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JAZZとAUDIOが出会うと。。。
ほとんど、JAZZの新譜のちょっと遅い紹介です。新譜会、次回日程確定したら告知します。

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Nguyen Le "Streams"

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Nguyen Leはベトナム系フランス人ギタリストです。

過去に、E_L_Bというユニットのアルバム "DREAM FLIGHT"(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/53729879.html)を聴いていますが、これが10年以上前。
本人単独のリーダー作を、本人のhpのジャケ写(https://www.nguyen-le.com/Site_Nu/Albums.html)で眺めるといくつかは記憶にあるデザインがあるが、それでも購入には至っていないんですが..。

メンツは、ギタートリオ+ビブラフォンというもの
Nguyen Le(G)、Illya Amar(Vib)、Chris Jennings(B)、John Hadfield(Ds)

演奏曲は、2曲を除いてNguyen Leのオリジナル。

01 Hippocampus
02 Bamiyan
03 Swing A Ming
04 Subtle Body
05 6h55
06 Mazurka
07 Sawira
08 The Single Orange
09 Coromandel

Illya Amarのビブラフォンのコツコツとしながらもウォームなサウンドでのイントロから、ギターが硬質なサウンドで即興を決めてくる1曲め。
ちょっと中東色を感じるリズムに、ベースによるエキゾチックな旋律と、アフリカっぽい反復感のあるドラムに、ギターが奔放な即興で駆け抜けていくような2曲め。
メカニカルなくらいにオンビートなドラムにビブラフォンが、ギターが交互に明度の高いソロを乗せてくる3曲め
大らかなロックなドラムビートに、ギターとビブラフォンの共闘したフロント。
ベースのフレーズがアジアンテイストを感じさせ、ベースソロ、ギターソロとも冴えた演奏を聴かせるる5曲め。

中東から東南とアジアンテイストをそこはかとなく感じさせ、ビブラフォンが効いているからと思うが爽快感をも感じさせるが、ギターの歪みを効かせた音色から、全体的な印象としてはロックの範疇に近いような印象。
ピアノの代わりにビブラフォンを入れたことで、ハーモニーとか音の厚みではなく、バッキングに粒立ちの良さを求めているよう。
その分、旋律もハーモニーもギターに表現の多くを担うような構成で、リーダーのギタリストの見せ場も多くなっているってもんです。

ベストは、8曲めにしましょう。

Nguyen Le "Streams"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KM3HD8G/)

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"Playtime 2050" Nick Sanders

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この盤は、このジャケだと購入意欲が湧くわけもなく、さりとてメンツも知ってる名前があるわけでもなく、どうして買ったのか一瞬悩むくらいだが、実はリーダーのNick SandersがFred Herschの弟子だという宣伝文句になんとなく釣られたもの。

リーダーのNick Sandersは、New Orleans出身でこのアルバムが単独では3枚めのリーダー作。
wikipediaをみると、2013年の1枚めのリーダー作はFred Herschがプロデュースをしていたようで、宣伝文句に嘘はありませんでした。
ちなみに、このアルバムはNick Sanders本人のプロデュースでした。

そんなメンツは以下の通り。
Nick Sanders(P)、Henry Fraser(B)、Connor Baker(Ds)

演奏曲はすべてNick Sandersのオリジナルで13曲。
01 Live Normal
02 Manic Maniac
03 Playtime 2050
04 Prepared for the Blues
05 Still Considering
06 The Number 3
07 Interlude for S.L.B
08 Endless
09 It's Like This
10 Hungry Ghost
11 RPD
12 Prepared for the Accident
13 #2 Longfellow Park

Nick Sandersのピアノは、クラシックの素養を感じさせながら、そこに不協和音を微妙に紛れ込ませ、アバンギャルドな雰囲気を紛れ込ませた、ちょっと一筋縄ではいかない気配を感じさせる。

曲としては、ジャズっぽいものから、現代音楽っぽいもの、変拍子に、ちょっとテンポを掴みにくい難曲とあるが、全体に内向的な傾向という印象を抱かせる。

Henry Fraserのベースは低音を良く響かせたもので低音による主張を基調としたもの。
曲によっては、弦擦り、高音トレモロなども駆使して彩り豊かな低音を響かせる。

