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JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

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Wolfgang Muthspielの新作はECMからのリリースです。
最近のECMは、Vijay Iyer、Ralph Alessi、Aaron Parks、Craig Taborn、Chris Potter等々と、巷で知名度があがった中堅くらいの演奏家を起用したアルバムを多く作ってきています。
これまでの独自(あるいは無名)のECM固有(とか、専属っぽい活動)の演奏家、をリリースするレーベルという印象があり、子のミュージシャンの作品は買いという以外に「ECMだから買う」という指向が多々あったと思うのですが..。
より、「この演奏家だから買う」というような人を起用しだしてきているというか、これまでのイメージからの脱却を図っているような感じを受けています。
逆に言うと「ECMぽい演奏家」という言い方ができない人のアルバムを出すようになったというか..
売上確保のための起用のようにも見えるし、実力者をECM色の染める実験のようにも見えるし..。
・・・おそらくそういう人達は、ECMでの2枚目のリリースはないだろうなとは思っています。

Wolfgang Muthspielもこの範疇に入るリリースと認識しています。
彼は、"Real Book Stories"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/14670269.html)から買い始めて、その後の新譜はもちろん旧譜も気になると買うを続けています。(全部買ってるか自信ないですが..)
が、どうにも最初の印象が強すぎるせいか、そこそこに気に入りはするのですが、"Real Book Stories"を凌駕したと思わせる盤と巡り会わないのも事実という感じであります。

本作は、下記する通り久々のオーソドクスなギタートリオ編成で、しかもメンツが"Real Book Stories"("Real Book Stories"はベースがMarc Johnson)に近く、期待感は非常に高いものがあります。
ちなみに、前作はドラムレスの↓
 "Drumfree"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/60417600.html)

と言うメンツは以下の通り。
Wolfgang Muthspiel(G)、Larry Grenadier(B)、Brian Blade(Ds)

演奏曲は、7曲がWolfgang Muthspielのオリジナルで、タイトル曲が3人の共作(即興)ということで
良いようです。
01 Joseph
02 Uptown
03 Cambiata
04 Highline
05 Driftwood
06 Lichtzelle
07 Madame Vonn
08 Bossa for Michael Brecker

1曲目からリズムのない即興のような演奏で、空間を広く大きく取った音数の少ない演奏は、ちょっととっつきは悪いです。正直言って..。
2曲目は、ギターの刻むリズムとギターのテーマ・・と言う意味では、ベースもドラムも脇役と言う感じで、刺身のつま的に好き勝手演奏してくっついてきてる感じ。
ベースソロとかあるが、ギター主役
3曲目は、少々プログレ感の入った大仰な曲。Wolfgang MuthspielのギターがちょっとPat Metheny入ってる気がするのは気のせいか?
4曲目、ベースのアルコ弾きから、ちょっと歪んだ音のギターに引き継がれる格好良い曲。
5曲目も、リズムの無い訥々としたほぼギターのフリーインプロと言う感じ。
6曲目も似た雰囲気の訥々としたインプロっぽい曲。Brian Bladeの散文的なドラムが印象的
7曲目は、美旋律系のギターサウンドが美しい。全体が美旋律に寄り添うように音楽が形成される良曲
8曲目が、タイトルはBossaですがあまりボサノバ感無い曲。アルバム内では一番リズムがしっかりしている曲です。ギターを重ねているんでしょう。ギターの刻むリズムのうえでギターが良い感じのソロを繰り広げる。
タイトル上、Michael Breckerに捧げてるんでしょうけど、あまりMichael Breckerな感じもしないかなぁ。

ということで、音数少なめで空間を生かしたサウンドはいわゆるECMっぽいと言えるんでしょうが、演奏の質はさすがにこの3人ならではというのはあります。
音数少ない演奏なうえに音量レベルもかなり低いので、ある程度集中してしっかり聴かないと聴き流してしまいあまり印象に残らず終わってしまうようなことがあるのは、自分の..ry

ベストは8曲目でしょう。最後に良い曲で締めくくられます。


Wolfgang Muthspiel / Larry Grenadier / Brian Blade "Driftwood"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00JFIPTXQ/)

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    確かにこの1枚だけ単独で聴くとOZA様の記事の通りだと思ます。

    但し、先鋭的でアグレッシブな下作品あたりからキャリアをスタートしたMuthpielの「追っかけ」の目線でかんがみると…

    Black and Blue (1993)
    In and Out (1993)

    本盤の様な滋味深い境地に至った事は実に興味深く、また、作品のアリガタミ?もひとしおですw

    本作品がツボに入った方には、Muthpiel は静謐な作品が少ないのですが…

    Ralph Towner / Travel Guide (2013)
    Walfgang Muthpiel / Bearing Fruit (2003)

    あたりがお勧めかと思います:-)

    [ bet**_tar* ]

    2014/7/5(土) 午前 6:17

    返信する
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    > bettataro さん
    Walfgang Muthpielのアルバムは過去何枚か聴いていて、検索すると5〜6枚はblogでも文章読めますが、"Real Book Stories"の印象が強すぎて、これに比肩しうるアルバムは見つかっていない..というのが"すりこみ"になってます。
    が、もしかしたらWolfgang Muthspielの本当の魅力は、この盤"Real・・"にはないのかもと、ふと思ってみたり..。

    ご紹介の3枚は...1枚くらい持っているような..(探してみます)

    oza。

    2014/7/5(土) 午前 8:05

    返信する
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    このメンバーでECMに録音、そしてこういう演奏もなかなか素晴らしいなあ、と思いました。ただ気になるのが、収録時間が43分と短めなので、契約上時間(ギャラは高そうだし)がなかったのか、マンフレート・アイヒャーによってボツにされた曲があったのか、気になるところではあります。

    TBさせていただきます。 削除

    [ jazz910kazu ]

    2014/7/5(土) 午前 11:14

    返信する
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    > 9101 さん
    Walfgang MuthpielがECMで録音ってのは、本文に書いてますが、たしかにメンツ的にもECMらしくないですね。
    曲数的には不足感ないと思ってますが、ボツ曲の有無は気になりますねぇ。

    TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

    oza。

    2014/7/6(日) 午前 9:47

    返信する

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