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JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

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Antonio Sanchezの新譜は、Pat Metheny Unity Groupの来日(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/62865729.html)の直前でのリリースになりました。

前作は2013年の"New Life"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/61915068.html)で、さらにその前は、2010年の"Live In New York At Jazz Standard"(http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/59985118.html)でしたから、この盤は(Antonio Sanchez比としては)かなり短いインターバルでのリリースになります。
3つのトリオでの演奏を3曲ずつ2枚に配したアルバムです。メンツと収録曲は以下の通り。

CD 1:
Brad Mehldau(P)、Matt Brewer(B)、Antonio Sanchez(Ds)
Recorded in New York on 27 October 2013 at Sear Sound Studio

CD 2 / M1〜3:
John Scofield(G)、Christian McBride(B)、Antonio Sanchez(Ds)
Recorded in New York on 4 December 2013 at MSR Studio

CD 2 / M4〜6:
Joe Lovano(Ts)、John Patitucci(B)、Antonio Sanchez(Ds)
Recorded in New York on 16 December 2013 at MSR Studio

Disk1
01. Nar-this (Nardis)
02. Constellations
03. Big Dream

Disk2
01. Fall
02. Nooks And Crannies
03. Rooney And Vinski
04. Leviathan
05. Firenze
06. I Mean You

1つめのトリオはBrad Mehldauを擁したピアノトリオ。
Bill Evansの名演で知られる Nardis から。
元々、多少硬質に演奏されることが多いこの曲だが、それ以上に硬質に響くよう仕上げている。
冒頭イントロの後に出てくるテーマから微妙に崩され、タイトで絶妙なAntonio Sanchezのドラムが縦横無尽(意味合わないけどこう書きたい)に響きわたる中、Brad Mehldau節と言いたくなるような独特のフレーズを奏でるピアノが駆け回る。これを圧巻と言わずして、なにを圧巻と言うか(笑)
2曲目も疾走感あるAntonio Sanchezのドラムと、早いフレーズで応酬するBrad Mehldauのピアノの掛け合いが興奮度をますます上げていく。
と、ベースについて言及してないがこの演奏はベースの下支えあってのバランスであろうことは容易に想像付きます。
3曲目はちょっとシリアスにじっくり聴かせる演奏。Antonio Sanchezの重厚なドラムに、Brad Mehldauが重くピアノをかぶせてくる。

2つめのトリオは、John Scofieldと、Christian McBride。このメンツはPat Methenyのアルバム"Tokyo Day Trip " (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/51635492.html)、"Tokyo Day Trip Live EP" (http://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/53275120.html)と同じベースとドラムと言うことになります。
Wayne ShorterのFallから。原曲の良さを一番引き出しているテンポを選んでいるんじゃないかという素晴らしい演奏。
3者がそれぞれも持ち味をしっかり出していながら一体感を感じさせる演奏は聴き応え充分。
2曲目は、ロック調のリズムにJohn Scofieldの歪んだギターサウンドが映える。そして中間部で一気に速度を上げてのChristian McBrideのソロがたまりません。
そして3曲目は盤石の4ビート。中間のChristian McBrideのソロ、後半のAntonio Sanchezのドラムソロと強力な演奏をしています。最近、ジャムバンドなJohn Scofieldを多く聴いているので、この演奏は萌えます。

そして3つめのトリオは、Joe Lovano、John Patitucciの1ホーントリオ。
1曲目、冒頭イントロこそゆったりとした演奏だが、本編はガッツリとしたハードな演奏。
Antonio Sanchez叩きまくり、John Patitucci弾きまくり、Joe Lovano吠えまくり。これは熱いです。
2曲目は、サックスが綺麗な高音でテーマを奏でた後、延々とほぼベースソロ的にベースを堪能できるパートが続くんですが、このJohn Patitucciのベースが素晴らしい。
最後は、冒頭のぶっ飛んだ演奏から、4ビート、フリー・・・とテンポと雰囲気をがらりがらりと変えていく変幻自在的演奏。この展開はかなり面白い。

ピアノ、ギター、サックスと3形態のトリオを聴かせてくれる2枚組ですが、一気に聴かせる非常に満足度の高いアルバム。 今年はこれをベスト1に挙げる人多いだろうなと思います。

ベストは、Disk2の1曲目で良いと思います。この演奏は惹かれます。


Antonio Sanchez "Three Times Three"(http://www.amazon.co.jp/dp/B00NAXEAAK/)

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    3組、3人、3曲とかけて、しかもこれだけの演奏をやってしまうドラマーも珍しいと思います。特別に2枚組にしての発売なので、やっぱりレーベル押しだんだろうなあ、と思います。そう言えば、今年のベスト3、そろそろ考えなければ、ですね。

    TBさせていただきます。 削除

    [ jazz910kazu ]

    2014/11/27(木) 午後 5:30

    返信する
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    こんばんは。この作品はジャズという音楽におけるスリルというものを全くケチることなく表出した大興奮作でした。

    おっしゃる通り,多くの方にとって,本年の最高作を争うことになるだろうと思わせる作品でした。それは私にとっても同様ですが。ということで,TBさせて頂きます。 削除

    [ 中年音楽狂 ]

    2014/11/27(木) 午後 11:11

    返信する
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    > 9101 さん
    3つのユニットそれぞれ全部バラバラに3つのアルバムでも全然問題のないところ、
    3つ合わせて2枚組の1つのアルバムっていう発想が凄いですが、これだけのクオリティの演奏をまとめられたら。。

    TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

    oza。

    2014/11/29(土) 午前 7:47

    返信する
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    > 中年音楽狂さん
    まさに、"ケチることなく"なアルバムでした。このメンツで3組で1式でってのは、贅沢至極です。
    ちょうど、PMUGで来日する直前のリリースで、盛り上がり的にも絶好なタイミングだったと思います。(自分の記事アップは遅すぎですが(自虐))

    TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

    oza。

    2014/11/29(土) 午前 7:59

    返信する

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