Connor Bakerのドラム、ビートを刻むよりは、散文的に音を散りばめながらその中で大きなリズムを感じさせるようなもの。

北欧系とかでありそうな欧州テイストを感じさせるような、ちょっと難解な印象を与えるが、そう極端に偏向した表現ではないし、曲によって例外もあるが、全体にはそう音数が少ないわけではない。
ピアノの音の流れに身を委ねるように聴いているのが心地良い聴き方か。

ベストは、唯一の4ビートの3曲め


"Playtime 2050" Nick Sanders(https://www.amazon.co.jp/dp/B07MWQHNH1/)

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"Berlin People" Tobias Meinhart

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Tobias Meinhartというサックス奏者はこの盤を見つけたときに初めて知った人で、ドイツ出身でNYに拠点を移して活躍している人とのこと。

本作はタイトルの通り、ドイツ(ベルリン?)出身のミュージシャンに、ドイツを拠点にしている皇帝 Kurt Rosenwinkel が客演しているもので、購入動機はKurt Rosenwinkelの参加にほかなりません。

他のメンツは上記の通りドイツ出身の面々を中心にしたもので、残念ながらこれまで聴いたことがある人はいません。
Tobias Meinhart(Ts)、Ludwig Hornung(P)、Tom Berkmann(B)、Mathias Ruppnig(Ds)
Kurt Rosenwinkel(G:1,3,4,6,7)

演奏曲は、2曲めがLudwig Hornungのオリジナル、6曲めがJoe Hendersonで、他はTobias Meinhartのオリジナル。
01. Mount Meru
02. Fruher War Alles Besser
03. It's Not So Easy
04. Malala
05. Be Free
06. Serenity
07. Childhood
08. Berlin People
09. Alfred


冒頭のサックスカルテットでひと通りテーマにあたる演奏があって、そこからソロになるところで、おもむろにあのKurt Rosenwinkel特有のギターサウンドが鳴り響き、一気に世界をギターカルテットに塗り替える。
その破壊力は、なんだかんだ凄まじいものがあることを見せつける。
良く聴いていると、ソロ以外でもちょこちょこ合いの手は入れてきているが、すべてはソロの破壊力に尽きるような。

こうなるとギターの入らない曲の影が薄くなるってもんで、特に2曲めがゆっくりめの8ビートであまりインパクトが強くないので、余計に印象が薄くなってくる。
3曲めの早い4ビートは、ソロがサックスからなので、ギターのインパクトは多少落ち着くが…。

後半7曲めがギターの入ったバラードな曲で、荘厳な気配を見せながら、それでいて静かな熱気を感じるようなギターソロから、エモーショナルなサックスソロへと沁みる演奏を聴かせる。
続く8曲めがノリの良い4ビートのジャズ濃度の高い曲で、ここでのサックスの少しクールめな演奏が格好良くて萌える。
と、サックスとギターの対比で文章を書いているが、侮れないのがピアノのLudwig HornungでKurt Rosenwinkelに負けないくらい創造的でインパクトのある演奏を聴かせている。

自分がギター好き(特に Kurt Rosenwinkelは‼︎)というのも多大に影響しているとは思うが、作りもギターが入る曲に聴きどころを持ってきているように感じられるし、ギターが入った曲に目(耳)がいってしまう。

ベストは、本文に反して実はギター抜きでも充分イケてる8曲めにしましょう。

"Berlin People" Tobias Meinhart(https://www.amazon.co.jp/dp/B07MWQGLM7/)

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"Come What May" Joshua Redman

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Joshua Redmanの新作は昨年に続いてのリリースで、2管のピアノレスカルテットでした。
 "Still Dreaming"(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64534705.html)

本作は、久々?のワンホーンのオーソドックスなカルテット編成での作品。
このメンツでは、過去にアルバムを作っていて、それが宣伝文に20年ぶりと書かれている理由。そのアルバムが
 "Beyond" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00002DEIX/)
 "Passage of Time" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00005A8NS/)

Joshua Redman(Sax)、Aaron Goldberg(P)、Reuben Rogers(B)、Gregory Hutchinson(Ds)

演奏曲はすべてJoshua Redmanのオリジナル。
01 Circle of Life
02 I'll Go Mine
03 Come What May
04 How We Do
05 DGAF
06 Stagger Bear
07 Vast

リズムがしっかりしているからか、そう難解な感じには聴かないが、実際にはかなりストイックでシリアスでがっしりとした演奏。
曲としては、オーソドックスなジャズの範疇に含まれるもので、あまり早くないテンポのものが多め

