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JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

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挾間美帆さんという女性の作曲家/ピアニストの初リーダーアルバムとなります。
来歴は探せばいろいろ見つかると思うのでそちらを参照してください。
元来、クラシック系の作曲、編曲をしていて、山下洋輔さんに才能を認められ。。
その後NYでジャズを学んで、卒業直後に制作(当初自費らしい)したのがこのアルバムということらしいです。
自分が たしかtwitter上で誰か(ナギラさん?)がつぶやいていたのを見て、気になってちょうど、Maria Schneiderの来日直後くらい(2012年末)で、モダンビッグバンドに意識が向いていたってのもあって、思わず飛びついたって感じになります。

編成はビッグバンド(なので、演奏者は割愛)で、以下9曲の収録となっています。

1 Mr.O
2 Tokyo Confidential
3 Blue Forest
4 Journey to Journey
5 Paparazzi
6 Believing in Myself
7 Ballad
8 What will You See When You Turn the Next Corner?
9 陽だまりに、一冊の本 <ボーナス・トラック>

1曲目ははジャズのど真ん中の4ビートの曲。2曲目が2ビート基調の曲。3曲目はしっとりとしたバラードと、曲毎に基本となるスタイルは変えてきます。
さらに日本人的きっちり感のあるサウンド、クラシックテイストを感じさせる演奏、他の(タンゴとか)ジャンルの影響を感じさせる演奏と、縦軸横軸を変幻自在に入り込ませた演奏が続きます。
単純に考えれば情景を垣間見させる(視覚に訴える)映画音楽的な演奏とも言えるのかもしれませんが、そこまで露骨に(映像想起を)強制させられない演奏は、聴けども聴けども全体像を把握させない奥の深さを感じさせるものがあります。
表面的には、サックスを筆頭とした管楽器をフィーチャすることで、ジャズらしさを出しているというのはあると思いますが、実質的には弦楽器を効果的に使うことで独自性を出している部分てのが特徴として大きく出ているのかなと感じています。(実際、弦楽器の響きが印象的に感じるところが多々ありました。)

録音が、アレンジの秀逸さを見せようと言う意識でしょうから間違ってはいないんですが、昨今の一音一音をしっかり録ろうと言う方向性なので、厚みをあまり感じさせないサウンドで迫力感がちょっと不足気味なのが個人的にはちょっと残念なんですが、その分音の重なりがしっかり表現できているのも事実なので、文句は言いません。

つまるところ、女性がビッグバンドを率いた演奏ということで、Maria Schneiderとの比較が(時節含め)必至となるわけでありますが、Maria Schneiderのほうが浮遊感というか非現実感のあるサウンドというか、気持ち良く身体を委ねられる演奏って感じで聴いています。。(凌駕していません)
挾間さんは、もっと実在的な部分での演奏という印象が強く、ジャズっぽさを表出することに意識が向いているというのがあるのかもしれません。
が、それでいてしっかり(ビッグバンドとしての)モダンな響きは感じさせてくれているので、この後どう化けるのかが興味津々になります。

個人的にモダンビッグバンドをいろいろ聴き漁っているわけでもないので偉そうなことは言えないのですが、Maria Schneider(特にSky Blue)後に、このアルバムを聴いて強大なインパクトを受けるってことは正直ないのですが、曲毎にいろいろな表情を見せてくれていろいろ期待感を抱かせてくれるとことは間違いない(要するにMaria Schneiderを目指せとは言わない、独自の魅力は垣間見れているので)ので、今後の発展を(同じ日本人として(と言うのも含め))期待したいところであります。


この盤は、国内のメジャーからのリリースになっているのでそこそこ売れてはいると思うのですが、売れるからと今後も同じ路線に留まらず、実験的、先進的な試みをし続けて欲しい逸材と感じています。

ベストは、最初はストレートなところで良いインパクトを表出できるのが吉という意味も含め1曲目とさせていただきます。


挾間美帆 "Journey to Journey"(http://www.amazon.co.jp/dp/B0094JLUVG/)

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