です。
ショパン国際コンクールに日本人として初出場したピアニストの原智恵子さんと結婚しています。
原智恵子は再婚で、前夫との離婚で話題を蒔いた女性です。
カサドはかなり楽譜を収集していたらしく、カサドの死後智恵子さんが楽譜をすべて日本に持ち帰り、大半を玉川大学に寄贈されたそうです。
特にシューベルトのアルペジオーネ・ソナタを編曲したアルペジオーネ協奏曲やドビュッシーの月の光のオーケストレーションなどの貴重な楽譜が含まれているそうです。
渡辺さんも玉川大学に寄贈された楽譜の整理を手伝ったそうですが、その中には今日演奏されるパルティータは含まれていなかったと言っていました。

パルティータは4つの楽章から成っています。
作曲が新しいのに何か古典派の曲を聴いているようで、新しい時代の音楽に聞こえません。
カサドはチェロ奏者ですから演奏法を目立たせることを優先し、弾きなれた従来からの曲想で作曲したのでしょうか。
あまり感動できませんでした。

アンコールの時、野本さんが今日は知らない曲ばかり聞いて帰るのもなんですから、よく知られた曲を演奏しますとと言って、バッハのG線上のアリアとエルガーの愛の挨拶を演奏しました。
普通はヴァイオリンのものを聴きますが、チェロも中々良いものでした。

演奏が終わった後写真を撮らせてもらいました。
向かって左が大友さんで右が野本さんです。
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