ベースのReuben Rogers、ドラムのGregory Hutchinsonの繰り出す、オーソドックスとは言えないアグレッシブなフレーズ連発。
それでも、中速のテンポに乗って、重量級のがっつりとした強力無比なリズムで演奏をサポート。
Joshua Redmanのサックスが、一音一音を丁寧に演奏してはいるが、重すぎない程度にストイックな演奏になっていて程よい緊張感を醸す。
そして、Aaron Goldbergのピアノが美麗で表現力豊かなフレーズで、Joshua Redmanによって充満される凛とした雰囲気を和やかにしていくような、そんな効果をもたらしている。

メンツがメンツなんで、内容に不満があろうはずがなく、非常に満足度の高い演奏をたっぷりと堪能させてもらいました。

ベストは、中でも一番ノリの良い2曲めに

"Come What May" Joshua Redman(https://www.amazon.co.jp/dp/B07MGJ6YFV/)

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"110 West" Jay Hung

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Jay Hung(洪信傑)という台湾のピアニストの作品を教えてもらったので、その紹介です。

アジア圏でのジャズの隆盛ってのは、日本にいるとなかなか情報が入ってこないが、Hogyu Hwang(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64355025.html)、Joonsam(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/63806898.html)、Jack Lee(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/39417253.html)といった韓国ミュージシャンや、ベトナムのNguyen Le(https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/53729879.html)が活躍しているのは見聞きしているし、海外アーチストのアジアツアーで、日本はふっとばして韓国、香港を周って帰っているのもあるなんて話もあるらしいし、相応にジャズがジャンルとして確立している(どころの場合でない)ことは窺い知れる。

本作主役のJay Hungのアルバムだが1曲だけだがRandy Breckerが客演するくらいなので、NYでの認知は相応のものがあるんでしょう。(個人的には全然知りませんでしたが..)

かくいうメンツは、ギター、ベース、ドラムのトリオを基本にしているようだが、曲毎にメンツが入れ代わっていて、バンドとしてのアルバムというよりはさまざまなサウンドを楽しんでもらおうという意図が強くありそうな気配。
Jay Hung(P)、Randy Brecker(Tp:1)
Mike McLaughlin(G:1,3-4,6-7)、Christopher(G:2)、Allen Hinds(G:5)、Martinelli De Castro(G:6)
Sakura Yamamoto(Ds:1)、John Thomas(Ds:3,5,7)、Chris Trzcinski(Ds:4)、Leonardo Antonio Susi(Per:3-6)、Martin Bgim(Ds:6)
Michael Ning(B:2)、Andy Peterson(B:3-5,7)、Brian Chiu(B:6)
, Brenda Vaughn(BackVo)、Zorina London(BackVo)

演奏曲は、1曲めが台湾の演歌が元らしいが、他はJay Hungのオリジナルのようです。
1.Nostalgic Memory
2. Banana
3. 110 West
4. Welcome To My Love
5. Ocean Road
6. In The Rain
7. Drop Of The Beat

中華歌謡ぽい歌が一瞬入った(元曲の台湾の演歌らしい)後、8ビートの疾走感あるテーマからのピアノソロ。その後が4ビートになっているという、バリエーションてんこ盛りな1曲めが冒頭の曲。

以降は、日本の若手で人気のあるダンサブルなジャズ、どっぷりフュージョン、と言った曲が並ぶ。

冒頭曲こそアコベを使用しているようだが、その後は、エレベ多用でキレの良いバッキング から、スラッピングでベシベシ言うソロを決めてくるベース。
オクターブ奏法から、上述の通りの泣きのフレーズ、トレモロアーム使用(なんだか、George BensonとJeff Beckを合わせたような気配もあるが、そもそもギタリスト複数起用だから当然だが)と複数のスタイルを使い分けた幅広い演奏を楽しませる目立った印象のギター。

かと思えばピアノも、生ピ、エレピ、シンセと使い分けながら、ピロピロと流れるようにフレーズを紡いでいて侮れない。
ソロのインパクトではギターに一歩譲るが、それでもしっかり聴いていれば侮れない良いソロを聴かせている。

ベストは6曲めにします。


"110 West" Jay Hung(https://www.amazon.co.jp/dp/B07B5Y8RNS/)

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